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損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CF)のいわゆる財務3表だけで企業の本当の姿を理解することは難しい。
その際に役立つのが有価証券報告書をはじめとする企業のIR資料です。
しかし、有価証券報告書は最低でも100ページ、多い企業では200ページ近い分量があります。
これらを読み解く際のポイントは、必要な情報だけを抽出し、それ以外の情報を捨てることです。
この本では、そのポイントを誰にでも理解できるように、平易な表現で解説します。
アナリストや記者が書いた記事は、多かれ少なかれ主観が入った「二次情報」です。
「一次情報」である決算書をもとに、企業の経営状況を読み解くのが、できるビジネスパーソンの必須科目と言えます。
決算書はビジネス情報の宝庫。
本書でも7社の事例が紹介されていますが、読み方に慣れれば会計・決算に対する苦手意識も払拭できるでしょう。
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