そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ツバキの思い出

2006年02月19日 | 12~2月の草木
これは十里香と呼ぶそうです。
この名前を初めて知ったとき、香りの強い花かと思いましたが、そうでもないのでした。
中国からやってきた種類のようですから、表現が大きいのかもしれません。
それにしても、ツバキにしてはちょっと珍しい形の花ですね。


こちらは冷たい小雨の中で、胸を張って咲いていた花です。
雨が似合うと思いました。
名前が解らないのです。どなたかお教えください。




そしてこれはヤブツバキ。


ほんとに藪の中で咲いていました。
やはり素朴な感じがしますね。

子供の頃に、母に連れられて近くの神社へ行きました。
そこに落ちていたツバキの花を集めた母は、家に帰ってから、大きな首飾りを作ってくれました。
とても嬉しかったのを覚えています。

<落ち椿集めて作る首飾り 飾りてくれし母なつかしく>

それから何十年かが過ぎて、母は緑内障のために、ほとんど視力をなくしていました。
「もう見えなくなるから、今連れて行って」と言われて散歩に。

<幼子のごとく我が手にすがりつつ老い母歩む椿見たしと>

母は椿が、とても好きだったのでしょうね。
コメント (19)
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