そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ふるさとは 遠きにありて・・・

2005年07月16日 | 6~8月の草木
団地の中に、一株だけ毎年花を咲かせる浜木綿があります。
花屋さんが、要らなくなった球根を、捨てるのはかわいそうだからと植えたのが根付いたようです。

遠い故郷の海を思い浮かべて、懐かしんででもいるかのような孤独さと、しっかりとここに命を据えて毎年花を咲かせる力強さを、同時に感じさせてくれます。

私が初めて浜木綿を知ったのは、高知県の人が母に送ってくれた球根から花が咲いたときでした。
青い海を見下ろす丘の上に咲いていたら、さぞ似合うだろうと思いました。

写真を写していたら、通りがかった人が「これは何の花ですか」とたずねるので、名前を教えると「これがハマユウですか!」と驚いていました。

それほどに、町の人々には馴染みのない花なのでしょうか。



コメント (10)
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