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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

色々な「鯛中鯛」(○○のタイ?)

2008年03月03日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
これはウミタナゴというお魚の、ある部分の骨の拡大です。


今日は、以前に何度かご紹介した「鯛の鯛(鯛中鯛)」の、鯛以外のお魚で、今までにUPしていない種類をお見せします。

鯛の鯛とは、鯛の胸鰭を動かすための骨のことなのですが、形が持ち主に似ているというので、こんな名前で呼ばれています。

今回初めてで、「何のことやら・・・?」という方は、まずはこちらをご覧下さい。
鯛の鯛とは?

そして、他のお魚にもあって、それぞれ形が違うので興味の有る人はコレクションしているようです。

さてさて、上の写真ですが、ウミタナゴの胸鰭の下の骨の一部です。
目のように見える穴の横に、トゲのようなのが見えるでしょう?
これは他のお魚にはあまり無いように思います。

骨の全体の様子(裏表です)と、持ち主の姿をご覧下さい。

つまりはウミタナゴのタイ
青い目盛りはひとマスが5ミリです。


ウミタナゴの仲間は3種類いることがつい最近判ったのですが、これは口のところに黒い斑点があるので、ウミタナゴです。(塩焼きにしたら美味しかったです)
大きさは、全長で28センチほどでした。


これは渓流にいる、きれいなお魚アマゴで、ザルの直径は25センチです。


アマゴのタイ」はこんな形です。

上のウミタナゴの骨とは、ずいぶん形が違うでしょう?

他にもこんなに色々な形があります。


アジのタイ     カマスのタイ
ハタハタのタイ
  サバのタイ です。
どれも持ち主は、みなさんが普通に食べておられる大きさです。
ハタハタの骨は薄くて、取るのが難しかったです。



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愉快な貝殻とカワハギ・トビウオのタイ

2007年10月18日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
ちょっといたずらをしてみましたが、何に見えたでしょう?
私はネズミの顔のつもりだったのですが・・・

この小さい方の貝殻の名前が楽しいのです。
(大きい方の名前が解らないので、ご存知の方がいらっしゃったら、教えてくださいませ)下のコメントで、月うさぎさんが教えてくださいました。アズマニシキという名前だそうです。


もう少し大きくしてみましょう。


これねネズミノテという名前なのです。
「言われて見れば」っていう感じがしますでしょう?
図鑑で見て、思わず笑っちゃいました。

もう少し大きいので「モグラノテ」というのもあるようです。
面白いネーミングですね。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、こちらは、しばらく登場しなかった「○○のタイ」です。
「それって何?」と思われた方は、あとでこちらをご覧下さいね。
鯛の鯛


さてさて、これはハゲ(カワハギ)のタイです。

タイなどに比べると、かなり変わった形をしていました。

大きなハゲで、体長が27センチ(顔の先から尾びれの先まで)もあったので、骨自体が大きいのは想像できましたが、面白い形ですよねえ。


もう一つ、こっちは平凡ですがトビウオのタイです。


トビウオはあの長いヒレを動かして飛ばなければなりません。
だから、すごく頑丈なものかと期待したのですが、そうでもありませんでした。
ですが、巾がありますね。

今回は、形の面白さで、カワハギの勝ち~!


他のお魚の同じ部分の骨もいくつかご紹介していますので、もし興味をもたれましたら、「カテゴリ」の「貝殻・鯛の鯛」をクリックしてご覧下さいね。

ハマチの「鯛のタイ」

2007年08月11日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
大きなハマチの、カマの部分を買う機会がありました。
私にとっては大切な部分であるヒレは、似たり焼いたりするのには邪魔になるので切り捨てたようでした。ガッカリ・・・

でも諦めきれずに、ありそうな部分を探しまくったところ、一つだけ見つかったんです!!

さすがに大きくて、今まででは最大でした

採取してから少し時間が経っているので、色が赤くなっていますが、最初はやっぱりほとんど透明に近い色でした。

エゾメバルの「鯛のタイ」

2007年07月09日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
「鯛のタイ」とは何ぞや?
と思われた方は、古い記事ですがこちらを見ていただくと、お解りいただけると思います。
鯛のタイその2

もっと基本的なことは、こちらです。
(「その2」の文中からも、リンクしていますので、見ていただけます)
鯛の鯛その1

上の写真はエゾメバルのタイ、つまりはエゾメバルという魚の胸鰭の下にある骨です。
釣りをなさる方や、お魚大好きの方は、メバルはよくご存知と思います。
が、このエゾメバルは、東北以北の魚です。参加している産直の会で手に入れました。


色んな魚の「○○のタイ」を見ましたが、背中(?)の部分にこんな模様があるのは初めてです。
びっくりしました!


例えば、これは普通のメバルです。

えらく穏やかな感じです。
かわいいワンちゃんみたい?


こちらはカレイ。たぶんアカガレイだったと思います。

とてもシンプルです。

少し前にはyumonanaさんのサイトに「アジのタイ」の写真が出ていました。
こちらです。
趣味人


それぞれに少しずつ違っていて、興味深いものがあります。
マニアがたくさんいるのも、さもありなんです。

皆さんも、珍しいものが採れましたらぜひUPして、見せてくださいね。


もうおなじみと思いますが、写真に添付のスケールは、ひとます5ミリ四方です。



いかにもお魚の顔!?

2007年02月09日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
このブログでは2度登場していますので、ご存知の方も多いと思います。
敢えて3度目のUPとなったわけは、この写真なんです。
今まで、顔(?)の部分をこんなに大きく写してみたことがありませんでした。

大きな鯛だったので、しっかりした骨が取れて、ルーペで見て見ました。
すると、骨の先端の部分が、まるで魚の口にそっくりで、びっくり!

何かの動物の顔にも似ていますね?


初めてご覧になる方のために、全体像も載せみます。

こんな骨が、鯛(魚全般)の体の中にあり、形が持ち主に似ているところから付いた名前です。


何のことだか解からないという方は、こちらをご見ていただけるでしょうか?
私の過去記事です。
鯛の鯛の詳しい説明


どのお魚にもこの骨はあります。但し形が少しずつ違います。
それ故に、マニアがいらっしゃるようで、遠く沖縄からお魚を取り寄せたりもなさるとか!

昨日の鯛の鯛の続き

2006年10月24日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
コメントを下さったpekoさんが、鯛の鯛に関係したお嬢さんの作品をUPされていると言うので、さっそく拝見してきました。
イサキというお魚の「イサキのタイ」を使った、すばらしい作品です!!
内容は見てのお楽しみ
私は「あら~~」と思わず声を上げてしまいましたよ。
pekoの小窓です。
ぜひどうぞ!

鯛中鯛(鯛のタイ)

2006年10月23日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
レンジの魚焼き器が不調で、こんなに焦げちゃいました(爆)それでも写真を載せたのには、訳があります。
お見せしたいものがあったのです。

この記事の題名を見られて「!」と思った人と「?」と思った人がいらっしゃるでしょう。

「!」の方は、今日は面白くないですね、ごめんなさい。
「?」の方は、ぜひ続きを読んでくださいね。

この焦げ鯛の体の中に、実はもう一つタイが隠れているのです!

その名は「鯛中鯛(たいちゅうたい)または「鯛のタイ」と呼ばれる骨なんです。
それは、胸ビレを支える骨で、不思議なことに鯛の姿に似ているのです。


存在場所はここで


取り出すと、こんな形をしています。

一つのヒレに一個なので、一匹の中には2個あることになります。


取り出す前と、中の骨を比べてみました。

こんな向きに入っています。


焼き魚より煮魚にしたほうが、身が外れやすくて取り出すのが楽なんだそうですが・・・

お箸と爪楊枝で、そうっと、そうっと!!
めちゃ壊れやすいので、くれぐれも気をつけて!


熱湯に台所用洗剤をとかした中に、一晩以上漬けておきます。
出来たら、何度かお湯イを変えて二日ほど。

ふやけてきたら、骨にくっついている残りの肉や汚れを落とし、よく乾燥させて保存します。
昔は縁起物と言われ、お財布に入れておくと、お金が入ってきたとか??

鯛でなくても他のお魚にも有りますが、鯛のものが有名です。
「秋刀魚の鯛のタイ」とか「鯵の鯛のタイ」とか、色々あるわけです

この骨の名前が「鯛のタイ」というので、対以外の魚の場合は、「○○の鯛のタイ」となります。


タイ以外の色々な魚の「鯛のタイ」はこちらで見ていただけます。とても愉快なものもありますので、是ぜひどうぞ!!


昨日の答えは「鯛のタイ」です!

2005年06月02日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
鯛の胸びれの付け根にある骨で、よく見ると鯛の形をしているように見えるので、昔の人がそんなふうに呼び始めたようです。

鯛の中にあるタイということで「鯛のタイ」または「鯛中鯛」と呼ばれています。

鯛に限らず、当然ながら他の魚にもあって、コレクターの方々はこれを集めるために、遠くから魚を取り寄せたりもされるとか!

アザミの歌さんがコメントにお書きのように、財布に入れておくと金運が巡ってくるらしいですが、壊れやすいのにどうやっていれておくのでしょう?

検索すると面白い写真や解説が見られますヨ。


これな~んだ?

2005年06月01日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
これを集めて楽しんでおられる方がいらっしゃるなんて、夢にも思いませんでした。
先日亡くなられた石津謙介さんもコレクションをしていられたとか・・・

正解をご存知の方へお願い。
トップに正解のコメントを載せないで下さいませんか? 皆で考える楽しさを大事にしたいのです。わがまま言ってすみません。
でも、こんなことを書いたら、一つもコメントが載らなかったりして?

こんなに長く生きてきたのに、このモノの存在や名前を知ったのはつい最近なんです。
マンガ大好きの息子が『美味しんぼ』で知ったのだそうです!
まだまだ、世の中には知らないことがいっぱいあるんだ~~~と、妙なところで実感した森のどんぐり屋でした(爆)

初めて見たとき、犬のテリヤの形をしていて可愛いな、と思いました。あ、犬とは関係ありません。