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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

メジナとシシャモの「鯛のタイ(鯛中鯛)」と耳石

2010年01月27日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
朝日新聞のの朝刊に「青鉛筆」という小さなコラムがあります。

25日のその記事に「鯛中鯛」のことが載っていました。この漢字にふりがなは「たいのたい」としてありましたが。
ここへ来て下さっている皆さんには、もうお馴染みですね

26日からの3日間、愛媛県のある中学と幼稚園の給食に、マダイのカマ焼きが出るのだそうです。
子どもたちに鯛中鯛を探してもらおうという、地元漁協の企画だそうです。

記事の最後には
>鯛中鯛は江戸時代には縁起物としてお守りにする人もいたとされ、歌手の故美空ひばりさんも集めていた。町は「宝探しをする気分で魚を食べ、幸運も手に出来たら」>
と書いてありました。


それでというわけではないのですが・・・
たまたま最近手に入ったものを!

上の写真は30センチほどのメジナの鯛のタイ(鯛中鯛)と耳石です。

持ち主はこんな姿でした。

メジナというよりグレといったほうが解りやすいでしょうか?



そして、こちらはシシャモの鯛のタイ(鯛中鯛)です。サイズは約1センチです。

とても小さくて、しかも複雑な形なので、もしかすると少し壊れていたり、余計なものが付いていたりするかもしれません。
それでもって、この写真、ひょっとして裏側??
無責任な写真です

持ち主の写真は・・・ついうっかりと、写す前に食べちゃいました
大きさは15センチくらいでした。

スーパーなどで売っているニセししゃもではなく、北海道の本物のシシャモのオスです。
余談ですが、メスよりオスが美味しいのです!!


シシャモの耳石はこんな形です。長い方の直径が4ミリでした。




耳石は、人間と同じように体の平衡を保つために入っているのですが、必ずしも体の大きさに比例しないということを、目で知りました。

向かって左がメジナ(魚の体長は30センチ)、右がシシャモ(体長は15センチ)です。

メジナは体の大きさのわりに耳石が小さく、シシャモは体のわりには大きいので驚きました。


でも、耳石のこと、まだ何にも知らないのです。
なにか易しい入門書をご存知の方、教えてくださいませんか?


耳石について、興味のある方はこちらに詳しいので、見せていただいてください。

耳石の採り方も、解りやすく載っています!


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お久しぶりの「鯛のタイ」

2010年01月06日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
カンパチはブリの仲間です。
この骨の持ち主も、かなり大きかったのだろうと思います。

顔が可愛くて、今にもお話をはじめそうでしょ?
といっても、これは余分な骨がくっついてるからなのですが。

全体の大きさを見てください。

約8センチくらいです。

アラとして売っていたので、持ち主の姿は確認できませんでした、残念です。



もう一つ、少し前にゲットしたクロソイです

輻射骨(上の方にある丸い穴が並んでいる部分の骨)をつけたままにしているので、ちょっとカッコいいです!


こちらは、骨の持ち主の姿です。

かなり大きくて美味しかったです。

頭が付いているので耳石(じせき)という、頭の中にあって体の平衡を守るためのものも取れたのですが、かなり頭の骨が硬くて無理をして割ったので、壊してしまいました。

年輪がきれいに入っている立派なものだったので、非常に口惜しかったです。


「鯛のタイ」のコレクションを始めてだいぶん時間が経過しましたので、種類も多くなりました。
一度一枚にまとめた写真を作りたいと思っています。

今までの写真はこちらでどうぞ  一番の自慢は「ニシン」です!!


それから、今日初めて見てくださって「鯛のタイ」とは何じゃいな??  という方は、こちらへ。
鯛のタイについて



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「鯛の鯛」収集その後の成果

2009年04月27日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
これは、とってもかっこいいでしょう?!

「カサゴの鯛の鯛」です。
カサゴは関西ではガシラと呼ばれ、大変美味しい魚です。


カサゴの胸鰭をつけたままで切り落とし、煮てみました。(焼くより煮る方が採りやすくなります)
そして皮などをきれいに落として、ヒレの本体の骨(これも骨でいいのでしょうか?)を付けたまま、きれいにしてみたのです。


ちなみにヒレの骨を取り外して、鯛のタイだけにすると、こんな形です。



これは「アマダイの鯛の鯛」
関西ではグジなどと呼ばれます。一夜干しだったので、胸鰭部分から上を切り落として煮てみたら、わりに楽に取れました。
何事も趣味に苦労はつきものです(笑)

平凡な形なので並べただけでは、あまり面白くないので、こんなふうにしてみました
着物に付ける紋のようでしょう?


最後は、以前にもUPしたことのある「ニシンの鯛の鯛」です。
以前のは、一部分がちょっと欠けてしまっていたので、再挑戦です。

ニシンは春しか手に入らないので、失敗すると一年待たねばなりません。
長い一年でした

しかし一年のうちに腕を上げたので、今回はきれいに採ることが出来ました
しかしまあ、ニシンほど難しいものも少ないと思います。
骨が薄く、しかも繊細なのです。

それとナイショですが、こんな形に立たせるのが困難で、両面テープをごく小さく切って、そっと貼っているのです

何かと手のかかるニシンなのでした・・・



「鯛の鯛ってなに?」「どうやって採るの?」という方は
こちらへどうぞ
または、この記事の真ん中上の、日付の横の部分をクリックしてみてください。関連記事を見ていただけます。



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天使の羽根

2009年03月12日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
   遠い北の海から
   私のもとへと 
   はるばるとやってきた
   大きな魚

   その体の中に宿った
   小さな骨 ふたつ

   うすうすと 儚げにみえて
   けれど
   この骨の持ち主が
   荒波をかいくぐって生きるために
   欠くことの出来ない骨だった

   ふたつ並べると
   まるで天使の羽根のようだと
   ほめてくれる人がいるよ!
   

   持ち主の体は消え去っても
   私がだいじにしまっておくからね

   
   天使の羽根のようだと言ってくれた
   心やさしい人たちに
   幸せを運んでくれますように・・・・

   

マダラ(真鱈)の「鯛の鯛」

2009年03月11日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
まず、これは北海道、噴火湾産のマダラの鯛ノ鯛です。

丸ごと一匹、ブログのお友達のWisdom96さんがクール宅急便で送ってくださったのです!

大きかったです!!

約45センチくらいもありました。

私は小さな出刃包丁しか持っていないので、ちょっと苦労しましたが、無事に骨のある部分を採ることが出来て、ホッと一息。

タラは切り身でしか買うことが出来ないので、「鯛の鯛」は諦めていましたが、大事に取り出して、熱湯で洗い、台所洗剤液に一晩付けて、出来上がったのがこれです。

持ち主の大きさに比べて、この骨は思ったより小さいです。
青いひとマスは5ミリ四方なので、4,5センチくらいですね。

大西彬氏の『鯛のタイ』に載っている写真そのまま、とてもうれしかったです!!



それから何日かして、天然マダイの酒干しなるものをゲット。
今さらなので、今回は擬鎖骨にくっついたままの写真を写してみました。

まるで、置物のようでなかなか面白いでしょう?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「他のお魚の骨は、どんな形?」」という方はこちらへどうぞ
他に貝殻の写真も載っていますが、今までにUPした「鯛のタイ」を見ていただけます。

「鯛のタイって?」
「私も取り出してみたい!」という方はこちらへ


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タチウオの「鯛のタイ」

2008年12月22日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
私も以前は「○○のタイ」と書いていましたが、改めます。

で、タチウオの鯛のタイです。

タチウオは切り身で売られていることが多いので、鯛のタイを手に入れるのは難しいです。
近くのスーパーで「活け魚 産地直送・丸々一匹!!」というのがあったので、さっそく出かけてみました。
60センチくらいもあって、よく肥っていて、とても美味しそうな太刀魚が、あったんですよ~!!

この骨を採るには煮るのが一番ですが、タチウオはやっぱり塩焼きだと思うので、頭から胸鰭までを切り落として、そこだけ煮ました。

そして取り出したのがコレ。

例の、大西彬さんの『鯛のタイ』(草思社)に、この骨は「スヌーピーに出てくるチャーリーブラウンの横顔みたいな・・・」という表現で書かれていました。

なるほど、そういえば似ているような気がしません?
ちょっと愉快です


タチウオはものすごく立派な犬歯を持っているので、魚屋さんは「ここだけは切り落とさせてください」と言われたのですが、写真を写したいのでとお願いして持ち帰りました。

こんな歯です。コメントで「つーくん」が書いてくださいましたが写真の向かって右側が上あごです
口が閉まらないように、お箸を切ってつっかい棒をしました。



片方の先が折れているのは、何かと戦った名残りでしょうか?
たしかに触るのは、おっかなかったです


(鯛の鯛については、カテゴリーの中の2番目に、詳しく説明した記事がいくつか入っています。よかったらご覧下さい)


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「鯛のタイ」を取り外す方法

2008年09月16日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
イワナは塩焼きにしたので、胸鰭にはたっぷりの塩が見えていますね(笑)

胸鰭には、上の写真のように鯛のタイがくっついています。

輻射骨(冠みたいな部分です)を間にして、鰭と「鯛のタイ」があるわけです。

このままで熱湯に漬けて一晩置くと、だいぶん柔らかくなり、外しやすいです。

鰭の部分を左手の指で押さえ、右手の指で輻射骨ごと抑えて、ゆっくりと引き離します。
まずは輻射骨の付いたままの写真を一枚、写真に!


それをそっと外すと、鯛のタイだけになります。

というわけです。
ちょっとブレてる写真でごめんなさい。


私の都合でイワナをサンプルにしましたが、海のお魚でも同じことです。
ニシンのようなのはまた違いますが、これはとても説明できないので、試行錯誤でなさってみてください。


あとはお好みのままに・・・
きれいに乾かして、ジップ付きの袋に入れて保管するのも楽しいです。
私は、その袋をさらにタッパーウエアに入れて、冷蔵庫にしまってあります♪




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最近ゲットした鯛のタイ②

2008年09月12日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
お皿(21,5センチ)にのっている赤くて目玉のおデッカイ魚は名前はチカメキントキダイ、獲れたのは長崎県です。
タイという名前ですが、いわゆる鯛の仲間ではありません。

わりに珍しい魚のようです。
お刺身が絶品なんだそうですが、あいにく冷凍だったので、煮魚にしました。
骨の持ち主の姿はこちらで


さて、チカメキントキの「鯛のタイ(これは骨の名前)」です。


骨は鯛のものに似ていますね。
魚のサイズのわりには小さいと感じました。



これは以前にUPしたアマゴです。


今回食べたから採れたのは少し違っていましたので、個体差の見本に。

この魚も、イワナと同じように正面から見て手前側に、三角の骨がせり出していますね。
この形は渓流魚の特徴なのでしょうか?

今回の骨は、顔つき(?)がとても可愛らしいのが印象的です
これも、輻射骨がついているように見えるので、取ろうとしてみましたが、どうもつながっているようでした。


これはエゾアイナメです。

骨の持ち主の姿はこちら
おじいさんの顔みたいな愉快な骨でしょう


最後はイボダイです。
大きな耳がたれているワンコの顔を連想しました

地方によってシズ、ウオゼ、ウボセなどいろんな名前で呼ばれていますね。

みなさんも食べる機会の多い魚だと思いますが、ご存じない方はこちらでどうぞ。
イボダイの姿


これで手持ちの写真はおしまいなので、また集めます。
興味のある方は、どうかお楽しみに!!



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よかったら、覗いてみてください。面白い記事が見つかるかも!







最近ゲットした「鯛のタイ」①ニシン・イワナ・エゾメバル

2008年09月10日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具
何度も記事にしていますので鯛のタイは、もうご存知の方も多いと思います。
鯛の胸鰭の付け根にある、魚の形に似た骨のことでしたね。

この骨は胸鰭を動かすための骨なので、当然どの魚にもあります。
そして、みんな形が違うのでコレクションをされている方も多いようです。


大西彬 著 『鯛のタイ』(草思社)によれば、この呼び名はこの骨に対して付けられた呼び名なので、他の魚のそれも「○○の鯛のタイ」と呼ぶのがいいと思うと書かれています。

私はこれを読む前は、少しの違和感を持ちながら「○○のタイ」と書いてきましたが、今回からは大西氏の説に従おうと思います。


というわけで、上の写真はニシンの鯛のタイです。
これの写真は大西氏の本にも、もっときれいなものが載っています。

それを見てあこがれ、いつかは私もと思ってがんばっていたのですが、ニシンの丸ごとはなかなか手に入らないし、ご覧のように複雑な骨なので、どうがんばってもうまく取り出すことが出来ずにいました

そして、ついにゲット!!
大西氏もお書きですが、「目の大きなひな鳥が上を向いて鳴いているような・・・」まさにそんな形の骨ですね


これは渓流魚のイワナです。

上の方に、手前に向かって張り出している骨が解りますでしょうか?
いままで見た中で、こんな形の骨は、あまりなかったと思います。

そういえば、この骨でいうと頭の上あたりになりますが、もともとはこんな飾りが付いているのです。


これはエゾメバルですが、同じ場所にはこんな飾りが付いていました。

(骨の色がイワナと違っているのは、こちらの骨の保存期間が長いせいです)

これは輻射骨(ふくしゃこつ)という骨で、鯛のタイにはこの骨は含まないのですが、付いていると見栄えがしますね


あと二つと、以前にUPしたアマゴの、少し違う形の骨があるのですが、長くなるので、金曜日にでも。

「鯛のタイ」の説明と、以前にUPした13種類の魚の骨の写真は、こちらです。
鯛の鯛の以前の記事


この骨を取ってみようと思われたら。

*始めから身を全部取ろうとしないこと。壊してしまいがちですから。

*おおざっぱに身を取ったら、熱湯の中にしばらくつけておくか
 台所用洗剤をうすめた水に一晩つけておく。
 あくる日、一度液を取り替えて、また半日ほど漬けておく。
そうすると、ふやけて油も抜け身がはがれやすくなります。

お箸だけでなく爪楊枝なども使って、焦らず根気よく身を取り除くこと。
水分はふき取ったりせずに自然乾燥させること。

慣れるまで、うまく取り出すのが難しくて、欠けてしまったりしますが、慣れればきれいに取り出せます




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鯛の九つ道具

2008年05月24日 | 鯛のタイ・耳石・鯛の九つ道具

鯛の九つ道具」ってご存知でしょうか?
私は全然知りませんでした。

江戸時代の後期の出版された『水族写真』(奥倉辰行著)という書物の中に、詳しく説明がなされているのだそうです。
この本のことが書かれている本を見せてもらって

では、ともかく実際に見てみよう! というわけでタイを買ってきました。
マダイの大きいのは高価ですから、レンコダイです


上の写真に七つまでは、大体の存在場所と名前を書きました。
後の二つは、どの鯛にもあるというわけではないので、なかなか見つからないのだそうです。

では、それぞれのパーツの写真をお見せしますね。

まずは大龍(だいりゅう)です。

鯛の顔部分の骨です。
鯛の顔を、横からではなく正面から見ていると思ってください。

ちょっと見えにくいのですが、龍に見立てた骨の、おでこの部分の下に左右二つの穴があって、いかにも目のようなのです。
これは神経が通っている穴です。

横から見るとこんな形の骨です。

なかなか勇ましい感じがしませんか?
いかにも、雲に乗って空を飛んで行きそうです。


そこからちょっと下に、左右に一個ずつの丸っこい骨があって、これは鯛石(たいせき)といいます。

つまりは耳石で、私たちの耳の奥ににあるのと同じような働きをします。
平衡感覚をつかさどっています。


そして胸鰭の下のところにあるのは、お馴染みの鯛中鯛(たいちゅうたい・または鯛のタイ)です。

胸鰭を動かすのを助けます。
神経が通るための穴が、まるで目のように見えて、全体の姿が魚っぽいので、鯛の中にあるタイというわけで、こんな名前で呼ばれます。


上に上がって、頭のてっぺん近くには三つ道具という骨があります。

左側の一番短いのが「鍬(くわ)」・真ん中が「鎌(かま)」・右のが「熊手(くまで)」という名前がついています。
農業や草刈などに使う道具です。

それぞれ、その道具をイメージできる形をしているのが、興味深いです。


その横には鍬形(くわがた)という骨が在ります。


いったい鍬形と何ぞや?
五月人形の、兜の正面の上に二本付いている、キンキラキンの長いもの、あれです。
もっと解りやすいのは、クワガタムシのツノ!!
そう思ってみると、これは確かに鍬形です、う~ん納得。


↓にお魚に詳しい「小坊主さん」がコメントを下さいました。

>鍬形は、おっしゃる通り、兜の飾りです。
でも、クワガタムシは、顎が鍬形に似ているからそういう名前になったので、順番が逆です。

そうだったんですねぇ・・・ムシの名前の方が後だったなんて!!


さて、尾の方に移りましょう。
まず竹馬(ちくば)です。

名前の由来は、家族にはよく解らないとのことですが、なんだか馬の顔っぽいようにも見えません?


これについても「小坊主さん」が教えてくださいました。

>竹馬は、今で言う「たけうま」ではなく、(裕福な)子供の遊具で、足の間に挟んで走り、乗馬を真似たものです。馬の頭の模型に、棒が付いたようなもので、棒の先には、小さな車輪が付いていたりします。
どんぐり屋さんが、馬の顔のようだとおっしゃるのは、まさに、その通りです。

な~るほど、そうだったのですね!
そういえば、おぼろげな記憶の中に、着物を着た男の子が、それらしいもので遊んでいる姿が、浮かんできました。

それなら、馬の顔に見えてよかったのですね!



これは小龍(こりゅう)です。

最初の写真の「大龍」に対して名づけられたのでしょうが、頭と尾でセットにしてあるのが、これまた面白いです。


八つ目は鳴門骨です。
大型の真鯛の骨に出来る瘤で、尾びれに近い位置にあることが多いようです。

鳴門の渦潮にもまれた鯛に出来るとかいいますが、そうとも限らないようです。

この骨の持ち主も、相当に大きくて
この状態で55センチほどもありました。




さて、最後は鯛の福玉ですが・・・
これは、実は鯛の口の中などに寄生する<寄生虫>のことなんです。
普通には流通の早い段階で取り除かれるでしょうから、なかなか手に入りませんでした。

今回ブログの友人から頂けて、やっと九つがそろったというわけです!!

こんなものです。
ちょっと気持悪い人もおられるでしょう。ごめんなさいね。

これはご夫婦で、二人(?)で入り込んで暮らしていたようです。


二つを一緒に写すのが難しかったので、一つだけですが、こんな感じです。


俗に「鯛の餌」などと呼ばれていますが、
正しくはヒゲブトウオノエ属に属する生き物です


↑これは私の勘違いでした。「タイノエ」は標準和名だそうです。つまり正しい名称でした。(但し、アジノエというのは通称です)



「鯛の九つ道具」について、もっと詳しくお知りになりたい方は
こちらでどうぞ






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