暖かくなって雑草が生い茂った団地の芝生の中を一羽のカルガモが首を高く上げて歩き回っている。
写真を撮ろうとかなり近づいたが警戒しているような素振りではあるが逃げない。
おーい 、もーさん!今日はカルガモの話のようだが、タイトルを間違えて鶏って書いてあるよ。
誰が鶏と書いた?私はニワトリと書いたンだ。 もう少し先まで読んでくれ。
よく見るとほかにもう一羽のカルガモがクチバシを地面に這わせるような低い姿勢で背の高い雑草の中を歩いている。
タイトルにニワトリと書いたが、鶏の話ではなくこの2羽の鳥の話である。
この時期はいろいろな鳥の産卵時期でもあることから、このニワトリの行動は営巣・産卵の場所探しかと思われた。
しかしこの草むらは来週には芝生の刈り込み作業が始まり、背の高い雑草は刈られてしまうことになっていて、ここで産卵をしてしまうとこのニワトリの大切な巣は丸裸になって、大切な卵は猫やカラスの餌食になってしまう。
3年ほど前にも、すでに産卵を終えた巣だが、10個くらいの卵を残したまま抱卵をあきらめた巣をこの団地の一角で見つけたことがあった。
見掛けの判断では、産卵場所の選択の経験のない
初産の若夫婦のようだ。
みすみす営巣放棄となるこの場所で産卵をさせるには忍びない。
憎いわけではないが、追い立ててやるしかなかった。
どうかもっと安全な場所を見つけてくれ・・・と祈りつつ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます