もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

今日もおのぼりさん・前編

2013年03月01日 | まち歩き

 今日もおとなの工作教室の前に一風呂浴びて行くことにして、資料を物色していると墨田区の本所に荒井湯という銭湯があった。
 

 本所といえば「目指すは本所松坂町!」 ド~ンドン ドン ドンドンドンドンドン・・・・・・・・打ちィ鳴らすは山鹿流の陣太鼓・・・という、あの忠臣蔵の吉良上野介の屋敷跡があるところだ。
*しかし、地図で調べてみると、当時の本所松坂町は現在では両国3丁目となっていて、荒井湯とは地下鉄で3駅離れているようだ。

 ここは是非とも訪れておかねばならないだろうと、工作教室は夜6時半からだが、目指すは本所松坂町とばかりに1時にはもう小田急線にに乗っていた。_r_8



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 Oh! これがあの吉良邸か・・・遠くから訪ねてきた吉良邸はこんな形で残っていました。
 こんなミジメな形で残っていました。Photo_6

 上の吉良邸だけを切り取った写真では、それなりの形に見えるのだが、周りの風景と一緒に眺めると、どこが吉良邸の跡だかよく判らない。
*アズキ色の建物と向こうの白いビルのすき間にある白壁が吉良邸跡なのです。



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 2500坪あったと言われる吉良邸の今は、映画のセット並みならともかく、今の姿は学芸会の背景程度の規模でしかなく、内部もおよそ4間四方しかなく、10歩も歩けば向こう側の壁に突き当たるくらいでかなり残念な吉良邸だった。

 気を取り直して銭湯に向かう道で、さすがに相撲の町で時津風部屋をみつけることが出来た。
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*青銅の看板には「双葉山相撲道場」と書かれている。



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 さて、銭湯まで行き着かなかったが、長くなったので前編はここまで。
 後編はすごこの下に続きますが、まずは自分でお茶でも淹れて一服してください。

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後編はすぐこの下にありますので、スクロールしてください。





今日もおのぼりさん・後編

2013年03月01日 | まち歩き

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・・・というわけで、ようやく本所の荒井湯に着いた。Photo_3




*墨田浴場組合ののぼり

 荒井湯はスーパー銭湯化が時流の中で、脱衣所につながる中庭、そして池には大きな鯉が泳ぐというスーパー銭湯では見られなくなった昭和の銭湯の面影を残していた。

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 さて湯から上がってまだ教室が始まるまでには間がありそうなので、ここからなら歩いてでもいけそうなスカイツリーに寄ってみることにしたが、バス停によってみるとさいわい1時間に1本という都バスが間もなく来る時刻だった。_r_7

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 スカイツリーそのものにはさほどの興味はなかったが、門前町ならぬ、塔下町の賑わいやいかにと出かけてみたが、ここは東京の新名所とは思えない何もない町だった。
 スカイツリー構想から10年の間、行政も地元の商店街もひたすら棚ボタを待っていただけのようで、この塔に便乗すべく何らかの努力ををした形跡すら見られない。

 奈良には大仏様だけが頼りで自らは何もしないことから大仏商法という言葉があるが、それでも奈良というブランド名でなんとかなっているが、この町はタワー商法すら成り立っていないさびしい町だった。