世田谷から海老名市に転居をして来て15年、青少年指導員という市のボランティア嘱託員を一度引き受けたことはあるが、町内の自治会のお手伝いをしたことがなかった。
ボケきる前に一度はお手伝いをしておかねばと、この1年間は役員をさせてもらったが、3月末の総会でやっと今年度の役員さんと交代出来た。
しかし、昨年の4月に新役員になったときの「皆さんのお役に立たねば」と言う意気込みとは裏腹に<終わった、終わった!>という開放感が強いのは、自治会の仕事がハードだったのではなく、原因は別にあった。
*
ちょっと話は本題からそれるが、アウトドアの不得手な私は世田谷時代には子どもをボーイスカウトに入れて、アウトドアの経験を積ませようとした。
ボーイスカウトのことを良く知る前は気取った団体・・・と、あまりいい印象を持っていなかったが、内部に入ってみると先入観は誤解で、何の気取りもなく、ただの子ども会が制服を着ただけのフランクな団体で、近所の商店のオヤジさんが、サラリーマンのお父さんが手弁当のボランティアでリーダーや団委員を務めることで成り立っていた団体は、会費をおさめているからと漫然と子どもを預けておくだけというわけにはいかず、私も広報担当の団委員として以来10数年も積極的にお手伝いをさせてもらってきた。
海老名市に転居をして、名簿上は団の役は外してもらったが、家庭菜園の畑を借りて引き続きボーイスカウトの子どもたちの収穫体験の場として毎年長芋と里芋掘りの場を提供している。
それほど、団の運営のために<何らかの協力をしてあげたい>子どもたちに<充実したプログラムの場の提供をしたあげたい>と思わせる和気あいあいの団体だったからである。
*
それにくらべて、町内の自治会の役員だが、私の属した慶弔委員会はお局様ならぬご老女様が牛耳っていて、およそ論理的でないジコ虫的な言い分で他人の意見を封じ込める独特の技と、突然に何の説明もないままに昨日までの指示とは真逆な指令を出す天地返しの荒技に委員会は振り回され、私は半年もしないうちに自治会の役に立とうという積極的な気持ちはすっかり冷めて、<さわらぬババにたたり無し>とばかりに早く任期の終わる日を心待ちにするようになっていた。
あぁ言う性格の人ってあまり出会ったことがないけど、人生の途中でよほショッキングな事件にでも出会って性格が変わってしまったのかな?
いやいや、ご老女様のジコ虫的な性格は昨日や今日に何かがあって、急に変わったものではなく、長い間、我がままが許される環境で育ち暮らしてきた結果だろう。
<老婆は一日にしてならず> と・・・。
オイ! 今までの長い話は、この駄洒落が言いたかっただけのネタフリだったのかい?
すっかり聞き込んじまってたヨ、ったく・・・。
*本音トークが売りの「ひとりごと」ですが、今回の話はフィクションです。
実在の団体、個人とは一切関係ありません。
オマケのお話(あるいは蛇足)
ある料理研究家が<酢豚>の起源を求めてシルクロードを旅していたら、イタリアにたどり着いたそうだ。
「酢豚って中華料理じゃあなかったの?」
<酢豚の道はローマに通ず>
えぇかげんにせーヨ!
晩年のオードリーヘップバーンが、仕事の合間に休暇をとってまた昔映画を撮ったローマに行ったそうだ。
今度は「老婆の休日」とでも言いたいンだろう!
駄洒落というのは駄作を連発するより、タイミング良く一発だけ放つというのが粋なやり方というもンだ。
ゴメン・・・。
「遊びの歳事記」に<段ボールのヨロイ>をアップしました。
本当は子どもの日の前にアップしたかった記事でしたが、家庭菜園の農繁期でつい遅れてしまいました。
ボケきる前に一度はお手伝いをしておかねばと、この1年間は役員をさせてもらったが、3月末の総会でやっと今年度の役員さんと交代出来た。
しかし、昨年の4月に新役員になったときの「皆さんのお役に立たねば」と言う意気込みとは裏腹に<終わった、終わった!>という開放感が強いのは、自治会の仕事がハードだったのではなく、原因は別にあった。
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ちょっと話は本題からそれるが、アウトドアの不得手な私は世田谷時代には子どもをボーイスカウトに入れて、アウトドアの経験を積ませようとした。
ボーイスカウトのことを良く知る前は気取った団体・・・と、あまりいい印象を持っていなかったが、内部に入ってみると先入観は誤解で、何の気取りもなく、ただの子ども会が制服を着ただけのフランクな団体で、近所の商店のオヤジさんが、サラリーマンのお父さんが手弁当のボランティアでリーダーや団委員を務めることで成り立っていた団体は、会費をおさめているからと漫然と子どもを預けておくだけというわけにはいかず、私も広報担当の団委員として以来10数年も積極的にお手伝いをさせてもらってきた。
海老名市に転居をして、名簿上は団の役は外してもらったが、家庭菜園の畑を借りて引き続きボーイスカウトの子どもたちの収穫体験の場として毎年長芋と里芋掘りの場を提供している。
それほど、団の運営のために<何らかの協力をしてあげたい>子どもたちに<充実したプログラムの場の提供をしたあげたい>と思わせる和気あいあいの団体だったからである。
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それにくらべて、町内の自治会の役員だが、私の属した慶弔委員会はお局様ならぬご老女様が牛耳っていて、およそ論理的でないジコ虫的な言い分で他人の意見を封じ込める独特の技と、突然に何の説明もないままに昨日までの指示とは真逆な指令を出す天地返しの荒技に委員会は振り回され、私は半年もしないうちに自治会の役に立とうという積極的な気持ちはすっかり冷めて、<さわらぬババにたたり無し>とばかりに早く任期の終わる日を心待ちにするようになっていた。
あぁ言う性格の人ってあまり出会ったことがないけど、人生の途中でよほショッキングな事件にでも出会って性格が変わってしまったのかな?
いやいや、ご老女様のジコ虫的な性格は昨日や今日に何かがあって、急に変わったものではなく、長い間、我がままが許される環境で育ち暮らしてきた結果だろう。
<老婆は一日にしてならず> と・・・。
オイ! 今までの長い話は、この駄洒落が言いたかっただけのネタフリだったのかい?
すっかり聞き込んじまってたヨ、ったく・・・。
*本音トークが売りの「ひとりごと」ですが、今回の話はフィクションです。
実在の団体、個人とは一切関係ありません。
オマケのお話(あるいは蛇足)
ある料理研究家が<酢豚>の起源を求めてシルクロードを旅していたら、イタリアにたどり着いたそうだ。
「酢豚って中華料理じゃあなかったの?」
<酢豚の道はローマに通ず>
えぇかげんにせーヨ!
晩年のオードリーヘップバーンが、仕事の合間に休暇をとってまた昔映画を撮ったローマに行ったそうだ。
今度は「老婆の休日」とでも言いたいンだろう!
駄洒落というのは駄作を連発するより、タイミング良く一発だけ放つというのが粋なやり方というもンだ。
ゴメン・・・。
「遊びの歳事記」に<段ボールのヨロイ>をアップしました。
本当は子どもの日の前にアップしたかった記事でしたが、家庭菜園の農繁期でつい遅れてしまいました。