もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

カメラ付き携帯電話

2007年02月10日 | 雑記
W_16  これまで、どれだけの言葉を並べても、言葉や文字だけでは説明しきれなかった自分の作品がこれさえ見せれば・・・百聞は一見にしかず。
 動く工作は動画でも見てもらえる!


 昨年の敬老の日に息子と娘でPHSに替わって新しい携帯電話を買ってくれた。
 新しい機種にはカメラがついているが、歳をとると写真そのものを撮ることがほとんどなく、まして携帯で撮った写真を誰かに送信するということは先ず無い!

 なぜなら、私も含めて同年代(60歳代後半)の仲間は携帯電話はメールの使い方すらおぼつかなくて、写真を送ったところで相手はその見方もわからないのだから。
 
 私も孫は目の中に入れても痛くないほどかわいいが、携帯に取り込んだ孫やペットの写真を持ち歩き、カワイイデショウなどと他人に同意を無理強いするという性癖も持ち合わせていない・・・。

 この5ケ月の間カメラ付きの携帯電話は私にとっては無用の長物だと思っていたが、どうやら宝の持ち腐れだったようだ。
 年も明け2月になって、やっとその有効利用を思いついた。
*60歳代も前半のころまでは、これくらいのことはすぐに思い浮かんだはずだが・・・。

 そうだ! これをカタログ代りに使えば便利だろう。
 これまでは「で、どんな物を作っているんですか?」と尋ねられても、言葉だけでは自分の作っているものの説明は出来なかった。

 私の考案しているオリジナルクラフトは、昔の竹トンボ、割り箸鉄砲と違って、文字や言葉だけでは正確に他人に説明がしにくい。
「いろいろな空き箱にがらくたを貼付けて、宇宙船を作っています」という説明で、相手が私の「がらくた宇宙船」の完成後の姿をイメージしにくいだろう。
「蒲鉾の板で作った台車に戸車の動輪を付けて、空き缶で・・・」といっても、相手は私の「あ!機関車」の面白さを理解してはくれないだろう。

 携帯に自分の作品を取り込んでおけば、パソコンのない場所でも私のクラフトのイメージを先方に伝えることが出来て、私が何者なのか相手にわかってもらえる。
 
 今から40数年前に、新宿のゴールデン街で出会った上京したばかりの若い漫画家(のちに文春漫画賞に輝いた人だが)が、自分の身分を証明する手段として、いつもアタッシュケースに作品と共に戸籍謄本を入れて持ち歩いていたことを思い出す。
 私たち帰属すべき所属先を持たないフリーランサーは、よほどのビックネームにならない限りなかなか自分自身の説明がしにくかった。
 長年「どこの馬の骨だかわからない」存在であった私も、あの頃の漫画家が持ち歩いていた戸籍謄本に代わって自分が何者であるかを説明してくれる道具を今やっと手に入れることが出来た。

お知らせ
  2月17日(土曜日)品川区生涯教育課主催のイベントとして リサイクル工作-親子でたのしく作品づくりー を実施します。
 参加の対象は品川区に在住の親子/会場は南大井文化センター/時間=午後1時30分~3時30分
作る物=割り箸鉄砲とクルクルターゲット・紙コップの首ふり人形です。
 クルクルターゲットは<おもしろ工作ランド>として私の最初のアイデア工作で、首ふり人形は一番最新のアイデア工作です。