柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

仕組み

2009-02-22 07:23:56 | Weblog
ヒラリーさん豹変だそうです。人権より中国マネーなんだそうです。同盟同盟と持ち上げておけばいい国々(日本、韓国、東南アジア諸国)と違って、中国さんに対してはより具体的だって新聞がワンワン叫んでます。君子は豹変して大人は虎変する小人は面を革めるだけ、という格言は変化を徳とする考えです、現代巷間使われるような節操のなさや尻の軽さのニュアンスは元々ないことですが、ここでの使われ方は非難誹謗調です。おいおい、調です。でも仕方ないんでしょうね、向こうさんこそ火の車ですから。どこから金むしりとるかの算段でしょうから。今中国怒らせるのは得策じゃありません。いかにオバマさんとはいえ人権より金なのでしょう、なんと現金な。つまり人権などは天賦のものではないということです。フランス革命でそう唱えて人心を煽ったのでしょうし、オバマさんが白も黒も黄色もない、アングロサクソンもアフリカもヒスパニックもない、一つのアメリカだと叫んだのもこう思うのが正しい望ましいと多くが思っている証拠なのですが(つまりこうなることで得をする人が圧倒的に多い、つまり現在尚虐げられている人達が多いということ、この手の差別で権益を得ている少数の者たち牛耳られている社会だという現実です)、差別のない社会などは余程のエネルギーが注ぎ込まれないとできはしません。エントロピーは増大するばかりです、ある形をとどめようとするには多大なエネルギーを要します。人権を保つには莫大な労力がいるのです。人権は天賦のものでは決してないです。そんな歴史じゃありません。人類の歴史はそうじゃありません。だからこんな簡単に脇に置かれるんです。人類共通の公理みたいに勝手に想像していたのではなりませぬ。人権尊重など公理でも公準でも定理でもなんでもないのです。世の中の社会形態、文化文明形態の一型にすぎぬのです。オバマさん自ら証明しました。なんて皮肉なこと。そう思いました。
 香川県立病院での人工授精の受精卵間違え事件、これでもかとマスコミが叩きます。お定まりの体制不備の暴露、当事者責任者のつるし上げ。若い、その辺のチンピラ記者が正義の味方ぶって叩きます、千例を為してきたベテラン医師が平謝りします。もう見飽きましたね。石堂淑朗といううるさ方が何かに書いてましたが、今の日本人の幼稚さは中学生の正義だと喝破してました、まさこれです。ありもしない理想を振り回す、もっともらしいことを声高に要求する。空っぽの正論と言いますか。言いっ放すだけの空論。つまりそれは左翼思想につながるのですがこれはさて措き。今回も二言目には生命の軽視だと来ます。受精卵は命なんですね。まるでキリスト教教義問題のような。日本で優生保護法なんていう絵に描いたザル法によってどれだけの数の堕胎がなされてきたか(どれだけ産婦人科医を潤してきたか)知っているのでしょうか。どの新聞も同じような正義の味方が文章書いてます、社説で滔々と長文を成しています。カラカラの理想主義です。落ちぬ前の悪事(今回のような単純な規則破りの類は言わずもがなです)にはずっと目をつぶり知らん顔し興味も示さずにおいて、一旦落ちた犬はこれでもかと大叩きする。信じられない!信頼してたのに!だからあれだけちゃんとしろって言っただろう?!って今まで何にも知らなかった奴らまでが口をとんがらせてワーワー言ってる。中学生の正義。上手くいったモンですね。でも今時中学生なんて限定しなくても、その辺のいい歳したおっさんおばさんがこんな程度ですから。この医者、確かに間違ったのはまずかったですが、黙っていれば何もわからなかっただろうことよくぞ言ったもんだと感心するのと、つまりは今回ばかりはかなりの確率で間違いだったんだろうという推測が成り立つでしょう、そうなると却ってこの医者の誠実さが浮き立ちませんか?擁護に過ぎますか?黙っていようと思えばそれだけのことだったんですよ。世の中の仕組みを知ることですね。
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