柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

役人

2009-02-20 08:11:31 | Weblog
昨日の新聞は東京のバラバラ殺人事件に死刑じゃなくて無期懲役の判決出て、ええっ?という記事が紙面飾ってましたが、今日はパッタリなしです。何でも証拠として検察が死体(遺体)の直の写真を提示したとかで、そんなえげつないことして今後素人の裁判員制度が導入されるというのに・・という論調でもありました。一番は量刑の軽さへの非難であり、つまりはこの馬鹿裁判官への非難ではありましたが、被害者より加害者の人権を優先するこの風潮こそを正すべきでしょうにね。人を殺めたら即死刑。人付き合いの原則に戻るべきじゃないですかね。そうでないなら仇討ちを許すとか。まさしく原点回帰です。ワッと騒いですぐに知らん顔する新聞やらTVやらにも腹が立ちます。いつものことですが。
 今朝の三紙ともに社説で新人医師の臨床研修見直しと取り上げています。こんなことで今現在のバタバタを改善できると思っているんでしょうか。厚労省の馬鹿さというか無謬主義というか、過ちを正せない体質というか、迷惑被るのはいつも国民で、役人達の体面のために徒に時間が過ぎていくのです。脱官僚なんて表向いてはこれまた馬鹿議員達は威勢がいいですが、こういう具体的なところに何も言えない、手を突っ込めないんです。つまり勉強不足、熱意不足、絶望的な国家観欠乏。官僚の言いなりになってる、内容はおろか手続きも何も知らないんですから仕方ないですわね。中国新聞に広島大学小児科10人が一気に辞めるって記事です。しんどいんですって。新入りが10人弱見込まれているんだそうですが、残念ながら役に立ちません、あちこちの病院の小児科診療ができなくなります。広島は舟入に時間外小児科医療の拠点があって(これは昔からこの手の体制としてパイロット的存在でした)勤務の過酷さも有名なことでしたが、おそらくここの運営に支障が出ましょうね。何年か前に山口大学でも同じようなことが起こって当地も波を被りました。どこでもこうなんです。研修医を出身大学に置く、研修しながら働かせる。昔のパターンに戻せばいいんです。医局の悪弊悪習(関連病院との癒着、贈収賄)なんぞ今の大事に比べれば何でもないことだったでしょう?地域医療が保たれたのはこの制度あればこそだったのです。小泉改革の最大の失敗点といってもいいと思います。何でかんでも規制緩和してこの事態です。新聞屋さん達ももっとしっかり見て考えて書きなさい!何が一番大切なのか。今どうすればいいのか。あんたがたまでが官僚役人になってどうするんだ?
コメント
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