柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

情けない

2008-07-07 08:42:09 | Weblog
オリンピック代表が次々に決まっていきます。いつものように新聞は根性モノに仕立てて書きます、当の本人も涙のガッツポーズで。運動能力に優れているからそこに立っていられるわけで、それは私の如き凡人には到底敵わぬ事、スポーツほど分かり易く残酷なくらいに優劣の区分けのできるジャンルはないでしょう、優れていることを誉に思われればいいのですがしかし、劣る者(観客)から見ると涙にくれる姿はいただけぬと思ってしまうのです、記録が世界と比べれば平凡であればあるほど。女子レスリングの強い階級の選手達(浜口ではなく、伊調や吉田)とか北島とかのレベルならどんどん書き立てて煽ればいいと思うのですが、A標準記録にも届かない記録で飛び上がられてのでは・・ねぇ。56年ぶりだとかで出ていく女子100m選手、彼女の記録ではオリンピック二次予選通らないんですって。そんな記録を競技に出す意味って何なんでしょうね。クーベルタンさんの言葉に戻るんですか。こっちは無駄遣いじゃない、わけですね。福田さんは開会式に出るんですって、広島と長崎の間を縫って。スポーツを政治にからませちゃいけないんだそうです、都合のいいときだけ清廉無垢にされてます。そして神風信仰。この土壌、このままでいいんですかね。足の遅い、腕力のない者の僻みでしょうか。
 その福田さん、ブッシュさんと並んで記者会見して相変わらず原稿の棒読み、何のインパクトもなく何も伝わらないことですが、拉致を忘れないと言わせて得意満面の態です。アメリカは見捨てない、んだそうです、新聞の見出しです。なんて情けないんだ・・誰が誘拐されたの?アメリカ人?日本人でしょうに、それも何十人も。テロかどうかそんな定義はどっちでもよろしい、昔から石原慎太郎が吠えていることですが自国民が狼藉を受けたときにこの国は知らん顔しすぎです。棄民という言葉でよく非難されます、ドミニカへの移民者に対する外務省の仕打ち(ドミニカに限らないことでしょう、ブラジルはじめ百年になんなんとする移民の歴史は母国の冷酷さの歴史でもあるのでしょう)などは好例でしょうが、でもこの拉致誘拐事件は極端です。知らん顔していた期間が長く(社会党の土井ばあさんやら自民党の親北親中議員達の妨害隠蔽工作が奏功して)白日に晒されてからも何にもしないできない。小泉が向こうに行っただけでしょう結局。5人帰ってきて、それは拉致が本当だったんだって証明に他ならず、横田さん夫婦ばかりが晒し者になって可哀想に。見捨てない・・。誰が誰にどういう理由で何を見捨てられるんですか!!?馬鹿にするのもいい加減にしろ!なんですが、本人(日本)が何もしようとしないんだから仕方のないことなんですわね。安倍さん、せめてこの場にだけにでも出てきてくれないか。石原都知事さん、また大きく吠えてくれないか。情けないことです・・
コメント
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