利権

大分の教員採用贈収賄事件、どこにでもある公務員就職がらみの賄賂事件の様相が明らかになってます。教員採用に係る県教委枠、県議枠、そして県教組枠。こうはっきり書かれると白々しさまでが漂いますが、暗黙の了解であり、昔からの慣習慣例であり、下っ端には文句の言えぬ事、言ったところでどうにもならぬこと、年功序列でただ上がっていくだけの能無し上役達には罪の意識なぞかけらもなく、今まで通りに粛々と「業務」を果たすばかりのこと、まさに役所全体で営々と続けられてきた不正人事です。でも、今までは不正じゃなかったんですよ。こんなばれ方で一気に白日の下に晒されただけのことですから。利権が発生しているわけです。だからこれだけ長続きするんです。そして悪事への加担という引け目がついてまわりますし、喋ったらお前もお縄ぞという脅しの刃が常に背中に突きつけられます、皆が黙れば利権は太るばかりです。県議（国会議員だろうが市議町議村議だろうが皆同じです）はこういうことが仕事ですからね、選良のために働く！、そしてガッポリ金儲けする、帳簿に載らない美味しい金です。県教組枠というのも笑いますね、当人達はそんな話聞いたこともないなんてすっとぼけてますが、天下の日教組がうちにも枠よこせと言わないはずもないことですわね。何せ平等公平が金科玉条の人々ですから、利権も平等分配です。人の世の常と諦めねばなりませぬ、要は自分の信条だけです。こういう裏道を利用していくのか、真っ正面から馬鹿正直に突っ込むか。今日の読売のコラムに、こんなことは戦前戦中にもあったことだと戯れ歌を引いています、星（陸軍）と錨（海軍）と金と顔（コネ）、これのない者が行列に並ぶんだと。さてあなたは行列に並ぶ方ですか、行列を横目に平気で横入りしたり、裏から別途呼ばれたりすることの平気な方ですか。馬鹿呼ばわりされても正直者でいる方が顔上げて胸張って生きていけるように思いますね。ズルは必ずバレます。お天道様にしっかり顔見せて生きていきたいですよね。そう思うようになっています。
　下関の教育長、謝罪したんだそうです。なんだ、つまんないこと。歴史認識については政府見解に従う、つまり自分の発言は間違っていたと言うわけです。あちらこちらから圧力かかったんでしょうね、とりあえず謝っとけ、次の交渉はほとぼりを冷ましながら、という大人の判断ですか。チルソクの夏という映画がありましたね、彼の地はこういう問題を常時日常生活の端々に抱え込んでいるのでしょう、それこそがこの街の歴史であり特徴でもあるのでしょう、この街の慣例があるはずですし外野が感情論やら一般論やらで茶々入れることじゃないんでしょうが、結局大声出した方が勝ちという一番単純な団体交渉にやられた形です。朝鮮学校側は言います、おわびと受け止めて補助金増額へ改めて取り組みたいと。向こうはこの二つを一緒くたにして押してくるに違いないわけです。ここで踏ん張らねば、先の場面でのあの啖呵が霞んでしまいますぜ、教育長さん。あの口上、よく言った！と拍手している者も多いはずです。売った喧嘩ですよ、つまらぬ幕引きにしてもらいたくないことです。
　あの加藤紘一、なんでも先に小泉が連れて帰った（形になった）拉致被害者５人を、北朝鮮の言う通りにあの後向こうへ送り返した方がよかったなんてほざいているそうです。何たること。この男こそが傾国売国奴ってやつですか。どういう理屈なんですかね。この男は媚中媚北で有名な奴ですが、ここまで利権を握ってるんですね。よほど北の将軍様の覚えが目出度いんでしょうね。気味の悪い気さえします。山形でしたか福島でしたか、選良の皆様方、こんな奴を送り出しちゃぁなりませぬ。自民党内のリベラルなんて、まるでバランスを保つための大事な重しのような言い方されますがとんでもない、こんな発言でもってお里が知れます、媚中媚北の大左翼です。あらら。