ウナギ偽装事件、多くの人間巻き込んでの大捕物の様相です。首謀者があっさりお縄になってペラペラ吐いちゃったもんですから、関連していた共謀者達が泡食ってる図ですか。普通は端々でばれて、首謀者が俺は知らないと一旦突っぱねて、端々からあいつがこう言ったああ指示されたなんて次々に証言が出て、最後に首謀者が認めて謝罪して、取り巻きは仕方なしにやったって形に落ち着くんですが、今回はいつもと違うんです、首謀者が薄ら笑い浮かべながらあっさり「嘘言ってました」と認めちゃった。びっくりしたのは取り巻き達でしょう、おいおいって。後追いの形で証拠出していくのも辛いことでしょうね、この後先の順はきついんじゃないでしょうか、まるで首謀者が潔かったかのような印象です、お前ら(共謀者達)は頬被り決め込んでたってわけかい?って。首謀者はきっとこう決めていたんでしょうね、ばれたらすぐに手を挙げると。この手の込み入り方(仕組みの精巧さ)は少々の者ではないんでしょうこの首謀者。そしてゲーム感覚。ばれたら終わりって感覚。騙していることを楽しんでいたとか。だから介在する共謀者に一億円もの口止め料払えるんでしょう。普通の強欲なジジィであればこんなに振りかけませんでしょう、逆に「ばらしたらお前もお縄ぞ」とかなんとか脅かして利を独り占めするのがオチでしょうからね。この首謀者はそうじゃなかった。芋蔓式に挙げられる共謀者達の表情がそれを物語ります。いやいや、そりゃぁ、知らぬことでもなかったけれども・・・なんて口こごもりながら不承不承に顔を晒されていきます。利を得たんでしょうねさぞや。嘘と知りつつ、ばれたら終わりと知りつつ、黙っていたらわからぬ事と唆されるわ金は握らされるわで身動きとれなくなって。ここのところはよくある顛末ではありますが。悪事はバレるのですが、共犯者がいる場合は必ずといってもいいくらいでしょう、人の口に戸は立てられぬからです。喋るなよ、ばらすなよ、黙っとけよ。良心の呵責という奴と喋ったらお前も監獄行きだ、ばらしたら殺すぞなんていう脅しとどちらが強いんでしょうね。僅かな金握らされてどうして一生逃げ隠れして生きなければならないんだ?と時間が経ってから気づく。人の口には短い期間であれば金や暴力で戸を立てられますが、時間が経つと隠し続け逃げ続けるうっとうしさが罪を白日に晒す不都合さを上回るのです。でもそこには時間が要りますし、そういう葛藤に身をよじるのは決まって共犯者の筈です。でも今回は共犯者が悩む間がなかったんです。首謀者があっさり吐いちゃったから。そういう目で見るとこの事件、面白いことですな。頭の良い奴が世の中相手にゲームした。そういう括りができるんじゃないんでしょうか。
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