柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

乱暴

2008-07-14 08:42:39 | Weblog
いよいよ夏本番、高校野球の予選も始まります。宇部商と夏の岩国が軸なんでしょうね例年の如く。岩国は憎たらしいほど夏には戦力整います、監督の手腕なんでしょうねぇ。そして華陵と下商がどこまで勝てるかですか。なんてね、このくらいのことは誰でもいえることでして、要は暑くなりましたねぇ、です。皆様におかれましては体調には十分ご留意のほどを。
 昨日TVで中国の環境汚染とそのGメン達のドキュメンタリー番組やってました。地方(田舎)振興策なんでしょう、川が一本あって周りは山々また山の山間地にメッキ工場があるのです、まず国が建ててそれを民間委譲する、共産主義と資本主義の折衷策というか良いとこ取りしようという魂胆なんですが(日本でもよくある手立てですが)、社会的常識というか観念というか、きっとまだ中国という国にはそういう精神的な基礎構造が揃ってないんでしょう、こうしなさいああしなさいと指示されても、つまり人への被害がどうした、製品をたくさん作って金儲けじゃという感覚、人への影響を考えない者が環境への影響を考えますか?Gメンの居丈高なこと。明治時代の警官を揶揄する表現、 オイコラ警官が当てはまります、中国語を日本語に翻訳して字にして見せますからそこの所のニュアンスがどうなのかこれは不明なのですが、字幕にはとっとと社長連れてこいこの野郎!という書き方でした、この辺りも文化文明のなせるところなんでしょう、色んな意味で面白い番組でした。基準の百倍の高濃度の六価クロム(だったか)が検出されてあえなく御用でしたが、こんなシーンは東京オリンピックを挟む10年15年の日本そのままですね。公害という概念が出来上がる時期です、水俣、富山と何一つ変わらないです。足利銅山まで遡る必要はありません、チッソのカドミウムののあの公害禍と同じことです。人ごととして笑えないのですよ。あの事件も政治的に決着ついてるだけで被害受けた人の体は元には戻りません。でも、日本は間違いなく豊かになりました。あそこの工場で生産されたものによって日本は経済成長の坂を上り続けたのですから。中国です、あれだけ人の多い国です、今でこそ北京五輪がありますからこういう問題にとても神経質にもなりちゃんと対応しているんだとアピールしているのでしょうが、五輪が過ぎれば全部隠されて、公害よりも経済成長という後進国の目指す方向は変わりません、少々死んでもいいから行け!って。さすがにそりゃ乱暴ですか。もう毛沢東はいないんでしたね。え?まだ生きてるの?まさか。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする