柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

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2008-07-27 10:02:42 | Weblog
オリンピックどうですか。楽しみですか?いつ頃まででしたかねひとつひとつが楽しみだったのは。夜中の放映なんかない頃、つまり若い頃です。体操日本の頃、バレーボールが強い頃、プロ野球のオールスター戦が面白かった頃。懐かしいわけじゃありません、歳をとってきたという正常平凡な変化に違いないからです。男は(なんて一括りにはできないこと、例外が沢山いることは重々知っておりますが、ここは一般論として)スポーツと車(機械)好きで、自分が運動能力に優れていなくても皆解説者になれます、自分が何に乗っていようがメーカーやら車種やらにはやたら詳しいものです。見るのが好きなんですねきっと。ここでも何度か書きましたが、昔のオールスター戦の強烈な印象はずらりと並んだ癖の強い役者達に負うものでしたし、体操日本は見ている私達に十分な優越感をもたらしてくれました、遠藤幸吉、加藤沢男、具志堅と続く個人総合王者、それをとりまく鉄棒やら跳馬鞍馬のスペシャリスト達、森末、監物、そうそう吊り輪の中山とか。今思い出すだけでこれだけ名前が出てきます、きっと普通の五十絡みの男なら誰でもこのくらいは諳んじておられましょう。一方で陸上の水泳のは全くダメ、こちらはアメリカ対東ヨーロッパ、特に東ドイツの絵柄。東ヨーロッパ勢はステーツアマなんて言われて、国の制度の違いでプロじゃないだけで実質は朝から晩までトレーニングするプロだってこちら側(西側、自由陣営側)は言い訳してましたね、これも懐かしいこと。今はみんなプロになっちゃって、金貰わねば連中走りませんよ泳ぎませんよ。アマチュアリズムはその形骸を日本の高野連に残すばかりですか。アメリカの水泳選手、マークスピッツなんて化け物がいて、これはこれで面白かったですね、何個獲るんだ金メダルってレベル。日本人は決勝に残れないレベルでしたから。と、しっかり見ていたから記憶に生々しいのか、面白かったからよく覚えているのか、バレーボールが強かった時代の森田横田大古なんてのもすぐ名前が出るでしょう?一人時間差攻撃とか。こっちも若かったんでしょうけれど、やっぱり面白かったですよね、テレビや新聞は今と同じくらいに煽っていたんでしょうけれどそっちは覚えてません。今は神風信仰にうなされた空煽りばかりが耳障りなんですが、そう思うようになっていること自体がこっちが昔と違っている証拠であって、マスコミがどうあれ(こっちはこっちでちゃんと煽らないとオリンピックでひと儲けしようと目論んでいる連中から叱られます)こっちの熱が冷めるを止めることはできないというわけです。これも歳をとるという現象の一つなんでしょうね。きっとそうでしょう。
 理不尽な殺人事件が続きます。「誰でもよかった」型と尊属殺人(尊属ばかりではありません、爺さんが孫に手をかける例もありましたから、正確には親族殺人でしょうか)。所詮は犯人の人格劣等さ(敢えてはっきり言いますが)が原因ですが、警察やらマスコミはいつもこう言います、動機の解明が急がれると。どういう動機があればいいんでしょうかね。普通じゃない奴らのやることなんですから普通の奴には理解できない動機でしょうよどうせ。故意があったかどうかですか、刑事罰を与えるに必要不可欠な条件です。それならそうとはっきり言えばいいです。動機なんてごまかすから、格差社会とやら孤立とやら非正規雇用とやらの社会現象、社会状態にさも原因があるような話になっていくんです。社会が悪い!って。違いますよ。違うでしょう?どうしてこんな甘っちょろい社会になったんでしょうね、左翼思想というのはここまで(特にマスコミに)蔓延しているのです。人を殺しても社会に隠してしまう。個人の劣等さを社会の所為にする。個人が劣等化して社会が崩れるんです。個人の劣等化を食い止めるのは社会の毅然さしかないのですが、左翼思想は個人を優先する(これは成熟した資本主義と方向を一にします)ことにより、何でもかんでもを自分以外のモノの所為にして全体を腐らせます、現在の風潮そのものです。犯人が寂しい思いをしていたとか鬱屈した毎日を送っていたとか、そんなことが理由として成り立ってたまりますか?!そんなことで恨みも何もない人を殺すことを理由づけよう、こういう奴だったんだから仕方ないじゃないかと持っていきたいという意図が見えます。とんでもない!!理由なんてのはどうでもいいです、とにかくこういう危ない奴を消してくれ。社会の安全を最優先して貰いたいと思うことです。いかがですか。
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