柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

リアリズム

2008-05-24 08:42:19 | Weblog
毎年交流戦で潰れていくチームがありますが、今年は阪神かも知れません。頼みのJFKのうちJKが使えません。Kはいつものことではあるのですが、Jはまずいんじゃないですか。何だか嫌~な予感がします。外れることを祈っています。
 何やらアジアの防疫だとかなんだとかで、日本がエイズやら他の感染症対策で他国に向けて大金を援助するんだそうです。そういえば新聞には福田ドクトリンなんて勇ましい造語が見えました。いよいよ目先を変えましょう作戦ですか。大丈夫かなぁ、自国の食べ物が危ない、エネルギーが危ないって時に余所様の世話を焼いてる場合ですか?しかもエエ格好しぃに大金です。ま、県や市町村の予算じゃないんですから何百万何千万の額じゃぁ却っておかしいんですが、優先順として正しくないでしょう?です。国会もモタモタしてる、国民に対して何も言わない訴えようとしない、民主党の(小沢の)なすがままになってまさに為す術のない状況。参院は諦めた、衆院での再議決でみんな乗り越えようっていう寸法ですが、無策ですね。人間同士の交渉事です、しかもそういうことを仕事にして高い給料食んでいる連中です、二言目には国益がどうのこうのと一般論抽象論に逃げて、その実は党利党略、つまりは私腹第一。中曽根大勲位は首相を評して、役人の言いなりになりすぎている、政治家としての気概が見えぬとか何とか言ったそうです。宮沢さんの晩年は痩せて老いさらばえて見るのも辛い(見苦しい)感じでしたが、この人は老いたりと言えども尚矍鑠、言葉もしっかりしています。おそらく頭の中も昔通り動いているのでしょう。ま、この人もそれほどに優れたリーダーでもなかったです、政治家の価値は歴史が判断してくれるなんて嘯いてましたがこの人の評価はさっぱりです。靖国に首相が行かなくなったのはこの人から、田中角栄の金権政治全盛の頃の徒花、国鉄を民営化したぐらいでしょう仕事は。ああ、レーガン大統領とも仲良かったですね。小泉に議員バッジとられて、恨み節もよく聞きましたね。この人の発言がどれだけ価値があって、どれだけ当人に影響を与えるのか知りませんが、私如きが文句言ってるよりは効きましょうね。何やっても後手後手、的はずれです。何年も前から決まっていたこと、その発効期日が偶々重なってきただけだって言い訳するんでしょうが、何年も前とは周りの状況が違うわけです。いや、だからと言って簡単に変更を許していたのではそれこそそれまでの準備が無駄になる、何のために時間を掛けて協議してきたのか、何のための決定事項かって反論も承知します。このアジア規模の防疫なんとかもきっと福田さんが就任当初に考えた施策の一つなんでしょう、たまたまこの時期に重なっただけでしょう、でも間が悪すぎます。大地震のあとでタイミングは悪くないなんて向きもあるかも知れませんが、今は自国が大変なんですわ。司馬遼太郎のセリフじゃありませんが、リアルじゃないんですね。観念、前例だけで考え行動している。昔からこうやってきたんだから、今度もうまく行く筈だって。決まったことだから変えられないって。たった今、ここで必要なことは何かを考えられないんです。何年も前に立てた計画を、状況の変化にお構いなしに強行することに本当に理があるのか。利があるのか。湯水のように使えるほど金はないはずです、周りは値上げ値上げの大ラッシュです。例によって顔を上げずに(国民に訴えようとせずに)原稿棒読みしている猿顔首相見ていて情けなくなりました。大丈夫かなぁ。
コメント
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