柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

政争

2008-05-01 08:41:34 | Weblog
ガソリン代上がります、いきなり史上最高値だそうです。これをお題に二つ。ガソリン代が上がるたびにスタンドでインタビューです、もう乗らないとかこれじゃぁ遊びに行けないとかお気楽な爺さんやらサラリーマンの言葉と、トラック業界などからの切実な訴え。今回も同じことです。インタビューする方に工夫がなければ答える方も皆同じ。もう乗らないなんて大嘘を平気で言う。ガソリンなければ走らないんですから。買い控えなんて出来ないです、200円になったって買うんです。ああいうことを言わせてそれを「街の声」に仕立てる陳腐さ安易さ。スタンドのタンクが空になるほどの需要は何?地球温暖化対策はどこに行ったの?馬鹿馬鹿しいことです。もう一つは、衆院で再可決したあとの首相の会見。直に見たのではないです、ニュースでダイジェスト見ただけですが、例によって首相棒読み。原稿棒読み。TVカメラすら見ない。そんなことで伝わるか!小泉さんと比較するわけじゃないですが、この男は本当に、言葉の重さを、話し言葉の大切さを知らないんですね。こうこうこういう理由で暫定税率の維持が必要なんだとどうしてTVの向こうの国民に話さないですかね。あれじゃぁ、民主党やらの野党に向かって言い訳しているだけです。国民は相手にされていません。呆れるだけじゃなく腹が立ちました。こんな奴が首相なのか・・つまり国会運営にのみ汲々としているってわけです、国民の理解を得るなんて口では言いながら自分では何もしない。あんな絶好の機会はないのに、です。ここにもブレーンがいないんでしょうね。言霊って言葉があります。この存在は歴としています。人に意を伝えるには話し言葉です。喋り言葉が商売道具の筈の連中が、この真実に気づいていないのでしょうか。書物やら書類やらインターネットやらの他の情報媒体を信じすぎているのでしょう、安易に流れすぎているのでしょう。人の前に足を運んで自分の言葉で訴える。相手がどれだけ大勢になろうとこの手段をないがしろにしてはならないのです。彼はそれを教えてくれます。
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