柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

語感

2008-05-08 08:42:37 | Weblog
「山中に姉弟の遺体」なんて見出しです、ああまた子供が殺されたのかって思います。実は54、51歳の「姉弟」です。いやいや、姉弟には違いないんだろうけれど、こういう時にこういう書き方はどうかなぁ。毎日新聞だけが男女遺体と書いてます、東京資産家姉弟失跡事件と言うんだそうです。姉弟があばさんおっさんになってしまったら、姉です弟ですなんてのはただの昔話というか法律上の立ち位置を示すだけのこと、知らん顔してそれぞれに生きていればこそ普通だと思います、親の葬式で顔を合わすくらいの疎遠が適当。爺さん婆さんになったあとは、それこそ身を寄せ合ってっていうのもそれなりに絵になる感じもしますが、そうなると今度は息子娘の責任なんてことにも波及します。やはりきょうだい(兄でも姉でも妹でも弟でも)は他人の始まりという謂は正しいんだと思います。同じ遺伝子を持つ者同士が一緒に暮らすはよくないことなんでしょう、だからこうやって気味の悪さがふつふつと沸き上がってくるのでしょう。この歳になって一緒に住んでる?それだけで違和感です。資産家だから?三面記事的興味をそそられる話題ですが、姉弟という言葉の語感、字面のイメージの強さを知ることでした。
 水連、水着問題でドタバタです。現場があのイギリスの水着を着せろと要求するわけです、メダルを獲る獲れぬの重大問題ですから。幹部は言いました、契約している国内三社に品質改良を要望する、それに応えてくれぬ場合は契約破棄(そこまで言ってませんか)してもイギリスの水着を着ると。どんな契約なのか詳細は知らされてませんが、この三社から水着を提供される代わりに水連登録している選手はその水着しか着ちゃならぬでしょう。コマーシャル契約と同じことでしょう。でもそれは選手個人に対してのこと、選手は動く広告塔ですから。他にもちろん水連にがっぽり寄付金(どんな名目かは知りません、協力費とか強化賛助費とかなんとか、どうにでも言えますから)が行ってましょう。そこが痛し痒しの所なんですね、金貰ってるパトロンに強く言えないでしょう?国内三社も業者としてのメンツがありましょうから、イギリス並みの水着を作ってくれと請われれば嫌とは言えないし言わないでしょう。でも、面白くないでしょうね、開発競争の後塵を拝した上に真似っこしろと強要されているんですから。それともこの水連との契約こそが命綱的に、この業界も外資に押され圧迫されているのでしょうか。どっちが強いんでしょうね。そういう目で見ると面白いですよ。外見上はきっと業者(売り手)が協会(買い手)に従う、協会が業者に命令するという形になりましょうが、その実は?というところです。金は要らんの?ですから。
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