柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

目論見

2007-06-29 08:41:40 | Weblog
石見銀山、世界遺産登録されたそうです。地元の様子が映されていましたが、まるでオリンピックの招致に成功した時のような、選挙に勝った時のような、くす玉の赤白幟のガッツポーズの万歳のの模様です。何?どうしたの?賞金が出るんですかね。さぞや登録料がかかったんでしょう。運動資金、さぞや大枚使い込んだんでしょう。見返りにどういう利があるんでしょうか。知床やら富士山やらさかんに立候補してましたが、登録されたらどうなるんでしょうね。所詮観光しかないことですから、自らの宣伝でなく、箔が付いて沢山の観光客を見込んで・・という筋書きなんでしょう。なんだかつまんないことです、あのガッツポーズはこれでやっと儲かるぞ!の喜びなんですね。よしんば人がわんさかやってきて、金も落ちるけれどゴミもマナーも落ち落ちて、遺産そのものが傷んでいく。誰もが予想すること、そして予想通りに進んでいくこと。守る人達も一緒になって壊していく予定調和。そんなことなんでしょうね。鄙びていればこそ、人が寄らないからこその今の姿。このことにも皆気づいているのに、寄ってたかって壊していく。何故?金です。景色だけじゃ食えないですから。そうですね。
 宮沢喜一元首相死去のニュースです。ハト派の象徴、信念の人なんて評価が紙面に踊ります。死者に鞭打たぬは日本文化の最たるものです、好き嫌いは別次元です。私のこの人の印象は、古いタイプのトップ、そのものです。小泉という極端を経験した後ですから余計にそう思うのでしょうが、あーうー言いながら時間稼いで、結果として中庸を選択し続ける。この人は頭脳明晰で鳴らした人ですが、そうかも知れないけれど、こっちには優柔不断の爺さんにしか映りませんでした。中国韓国に慰安婦謝罪したのがこの人と河野現衆院議長。そしてこの人の選挙区福山での同和問題。この人が絡んでないはずのないことでしょう。物腰柔らかい上品な左翼。自民党内の左翼。そういう印象でした。合掌。
 
コメント
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