柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

持たざる者

2007-06-18 08:40:56 | Weblog
日経にセクハラ発言について女編集委員が書いています。さすがに体型(スリーサイズやらナイスバディーの類)やら容姿についての用心は世の男どもに周知されるに至っていましょうが、それだけじゃないと書きます。例えば、男に「男なんだからはいつくばってでもやれ」とか「男が育児休暇をとるなんて」と言っているのを聞くと古い職場だとやる気をなくす、んだそうです。男に言う分には放っといてもらいたいけれど。例えば親心からの、女の子は早く帰りなさい、も気に入らぬそうです。やる気のある女性にとっては一人前に見られていない脱力感につながるし、それでいいんだと思う甘えの体質を生んでは女性は育たない、んだそうです。聞いてるこっちが脱力します。例えば子育て中の女性社員に無理しなくていいよと言うと、私は期待されていないんだと感じることもあるそうです。どう受け取ろうがあなたの勝手だけど、それは言いがかりの類ですよ。逆に何かにつけて先輩のスーパーウーマンを引き合いに出して君も頑張れと言われると私はそこまでできないとなって逆効果ですって。そんな勝手な。そんなこんなで男達も分かってきますから(何を言っても曲解される危険のあることを分かってきますから)、女には何も言わなくなりますわね当然の流れ。それをまた非難です、下手なことを言ってトラブルになってはと考える余り、男には厳しく注意するシーンでも女には何も言わない、と怒っています。挙げ句これです、「最近はセクハラと思われるのを警戒し女性を食事に誘わない傾向も出ている」。ひっくり返りますわね、どういう了見か?酒飲んであれこれ言われるのがいやだなんて拒否したのはそっちでしょうに。「男性部下とはしげしげと出かけ、私だけ大事な人事情報を知らないことも。疎外感にさいなまれる」そうです。何と勝手なことをぬけぬけとまぁ。女だからと特別扱いせず普通に接しろ、とのご託宣ですよ、世の男上司諸兄。あれもいや、これもいやと言い募った挙げ句に「普通に」ですか。いい加減になさいまし。この文章も、あれこれ事例を挙げ、これが困る、これは直せよとさんざやった最後に12字一行でたったの二行、「もちろん、女性側も職場の一員として自覚が必要だ」そうです。何じゃそら?言いたいこと言い放って、最後は小学校学級会並みのくくりですか。編集委員が聞いて呆れますわね。諸姉諸兄、是非ご一読を。男に多くを求めるほどに女が揃っていますか?持たざる者、欠ける者ほど口うるさいは世の中の常です、セクハラ言い募る連中は共通点が多くあるもの、放っておけばいいことなんでしょうが、十に一つは言い返したくもなって。ですよね。
コメント (2)
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