柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

2007-06-03 10:35:09 | Weblog
道ならぬ行為をしておいて結果から居直って正当化する。今の言葉で言えば逆切れして居直る。既成事実を作って押し切る手法で、これは昔からあることなんですが、昨日書きました事実婚夫婦の無体が典型です、子供には罪がありません!と来るわけです。この子が可哀想ですという訴えです。そういう子を作ったお前達の責任はどこに行ったんだ?でも、そう言われると回りも(行政も)鬼じゃぁありませんから、ううむと一旦引く、そこにつけ込むんです。たちの悪い、子をダシにした逆切れ、理不尽です。己のやったことは恬として恥じない。この子をどうしてくれるんだ?!これで押し切るんです。そろそろ行政も頑としてはねつける時期でしょうね。でもこういう親に育てられるとこういう大人がまたできあがるんでしょうけれどね、被害者意識に凝り固まった。ううむ、変人として知らん顔されるうちが華ですぞ、と忠告したいですね。既成事実で黙らせる手法、もっとありふれては駆け落ち、できちゃった婚がありますが、こっちには事情があって強く言及できません、あしからず。
 NHKの朝ドラの中で、仕事一途のシングルマザーが子に反論反駁され、主人公に諭されて、この世の中で一番大切なのはこの子だということに気がついた、私は母親失格だ、と泣くシーンがありました。本当ですか?女の方々、これでいいのでしょうか。教育再生会議の差し金でしょうか、あまりにベタ過ぎて鼻につきます。NHKがやりそうなことで、ドラマの筋としても陳腐で退屈なんですが、そうじゃなくて、こういうことなんですか、男女共同参画推進勢力の皆様。そこを聞いてみたいです。子を捨てて、家族を捨てて(夫なんて一番はじめに捨てられてます)、女は自立せよ!なんてフェミニズムの方々はどうぞご自由に。そのずっと手前で、思想的偏向のないところで、男女の壁をなくそうと活動しておられる方々は、こういう極々ありきたりな定番を受け容れられるのでしょうか。
 大阪枚方(ひらかた、と読みます)での警部補談合ブローカー事件。朝日新聞が社説で呆れつつ叩いています。警官ともあろう者がこんな悪いことを・・というのが世の中の叱責です。人を地位で見る、地位にそぐわしい人間であるとの前提で行為を判断するからこその糾弾です。性善説とも言えましょうか。でも、違いますよね。その地位につく、多くは資格を取りキャリアを積むのですが、それは偶然の要素が殆どであるはずなのです。偶然必然という話になると運命論云々に発展しますので、ここではその地位に真に相応しい人ばかりが資格を取るのではない、相応しい人が階段を上がっていくわけではないという意味の偶然と定義します。だからどんな奴がその地位にいてもおかしくないわけです。一番分かりやすいのが医者でしょう。高校時代に受験技術に長けている者が医学部に行くだけです。医者になるべき者かどうかは全く考慮されません(もっとも、誰にそんな判定ができるのかという反論には答えられませんが)。とんでもない奴が多いわけです、人と話もできない奴、人の気持ちを慮ることのできない奴、人を診ることと病気を診ることとの違いに全く気づいていないくせに偉そうに高説垂れる馬鹿教授達、ああ、言い出したら止まりません、と言うよりあなたが身近に感じておられる通りです、常識のない医者はそこかしこにいますから。医者としての品格人格に大きく欠ける奴らの多いこと。そうでしょう?同じことがどの業界にも言えるはずです。警部補という役に就いているだけで、どんな奴かの保障はどこにも何にもありません。よく言うじゃありませんか、山口組と兵庫県警のなれ合い癒着を好例に出して、警官もやくざも同類の人種だと。脅し叫び蹴るの殴るの殺すの消すのという秩序の人間に応ずるには同じ臭いがないと対せません。医者も患者と同じなんです、医者が病気したときの慌て様は滑稽ですらありますよ、患者さんにはあれだけ強気に横着に建前ばかりを言い放っている者がメロメロです。これも同類と言えると思います。俺ぁ医者なんかにはかからん!と世の中の健康ブームに敢然と背を向ける人の肚は全くないのです。教員と生徒もそう。生徒やら父兄からのクレームにはからきし弱い教員ですが、この人達はすぐに自分も弱者になって上に同じように噛みつきます。人の所為にするばかり、同じ体質。話が逸れます。警部補のくせに!と言いますが、いいえ話が逆なのです、そういう奴が警部補になっているだけのことなんです。役職にふさわしい行為をしようと律することができる者ならこんなことにはならぬ訳です。単なる役得を自分の力と誤信する。その程度の奴が間違って(かどうかはわかりません、年功序列の馬鹿社会が何と多いことか)高職に就いたが(就けたが)元凶なのです。順を間違ってはなりません。そう思います。
コメント
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