ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

アジフライにボジョレ・ヌーヴォーPinkを開けてみた

2021-12-16 22:53:01 | ワイン&酒

先週の月曜日の朝、起きたら首の片側のリンパが大きく腫れ、物を飲み込む際に耳と喉が痛い症状が出てしまい、ずっと続いていましたが、ようやくリンパの腫れが収まりました。

もうそろそろ大丈夫だと思ったので、今日の晩酌にロゼワインを開けました。

 

ロゼワインといっても、ボジョレ・ヌーヴォーのロゼワインです。

 

アルベール・ビショー ボージョレ・ヌーヴォー Pink 2021

 

11月18日のボジョレ・ヌーヴォー解禁日に、赤ワインのヌーヴォーを飲みましたが、ロゼのヌーヴォーがまだ手元にありました。

病み上がりのリハビリで飲むには、軽やかなロゼはうってつけでは?と思い、開けてみました。

 

 

今夜の主菜がアジフライだったこともあり、ロゼが合いそうな気がしたから、というのもあります。

切り干し大根と油揚げの煮物も作りました。

 

 

 

ガメイ種のブドウからつくられた美しいピンク色のロゼワインは2021年産ですから、超フレッシュ!

ロゼワインらしいチャーミングな赤い果実のフルーティー感、軽快な甘酸っぱさがあり、わいんだけでスイスイ飲めてしまいます。

アルコール度数は12.5%。

 

アジフライがふっくらジューシーで、ソースをかけたのでスパイシー感が加わり、それがフレッシュな甘酸っぱさのピンク・ヌーヴォーとよく合いました。

ソースをかけたアジフライは、赤ワインのボジョレ・ヌーヴォーにも合いそうです。

切り干し大根と油揚げの煮物は甘めに作ったので、ピンク・ヌーヴォーの甘酸っぱさにピッタリでした

 

 

実は、今日は何か赤ワインを開けようか?…、とも考えたのですが、しばらくアルコールを飲んでいないし、気分的に、もっと軽く、ストレスフリーに飲みたいなぁと思い、あ、ピンク・ヌーヴォーがあった!と、思ってのチョイスでした。

赤じゃない、でも、白でもない、そういう気分の時、ありますよね。

ロゼワインは自由度が高く、いろいろなものに寄り添ってくれるワインだなぁって思います。

 

ピンク・ヌーヴォーはまだたっぷり残っているので、明日また楽しみます 

 

 

[参考]

ボジョレー・ヌーヴォーどれを選ぶか?

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/c22a6903fdb1abb6973a2bbcf663c3aa

 

 

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国産ジンやウオツカは色付きNGー来年には色付きOKに?

2021-12-15 17:52:50 | ワイン&酒

先日、ネットニュースで見て、え?そうだったの?と思ったことがありました。

 

それは、国産のジンやウオツカなどのスピリッツ、焼酎には、一定以下の着色の度合いにすべし、という「着色度規制」があり、光を一定程度通すものでないと販売できない、というものです。

着色があると、ウイスキーと間違えやすいから、というのが理由で、スピリッツ&焼酎と、ウイスキーでは、酒税の税率が違ったため(ウイスキーの方が酒税が高かった、現在は同率)、というのが根本的な理由なんだそうです。

 

国産のジンで、抹茶のジンというのがあったと記憶していましたが、それって抹茶色じゃなかったかしら?

気になって調べると、抹茶のジンだけど、色は透明でした。

国産スピリッツの「着色度規制」に従っていたわけですね。

 

国産はNGでも、輸入品には琥珀色などの色を付けたスピリッツがあるのは、輸入品だからOKということでしたか。

 

以前に紹介した日本酒の「南部美人」が発売したクラフトジン&ウオツカも透明でした

 

 

これまでは国産の色付きスピリッツはNGでしたが、それが変わりそうというのです。

「着色度規制」の廃止を与党税制改正大綱に盛り込み、来年の通常国会で酒税法の関係省令を改正する、というのです。

 

酒造業界での合意ができたこと、また、色付きのまま輸出できないことが障害になっていたことも、廃止の後押しをしたようです。

 

上述した抹茶のジンなどは、透明よりも抹茶色をしていた方が、商品としてもわかりやすいですし、海外では喜ばれそうですよね。

 

私はスピリッツの専門家ではないので、この分野の事情には疎いですが、ニュースで流れて初めて知ったこの情報を共有したくてリポートしました

 

 

[参考]

岩手県の「南部美人」がクラフトジン&ウォッカをリリース

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/a4b9735510e6f66603cebda38934fce6

 

「南部美人 クラフトウォッカ」を水出し緑茶で割ってみる

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/295ab7ac175a4f1537b8e82840c2f0b5

 

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【Winart-コラム】新レギュレーションで品質向上&多様化したCavaを楽しもう

2021-12-14 22:28:51 | ワイン&酒

この秋にオンライン取材した、スペインの発泡ワイン「CAVA」についての執筆記事が、「Winart」オンラインコラムに本日アップされています。

 

CAVA(カバ)の規則は2020年に改訂され、2021年から施行されるものがありますので、ぜひチェックしてください。

 

 

新レギュレーションで品年質向上&多様化したCavaを楽しもう

https://winart.jp/column/26688

 

スパークリングワインのCAVAは、今から年末年始の華やかなシチュエーションにもよく似合うワインですので、ワイン選びに悩んだら思い出してください

 

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業務スーパーの世界の菓子ースウェーデン編 その2

2021-12-13 22:29:26 | 甘いもん

昨年末に業務スーパーで買った スウェーデンのジンジャークッキーをリピート買いしました。

 

PEPPARKAKOR  Swedish Gingersnaps Cookies   300g 

 

通常は398円(税抜)で売られていますが、11月はこの商品のセール月間で350円(税抜)になっていたので、じゃあ買わないと

 

 

クローブパウダー、ジンジャーパウダー、シナモンパウダーのスパイスがしっかりめに使われ、パリパリ&ザクザクの硬めの歯ごたえが小気味よいスパイスクッキーが、プラスチックパックの中にごそっと入っています。

12月に入ったので、先週末に開封し、おやつにパリパリ食べてます。

 

 

このジンジャークッキーのスパイス感は比較的マイルドだと思いますが、SNSを見ると、このスパイスが苦手と感じる人もいるようです。

 

以前に紹介したスリランカのジンジャービスケット(これも業務スーパー)がありましたが、スリランカのものはジンジャーが強烈で、ビスケットなのに辛い!というものでしたので、スパイスが苦手な人は食べられないかもしれません(笑)

スリランカ版は85gで68円(税抜)と、スウェーデン版より割安になっていますので、スパイスがパワフルなジンジャービスケットが好きな方は、スリランカ版もオススメします。

 

今わたしが考えているのは、この容器にスリランカ版も1袋同居させること。

2バージョンのジンジャービスケットを楽しめることになるので、ジンジャービスケット好きにはたまらないと思いませんか?(笑)

 

 

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我が家の食事は基本わたしが手作りします

2021-12-12 22:20:41 | 雑記

夕食の手作りをやめた家庭が増えた、というネットニュースを見ました。

新型コロナウイルスの感染拡大で外食が減り、家で食べる比率(内食率)が、2020年、2021年と急増したそうで、そうでしょうねと思います。

 

家で食べることが多くなったけれど、毎食手作りするのは無理!と思う人が増えたことで、レトルトや総菜など、加工食品の利用が増えたそうです。

よくわかります。

冷凍食品、レトルト、出来合いの惣菜などなど、忙しい現代人にはありがたいですよね。

 

ですが、わたしは、食品添加物の表示を見ると、それが許されたものだとしても、購入するのを悩んでしまうことがあります。

食品添加物の問題だけでなく、先日食べた冷凍のメンチカツ(大手食品会社)は、衣しっかりで中が寂しい状態で、ガッカリ…

 

それよりも、家で自分で作ったものの方がおいしいし、安心して食べられる!

と思ってしまうと、あれもこれもと一から手作りすることになり、1日のうちのけっこうな時間を調理の準備、調理に割くことに…

 

どこかで手抜きをしないと、と思うのですが、ついつい、最初から手作りしてしまいます。

といっても、たいしたものを作るわけではなく、キノコのアヒージョ、人参のラペ、紅白なますなどの各種酢の物といった常備菜や、大根の煮物、ほうれんそうやブロッコリーの茹で野菜類などなど。野菜を使った細かいものが意外と時間がかかります。

キンピラも出来合いのものを買えば手間いらずですが、貧乏性なのか、ゴボウの泥を落とすところからやってます(笑)

 

ヨーグルトはヨーグルトメーカーで時々つくります。

パンもこの春に購入したホームベーカリーで焼いていますが(累計60個)、手作りしないのは「お菓子」。

昔はよくケーキやアップルパイを焼いていましたが、今はさすがにしません。

 

 

なので、今日のおやつのこのアップルパイは出来合いのものです

 

 

 

 

 

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晩酌ゼロの1週間ーその理由は・・・

2021-12-11 23:19:48 | 美容&健康

今週は月曜から土曜日まで、夜の晩酌ナシで過ごしました。

その理由は、月曜の朝、起きたら首の片側のリンパがボコッと大きく腫れ、その腫れがずっと引かないからです。

 

リンパの腫れだけでなく、唾液を飲み込むと耳が痛く、口に食べ物を入れて飲み込もうとすると、それもまた痛いんです。

首の腫れを手で押さえても痛みがあります。

 

私は疲れると喉に来る体質らしく、これまでもこうしたことはたまにありましたが、今回のリンパの腫れは過去最大級です。

ストレス?

免疫がかなり落ちている?

 

リンパが腫れる前日の夜(日曜日の夜)、なんだか気分が悪く、かすかな吐き気を感じつつも入浴し、就寝しました。

翌日、起きたらリンパが腫れていたので、前日夜の具合の悪さは、これの前兆だったのかもしれません。

 

数日するとたいてい収まってくるので、様子を見ていました。

今週は、あらかじめ予定されていた取材が1件あったので、それ以外は公共交通機関を使わず、出かけるのは自宅周辺のみ。

晩酌はナシにして様子をみていました。

調子がよくないと、不思議と飲みたくなくなりますね(笑)

 

そんなわけで、晩酌ゼロで過ごしたおかげで?首の腫れがだいぶ引いてきました。

が、触ると、まだ少しふっくらしています。

飲み込み時の痛みもほぼなくなり、ただ、多少の耳の違和感は残っています。

 

この週末はゆっくり休めれば、と思っていましたが、今日もせわしい1日で、身体も気も休まった感じがしません。

明日は・・・・、明日も微妙かも…

 

SNSを見ると、似たようにリンパを腫らし、耳が痛いと書いている友人、知人ふたりを発見しました。

この時期、起きやすい症状なのかも???

 

年末に向けての忙しさと、寒さも関係しているのかもしれませんね。

皆さんも、どうぞご無理のないようにしてください。

 

のどの保護のためにもマスク必須ですね

 

 

 

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【人工股関節置換】手術から1年6カ月が経過しました

2021-12-10 23:19:40 | 人工股関節

【人工股関節置換】手術後に脱臼するとどうなるのか? から続きます

 

左の股関節置換手術から1年半です!

病室で病院食の写真を毎日撮っていたのが昨日のように感じます(笑)

 

私の股関節置換手術記事を探して読んでくださり、コメントや質問をくださる方が今もいらっしゃいますが、それだけ手術自体や術後の経過に対して不安を持っている方が多いんですね。

私も、実際に手術を受けた人の体験談を参考にし、心強く思いましたので、この経過リポートもまだまだ続けていく予定です。

 

ただ、このところは、目に見えて大きな変化がありませんので、今後は毎月ではなく、不定期にリポートしていこうと思います。

 

目に見えて大きな変化がない、ということは、かなり戻ってきている、といえるかもしれません。

 

まだ難しい動きはありますが、ゼロではなく、少しずつできるようになってきています。

例えば、椅子に座ったところから片脚だけで立ち上がる動きができそうになってきたとか、信号が変わる際にする急ぎ足の身体の左右の揺れ幅が少し小さくなってきたとか。

 

大事なのは、身体を動かそうと意識すること

特に寒い冬の時期は身体が固まりがちで、動きたくなくなりますが、膝の裏伸ばしや、ヨガのポーズに似た左右交互の片脚立ち、軽い四股踏みなどは、思いついたときにしています。

歩くことも大事なので、ウオーキングとかはしませんが、生活の中でできるだけ歩くことを意識しています。

 

 

それにしても、手術から1年半で、ここまで普通の生活ができているとは驚きですよ。

術後の経過には個人差があるとは思いますが、大丈夫、ちゃんと歩ける、と信じ、リハビリもしっかりすれば、きっと普通の生活に戻れるはずです

 

 

会津の「べこ」 ーTOKYO TORCH 常盤橋タワーの広場にいました!

 

 

 

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豚肉のアレンテージョ風にマデイラワインがドンピシャの相性!

2021-12-09 13:56:30 | ワイン&酒

昨日に引き続き、本日もポルトガルワインの話題をひとつ。

 

それは、マデイラ

 

マデイラは、大西洋に浮かぶポルトガル領マデイラ島でつくられる酒精強化ワインですが、日本では、料理の「~マデイラ風味」「~マデイラソース」とか、お菓子の「マデイラケーキ」など、ワインとして飲むよりも、風味付けの料理酒のように使われることが多いように思います。

ということは、それほどの特徴を持つ風味のワイン、ということです。

 

マデイラ島はポルトガル領ですが、首都リスボンから飛行機で1時間半の距離にあり、位置としてはアフリカのモロッコに近く、もともとは火山島だったそうです。

大きさとしては日本の佐渡島より少し小さく、温暖で雨が少ないことから、冬の避寒地、リゾート地としての産業が島の経済の主軸のひとつです。

もうひとつの島の重要産業が「マデイラ」で、観光客でにぎわう街並みを外れると、山がちの森林地帯が鬱蒼と茂り、森林を切り拓いたところにバナナ畑があり、ブドウ畑がある、という光景が見られます。

 

マデイラは酒精強化ワインですので、ブドウを発酵させてワインをつくる途中でアルコール95%になるブドウ由来のスピリッツを添加して酒精強化します。

ほぼ発酵を終えたワインにアルコール添加すれば「辛口」になり、発酵途中の段階で添加すれば、「中辛口」「中甘口」「甘口」と、4段階の甘さのマデイラがつくれます。

 

そして、マデイラをマデイラたらしめているのが、独特の加熱処理です。

17世紀にイギリスとインドを往復する船に積んでいたマデイラのワインが、赤道を通過する際の温度上昇で大変おいしくなったことから、この工程を人工的にできないものか?と生み出されたのが、「エストファジェン」という加熱方法でした。

 

マデイラ誕生の経緯やエストファジェンについては、以前に書いた記事があり、URLを下に貼り付けますので、参考にしてください。

 

 

マデイラの本業である(笑)「飲む」ということでは、食前酒としてや食後酒として飲むのが定番ですが、クラッシュアイスを入れたり、ソーダで割ったり、いろいろなアレンジでも楽しまれています。

 

今回のピックアップは、バーベイト社「マデイラ  デルヴィーノ  レゼルバ 5年 辛口」

 

BARBEITO Madeira Delvino Reserva 5 year old Seco/Dry(Portugal, DOP Madeira)500ml

 

ティンタ・ネグラ(5年熟成)80%、セルシアル(7年熟成)20%をブレンドしてつくられたマデイラで、Secoなので「辛口」。

とはいっても、残糖度は49.7g/Lあり、飲むと甘みがあります。

でも、酸がしっかりあるので、さらり、するりと飲めるキレイなスタイル。

紹興酒的なニュアンスが少々あります。

アルコール度数は19%と、思ったより高くありません。

色も琥珀色で、黒っぽくて黒糖のようなトロリと濃密なタイプではないので、食前でも食後でも、いつどこでも気軽に飲めると思います。

スターターとして飲む、ソーダ割りにして、もオススメだそうです。

 

 

私が実際に試し、これは素晴らしい!と思ったのは、食中酒として飲み方で、ペアリングの相手は「豚肉」

 

豚肉のアレンテージョ風

 

豚バラ肉の厚切りをやわらかくブレゼ(蒸す)して、アサリの入った甘めのソースで仕上げています。

豚バラの脂のところがとろけるように甘く、ソースの甘みとよく合って、料理だけを食べてもおいしい!

もちろん、私の手料理ではなく、フレンチビストロで出された料理です(笑)

 

「アレンテージョ風」とあるように、ポルトガル南部のアレンテージョ地方の郷土料理「豚肉とあさりのアレンテージョ風」(山の幸と海の幸を同時に楽しめる料理、付け合わせはジャガイモがマスト?)がベースになっています。

この料理には赤ワインが合うだろうと、最初は赤ワインを飲んでいました。

特に、アレンテージョのソフトなタッチの赤ワインと合わせると、やわらかな豚肉とやわらかな赤ワインが手を取り合い、よく合いました。

 

でも、バーベイトのマデイラ・デルヴィーノを口にした時、このトロトロ豚肉ならマデイラの方が合いそうかも?とピンと来たので、合わせたところ、最高~

 

トロトロの豚バラの甘い脂の部分と甘めのソースに、凛とした甘さと酸味を備えたマデイラのセッコの組み合わせは、お互いがやさしくハグし合うようで、本当に素晴らしいペアリングでした

このバーベイトを紹介してくれたマデイラジャパン株式会社の担当者の方も「合いますね!」と激推し。

 

 

バーベイトのマデイラ・デルヴィーノは、発酵がかなり進んだ段階でアルコール度数96度のグレープスピリッツを添加して発酵を止めています。その後、フレンチオークの樽に入れ、カンテイロシステム(倉庫の2階に樽を置き、太陽の光で倉庫内を暖めて加熱熟成させる方法)で熟成させています。

 

輸入元の公式オンラインページで見ると、2,640円(税込み)

※500mlボトル

 

常温で保管でき、いったん開栓しても、その後、長期間飲める(年単位でもOKといわれました)マデイラは、実に「家飲みに最高なワイン」じゃないですか!

ソーダ割り、クラッシュアイスを入れたスタイル、ミントを加えてモヒートスタイルもできますね。

クリスマスから年末年始用に1本確保しておけば、さまざまなシーンに使えそうです。

 

私が今回感動したような、料理とのペアリングもぜひ試していただきたいです。

豚肉のアレンテージョ風は作れないにしても、脂身が適度にあってやわらかく煮た豚をやや甘めの味つけで、色は薄めに、しっとり仕上げるといいと思います。

 

 

マデイラ・デルヴィーノは辛口タイプでしたが、

「マデイラ スイート」のハーフボトル(375ml)のキャンペーンが、輸入元の公式オンラインページで開催中(2022年1月31日までの期間限定)です。

通常価格より安くなっていて(1,980円、税込)、一口分の送料も無料になっています。

気になる方は、キャンペーンページをチェックしてみてください。

https://www.pontovinho.jp/pickup/detail.html?id=200&p=2

 

 

[参考]

 

マデイラワインとは何ぞや?

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/6db8699bdca56eea47705ab2f7c6f178

 

現代風マデイラワインの楽しみ方

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/3fcda89d943f10263ed113f9a0a07fc0

 

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ポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデ2021年ヌーヴォーを実飲!

2021-12-08 16:51:17 | ワイン&酒

世界のワイン生産地には、その年に収穫したブドウで仕込んだワインを「新酒」として出荷する例があり、最も有名なのが、フランスの「ボジョレ・ヌーヴォー」ですよね。

フランスの他の産地でも「XXXXヌーヴォー」として出荷する新酒があり、イタリアの場合は「ノヴェッロ」、日本の産地でも解禁日を決めた「新酒ワイン」があります。

季節が逆の南半球の産地からは、北半球の春に登場する「チリ・ヌーヴォー」などがあったりします。

 

ここ数年、日本のボジョレ・ヌーヴォー熱はクールダウンしていますが、新酒ワインを待ちわびる気持ちは、大なり小なり持つ人が多いのではないでしょうか?

特に生産者サイドでは、今年も無事に収穫ができ、ワインができた!と、安堵する気持ちがあり、昨年から続くコロナ禍の状況では、その気持ちはこれまでになく大きなものだったと思います。

 

そんな生産者の想いが詰まった新酒ワインを飲んでみたい、もう飲んだ、という方もいるでしょう。

11月18日に解禁されたボジョレ・ヌーヴォーをまだ店の棚で見かけますので、改めてボジョレ・ヌーヴォー!というのもアリですが、違う新酒を飲んでみたい、白ワイン好きなので白の新酒ワインがいい、という方に朗報です。

 

ポルトガルのワインと食材を輸入している「メルカード・ポルトガル」さんが、

ヴィーニョ・ヴェルデの新酒ワイン を紹介してくれました。

 

CASA DE PAÇOS VINHO VERDE NOVO  LOUREIRO 2021(Portugal, DOC Vinho Verde)

カサ・デ・パッソス ヴィーニョ・ヴェルデ・ノヴォ・ロウレイロ 2021

 

NOVO(ノボ)が英語のnew、つまり新酒ということですが、実はポルトガルには新酒を楽しむ習慣がないそうで、ヴィーニョ・ヴェルデの新酒というのも公式には認められていません。

ですが、「メルカード・ポルトガル」の毛利宏乃店長が、オリジナルで新酒ワインをつくってほしい!とお願いし、2014年からメルカード・ポルトガル限定のNOVOワインとして発売しています。

 

 

そんなわけで、NOVOのシールは日本に到着してから貼ったそうです。

ポルトガルから出荷したのが11月20日頃で、なんと!航空便!で運ばれていますので、12月上旬の今、もう日本で飲めるんです。

 

 

ブドウ品種はロウレイロ

ヴィーニョ・ヴェルデで使われるブドウ品種としておなじみのひとつ。

 

飲んでみると、フルーツ感がしっかりあり、イキイキとしたフレッシュな酸が新酒らしく、ミネラル感もあり、バランスがよく、私が好きなタイプの白ワインでした。

アルコール度数11%と軽やかなのもいいですね。

航空便を使っていますが、小売価格1,980円(税込み)と、魅力的なプライス。

 

この時期だけの数量限定ワインですので、欲しい方はお急ぎください。

「メルカード・ポルトガル」で購入可能です。

 

 

「メルカード・ポルトガル」毛利宏乃さん

 

 

ヴィーニョ・ヴェルデ・ヌーヴォーを紹介していただいたのは12月に入ってからですが、11月に都内で開催されたポルトガルワイン試飲会でも「メルカード・ポルトガル」さんのブースでいくつか試飲してきました。

その中で気に入ったいくつかを紹介します。

 

私のイチオシは、左から2番目の水色ラベルと、右端のロゼ

 

水色ラベルは QM ALBARINHO Vinho Verde 2020(DOC Vinho Verde)

銘醸地区モンサン・メルガソ産で、ブドウ品種はアルバリーニョ

ぴちっと緻密なテクスチャーの果実味とミネラル感が素晴らしい白ワインで、非常に質が高く、おいしい!と思いました。

それでいて、2,080円(税込み)という価格は素晴らしいです 

ラベルも美しく、高級感がありますから、ちょっと改まった席でも堂々とし、味わいも裏切らない、ということから、お正月の祝い膳にも使えると思います。

 

ロゼは PRAÇA DE S.TIAGO  Espadeiro Rose 2019(DOC Vinho Verde)

(プラサ・デ・サンティアーゴ エスパデイロ ロゼ)

このロゼもヴィーニョ・ヴェルデで、ブドウ品種はエスパデイロ。

フルーツ感豊かなロゼで、ほどよいコクとボリューム感があり、ずーっと飲んでいられるスムースさ、ナチュラルさがありました。

小売価格は1,430円(税込み)。

さまざまなシチュエーション、料理に寄り添ってくれるので、これこそ家ワインに最適!

とりあえずワイン開ける?ーといった時にもピッタリなロゼです。

 

左端の白ワインは CASA DE PAÇOS Fernão Pires 2020

冒頭で紹介したヴィーニョ・ヴェルデ・ヌーヴォーと同じ生産者の2020年産ワインで、ブドウはローカル品種のフェルナン・ピレス100%。

右隣のQMアルバリーニョと比べると非常に軽やかで、サクサク飲めるタイプ。

価格も1,320円(税込み)とライトなので、ランチタイムに軽食と、アウトドアのお供に、といった使い方が楽しそうです。

 

QMアルバリーニョとロゼの間のボトルは、ヴィーニョ・ヴェルデのスパークリングワイン

REGUENGO DE MELGAÇO ALBARINHO Reserva Brut Sparkling 2017

(レゲンゴ・デ・メルガッソ・アルヴァリーニョ・レゼルヴァ・ブリュット・スパークリング 2017)

アルバリーニョ100%です。

ヴィーニョ・ヴェルデはほんのり微発泡タイプもありますが、こちらは、しっかり泡のあるスパークリングワインで、ボトルも栓もスパークリングワイン仕様になっています。

小売価格は2,420円(税込み)と、シャンパーニュと比べると格段に安いので、個性的スパークリングワインを探している方にいかが?

 

 

ポルトガルワインも食材も雑貨もメルカートさんのネット店舗で購入できますが、鎌倉に実店舗もオープンしたそうです。

次に鎌倉に出かける際には、お店にも立ち寄ってみたいと思っています。

 

メルカード・ポルトガル

https://www.m-portugal.jp/

 

鎌倉大町店

神奈川県鎌倉市大町1-1-12 WALK大町

※営業日はHPの営業カレンダーをチェック!

 

 

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1年ぶりのランチ会を日本初出店のスペインの名店「YEBRA」で

2021-12-07 12:09:56 | レストラン&店

先日、学生時代の友人4人でランチ会をしました。

昨年11月の開催以来、ちょうど1年ぶりの再会です。

コロナだからなかなか会えないのは仕方ないですが、ちょうど東京の新規感染者数が低く推移していることもあり、スペインのコース料理で、ゆったりランチを楽しみました。

 

店は、東京駅の北側、常盤橋に7月に開業したばかりのTOKYO TORCH 常盤橋タワーの1階にオープンした「Bar Espanol YEBRA(バル エスパニョール ジェブラ)」

スペインのアンダルシア地方の名店の日本初出店です。

 

オーナー兄弟の写真が店内にありました

 

今回はメンバーがランチタイムの希望だったので、前日まで予約必須のランチコースを予約しました。

ランチコースは乾杯用ドリンク付き、というのもポイント

 

乾杯用ドリンクは、ビールでもワインでもOK。

ワインはドリンクメニューの中のここから選べます、ということで、ビールにも惹かれましたが、スパークリングワインのCAVAにしました。

 

 

私ともう一人は辛口のブリュットナチュレ(左)、ほかの二人はオレンジラベルのブリュット(右)。

品種はパレリャーダ。

 

たっぷり注いでくれました

バイザグラスで飲むと700円で、これがコース料理の中に入っているのは嬉しいですね。ボトルだと3700円(税別)。

 

 

ランチコースのスタートは季節のガスパチョから。

 

リンゴのガスパチョ

 

ガスパチョというとトマトが有名ですが、こんなバリエーションがあるとは!

たしかにリンゴの風味があり、ガスパチョらしいうまみもあり、食欲が刺激されました。

 

 

ポテトミルフィーユ

 

ポテトとベーコン、上にトッピングされているのはタラの喉ぼとけ?!

希少なもので、ヒラメの縁側のような食感ということでした。

おいしいに違いない食材の定番の組み合わせですが、家庭では出せない味なのはさすが。

 

 

栗豚肩肉の煮込み

 

メインは、柔らかく煮込まれた豚。

イベリコ豚はドングリですが、栗を食べて育つ豚もいるとは!?

黄色いのはカボチャのペースト。

豚がトロトロに煮込まれ、おいしい!

 

このメインにはパン(バゲット)が付きますので、ソースをパンに付けて食べるのがオススメ。ただし、パンの食べ過ぎは控えましょう。その理由は、次のお皿にあります。

 

 

アロス・メロッソ

 

お米料理で、イタリアならリゾットといったところですが、もっとお米がしっかりしていて歯ごたえがいいです。スープの味がとてもおいしく、中には野菜、そしてフォアグラも!

ボウルいっぱい食べられそうなくらい気に入りました(笑)

前のメインでパンを食べすぎない方がいいのは、このお米料理があるからで、私はひと粒残さず食べ切りました

 

 

次はデザートという段階で、店のスタッフさんからフリードリンクの説明が。

店の外のテラスにコーヒーや紅茶、ジュース、冷たいお茶などのドリンクコーナーがあり、セルフサービスで自由にいただけます。

デザートが来るので、私はコーヒーをいただきに行きました。

プチデザートもあり、ひとりひとつまでOKですが、コースのデザートが来るので、様子をみました。

 

 

塩チーズケーキと塩キャラメル?塩バターのアイス

 

しっとりしたベイクドチーズケーキで、甘さの加減がちょうどよく、手がかかっているデザートだと思いました。

アイスもおいしく、この一皿はコースの素敵なシメとなっています。

 

4人で予約したので、奥のゆったりした席に案内され、居心地よくて、コーヒーをおかわりさせてもらい、久しぶりのお喋りを楽しみました。

 

 

昼のコースは、乾杯ドリンク付きで2500円、税込み2750円

これでノンアルドリンクフリー、プチデザートもあり(友人は食べてましたが、チョコバナナのようでした)なら、女子ランチ会にはちょうどいい感じ。

平日も休日も同じ価格。

夜の料理のお値段と比較すると、昼のランチコース(予約必須)はかなりオトクだと思いました。

 

銀座や渋谷のように人が多いエリアではないので、落ち着いて過ごすことができ、友人たちにも好評でした。

夏はテラスも気持ち良さそうです。

夏なら、完敗ドリンクはビールかな(笑)

 

Bar Espanol YEBRA(バル エスパニョール ジェブラ)

東京都千代田区大手町2丁目6−4 TOKYO TORCH 常盤橋タワー1F

https://bar-espanol-yebra.com/

 

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シャンパーニュを選ぶ際こんなセレクトもーLa Transmission

2021-12-06 18:29:44 | ワイン&酒

12月に入り、年末年始の準備を、という時節です。

昨年からの新型ウイルス感染拡大が収まりを見せ始めてきた昨今、感染対策をしっかりしつつ、昨年よりは少し気分華やかに年末年始を楽しみたい、と考える方もいるでしょうか。

 

今年も、限られた取材の中で出合った数々のワインを取り上げてきました。

が、コスパ重視のもの、その土地らしいローカルなものなどが多かったと思います。

 

ですが、年末年始は絶対にシャンパーニュ!と考えている方のために、今年の春、日本で初めて(アジアで初めて)発表されたシャンパーニュのグループ

「La Transmission」(ラ・トランスミッション)を紹介したいと思います。

 

「La Transmission ラ・トランスミッション」は、シャンパーニュの女性9人が2016年に立ち上げたグループで、メゾンオーナー、トップ経営者、醸造家らで構成されています。

 

今年の4月、グループ結成発表のウェビナーがあり、取材しました。

 

下はウェビナーでのスクリーンショットですが、ご覧いただけるとわかるように、幅広い年代のメンバーで構成されています。

 

左上より)

Charline DRAPPIER CO-OWNER CHAMPAGNE DRAPPIER

Alice PAILLARD CO-OWNER CHAMPAGNE BRUNO PAILLARD

Evelyne BOIZEL C.E.O UNTIL 2018 CHAMPAGNE BOIZEL

 

Vitalie TAITTINGER CO-OWNER CHAMPAGNE TAITTINGER

Chantal GONET CO-OWNER CHAMPAGNE PHILIPPE GONET

*Whelehan 麻未 (日本サイドのオーガナイザー/モデレーター)

 

Delphine CAZALS OWNER CHAMPAGNE CLAUDE CAZALS

Maggie HENRIQUEZ C.E.O  CHAMPAGNE KRUG

Mélanie TARLANT CO-OWNER CHAMPAGNE TARLANT

 

Anne MALASSAGNE CO-OWNER CHAMPAGNE A.R LENOBLE

 

La Transmissionの公式サイトでは詳しいプロフィールがあります。

(下にURLを貼り付けます)

 

 

ルノーブルのアンヌによると、27年前に引き継いだ時はまだ若く、若い女性がシャンパーニュ会社を運営していくには大変なことだったそうです。

そうしたことをクリュッグのマギーと5年くらい前に話し、グループ結成のビジョンが固まったといいます。

しかし、ただ女性だけ、というグループではなく、シャンパーニュのさまざまな場所から集まっており、世代もバックグラウンドも異なるけれど、お互いに切磋琢磨して競い合っていこう、という本格的なグループです。

お互いを比べることもなく、活動していて楽しい、と言います。

 

グループ名の「La Transmission」は「伝達」という意味で、ひとつひとつの点が集まってできた思いを次に伝えていきたい、という思いから命名したそうです。

 

パイヤールのアリスは、自分の視点だけでなく、グループのメンバーに多様性があるおかげで、各アペレーションの人間味のある魅力を皆に伝えられる、と言います。

 

ボワゼルのエブリーヌは、環境や気候変動を考えていく際にも、団結したからできることがあり、今がある、と言います。

エブリーヌはグループの長老で、長い経験を持ち、自分の仕事に誇りを持っています。それが若い人への刺激になれば、と語っていました。

 

気候変動、温暖化については、ポジティブな影響もある、と、ドラピエのシャルリーヌは言います。

温暖化によりブドウがよく熟すと、ドサージュ(最後の糖分リキュール添加)を抑えることができるとのこと。

温暖化、環境問題は、畑以外のところでも考えられるようになり、カーボンフットプリントなどの試みもあるそうです。

 

タルランのメラニーも、生垣、森林、河川、地下、土壌、みみずやバクテリアなど土づくりをしてくれるものを守ることが重要と言います。

タルランでは樹齢の古い接ぎ木なしのブドウ樹を持っており、昔からあった品種と受粉させ、気候変動に強い品種をつくる試みもしているそうですが、15~20年くらいかかりそうとのこと。

 

 

今年4月の日本でのウェビナー、アジアで初のグループの発表でした。

フィリップ・ゴネのシャンタルによると、これまで、ドイツ、米ニューヨークなどでのテイスティングを企画し、自分のシャンパーニュ以外も説明してきました。グラスの形状はどれがいいか、どんな風に楽しんだらいいか、などなど。

 

この後、ウェビナーでは、他の人のシャンパーニュをテイスティングし、コメントし合う、というユニークな企画がありました。

ウェビナー参加者にも、事前にシャンパーニュが送られており(ロシアンルーレット方式)、私のところに届いたのは、ボワゼルのジョワイヨ・ロゼ。

 

Champagne Boizel  Joyau de France Rose 2007

 

ボワゼルのジョワイヨ ロゼはもう何回も飲んでいますが、今回は2007年

ピノ・ノワール62%(うち10%は赤ワイン)、シャルドネ38%。

 

これをクリュッグのマギーがテイスティングしてコメントしました。

 

「繊細ですが、自信に満ちたシャンパーニュ。古代品種のバラのローズガーデンにいるかのような香りは丸みがあり、とてもエレガント。赤い果実に、甘いスパイスの風味も感じます。サーモンやマグロ、ホタテの刺身に合うのでは?」by マギー

 

 

私も改めて試飲しましたが、香りがとても豊かで、香りだけずっと嗅いでいられるほど(笑)

果実感は豊かですが、辛口なので、料理に合わせやすいタイプだと思います。

 

シャンパーニュは、けっこう古いヴィンテージがありますので、記念年と出合えるかも?

 

 

ウェビナーでは、シャンパーニュの楽しみ方、和食とのペアリングについてもお話がありました。

 

なお、シャンパーニュを飲むグラスについては、背が高い細身のフルートグラスではなく、白ワイン用グラスを使ってください。

冷やしすぎは禁物

ぜひ料理と楽しんで、と、クリュッグのマギーさん。

 

たしかに!ついついNG行為をしがちですが、彼女たちの乾杯画像をもう一度見ると、ワイングラスの形状はとても参考になります。

 

 

今の時代、男性だけとか女性だけとか、ジェンダーの話題が増えてきました。

私個人は、同性だけが集まるグループには、やや否定的な意見を持っています。

が、バリバリの男社会だったワイン業界で、男性に立ち向かうというのではなく、自らを高め、シャンパーニュという地域の産業の将来を真剣に考えていこう、と、手を取り合った彼女たちの話を聞き、今後に期待したいと思いました。

もしかしたら、将来、性別に関係なく、自分も加わりたい!という生産者が出てきて、多様性のあるグループになる可能性もあるかもしれませんね。

 

ということで、冒頭に戻りますが(笑)

シャンパーニュを選ぶ際、このグループからセレクトする、共感した生産者のワインからセレクトする、という手もありますので、ぜひ公式サイトを参考にしてください。

 

La Transmission 公式ウェブサイト

www.la-transmission-champagne.com

 

※日本語バージョンがありますが、ボワゼルのエブリーヌさんの写真とプロフィール名にミスがあるのでご注意を(英語版は大丈夫でした)

 

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初冬のおやつとハチミツ漬け柚子大根

2021-12-05 22:53:09 | おいしい食べもん

師走なのにポカポカ陽気でほわっとした昼間に油断してしまいますが、日が落ちると寒くなりますね!

我が家では、新年には取り立ててなにもしませんし、来客があるわけでもありませんが、少しずつ家の中をキレイにしていかないとね、と思っています。

 

かなりゆるめな師走の週末のおやつは、カステラ

 

季節問わず、なにがあろうと、おやつタイムは必ずあります

 

我が家の柚子鵜が豊作すぎる話を先日来より書いていますが、ほしい!という友人、知人からのリクエストが相次いでいて、ありがたい限り

樹に実が大量に付いたままだと次の年に影響が出るので、なるべく早いうちに対処できれば、と思っています。

 

 

お風呂に入れるほか、大根をスライサーで薄切りにし、柚子を搾った果汁にハチミツと酢を加えた甘酢に漬け、柚子皮を針状に刻んだものを加えた「柚子大根」で消費しています。

大根を柚子ハチミツ漬けにした柚子大根はカンタンでおいしく、お気に入りの一品です

 

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豊作の柚子がなかなか減りません(笑)

2021-12-04 17:21:30 | 雑記

今年は柚子が豊作すぎる・・・ で紹介したように、我が家の柚子が豊作すぎて、道路側にもハミ出し、どうしたものか、なのですが…

友人、知人にせっせと差し上げ、昨日は友人夫婦にごそっと収穫してもらいましたが(100個くらい?)、まだまだ減りません。

 

収穫後の現在の写真(枝を少し剪定しました)

以前に掲載した写真

 

200個くらいは採っているいるはずなのに、少なくなったようには見えませんよね?

葉っぱの色が違うのは、上の写真を撮影した時には日差しが当たっているせいです。

 

 

このブログを読んでいる私の友人、知人で、柚子が欲しい!という方は、ご一報いただければ、直接手渡しいたします。

もちろん柚子は無料でお譲りします。

ただし、リアルな友人、知人に限定させていただきます

 

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グラッパは貧乏人の飲み物だった!?

2021-12-03 23:51:30 | ワイン&酒

イタリアの蒸留酒「グラッパ」を知っていますか?

イタリアワイン好き、イタリア料理好き、イタリアそのものが好きな人は、もちろん!ですよね?

 

イタリア料理の店で食事をすると、最後に「グラッパはいかがですか?」と聞かれることがよくあるかと思います。

グラッパはアルコール度数の高い蒸留酒で、ゴージャスで素敵なボトルに入っているものも多く、高級品のイメージがあります。

それが、元々は貧乏人の飲み物だったそうです。

 

世界イタリア料理週間(2021年11月22~28日)のイベントのひとつにグラッパについての講演会「グラッパ ー それは一つのイタリアの歴史」がイタリア文化会館(東京・千代田区)で開催され、ご案内をいただいたので参加してきました。

 

グラッパ ー それは一つのイタリアの歴史  ”La grappa, una storia italiana” 

 

講演会の冒頭に、この10月に新任したばかりの

駐日イタリア大使 ジャンルイジ・ベネデッティ閣下のご挨拶がありました。

 

対しのご挨拶の中で、グラッパはワインの副産物であり、貧しい人が飲んでいたこと、北イタリアで寒さと労役に耐えるための飲み物であり、北イタリアから数千年かけてイタリア中に広まったことを聞きました。

 

 

講演会の講師は、イタリアンプロフェッショナルソムリエの林 茂さん

前職のサントリー時代、1982年に初めてイタリアに赴任したことを機にイタリアのさまざまな産物と接するようになり、

グラッパも、赴任中に出合い、1984年からグラッパ生産者の探索が始まったとのことでした。

 

 

グラッパの原料はブドウの搾りかすです。

ワイン用のブドウを搾った後に残る搾りかすを蒸留器にかけると、アルコール度数の高い液体が精製できます。

ワインが飲めない貧乏人が苦肉の策として搾り出したことから、「貧乏人の飲み物」と言われたわけです。

 

アルコール度数の高いグラッパは、寒い北イタリアでは身体を温めるものとして重宝されました。

家庭で密造したものを袋詰めし、それを女性が妊婦を装ってお腹に入れ、電車に乗って売りに行くこともあったとか。

グラッパは、貧しい農民の生活の糧でもあったようです。

 

グラッパの聖地は、ヴェネト州ヴィチェンツァ県のBassano del Grappa(バッサーノ・デル・グラッパ)

ヴェネツィアから100kmほど北西にある町で、名産品は、もちろんグラッパ。

アスパラガスや陶磁器なども有名みたいです。

 

第一次世界大戦の時、バッサーノ以北にオーストリア軍が侵攻してきたそうで、兵士にはひとり500mlのグラッパが配給され、グラッパで身体を暖めたり、戦闘の恐怖をやわらげるのに役立てられたそうで… 切ないです…

 

グラッパは薬としても使われ、今から100年前にスペイン風邪が大流行した際、関節炎の痛みをやわらげるために飲んだとか。

また、消化剤としても使われました。消化剤としての使われ方は、今もそうですね。

 

ヴェネト人にとって、グラッパは日常にあるもので、皆が皆、飲んでいました。

ワイン同様、グラッパは単なる飲み物ではなく、カロリーがあり、滋養があり、食べ物と同じで、生活の中に浸透していて、教会の儀式にも使われました。

 

 

アルコール度数が高いにもかかわらず、朝はグラッパで始まります(笑)

グラッパをコーヒーにいれる「カフェ・コレット」が定番で、中には、グラッパだけを飲む人もいるそうで…(笑)

 

そんなふうに飲まれてきた「庶民の酒」だったグラッパですが、1980年代になると、パッケージが豪華になって高級店にも置かれ、高級贈答品としても認知されるようになってきました。

わたしが認識しているグラッパは、近代の、高級化したグラッパでした。

 

 

グラッパの原料がブドウの搾りかすということで、ワイン用のブドウがあればグラッパがつくれます。

トスカーナ州の「サッシカイア」など、有名ワイナリーの名前の付いたグラッパがありますが、グラッパの蒸留には特別なライセンスが必要なので、ワイナリーのある場所でグラッパをつくっているわけではありません。

契約している蒸留所に搾りかすを運び(すぐに運ぶそうです)、そこでつくってもらいます。

完成されたグラッパがワイナリーに戻ってきたら、ワイナリーの名前で発売、というのがひとつのルートです。

そのワイナリーのブドウを使ったことを明記して蒸留所が発売する、というルートもあります。

 

 

わたしはこれまでグラッパをあまり飲んできていないので、どんなグラッパがあるのか、自分の好みはどうなのか、まったくわかりませんでした。グラッパに関しては、実に素人です。

講演会終了後に17アイテムのグラッパが紹介され、試飲することができました。

 

17種のグラッパがずらりと並びました

 

駐日イタリア大使 ジャンルイジ・ベネデッティ閣下(右)に説明する林茂さん(左)

 

見るからにゴージャスなパッケージの高級品!

 

クリアな透明タイプのグラッパ

 

同じ造り手でいくつかのタイプをつくっている例もたくさんありました

 

17種すべてを試飲したわけではありませんが、いくつか飲む中で、自分の好みがわかってきました。

 

グラッパには、透明なタイプと色の付いたタイプがありますが、私が好きなタイプは、琥珀色の方みたいです。

ほんのり甘みがあり、香ばしく、コクが深く、まったりしたニュアンスもあります。

透明なグラッパは、私には少々タイトで強く感じましたが、あれこれ飲んでいくうちに、透明タイプにもハマっていくのでしょうか?(笑)

 

グラッパで乾杯!

 

いろいろ飲み比べると、こっちの方が好き、というのがわかるのがいいですね。

もし次にイタリア料理店でグラッパはいかが?と訊かれたら、現段階では色の付いている方を選ぼうと思います(笑)

 

講演会で聞いた話で、エスプレッソにグラッパを入れる飲み方(カフェ・コレット)については、会場内ですぐに体験できましたが、もうひとつ気になる飲み方がありまして、それもぜひ試してみたいと思っています。

それは、「レゼンティンーResentin」と呼ばれるもので、コーヒーカップに残ったわずかなコーヒーをキレイに飲むために、グラッパを入れてカップをすすいで飲むというのです。

これもヴェネト州ではあたりまえのことだそうです。

コーヒーカップをキレイにするために、あえてグラッパを注ぐ、という行為に、グラッパへの愛情を感じました

 

グラッパは、料理やお菓子にも使われているみたいで、これはぜひ現地で体験したい!

ヴェネト州はワインの取材で何度か訪問していますが、グラッパのことはいつも忘れてしまっているので、次の訪問の際には忘れないようにしないとですね

 

 

林茂さんのグラッパの話は、たる出版より発刊された「GRAPPA BOOK」に詳しく書かれていますので、グラッパに興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

 

 

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ワインの認証に関する記事@男の隠れ家デジタル

2021-12-02 13:10:36 | ワインのお仕事

私が取材協力をした「男の隠れ家デジタル」

さまざまなワイン認証に関する記事が昨日公開されました。

 

オーガニック、サステーナブル、ヴィーガンなど、ワインボトルの裏ラベルなどにシールが貼られているものが増えてきましたが、これらの件で取材を受けました。

 

 

記事リンク:https://otokonokakurega.com/learn/luxuryitems/53276/

 

ご興味のある方は、ぜひアクセスしてみてください。

 

 

 

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