ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

自然派ワイン専門店が都内に明日オープン

2012-01-16 10:00:01 | ワイン&酒
自然派ワイン専門店 『pcoeur』(ピクール) が、1月17日(火) 都内にオープンします。

手がけるのは、フランスワインの輸入商社ディオニー株式会社(本社:京都市)。
このインポーターは自然派ワインを多く扱い、しかも美味しい&個性的なものが多いんです。

店には、自社輸入ワインだけでなく、厳選した他社の自然派(ビオ)ワインも置くとのこと。
これは楽しみですね!



店名は、純粋、ピュアを意味するフランス語“pur”(ピュール)と、心、やさしさを意味する“coeur” (クール)を組み合わせ、“pcoeur”(ピクール)と名付けられました。

コンセプトは “おいしくてナチュラル”  

厳選された、人にも地球にもやさしいナチュラルでおいしい自然派ワインが揃います。



なお、お得な開店記念セールが、1月17日正午より行なわれます
都合のつく方は、ぜひ開店日のお昼に出かけてみてはいかがですか?

例) 
■ブルゴーニュ3本セット(赤2、白1) 8,715円→ 7,500円(税込)
■お試し家飲みナチュラルワイン6本セット(泡1、白2、赤3) 11,235円→ 9,600円(税込)

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自然派ワイン専門店 『pcoeur」    (2012年1月17日 12時オープン)

東京都港区白金台4-7-4
TEL.03-3441-7937  FAX.03-3441-7938
問合せ&注文メールアドレス: info@pcoeur.com
営業時間:12:00~21:00
定休日:月曜日


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バレンタイン2012チョコレートコレクション【後編】

2012-01-15 11:12:10 | 甘いもん
【前編】 から続きます


EDEL TROPFEN   ユーハイム・ディー・マイスター

このシリーズは、男性よりも女性にプレゼントしたら喜ばれそうな気がします(笑)

ドイツ語でエーデル(高貴な)トロプフェン(雫)という名前のチョコレートたち。
チョコにはダイヤカットを施し、表面に銀粉をまぶし、ダイヤモンドが光り輝いているイメージを表現しています。

しかも、フルーツとシャンパン を組み合わせたガナッシュをチョコレートで包み込んでいるのですから、これはまさに女性好みじゃありませんか?



レモン(白):レモン&シャンパンをホワイトチョコでコーティング

ラズベリー(ピンク):シャンパン&ラズベリーを組み合わせてハート型に

オレンジ(茶):爽やかなオレンジとシャンパンをミルクチョコで包んでいます

カシス(黒):カシス&シャンパンをスウィートチョコでコーティング


2個入り 420円、 3個入り 630円、 4個入り 840円(税込)

お手軽プライスなので、男性への義理チョコにも使えます(笑)




左)リーベスフロイデ 右)ディーリーベ  各1,365円 ユーハイム・ディー・マイスター

チョコレートよりもケーキ!という方にオススメなのが、上記チョコレートケーキたち

リーベスフロイデは、赤いイチゴがキュートな、ハート型の濃厚なガトーショコラ
ディーリーベは、ザッハトルテの生地にアンズジャムをサンドした濃厚なチョコケーキ


ショコラーデンロレ  1,365円  ユーハイム・ディー・マイスター

長さ27cmもあるロールケーキはバレンタイン限定
ココア生地でチョコクリームとアーモンドプラリネを巻き込み、チョコで全体をコーティング。
これならパーティにも活躍しそうでしょ?



ショコマカロン  ユーハイム・ディー・マイスター


大福くらいの大きさがありそうなマカロン

マジパンやガナッシュクリームがサンドされているとか。外側をミルクチョコでコーティングされたボリュームたっぷりのマカロンは、おやつにもオススメ

3個入り 525円、  6個入り 1,050円 (税込)


ユーハイム・ディー・マイスター
  丸ビル店ほか、全国22店舗で発売

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プレミアムバウムリンデ (マールドシャンパーニュ) カールユーハイム 1,260円(税込)

バウムクーヘン好きには、もうバレンタインなんて関係なく要チェックなのが、このバウム

シャンパーニュのブドウを搾った後の皮を蒸留してつくったブランデーの一種であるマールドシャンパーニュとミルクチョコレートを合わせて重ねた、スクエア型のバウムクーヘンです。

マールドシャンパーニュはチョコレートとよく合います。
ピンクのハートがかわいらしいですが、マールの豊かで深い風味&しっとりとした仕上がりがオトナなバウムクーヘンです。



バウムシュピッツ  カールユーハイム 3個入り 525円、6個入り 1,050円 (税込)

ふたくちで食べられる小さなバウムが、バウムシュピッツ。
ラズベリーのマジパンクリームを重ね、フリーズドライのラズベリー&金粉が華やかなラズペリーと、ドイツのリューベッカー社のヌガーを使用したヘーゼルナッツジャンドゥーヤの2タイプ。

バウムシュピッツは、お値段手頃で味わいは本格派なので、バウム好き&スウィーツ好きな方へのギフトにもオススメです


カールユーハイム
 羽田空港店を除く全国9店舗で発売



さて、気になるチョコはありましたか?


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バレンタイン2012チョコレートコレクション【前編】

2012-01-14 18:19:02 | 甘いもん
バレンタインまでちょうど1カ月。
松の内が明けたと思ったら、店はすぐにバレンタインモードに切り替わりましたね(笑)

バレンタインの予定があってもなくても、この時期は各メーカーからいつもと違う特別なチョコが発売されるのでワクワクします


NUSSKOLLEKTION  マイスターユーハイム

ヌスコレクションとは、ナッツ(ドイツ語でヌス)を使用したコレクションのこと。
体内の活性酸素を押さえ、アンチエイジングや健康にいいと注目されているナッツ類を使った6つのチョコが登場しています。

上左より、モカヌガー、マカダミアクレミーノ、マンデルクレミーノ
下左より、ビルネントリュフェル ノアゼット、プラムヌガー、ブッターヌガー



アーモンド、ヘーゼルナッツ、マカデミアナッツのペーストやオイルが混ぜ込まれ、クセがないリッチな口どけが魅力です。

アーモンドは、モカヌガー、マンデルクレミーノ、ブッターヌガーに、
ヘーゼルナッツは、プラムヌガー、ビルネントリュフェル ノアゼットに、
マカダミアナッツは、マカダミアクレミーノに使われています。



ハートチョコの外側はビターチョコで、粒々した食感のキアヌのパフとアマランサス入り。
マカタミアクレミーノはマカダイアペースト&ハチミツ入りフィリングをミルクチョコで包み、とてもなめらかでクリーミー。
奥のビルネントリュフェル ノアゼットは、ヘーゼルナッツのプラリネ入りガナッシュと、甘酸っぱい洋梨のパートドフリュイの2段重ねになっています。


ローズと黒のパッケージもちょっとオトナっぽくてオシャレ

2個入り 525円、 4個入り 1,050円、 6個入り 1,575円(税込)

マイスターユーハイム
  伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、JR大阪三越伊勢丹店




Visites de chocolat  Peltier  4個入り 1,260円(税込)

フランスのエスプリを感じさせる「ペルティエ」からは、ショコラを巡る旅(ヴィジット デ ショコラ)をコンセプトとしたチョコレートボンボン4種が新登場です。
フランスの4つの都市の文化や歴史をイメージしてショコラで表現しています。

左上)シトリネ:ノール・パ・ド・カレ地方のリールをイメージ
   レモンピールペースト&スペキュロス(スパイスのきいたジンジャー)風味のプラリネ

右上)ランス エ ロゼ:シャンパーニュ地方のランスをイメージ
   マールドシャンパーニュのガナッシュとフランボワーズ&バラのパートドフリュイ

左下)オランジュ:プロヴァンス地方のエクス アン・プロヴァンスをイメージ
   パートダマンド(マジパン)&オレンジピール+グランマニエ

右下)ポム エ セル:ノルマンディー地方のモン サン ミッシェルをイメージ
   リンゴのコンフィ&バニラガナッシュ+ゲランドの初摘み塩



オランジュ(左)の中はしっかりしたオレンジ風味のソフトなマジパンが入り、バランス◎。
ポム エ セル(右)の上部に入っているリンゴのコンフィが爽やかで、塩気はマイルド。


Chocolat revisite  Pelter  1,575円(税込)

ペルティエの味覚ディレクター、フィリップ・コンテシーニの2012年の新作ケーキ。
ショコラ ルヴィジテは、現代人の味覚に合わせたガトーショコラで、ショコラとノワゼット(ヘーゼルナッツ)の素材本来の風味が楽しめます。

マカロンとハートがカワイイので、これもバレンタインにピッタリですね


Chocolat revisite プチガトー 420円(税込)

ショコラ ルヴィジテのパーソナルサイズ(プチガトー)です。
ショコラとヘーゼルナッツが濃厚 チョコ好きの方はお一人でもコチラがあります(笑)


ペルティエ
  表参道本店、日本橋高島屋店、新宿京王百貨店、エキュート上野店


【後編】


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Riesling Ring 新年会開催

2012-01-13 17:18:02 | ワイン&酒
今週、Riesling Ring の新年会を「アグネスホテル アンド アパートメンツ東京」(新宿区)にて開催しました。
参加者は、RRの法人会員(輸入商社、特別法人)および、RR入会をご検討いただいている各企業で、各社自慢のリースリングワインをご持参いただきました。

 ☆ 「Riesling Ring」 とは? → コチラ


ウエルカム&乾杯は White Flowers Sapkling Riesling (米、ワシントン州)

エチケットに桜の花が描かれた華やかな雰囲気のスパークリングは新年にピッタリでした


有坂芙美子 RR会長          芳野真光 RR副会長

副会長の芳野真光(ウオンズパブリッシング代表)によるセミナーを行いました。



会場となった「アグネスホテル アンド アパートメンツ東京」 はRRの法人会員企業です。
セミナー後の懇親会では、素晴らしい料理の数々を出していただきました。


華やかな盛り付け キレイ~と女性の皆さんから大絶賛でした


非常に質の高いバラエティ豊かなブッフェ料理は、さすがアグネスホテル


充実のチーズ盛り合わせ


チーズは熟成したリースリング(Eiswein 2002/Auslese 1995)と素晴らしいマリアージュ


デザート類もたっぷり出していただきました


各社から寄せられた世界各国リースリングワインが30種集合



参加者の皆さん、お忙しい中ありがとうございました。
また、アグネスホテルの皆さん、大変お世話になりました。

Riesling Ring では、リースリングワインだけの試飲会「第4回 Riesling Ring Tasting」 を、
2012年4月9日(月)に予定しています(帝国ホテル、東京)。
ぜひ今からスケジュールの確保をお願いいたします。

RR会員入会希望の各企業、料飲店、酒販店、一般愛好家の方のお申し込みを随時受付中です。

 ※詳細はRRのブログをご覧ください → コチラ


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ジャン・マリー・ギュファンスの白ワインづくり【後編】

2012-01-12 10:03:57 | ワイン&酒
【前編】で紹介したように、ジャン・マリー・ギュファンス氏は、以下のブランドを展開しています。

Maison Verget:仏ブルゴーニュ地区(シャブリ、コート・ドール、マコネ)のネゴシアン

Verget du Sud(ヴェルジェ・デュ・スッド):南仏コート・デュ・ローヌのネゴシアン

Chateau des Tourettes(シャトー・デ・トゥレット):コート・デュ・ローヌの自社畑ワイン

Domaine Guffens-Heyne(ギュファン・エナン):マコネのドメーヌ


自身のドメーヌDomaine Guffens-Heyneを持つようになったものの、自社畑は3.5ha、年間生産量は17,000本と少ないため、やはりネゴシアンワインが多くなります。

すでに出来上がったワインを買うネゴシアンが多い中、ジャン・マリー・ギュファンス氏はブドウから買い、自分で醸造を行います
しかも、ただブドウを買うだけではありません。

長い付き合いの中で、栽培者に自分の思いを伝えてきた
よって、ネゴシアンであっても、いつ収穫させるか決めることができる、と言います。

「Maison Verget」ではブルゴーニュ各地区の農協から、「Verget du Sud」ではコート・デュ・ローヌの農協からブドウを買うことで、よりリーズナブルに楽しめるワインを生産しています。

「Verget du Sud」では、マルサンヌとルーサンヌのブレンドワインVin de Pays de Vaucluse Marsanne Rousanne 2009)、ルーサンヌの単体ワインVin de Pays de Vaucluse Rousanne 2009)が個性的で、かつプライスも魅力的で(前者1,600円、後者1,800円)、一度は飲む価値ありです。

白ワインにこだわるジャン・マリー・ギュファンスですが、実は、ヴェルジェ・デュ・スッドの赤ワインAu fil du temps NV、Vin de Table 1,500円)や、自社畑のブドウ(シラー85%+グルナッシュ15%)からつくる赤ワインGuffens Rouges /Rouge enfin 2007 Chateau des Tourettes 2,000円)もあるんです。
これらも個性的なワインなので、機会があれば、ぜひ試してみてください。



さて、「メゾン・ヴェルジェ」では、ブルゴーニュのシャブリ、コート・ドール、マコネの3地区において、幅広いラインナップのワインを生み出していますが。彼のワインづくりの考え方を聞くと・・・

シャブリはミネラリティがポイント
多くの人は、シャブリで重要なのは“酸”だというが、酸はストラクチャーとなり、ボディーをキープするもので、中に隠れている存在である。

かつて、シャブリは酸っぱいワインだった。
だが、ヴェルジェでは、熟した酸を目指している。

しかし、大事なのは酸ではなく“ミネラリティ”である。

石の土壌+ブドウの成熟が遅いことがワインにミネラリティをもたらす

ハングタイムが自然と長くなるような場所を選べば、2003年のような猛暑の年でもミネラリティを備えたワインをつくることができる。



マコネ はブルゴーニュの中では南部に位置しながらも、畑の標高がコート・ドール(200m)よりも高いところ(300m)があるため(プイイ・フィッセになると340m)、収穫時期に影響を及ぼす。


左)Pouilly-Fuisse "C.C." 2008 Guffens-Heyne (輸入元希望小売価格 8,300円)
右)Macon Pierreclos "Tris de Chavigne" 2008 Guffens-Heyne (同 7,000円)

よって、メゾン・ヴェルジェとドメーヌ・ギュファン・エナンでは、通常の年の収穫順は、

シャサーニュ・モンラッシェとムルソー → マコネ → シャブリ → ドメーヌワイン

(マコネ地区のドメーヌワインが、北のシャブリよりも遅くなるのは面白いですね)


Macon-Vergisson "La Roche" 2009 Vergert (同 2,600円)

コスパ抜群で超オススメしたいのが、マコン-ヴェルジッソン“ラ・ロッシュ”。
果実味がソフトで、うま味があり、余韻も長く、滋味
私のイチオシワインです



Macon Pierreclos "Les Chavigne" 2008 Guffens-Heyne (同 5,300円)

同じマコンでも、ドメーヌワインのピエールクロ ”レ・シャビニョル”になると、より透明感のあるピュアな味わいになり、ミネラル感がしっかり現れます。
上で紹介したMacon Pierreclos "Tris de Chavigne" 2008 Guffens-Heyne(7,000円)も非常に近い味わいですが、プライスを比較すると、”レ・シャビニョル”はかなりお得感があると思います。



Pouilly-Fuisse "Clos des Petits Croux" 2008 Guffens-Heyne (同13,000円)

これは、ミネラルの引き締まり感が素晴らしい!
生産量の少ないワインなので、さすがにお値段もステキですが。



【前編】では、は発酵時のみ使い、熟成には使用しない」 と書きました。

しかし、熟成のある部分には樽を使う
ただし、比率は自由で、ルールは決まっていない
知性と創造性が大事、と彼は言います。

樽を使う場合でも、10カ月を超えては入れません。

また、よいアペラシオンだから新樽を使う、比率を高くする、とは限らない、と言います。

例えば、2,500円のMacon-Village 2009 Verget や、2,800円のACブルゴーニュ(Bourgogne "Grand Elvage" 2009 Verget)には新樽を使っているが、6,000円のChablis Grand Cru Bougros 2009 Verget には全く使わず、コンクリートタンクのみ。


Bourgogne "Grand Elvage" 2009 Verget (同2,800円)

これが、発酵の際に100%バレル(うち新樽15%)を使ったACブルゴーニュ。
ふっくらとした果実味のふくよかさがありますが、酸+ミネラルもしっかりあり、余韻にまでずっとつながっています。



プライスもアペラシオンの格も、ワインづくりにおいては関係ない

なぜ人は考え方を変えないのか?
 -考え方を持っていないからだ

彼は、決まったことを持たない。レシピを使わない料理と同じだ、と言う。

彼は、ゴールキーパーのような柔軟さで、瞬間的、動物的アプローチでワインをつくる

実は、彼は元建築家。

設計はお手の物であるはずだが、設計通りにいかないのがワインづくり
選択肢が少ない中で表現している、と言う。

文学、例えば26文字の詩、俳句や短歌もそうだが、制約の多い中でも大いなる自由がある

だが、バケツに入った絵の具をキャンバスにぶちまける自由ではない。



ジャン・マリー・ギュファンスの言葉をひとつひとつ噛み締めていくと、
だからこそ、その先にあるワインがこうなるのだな、と、スルスル紐が解けるようです。

彼の言葉を生かし、今までにはないスタイルで紹介してみましたが、皆さんに伝われば幸いです。


(輸入元:株式会社 八田)


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ジャン・マリー・ギュファンスの白ワインづくり【前編】

2012-01-11 10:16:01 | ワイン&酒
1980年、フランスのブルゴーニュに登場したベルギー出身ジャン・マリー・ギュファンス氏が立ち上げたネゴシアン 「VERGET」 (ヴェルジェ) は、今や確固たるブランドを築き上げ、フランスワインファンなら誰もが知る存在となっています。


Jean-Marie Guffens

ジャン・マリー・ギュファンス氏が手がけるのは白ワインです。

現在、ジャン・マリー・ギュファンス氏は、仏ブルゴーニュ(シャブリ、コート・ドール、マコネ)「Maison Verget」を運営する他、南仏コート・デュ・ローヌでネゴシアン「Verget du Sud」(ヴェルジェ・デュ・スッド)と自社畑のブドウから生産する「Chateau des Tourettes」(シャトー・デ・トゥレット)、さらにマコネで自身のドメーヌ「Domaine Guffens-Heyne」(ギュファン・エナン)と、3つの事業を展開しています。


Saint-Veran 2008  Domaine Guffens-Heyne

彼は非常に個性的な人物として知られ、ワインづくりに対して独自の考えを持ち、時として変人扱いされることもあります。
私も初めて会った時(十数年前)には、え?と驚いたこともありますが、彼のワインを口にすると、その素晴らしさの方に驚かされました。

その彼が昨年来日した際、改めて彼のワインづくりへの思いを聞き、その内容が非常に素晴らしいものでしたので、遅ればせながら、ここで紹介したいと思います。

今回は、彼が語った言葉を中心に書き、ポイントとなる部分は強調して記載します。



ブルゴーニュには、北から、シャブリ、コート・ドール、マコネ、という3つのテロワールがある。
ジャン・マリー・ギュファンス氏は、シャブリとマコネはワインにミネラリティがあるから好き、と言い、ミネラリティは白ワインにとって重要 と言う。

地理的に南に位置するマコネでは、気を抜くといとも簡単にブドウが過熟してしまう。
地球温暖化で、どこでもブドウがよく熟すようになってきたからである。

30年前は、よく熟す場所を探すことが重要だった
しかし、昔よく熟した場所は、今は過熟が問題になっている、と彼は言う。

よって、彼は標高の高い畑を選択している。

昔は畑に石垣があり、雨で表土が流れるのを防いでいた。
しかし、機械化をするために邪魔な石垣を取り除いたことで、雨で表土が流れ、畑の組成が50年前と変わってきてしまったのである。
つまり、表土が薄くやせている畑は標高が高い場所しかないからである。

雨で流されて下に溜まった土、粘土は、高いアルコールと低い酸をもたらす
ワインの酸化熟成が早くなってくる原因はポリフェノールの多さ、と彼は言う。

以前に良かったテロワールも、何世紀かのうちに動いてしまう
だから、人が手がけるワインづくりも動いていかねばならない、と彼は考える。



ワインづくりのファクターには
1)テロワール、2)セパージュ、3)気候、4)ワインメイキング、 がある。

ブルゴーニュでは、1)テロワールと2)セパージュは決まっている。
よって、考えるべきは、3)気候に対応して、どのような4)ワインメイキングを行なうか? 

ブドウが熟した中で酸がしっかりあることが重要
プレスするとPHが高く(酸度が低く)なってしまうので、フリーランジュースのみを使う。

酸を高く保つことはミネラリティと関係がある
シャンパーニュと同じような垂直型のプレスを使い、酸の低下を防いでいる。

銅を使うとワインの酸が下がる
土中に窒素が増えるとダメなので、牛糞を発酵させたコンポストのみを使う。

ジュースの質が良ければ白ワインの醸造過程でバトナージュが少なくてもOK
バトナージュの回数を少なくしている。

嫌いなバタースカッチの味はさせたくない
樽発酵はさせるが、樽熟成はさせず、酸素の入らないタンクで熟成させる。




伝統芸術と文明は違う
コック帽を被っているからといって、シェフではない。

かつての伝統は正しい選択ではない
自分自身で考えて、正しいと思う方向に進むことができた。



【後編】では、個々のテロワールにおける彼の考えおよびワインの紹介をしたいと思います。


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フランスで人気の熟成ハードチーズ@コンテ

2012-01-10 10:00:13 | おいしい食べもん
松の内も3連休も終わり、今日から本格的に再始動ですね!
そこで、頭の回転にも欠かせない良質のたんぱく質を含むチーズの中で、フランスで高い人気を誇るものを紹介します。

それは、Comte (コンテ)



コンテの産地は、フランス東部のフランシュ・コンテ地方、ジュラ山地

古代ローマの時代からつくられていたハードチーズで、南仏マルセイユの港からローマに船で運ばれていました。

現代では、フランス産AOP(原産地呼称保護)チーズの中で最大の生産量を誇り、フランスでは、朝食や子供のおやつ、アペリティフのおつまみに、料理に使ったり、ワインとともにと、広く楽しまれています。
私もワインのお供にチョイスすることが多いチーズのひとつです

コンテ40g中にはカルシウムが350mgも含まれます。
原料には添加物や合成保存料などは一切含まない、ナチュラルでヘルシーな手作りチーズです。

コンテは、直径50~70cm、高さ8~13cm、重さ30~55kg、車輪型の大型チーズで、内部にはやや大きめのチーズアイ(穴)があります。
原材料は牛乳で、最低120日間の熟成の後に出荷されますが、もっと長期間熟成されたコンテもあります。


フランシュ・コンテ地方のモンベリアード牛

季節によって生産されないチーズもありますが、コンテは通年でつくられるため、春から夏のフレッシュな草花を食べた牛のミルクでつくられたものと、干草を食べる冬の時期のミルクでつくられたものの風味が変わってきます。

コンテの生産地域の標高は200~1,500m以上と差があり、標高によって生える草花の種類が違うため、牛がどの場所の草を食べたかによってもチーズの風味が変わります。

また、コンテの生産地域内の70%は水はけが悪い土地で、常に水分を含みます。
つまり、標高だけでなく、土壌のタイプによっても草花の種類が違ってくるわけです。

ということで、牛が食べる可能性のある草花の種類は400種類以上にも及ぶとか!

牛をどの時期にどの場所に連れて行くか?
酪農家の見極めが重要になってきます。



さて、ここまで来ると、コンテチーズが食べたくなってきませんか? (笑)
コンテは、チーズ専門店や百貨店のチーズ売り場に行けば必ずあるチーズですが、街中でも出会える店があります。

コンテ入りのパンが、「ブランジェ浅野屋」の限定店舗、「マンダリン オリエンタル 東京」 で販売されています。


ボンフロマージュ  ブランジェ浅野屋

浅野屋自慢のフランスパン生地でサイコロ型のコンテを生地の半量ほど包んだ贅沢なパンで、10年ほど前から販売されているロングセラー。

ボンフロマージュの販売は、「軽井沢旧道店」(ボンフロマージュ、473円)、「東京ミッドタウン店」および「自由が丘店」(ボンフロマージュS、315円) のみです。


ブランジェ浅野屋 自由が丘店

なお、2011年10月にオープンしたブランジェ浅野屋「軽井沢千住博美術館店」では、コンテ、ハム、はちみつをカンパーニュでサンドしたカンパーニュ コンテサンド(441円)を販売しています。




チーズブレッド 1個280円(税込) マンダリン オリエンタル 東京 (東京都中央区)

コンテチーズ6カ月を、しっかり発酵させたフランスパンの生地に包み込んでいます。
ホテルメイドなのに、買いやすいお値段が嬉しいですね。


ホテル内の「マンダリン オリエンタル グルメショップ」で 2011年11月より販売中



通年販売ではありませんが、ベーカリーカフェチェーンの 「カフェクロワッサン」 でも 昨年12月から コンテ・フェアが開催中です。

コンテを使ったサンドイッチサラダ(コンテチーズ&クルミのサラダ、380円)が、全国のカフェクロワッサン13店舗にていただけます。



サンドイッチは、フランス直輸入の長時間熟成発酵バゲットにハムとコンテを贅沢にサンドした「生ハム&コンテチーズのバゲットサンド」(450円)、焼きたてクロワッサンにコンテとハムを挟んだ「ハム&コンテチーズのクロワッサンサンド」(380円)の2種。

フェア期間中、各店舗にて、商品に使用している12カ月熟成のコンテも販売される予定です。

カフェクロワッサン ”コンテ・フェア” 展開店舗 (13店)
札幌アピア店(札幌市)、札幌南一条店(札幌市)、仙台青葉通り店(仙台市)、神谷町店(港区)、モノリス店 (新宿区)、青山ツインタワー店(港区)、大手町店(千代田区)、山王パーク
タワー店(千代田区)、新橋店(港区)、品川インターシティ店(港区)、ミーナ町田店(町田市)、WBG店(千葉市)、小倉駅店(北九州市)

 ※ 2012年2/19(日)まで (在庫状況により終了日が前後する場合もあり)



オフィスが近所にある方は、ランチタイムにでも気軽に立ち寄れそうでしょ?


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ドイツ土産【チョコレート編】

2012-01-09 10:02:19 | お出かけ&旅行
ドイツの甘いお土産 第3弾は チョコレート

いつもドイツやフランスに出かけた際には、チョコレートやチーズを買って帰ります。
これらは日本ではかなりいいお値段になりますし、また、その土地ならではのものもありますので、できる限り色々と買って帰りたいと思っています。

が、季節によって販売されていなかったり、温度管理のこともあり、購入を断念せざるを得ないこともあります。また、旅程が短くて店に寄るチャンスがなかったり、という時もあります。
前回のドイツ行きもそういう状況だったため、チョコレートはほんの少し、チーズに至っては収穫ゼロ。

それでも、いくつか入手してきたチョコレートを紹介したいと思います。



Ritter SORTS Mini    7 chocolate varieties

ドイツ南部、シュトゥットガルトのすぐ南ヴァルテンブーフにあるAlfred Ritter社のミニチョコの詰め合わせで、7つのフレーバーが2個ずつ、計14個 紙のボックスに入っています。



7つのうち6つがミルクチョコで、砕いたヘーゼルナッツ入り(緑)、ミルクチョコレート(青)、コーンフレーク入り(黄)、バタービスケット入り(茶)、ヨーグルトクリーム入り(白)、プラリネ入り(黒)。
唯一、赤い包装のものがダークチョコで、マジパンが入り。

どれもフィリングがしっかりしているので、それぞれに味の違いがよくわかります。
もちろん、ベースとなっているチョコレートそのものもコクがあっておいしい

特にバタービスケット入り(茶)は、ビスケットの食感がサクサクして個性的な上、パッケージの絵もかわいくて、食べるのが楽しかったです


1パック 16.7g ほどよいボリューム

個包装タイプなので、ちょっとしたお土産として配るのにも使えます。
フランクフルト空港の免税エリアで購入(今もまだ売っていると思います)(お値段もお手頃)。




merci crocant   August Sorck

このチョコはドイツ内のどこかのスーパーで買いました(もしかして空港のスーパーかも?)
商品名はフランス語ですが、ベルリンのAugust Sorck社が作る Made in Germany 。



外側がチョコ、中にヘーゼルナッツクリームとクラッシュアーモンドが入ったプラリネです。
小指の第二関節ほどのミニサイズですが、口に入れると、ヘーゼルナッツの風味がまったり濃厚で、これはおいしい!

甘いものをちょっとだけ口にしたい時にピッタリの、優秀なスウィーツです。
数えたら、一袋に45個も入ってました(笑)



ドイツのチョコレートにおいては、ベルギーやフランス二存在するような世界的に有名なブランドメーカーはあまり見ませんよね?
でも、ドイツではチョコレート製品は本当にたくさん売られているので、ドイツ人がチョコ好きなことがよくわかります。

とはいえ、チョコレート専門店はほとんど見ないような?
チョコレートやチョコを使ったお菓子は、町のお菓子屋さんのショーケースの中などに置いてあるのはよく見ました。

  クリスマスマーケットのチョコレート菓子 → コチラ

  ドイツのケーキ屋のチョコレート菓子 → コチラ

スーパーでは、高級品ではないけれど惹かれるプチプラなチョコレートがたくさんあるので、それらを手当たり次第買ってくるのが、ドイツの旅の楽しみのひとつです(笑)


以前ドイツのスーパーで買ってきたプチプラチョコ&チョコ菓子たち


  ドイツ土産 【ジャム編】→ コチラ

  ドイツ土産 【おやつ編】→ コチラ


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ドイツ土産【おやつ編】

2012-01-08 11:13:54 | お出かけ&旅行
お菓子好きにとって、外国のスーパーは宝の山
日本では見ないものを見つけると、あれもこれも欲しくなりませんか?
私は、スーツケースに入りそう、手荷物でもいけそうと思ったら、どんどん買ってしまいます(笑)

ドイツの甘いお土産 第2弾は・・・


Honig-Waffeln

日本では見ないかも?なのに、ドイツではあちこちで見かけるのが、このハチミツワッフル
パリパリの極薄生地にハチミツをたっぷり染み込ませているシンプルなお菓子で、ハチミツが染み込んでしっとりとした部分の食感がクセになります。手のひらサイズで、甘さはかなり強め。
1つ食べると、甘いものを食べた!という満足感があります。

ハチミツ(Honig、ホーニッヒ)といえば、ドイツのスーパーのハチミツコーナーでは、日本に比べると非常に多くのハチミツ商品が置いてあります。
ジャム もそうですが、ハチミツも日本では見ないユニークなタイプが多く、色々と欲しくなります。


Wald-mit Blutenhonig kalt geschleudert

ハチミツも重たいので、今回は、森の木の花のハチミツ1本のみを買ってきました。
かなり濃い琥珀色をしています。木の花、それも冷涼な土地に育つ木の花の蜜ということですから、どんな風味なのか興味津々。まだこれは開けていませんが、そのうち味わってみたいと思っています。



Knuspriges Geback mit Sonnenblumenkernen und Korinthen

ヒマワリの種と小粒の干しブドウの入ったリッチなクッキーで、ゴマも入っています。
日本の「おこし」のようにアメでつながっていて粘着性が強いので、歯に詰め物のある人は要注意(笑)直径約4cmとサイズは小さいですが、1枚がずっしりして満足度高し。



Dinkel-Mandel Biscotti

スペルト小麦とアーモンドのビスコッティ。ビスコッティはイタリアのものですが、ドイツのBio製品のビスコッティはどんなんでしょ?と興味があったので、買ってみました。
大振りのアーモンドがゴロゴロ入り、硬さもしっかりとしています。ビスコッティとしてのお味は満足な上、量がたっぷり入っていたのも二重丸



Vollkornkeks musli

レーズン、ヘーゼルナッツ、小麦胚芽の入った全粒粉クッキーで、つまりミューズリーをクッキーにしたもの。
甘さもやや控えめで、スウィーツというよりも、小腹が空いた時にホットミルクと一緒にちょっとお腹に入れたいようなタイプ。サクサク軽くてヘルシーなので、子供のおやつ向けにいいですね。

ドイツでは、ミューズリーをバーにした“ミューズリーバー”は、ポピュラーなお菓子のひとつ。ミューズリーバーはメーカーや商品によって混ぜ込むものがさまざまですが、干しブドウ、ハチミツ、ドライフルーツ類、ナッツ類などが定番です。



こうして見てみると、似たような、穀物&ナッツ系 のものばかり買ってます。
わざわざドイツで買わなくてもよさそうなものもありますが、目が欲しがったので仕方ありません(笑)


  ドイツ土産 【ジャム編】→ コチラ

  ドイツ土産 【チョコレート編】→ コチラ


コメント (2)
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ドイツ土産【ジャム編】

2012-01-07 16:08:21 | お出かけ&旅行
3連休なので、ほっこり笑顔になる ドイツの甘いもの をお届けします(笑)
(昨年ドイツで買ってきたものを紹介します)

ドイツの旅で私が楽しみにしているもののひとつに、“朝食” があります。
大好きなドイツパン、ハム、クワルク をはじめとしたチーズなど、朝からしっかりといただきます


ゼンメルなどの“ブレートヒェン”(小型パン)がてんこ盛り

ブレートヒェンは上下水平にナイフを入れてカットし、切った面にバターを塗り、さらにジャムをたっぷり塗るのがドイツならではの食べ方。

宿の朝食ブッフェには十数種ものジャム瓶が並んでいるので、好きなものをいくつもチョイスするのが朝の楽しみです(笑)
特に好きなジャムは サワーチェリー で、帰国する際には、必ずサワーチェリーのジャムを買うことにしています。


今回は、泊まった宿で見慣れない赤いベリーを発見!

バラ房のブドウのような形の、赤い小さな粒のベリーです。
これは飾り?と思ったので、この時は食べなかったのですが、お土産用にサワーチェリーのジャムを買おうと出かけた際、このベリーが描かれたボトルを見つけました。



Hagebutte とは何者? (右はサワーチェリー)

わからないまま、サワチェリー(Sauerkirsche)と“Hagebutte”を1瓶すつ購入。
帰国後に調べてみると、“Hagebutte”(ハーゲブッテ)とは “ノイバラの実” でした!

早速開けてみると、粒の形はまったくなく、見た目はほぼトマトソース。
味は、むむ・・・?あまり特徴的なものはなく、ぺたーっと甘いペーストのような?
個人的には、やはり サワーチェリー ラブ です



サワーチェリーは、黒い森のケーキ(シュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテ)や、サクランボ酒(キルシュワッサー)などにも使われ、ドイツでは超ポピュラーな果実です。

サワーチェリーのジャム酸味がしっかりし、チェリー自体の風味も濃く、サクランボの形が残っている のが好きなポイントです。

日本ではなかなか出会えないので、ドイツに行くと必ず買います(以前に買ったもの → コチラ
Bioの製品もお手頃価格で売られているので、あればBioをチョイスしています。
瓶が重いですが、ドイツ土産として私のオススメのひとつです

 ※ジャムをドイツ語で言うと? → コチラ


  ドイツ土産 【おやつ編】→ コチラ

  ドイツ土産 【チョコレート編】→ コチラ


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懐にやさしいスーパー系シュナン・ブラン

2012-01-06 16:21:24 | ワイン&酒
今回のワインも、昨日と同様、懐に優しいタイプです


South African Chenin Blanc Reserve 2008 TESCO (南ア、Western Cape)

南アフリカの定評ある産地ウエスタン・ケープ地区の最も古いブドウ畑のシュナン・ブラン種からつくられた白ワインで、アルコール度数は13%。

外観は明るいはちみつ色で、熟したフルーツ、アプリコットの香りがあります。
なめらかな果実味のアタックが印象的で、リッチでコクがあり、黄桃、白桃などの風味のする、ふくよかなボディの持ち主ですが、酸の支えもあります。
柑橘の皮のビターなニュアンスがあり、温度が冷たすぎると苦味が増してくるので、あまりキーンと冷やさず、豊かな果実味を楽しむのがオススメです。

今は日本から撤退してしまった英国の大手スーパーTESCOブランドのワインです。
1,000円以下というプライスのくせに、しっかり飲みごたえがあり、栓はスクリューキャップと、非常に使えます。

スーパーでこのレベルのワインが置いてあると嬉しいですよね
もう買えなくなってしまったのは残念ですが、どこかにひっそり残っているかも?

南アのシュナン・ブラン は飲みやすくてコストパフォーマンスもいいので、ワインを飲みなれない人にもオススメしたい白ワインのひとつです。

以前、西友が直輸入するASDA(英国)セレクトのシュナン・ブランを紹介しましたが、ASDAのシュナンの方がやや甘さが強いように感じました。
こちらも超お手頃ワインなので、正月明けで懐の寒い方は挑戦してみてはいかがでしょうか?(笑)


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正月のごちそう疲れにオススメのワイン(笑)

2012-01-05 18:49:13 | ワイン&酒
まだ松の内ですが、そろそろ仕事が始まり、徐々にお屠蘇気分も抜けてきたでしょうか?
この年末年始で、たっぷり飲み食いし、もう飲みたくない!という方がいる一方で、いや、まだ飲める!という方もいますよね(笑)

まだ飲めるという方も、そろそろスッキリしたものを口にしたくなってきませんか?

先月飲んだこのワイン、私的にはヒットだったので、また買いたいと思って店に行ったところ、すっかり売れてしまっていて残念!


Muscadet Sevre et Maine Sur Lie 2010 Pierre-Luc Bouchard (仏、ロワール)

フランスはロワール地方ミュスカデ種のブドウからつくられている白ワインです。
“ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー”と、大変長い名前ですが、ワインの勉強をした人なら、よく知っているワインですよね。

“Sur Lie”(シュール・リー)もソムリエ試験にはお約束のポイントで、発酵の際に出た酵母の残骸(オリ、Lie)とワインを接触させながら熟成させるので、Sur(~の上に)Lie (シュール・リー)となります。実はシャンパーニュもシュール・リーの製法で造られています。
オリと接触させることで、ワインに独特の風味、複雑味が出るといわれています。

さて、私の飲んだこのミュスカデですが、青リンゴ、シトラス、白い花を思わせる楚々とした上品な香りがありました。口に含むと軽くプチプチと舌に当たり、ややガスが残っているかも?果実味がしっかりしていますが、酸がキリリとして非常にフレッシュ!若々しく爽やかで、飲んでいて気持ちのいい白ワインです。アルコール12%という軽快さもいいですね。
翌日は、少しまろやかになりましたが、相変わらず酸はしっかりしていました。



ミュスカデはロワール川の河口の近くで造られるため、魚介類との相性がよく、特に生牡蠣を食べる際には最高のお供といわれます。
また、飲む際にはヴィンテージの若いものほどいい、とされています。

若いミュスカデはフレッシュ感いっぱいなので、実に爽やか
夏の暑い季節にはもちろん、1年を通じて楽しめ、シャキッとした酸味が正月のごちそうで疲れた胃にもピッタリ(笑)
しかも、懐にもやさしいお値段のものが多いのも嬉しいポイントです

このワイン、もっと買っておけばよかった・・・と、今かなり後悔しています…



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八戸せんべい汁

2012-01-04 16:00:00 | おいしい食べもん
叔父宅から帰る際、叔母(会津出身)から、なぜか「八戸せんぺい汁」を持たされました(笑)


八戸せんべい汁

八戸せんべい汁といえば、ご当地B級グルメのB-1グランプリでグランプリ獲得したこともある、青森の郷土料理のひとつ。南部せんべいを汁に入れて食します。

南部せんぺいは好んでよく食べますが、せんべい汁は食べたことがありませんでした。


せんべい汁用の南部せんべい

普通に食べる用の南部せんべいと違い、プレーンタイプで、色が白く、原材料の配合(小麦粉、食塩、膨張剤)も違うような?

せんべい汁をおいしく食べる裏ワザが書かれていたので、それに従って作りました。

 ☆ 裏ワザ1キャベツを必ず入れること

 ☆ 裏ワザ2必ず出汁が沸騰しているところにせんべいを入れること

グツグツと煮立ったところにせんべいを割り入れるとアルデンテになるとか(笑)


お正月なので「なると巻」を入れてみました

煮込んだせんべいがツルンとした食感で、身体も温まるし、これは冬場にはもってこい!

地元では、せんべい汁用にごそっと大きな袋の南部せんべいが販売されているようですが、それが簡単に入手できるのなら、家で手軽に作ってみたいですね。


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黒電話のある家で―従姉妹会

2012-01-03 23:30:32 | 雑記
年末に急遽決まった、新年の従姉妹会の会場は、都内の叔父の家。
山手線の内側なのに昭和の香り漂う家で、いまだ“黒電話”が現役で存在します!



コタツに入り、箱根駅伝をTV観戦しながら、ごちそう三昧のひととき


叔父夫婦と、めい(従姉妹)3人、合計5人で飲み、食い・・・


叔父の秘蔵 会津の純米大吟醸「末廣」 が登場




タラバ蟹とシャンパーニュのマリアージュ は最高にオススメ

ごちそうさまでした!


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新年はシャンパーニュからスタート

2012-01-02 15:23:52 | ワイン&酒
新しい年が明け、さて、今年最初のワインは何にしましょうか?と悩むのが毎年の恒例ですが、
2012年のラッキーカラーが白・黄・赤 なので、この中からチョイスしたいですよね。

白ワイン好きの私としては白ですが、お正月なので シャンパーニュ にしましょう

昨年、超破格値で入手したシャンパーニュがあるので、これはどうかしら?
(お正月とはいえ、お手軽価格重視)(笑)


Champagne Francois Dubois Brut (仏、シャンパーニュ)

シャルドネ、ピノ・ムニエ、ピノ・ノワールの典型ブレンド。
泡はキメ細かく、優雅に立ち昇り、時間が経っても持続性があります。
白い花、ブリオッシュ、トーストなどの香ばしいアロマがふわっと匂い立ち、口に含むと、キリリとしたミネラルと酸がしっかりと存在し、よく熟した果実味のボリュームとキレイなバランス

アンチョビが詰まったオリーブとの相性がバッチリでした

泡のあるワインは数多くあれど、超破格値で買ったとはいえ、さすがシャンパーニュ
重心が下にある落着いた酸、複雑味のあるミネラル感、品格のある飲みごたえ、これは満足です。

実は1,000円台で入手しました
こんなことなら箱買いしておけばよかった!と、かなり後悔しています…


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