ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

バウムクーヘンとリースリングのマリアージュ

2010-03-25 15:36:37 | ワイン&酒
4月6日に開催する「Riesling Ring 試飲会」に向け、会議が続きますが、先日の会議で素晴らしいリースリングワインと出会いました



JIM BARRY Watervale Riesling 2000 (Clare Valley, 豪州)

ジム・バリーのリースリングは、昨年10月の「第2回Riesling Ring Evening」でも出ていますが(The Lodge Hill Dry Riesling 2007 Jim Barry)、さすがに熟成の年月を重ねているため、厚みも複雑味も現れ、馥郁とした素晴らしい味わいを堪能しました。



今回、フードとして差し入れていただいた中に、こんなものが!


ザ・リッツ・カールトン東京 バームクーヘン チョコレート

リッツカールトンのバウムがあるとは!
これは、しっとり&ソフト系でした。

バウムだけでも嬉しいですが、これをワインと合わせてみたらどうよ?




スペインのCAVA「セグラ・ヴューダス」のセミセコ(やや甘)と、
岩の原ワイン「3986 マスカットベーリーA 2006」があり、合わせてみると

セミセコのカバが良さそうに思えましたが、バウムにはリースリングがドンピシャでした

このリースリング、決して甘口ではないのですが、やさしくまったりした感じが出ていたせいか、バウムクーヘンと非常によくマッチし、素敵なマリアージュのハーモニーを奏でてくれたのです。

ドイツが故郷であるリースリングは、他の地で育っても、ドイツ生まれのお菓子との相性がいいのでしょうか(笑)



ちなみに、岩の原ワインの「3986」とは、マスカットベリーAの交配No.のひとつで、新潟県の特別栽培農産物として県の認証を得たため、それを商品名に使ったようです。

コメント
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