お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

有難う!この一年に感謝!

2007年12月31日 | ほっとすぺーす
 早いもので、大晦日。大雪のところもあるようですが、ここ川崎は暖かい暮れを迎えました。

 ほっとすぺーす麻生は、今年もなんとか皆さんのおかげで無事に運営できました。感謝です!。

 先日の忘年会の折りに、会計担当のWさんが会計報告を作成して、配布してくれました。(初めてです)それによると、な、な、なんと、黒字になってました!

 といっても、ほっとすぺーすの運営費の半分は我々スタッフが自腹を切って出しているので、純然たる利用料金だけを収入とするならばかなりの赤字です。でも、スタッフは、「自分達も楽しませてもらってるんだから出すのは当然」と考えてくれる人ばかりなのです。すばらしいスタッフです。お金も労力も惜しまないんですから・・・

 このブログはほっとすぺーす麻生の活動状況はじめ、ボランティア活動をお知らせするために始めました。しかし、ほとんど私個人の勝手な思いや感想などが多くなってしまいました。

 ほっとすぺーすのことでは、本当は書きたい事が山ほどあるのですが、プライバシーに関わるので、書くことが出来ません。大事な問題ほど書けません。
 家庭の問題、仕事の問題、障害の問題、病気の問題・・・重いです。

 でも、いろいろな問題を抱えた方の「心が安らぐ居場所」を目指して、来年もみなで頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。

 このブログ、読んで下さる方は増えているのですが、(1週間で訪問者は300人くらい、閲覧数は500~600くらい)なかなかコメントをいただけないのがちょっと残念です。(まあ、そういう自分もあまり他の方のブログにコメントしてないけど・・・)

 さて、来年はどんな年になるでしょうか?みんなで、良い年にしたいですね!
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変わるんですね!育児の常識

2007年12月30日 | その他
 昨日の教育テレビで、じいじ・ばあばのための孫の育て方をやっていたので、どれどれと見てびっくり!

 育児の常識って、私たちの頃とこんなに変わっていたんですね!
<その一>
 おっぱいは、子どもが自分で離れていくまで、与えていてよい。・・・昔は、1歳になる頃にはやめさせようと、からしを乳首に塗ったり、いろいろ断乳の方法を考えたものだけど・・・2,3歳になっても欲しがるなら与えていいんですって。

<その二>
 抱き癖がつくからと心配する必要はない。・・・かえって、親子の関係が密になるから抱っこは奨励すべきことなんですって。でも、泣くたびに抱いていたら、家事も何にも出来なくて困らないのかしら?疲れるし・・・

<その三>
 白湯は飲ませる必要はない。・・・お風呂上りとか、汗をかいた後は飲ませた方がいいと思っていたけど、ミルクや母乳で水分は足りてるから特に与える必要はないんですって。そうかなあ?ちょっと疑問が残るけど・・・

<その四>
 歩行器は乗せないほうがいい。・・・これもびっくりだなあ。理由はよく分からなかったけどハイハイをシッカリさせる方がいいということかしら。

<その五>
 シッカロールは特に必要ない。・・・これはだいぶ前から知ってました。真っ白になるほどはたくと、粉が器官に入ってしまうし、毛穴をふさいでしまうからね。

<その六>
 日光浴は必要ない。・・・今や、紫外線を浴びる事は益より害の方が大きいですものね。でも、昔は足の先から少しずつ当てていったものです。

 まあ、なんだかすっかり変わって・・・じいじもばあばも、自信喪失してしまいます。でも、じいじばあばの孫育てのいいところは、(まあ、一応ほめとかないと関わりを断たれたら困るものね)余裕を持って接するところですって。それは言えますね。

 さて、これからは、口を出さずに見守って、頼まれた時・困った時はは手を貸すというのが大切なようですね。はい、分かりました。
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ほっとすぺーす忘年会は歌声で

2007年12月27日 | ほっとすぺーす
 昨日はほっとすぺーす麻生の忘年会でした。

 駅前のカラオケで12時から3時まで、常連さんとスタッフ、九人。

 「カラオケなんて、初めてよ!」
 「私も何十年ぶり」
と言う人を含めて、40代から70代までの女性が集まりました。

 40代のTさんはアニメ好きで、次から次へとアニメソング。ついていけない!というシーンもありましたが、他の選曲はおなじみなのが多くて、みんなで声を合わせて歌いました。

 ふるさと、少年時代、シクラメンのかほり、世界で一つの花・・・・

 最近の歌は殆どなし。でも、昔の歌って、みんなが歌えましたよね。最近のは合唱するようなのってあまりない気がします。

 さて、終わり近くなって例のくじびきを催行。すばらしい?景品を渡しました。みんなの反応は?・・・けっこう喜んでくれましたヨ!よかった!

 料理をおなか一杯になるまで食べて、飲み放題なのに、かかった費用がひとり2100円。安上がりで楽しめた忘年会でした。
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大掃除+景品作り

2007年12月26日 | ほっとすぺーす
 昨日はほっとすぺーすの大掃除。

 といっても、私とFさんの二人だけ。窓やガラス戸や換気扇、ガス台と、目に付く汚れだけ取り除きました。
 それでも、ガラス類がきれいだと、さっぱり感が出てきますね!

 自宅の大掃除はまだ出来てないので、あとは来年やることにしました。そのあとは、お汁粉を食べて一服。(大掃除もお気楽に・・・)

 次に、26日の忘年会用の景品作り。参加者にくじを引いてもらって、景品を選んでもらうという趣向です。初めての忘年会なので、ちょっとしたお楽しみを考えました。

 といっても、我が家やFさんの家にあった不用品や、お菓子、プラスほっとすぺーすの残り物を集めた、いわば「在庫一層セール」みたいなもの。みんなに意図がばれちゃうかな?

 実は、このアイデアはもうずうっと昔、今は亡き長谷川先生のやり方をパクりました。
 長谷川先生は、学年の忘年会をしたとき、一人で全員にプレゼントを用意してきて配るので、私たちは恐縮して感謝して受け取ったんですが、あけてびっくり。中味は、メモ帳だの、カップだの、未使用では有るけど彼の不用品ばかり。捨てるのに困ってプレゼントにしたんです。もうみんな、腹を抱えて笑っちゃいました。

 さて、我々の景品を受け取ったみんなの反応やいかに?・・・・


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クリスマスの意味

2007年12月24日 | その他
 クリスマスは今や、いえ、ずっと前から宗教性のない、暮れを楽しむ行事として定着しています。笑い話に「えっ、教会でもクリスマスやるの?」というくらいに・・・

 しかし、クリスマスはクリスチャンにとっては特別な意味があります。
 一つは、神の子であるキリストが肉体をとってこの世に生まれたとこと。それは、人として生まれることにより、人としての喜びや悲しみ、苦しみを味わわれるためでした。

 もう一つは、私たちの苦しみ、悩み、死の恐れなどを根本から解決するために、すなわち罪の許しを得させるために十字架にかかるために生まれてくださったことを感謝することです。

 私の周りでは、今、家庭の問題、経済的な問題、精神的な問題などで悩み、苦しんでいる方々がいます。お話を聞いたり、僅かですが経済的援助したりはすることが出来ます。

 でも、そんなことでは本当の解決にはなりません。そういう方々にこそ、クリスマスの本当の意味をお知らせしたいなあと思うのです。

 『事実、御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。』 (新約聖書ヘブライ人への手紙2:18)

 
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日本映画学校の発表会へ

2007年12月21日 | 映画・演劇・本
 19日。日本映画学校の2年実習発表会へ行ってきました。我が家を映画学校の生徒の作品の撮影に提供した縁で、よんでくれたのです。

 会場はいつも土曜映画教室で使う大教室でおなじみの場所でした。行くと、もう先生や生徒でいっぱいでした。

 この日は発表会の二日目。午前に二本、午後三本で、我が家に来た「○○ゼミA班」の発表はトップバッターでした。撮影で親しくなった生徒達の緊張した?顔がいくつか見えて、懐かしくなりました。

 教え子のTちゃんの作品の発表もこの日で、「ヨンチャ!ハルモニ」というドキュメンタリーでした。(でも、午後からなのでほっとすぺーすでA君の学習時間と重なりあきらめました)
 このために、川崎区のふれあい館に通い詰めたようです。40時間は撮ったと言ってました。それを15分に!

 「今日は母も来るんですよ」というので、お母様(新劇の女優さん)にもお会いしたかったのですが・・・

 さて、いよいよ「最後の山」が上映。簡単に言えば登山部の三人の高校生の三角関係?を描いたもの。
 それで、我が家でベッドシーンか!(でも、我が家では一日がかりで撮影してたのに、画面では30秒くらいであっけなかったなあ。)

 上映のあと、スタッフと俳優全員(18人くらい)が前に出て、コメントを言います。ちょっとよく分からないものが多かったな。内輪話的で。

 映画の出来は私にはそれほどよいとは思えなかったけど、佐藤校長を初め、先生方は好意的で評価は高かったので、私までちょっと嬉しかったです。

 私の評価が低かったのは、あまりに簡単にセックスする高校生の姿を描いているところがいやだったんです。これが現代の高校生の実態なんでしょうか?

 このあと、ドキュメンタリーで「無力無善寺」という高円寺にあるアングラのライブハウスを描いたものが発表されました。こちらは、私には面白かったのですが取材の目的意識が低いということで、評価は低かったです。

 でも、映画学校って面白そう!総合芸術ですものね!私も若かったら・・・

 Tちゃんの作品の評価はどうだったんでしょう?気になります。
(写真は「最後の山」を制作した生徒達)
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遅まきながら・・「海辺のカフカ」を読む

2007年12月19日 | 映画・演劇・本
 年末になると、今年の映画・演劇・本の回顧が記事になりますね。

 映画や演劇はいくつかは見ていましたが、本となると・・・あらら、話題の本の中では読んだのは吉田修一の「悪人」だけでした。

 そうなんです。図書館にはしょっちゅう通ってますが、話題の最新作は大抵借りられていて、見つかったためしがありません。予約すればいいのでしょうが、30人待ち、ナンテ聞くとうんざりしてしまいます。

 ですから私が借りる本はいつも旧作。2,3年前くらいかもっと前のもの。しかも、どうしても同じ作家のコーナーに行ってしまいます。浅田次郎、杉本苑子、津村節子、三浦綾子、帚木ほうせい等々・・・でも、未読の作品はなかなか見つかりませんから他の作家のところへ行きます。

 でも、今回は最近の作家のものを読んでみようかと決心し、村上春樹(最近の作家か?)のコーナーへ。さすが人気作家で残ってる本は僅か。仕方なく「海辺のカフカ」とやらを借りてきました。(彼の本の題名はカフカとか「ねじまき鳥クロニクル」「ノルウェイの森」とかカタカナが入って奇妙なのでなんとなく敬遠してました)

 三日かかって読了。
 三分の二までは面白かったです!謎めいた「ナカタさん」が魅力的で、もうひとりの主人公15歳の「田村カフカ」と交代で話が進んでいくのですが、途中からナカタさんのほうばかりまとめて読みたいという欲求に駆られたくらいです。
 でも邪道な気がして順番どおり読み進めました。途中までは本当に面白かった!ミステリアスで、でも文章表現が普通のミステリーとは根本的に違って深く切れ味もよくて、酔いました。

 しかし、終わり近くなって、このふたりの話がどんな風に重なりあい、響きあい、終息に向かっていくのかと期待してたのに、ちょっとがっかりの終わり方でした。謎は謎で終わってしまって、未消化なままですし・・・読みが浅いのかなあ私。

 この作品は海外でもベストセラーなんですってね。わかるようなわからないような・・・でも、他の作品も読んでみたくなりました。いくつか読めば、この作品の理解も深まるかも?


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ドイツ ②旅仲間

2007年12月17日 | その他
 今回の旅行は大手のツーリストのパッケージツアー。

 格安なせいか、参加者は30人を超えてました。私の予想では、11月末から12月にかけての時期柄、参加者は中高年が殆どだろうなあと思っていました・・・
でも、実際は若い人が多くてびっくり。半数は超えていた気がします。

 新婚さんみたいなカップルが三組、友人同士も三組くらい。ひとり参加も三人いました。

 へえっと思ったのは、母娘での参加。なんと四組もいました。いかにも友達親子といった感じです。今までの旅行では遭遇しませんでしたが、最近は増えているんでしょうか?
 うちの娘は、海外旅行に興味なし。私の出かけるのを「よく行くよね」と冷めた目で見ているみたいです。

 私は友人と行くのが一番楽しいです。今回は海外旅行は初めてという人と参加しました。彼女は、
「はあ、私ドイツに、本当に来ちゃったのね!」
「見るもの聞くものみんな素晴らしい!」
と、感激の連続。
 私は、彼女の歓声を聞きながら、冷めている自分を発見し、旅に慣れるのも善し悪しだなあと思いました。

 参加者の中に、ひとり参加の若い男性が二人。そのうちのひとりと時々話すようになりました。日常ではありえないことで、なんだか少し楽しかったです。

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シルヴィギエムって・・・

2007年12月12日 | 映画・演劇・本
 昨夜、東京文化会館へ。
 生のシルヴィギエムを見たくて行ってきた。

 ううう・・・・・

 最初は大好きな上野水香が登場。相変わらず(といっても、舞台は三回目)うつくしい踊り。
 せも、なんだか少女のようで「椿姫」というのとはイメージがずれた。

 そして本命、シルヴィの登場。DVDでしか見たことのないシルヴィギエム。チケットをだいぶ前に買って、このときを楽しみにして期待に胸を弾ませてきた。

 チラシにはこううたっている。
「シルヴィ・ギエム 進化する伝説」
「世界最強のバレリーナが、自身の伝説を超えて魅せる、無限の進化!」

 確かに、普通イメージするバレエをはるかに超えていた。だが、正直言って私は進化する前のシルヴィの踊りをいっぱい見たかった。

 なんだか精神世界を表現したような、抽象的な繰り返しの動きが多くて(PUSH)、すごいとは思うけど美しさはあまり感じられなかった。

 でも、そんな私でもシルヴィが独りで踊った「TWO」(ひとりなのになんでTWOなのかな?)には魅せられた。凄い!シルヴィギエムってこういうダンサーだったんだ・・・・

 一メートルよりやや大きな四角い光の中から一歩も踏み出すことなく、踊る。
シルヴィの長くしなやかな手や足が、生き物のように動き、くねる。光を切り裂くその指先から炎がもえて出ているように感じて、何度も目を見張った。
 満員の会場が静まり返って、シルヴィひとりに集中し、彼女の世界に引き込まれ
ていた。
 踊り終わると、うおーっという歓声が湧き起こって拍手の嵐!

 うーん、やっぱり素晴らしい!Cプロの「白鳥の湖」も見てみたい。

 DVDを買って、家に帰ってまた見る。バレエのために生まれてきた人ですね。
(写真はPUSHのシルヴィと振付けたマリファント)
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「パラダイス・ナウ」の衝撃 2

2007年12月10日 | 映画・演劇・本
 昨日の礼拝で次の聖書の言葉を目にしたとき、自爆を選んだサイードの死の意味を再び考えさせられた。

 
「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命にいたる」
                  ヨハネによる福音者12:24、25

 サイードは自分を「一粒の麦」と信じていたのだろう。
 しかし、他人の死を呼び込む死が、実を結ぶと本当に信じていたのだろうか?悲しい、やるせない、でも許容できない死ではないか・・・
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映画「パラダイス・ナウ」の衝撃

2007年12月08日 | 映画・演劇・本
 映画が終わって、しばらく立てなかった・・・

 というか、最後の場面は正視できなかった。あまりに辛くて・・・

 「パラダイス・ナウ」
そのまま訳せば、「今が天国」とでも。それとも、「今」現実から抜け出して、「天国」へ旅たつという意味なのか?

 パレスチナ難民として生まれ、自由もなく、貧しく、抑圧され、希望のない毎日を送る青年。ごく普通の青年サイード。
 しかし、普通でない状況下に置かれたせいで、父が家族の生活を守るために密告者となり、処刑されたという過去を持つせいで、サイードは、いとも簡単に「自爆テロ」の実行役を引き受ける。

 あたかも、明日引越しするから手伝ってくれる?と言われて引き受けたかのように、少しもためらうことなく即答するサイードと、親友ハーレド。

 テロ実行グループが二人を実行役として仕立てていく過程が丁寧に描かれる。薄汚れ、ひげも髪も伸び放題という感じだった二人が、「英雄」にふさわしい姿に変えられていくのを見るのはなんともいえない複雑な思い。

 いざ、実行と言う段になって、手違いが起こりテロは一たん中止となる。ハーレドは英雄の娘スーハの言葉でテロを思いとどまる。

 このハーレドとスーハのやりとりが重い。ハーレドは自爆テロをする理由として、
「平等に生きられなくとも、平等に死ぬ事はできる」
「自由は戦って手に入れる。不正がある限り、殉教は続く」
「奴らは空爆する。俺達は自爆しかない」
「俺達は天国に行ける」
という。

 それに対してスーハは、するどく反論する。
「平等のために死ぬのなら、平等のために生きる道を探すべきよ」
「殉教じゃない 復讐よ!」
「何をしてもイスラエル軍のほうが常に強いのよ」
「天国は頭の中にしかないわ」
「あなたの行動が私たちを破壊するのよ。そしてイスラエルに殺す理由を与えるの」
 そしてスーハは主張する。「モラルの戦いをするのよ」

 サイードはこのやり取りには参加していない。彼は、ただ一人自爆テロを実行する。なぜなら、
「尊厳のない人生 来る日も来る日も、侮辱され、無力感を感じながら生きていく。世界はそれを遠巻きに眺めているだけだ。彼らは自分達を被害者だと確信している。占領者が被害者だと?彼らが加害者と被害者の役を同時に演じるのなら、僕等もそうするしかない 被害者であって 殺人者となるしか・・・」

 最後は自爆直前のサイードのアップで切れる。

「世界はそれを遠巻きに眺めているだけだ」というサイードの言葉は、見るものに突き刺さる。
(写真は、パンフレット。右上の最後の食事の風景はキリストの最後の晩餐を思わせられた。左上は爆弾を体に巻いているところ。自分では外すことが出来ない仕組みになっている)

 川崎アートセンターの「アルテリオ映像館」で見る。12・14・16日上映
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ドイツ ①クリスマスマーケットへ

2007年12月06日 | その他
 一週間のドイツの旅から帰ってきました。

 この旅の目玉は「クリスマスマーケット」
 シュッツガルト・ニュルンベルグ・バンベルグ・ローテンブルグと、4箇所も巡ります。

 まあ、どこに行っても日本人ツアーとぶつかって、日本語の飛び交う中で過ごしていると、ここは日本の観光地?と錯覚しそうでした。人気のコースなんですね。

 みやげ物店、特に免税店は日本人スタッフが常駐していて、日本語で買い物が出来るし、レストランは日本語でメニューが書いてある始末。
 「ダンケシェーン」といえば「アリガト」と帰ってくるくらい、片言の日本語はみんな話せました。
 (ただし、マーケットの屋台はさすがに日本人はやっていませんでしたけど)

 マーケットはクリスマスの4週間前、つまりアドベントに入ってから始まるので、私たちは始まったばかりの所を訪れたわけです。

 マーケットは日本の夜店のように軒を連ねてびっしりと立っています。一軒一軒が飾りを工夫。特に屋根の上は、さまざまなものを電飾で飾りとてもきれいでした。

 屋台の中心はクリスマス関連のグッズやお菓子類ですが、日用品も売っていました。
 日本のデパートの隅でよくやる口上つきの販売ばかりやってる一角もありました。見ているとすぐ欲しくなる私は長居はしませんでしたが、よく皮がむけそうなピーラーは買えばよかったと後悔しています。さすがゾーリンゲンの国のピーラーでした!

 クリスマスマーケットといえばグリューワイン。(とは、ホットの甘いワインです。)でも、私は酔っ払いそうでノンアルコールの子供向けの方を飲みました。ワインの入っているカップは返すと2ユーロ程度返金してくれますが、その土地の名と年号が入っているので記念に持ち帰る人が多いようです。
 私も持ち帰りました。(写真)

 ホントは賑やかなマーケットの写真を載せるつもりでしたが、最後に行ったローテンブルグで、カメラの操作ミスで一瞬で全てが消えてしまったのです。
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