お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

横浜散歩

2016年10月31日 | その他

 最近、横浜駅にほど近い歯医者へ通ってます。

 なぜそんな遠くへ・・・と、自分でも思うのですが、色々訳があって・・・ 今日は予約が2時なので、早目に行って「横浜散歩」をしようと9時半頃出かけました。

 あざみ野から市営地下鉄で横浜へ。そこからみなとみらい線みなとみらい駅(言いづらい!)へ行き、「横浜美術館」を初めて訪ねました。

                                          

 なかなか立派な建物です。常設展の入場料は500円。お手頃で嬉しい!・・・それより嬉しいのは「写真可」ということ。フラッシュはダメですが。たくさん撮ってしまいました。

           

( 入って間もなく目にした、ガラスケースの中のこれ、なんと「髪の毛」と「ほこり」で出来てるそうですよ、びっくり。右の絵はペリー来航の有名な絵です)

     

 

 さほど作品が多くないのも疲れなくていいですね。(イギリスに行ったときは、大英博物館など作品数が多すぎて疲れに疲れてしまいました!) 結構有名な画家の作品がありました。ピカソ、川合玉堂、東山魁夷・・・

 見終えて、娘とランチの約束をしていたので、ぶらぶらと日本大通り駅まで歩きました。その間やく30分。

         

 ランドマークタワーや、日本丸の船や、横浜の歴史を感じる建物をいろいろ眺めて、楽しみました。途中で、可愛いらしい一行に出会いました!そうだ、今日はハロウィンでした。子どもも先生らしき人もめいっぱい仮装してました!

 ランチ後は、日本で初めてのプロテスタント教会である「横浜海岸教会」を見に行きました。娘は毎日のように前を通っているとか・・・公開日ではないので中には入れないのが残念でした!

                   

 この辺りは素敵な町並みで、テレビドラマにもよく使われているようですが、娘曰く「ちょっと歩くと寿地区だよ」・・・日本三大スラムの一つです。行って見たい気もありましたが、歯医者の予約の時間が迫っているのでやめました。

 2時に歯医者へ・・・私の口の中は、もう最悪です!  皆さん、歯はお大事に!

 

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NHKスペシャル マネーワールド

2016年10月28日 | テレビ

 「NHKスペシャル マネーワールド資本主義の未来」(全3回)がすごかった!

 市民連続講座で、貧困問題も扱ってきたが、世界全体におけるマネーの現在の姿は私の想像を超えていた。

 一つのグローバルな会社が、一国全体の経済を根幹から揺るがしていたとは・・・そして陰り始めた資本主義はこれからどんな展開をみせるのか。

 超富裕層の62人の資産が、底辺層の35億人と等しい・・・という巨大格差も、見せつけられて唖然とするばかり!しかも、その中の一人は「貧しい人は努力が足りない」と言い放つし、「自分たちが富むことで、貧しい人にもおこぼれが回っていくのだ」と、自分たちを正当化していた。

 そうか、なぜ富裕層はこの巨大な格差を知りながら心が痛まないのかと不思議だったが、そうきたか!

 第三回目の終わりには、この状態を少しでも変えようという新しい動きもいくつか紹介されていて、僅かにほっとさせられたが、本当にこの世界全体の巨大な格差は何とかしないといけない。

 

 25日の連続講座は、一般参加者が僅か3名で、担当者の私はがっくり。

 しかし、企画委員5名と、市民館の講座担当者1名を加えて9名で白熱した話し合いが持てた。これまでの5回の講座を元にした話と、その他に分けて話して貰ったのだが、後半はそれらが一緒くたになってもう・・・・私は映画「太陽のめざめ」からみた「困っている子」に対する大人の対応ついてと、このマネーワールドの番組を紹介して世界の貧困と格差についての思いを語った。

 今回は参加者が少ないだけに各自が思いを十分語れたので、その点は良かったと言えるかもしれない。しかし担当者としてはやはり残念だった。

 次回11月1日の講座は弁護士の方から、「若者の権利」の視点から話していただきます。お出かけください!

 

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万葉九条の会へ

2016年10月26日 | 社会

 友人に誘われて、「万葉九条の会」に、行ってきました。

 久しぶりに行く気になったのは、「澤地久枝さんが来るのよ!」とのツルの一声に惹かれて!やっぱり有名人に弱いなあ、私も。

 更に、「もうお年だから、今のうちよ」と言われて参加を決めました・・・ところが、澤地さんは体調が悪く、講演者は岩田正さんという歌人(妻は同じく歌人の馬場あき子さん)に変更!ちょっと残念でした。

 しかし、会場に行ってびっくり!「九条の会」ってこんなに盛んだったっけ?と思うほど押すな押すなの賑わい。600人収容ですが、入場を断られた人もいたようです。やはり、澤地さん効果のようですね。しかし、まあ見事に中高年層ばかりで9割は女性。

 プログラムは坂井修一さんの「現代短歌の世界」、クラリネットなどの生演奏、そして岩田さんの講演会でした。

 岩田さんは1924年生まれの92歳!ピンチヒッターなので講演と言うより、軍隊時代のエピソードを自由に語ったという感じでした。それが結構面白くて笑ってしまいました。

 例えば、岩田さんは小柄なので支給された軍服がダブダブ。取り替えてくださいと頼んだけど「身体の方を服に合わせろ」と言われて、袖が長すぎて手が隠れていたこと、コーリャンのご飯はみんなが先を争ってよそうので、最後の自分はいつも少なかったけど小柄なのでそれで足りたこと、ノミやシラミ、南京虫に悩まされたこと、上官が民間人だったので規律がゆるく、訓練中に映画館にみんなを連れて行ってくれたこと、行進も誰も見てないところではダラダラ歩きで、隊に戻るときちんと行進したこと、昼寝もさせてくれたこと等・・・でも、戦争はいやです!と、強調していました!70年前以上前のことなのに、昨日のように語られる姿を見て、それだけ一つ一つのことが心に刻み込まれているのだと・・・

 岩田さんの短歌が素晴らしいです!いくつか紹介します

 『九条の改正笑ひ言ふ議員 このちんぴらに負けてたまるか』

 『在りし日もかなしと思ひ死してなほ かなしかりけり母といふもの』

 『なで肩のやさしき妻の形して 割烹着壁にかけられてあり』

 二句目を目にしたとき、思わず目頭が熱くなりかけました。「かなし」は「悲し」ではなくて「愛し」でしょうね。岩田さん、有り難うございました。(右の写真です)

         

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「太陽のめざめ」

2016年10月22日 | 映画・演劇・本

 上映最終日の夜、あわてて見に行きました。

 「太陽のめざめ」・・・カトリーヌ・ドヌーヴが判事役のフランス映画です。

 冒頭から、二人の子どもを連れた、わめき散らす若い母親と、判事がやりあうシーンで度肝を抜かれます。上の男の子を登校させてないので、判事は母親と少年を離す判断をします。「こんなくそガキ、くれてやる!」的な発言をして飛び出していく母親。まだつぶらな瞳の可愛い少年でした・・・

 それから10年。16歳になった少年は、ちょっとしたことですぐぶち切れ、どんな相手にも口汚い暴言でつっかかり、すぐに暴力を振るう少年になっていました。車を盗んで、勿論無免許で乱暴な運転を繰り返し、また判事の前に現れます。大人は誰も信じない、といった鋭い攻撃的な目つきになっていました。

 こんな少年が本当に更正出来るのだろうかと思ってしまう程のワルで、判事を始め彼に関わる大人たちが可哀相になるくらいでした。

 判事は、彼に対し温情ある措置をはかります。しかしそれは彼には伝わらず、すぐまた事件を起こします・・・・

 私が感動したのは、この少年に対して、あくまでも彼の更正を第一に考えてとことんつきあう大人たちです。彼が事件を起こす度に、検事役の人、弁護役の人、教育係らが、彼の処置について話し合います。それが事務的ではなく、彼の事を思っての発言が多いのです。そして更正施設に入れるのですが、そこがまたかなりの自由度があって少年なのに喫煙も許しているのには驚きました。寄ると触るとけんかを始める彼らへの鎮静剤の役割があったのでしょうか。誕生日にはケーキも出てました!

 彼らの日常的な暴言・暴力にも耐えて、諭す施設のスタッフたち。頭が下がります。私なら三日と持たないと思いました。

 もう、彼はダメかな、でも題名が「太陽のめざめ」,どうやって「目覚め」させるんだろう・・・と思って期待して見ていました。途中経過は省きますが 彼は17歳で父親になります。相手は指導員の娘でした。

 最後、彼は赤ちゃんを抱いて判事に見せに来ます。微笑む判事。そして、大事そうに我が子抱きながら帰って行くシーンで終わります。いやいや、日本でこれはない結末だと思いました。文章もろくに書けない、仕事を与えてもすぐやめてしまう少年が父親になることを祝福するフランス社会・・・大人なのかなあ!

 私はあんな風にとことん子どもや若者に寄り添っていけるだろうかと、悩みながら帰りました。

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定時制高校見学

2016年10月19日 | ボランティア

 連続講座第5回目は「若者の学びの場 定時制高校の見学」ということで、川崎区にある定時制高校を訪問しました。

 教頭先生の案内で、普段は一時間かける見学を30分で回りました。中庭を囲んで回廊式になっている建物は、どこも明るい!ピカピカでした。ガラス張りの教室や、廊下のあちらこちらに配置されているテーブルや椅子、木の床、掃除の行き届いたカラフルで清潔感あふれるトイレ・・・どこをとっても清潔で整えられていて、モデルルームのような校舎内でした。

 見学後は教育文化会館へ移動(校舎内での懇談は許可されなかったので)し、現役のG先生から定時制の実態について聞きました。

 校舎は出来たばかりで綺麗なのは確かだけれど、教室が少ないとか、結露が起こりやすいとか、まあ色々問題はあるようです。

 定時制というと、昔は昼間働いている子どもが夜間に通ってくる学校というイメージでした・・・が、今はそういう子もいますが、様々な問題を抱えた子(人)が来ているそうです。そして、3年前からは「昼間部」も出来て、遠くから通う生徒も少なくないようです。昼・夜共に4年制です。

 現在入学してくる生徒は様々な問題を抱えて入ってきます。

 1,不登校だった子  2,問題行動を起こす子  3,経済的な問題を抱えている子  4,身体的な問題がある子  5,日本語が不自由な子   6,学び場直しをしに来ている人(成人)

 これらは重複していて問題は複雑なようです。さらに生徒たちは学力的にも厳しい子が多く「高校の授業」を教える方も大変なようでした。個々のニーズに応じて教えているようです。

 この学校が力を入れていることの一つが「キャリア教育」です。単に進路指導を行うだけでなく生徒に「生き方を考えさせ」、そして「夢」を持たせることをめざしているそうです。具体的な夢があれば、勉強もがんばれますものね!

 そのためには先生の力だけでなく、外部のNPOの力なども借りて推進しているそうですが、その分昔のような先生と生徒の密接な関係は少し薄れても来ているとか・・・難しいですね。

 この学校の良いところ!・・・世に言う「いじめ」が殆どないそうです。それは、心に「傷」を持った生徒が多いので自然にそうなるようです。ここの生徒たちが100%無事卒業を迎え(今は,約6割)、一人前の社会人として自立できることを目指していますとG先生。

 本当にそうあって欲しいですね。校舎内で会った生徒たちの顔が明るかったのが印象的でした。がんばれ。

 子ども達の多くは経済的に厳しい環境に育っています。貸与型でなく、給付型の奨学金制度を是非実現してください!!

                                     

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ステキな 映画・ドラマ

2016年10月16日 | 映画・演劇・本

 映画「リバー・アンド・スルー・イット」

 キャー、ブラッド・ピットがキュートで最高!ジェームスディーンみたいで胸がきゅんとしちゃいました! モンタナの山と川がきれい、行ってみたい!・・・なんて、ミーハー丸出しですみません。

  森本あんりの「反知性主義」で紹介されていた映画。その本の解説がないと、映画のもつ深さは理解できなかったかも。兄の視点で描かれているので,自由人で奔放で、才能豊かなブラピの内面がイマイチわかりづらかったです。でも、ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらずの言葉が浮かんでくる、人生に想いを馳せる一本です。

 少年時代の急流下りと、優雅なフライフィッシングの釣り糸の曲線は忘れられません!

NHKドラマ「夏目漱石の妻」

 たった4回で終わってしまって、本当に残念でたまりません。役者がみんな最高に良かったし、妻の夏目鏡子さんの本も読みましたが、それを超える脚本だったと思います。

 しかし、漱石っていかにも明治の男ですね、私の父も明治42年生まれだったので、頑固で女、子どもを馬鹿にしていて似ている!と思いだしてしまいました。

 それにしても、「文豪」と讃えられた漱石が、あれ程の癇癪持ちで、DV男だったなんて、驚きです。鏡子さん、悪妻どころか,忍耐強い素晴らしい女性です!

アニメ映画「君の名は」

 まさかの大ヒットですね。私的には数年前に見て、雨の描写に心を奪われた「言の葉の庭」の方が良かったなあ!

 

 

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オレオレ詐欺をなくす方法

2016年10月13日 | 古文書

 今日の古文書の学習会で聞いた話。

 「江戸時代にもオレオレ詐欺はあったそうです・・・ところが、奉行所がある方法を取ったところ、詐欺被害届がゼロになったそうです。その方法とは何かわかりますか?」と、Sさん。

 ウ~ン、そんな方法ってあるのかなあ?・・・誰も答えられませんでした。

 答え・・・詐欺被害にあった人を罰する

 驚きの答えですよね!詐欺に遭った人は、被害届をだして罰せられたら困りますから、たとえ被害に遭っても黙っています。そして被害を出さないように、みんな真剣に気をつけるようになります。その結果本当に被害がなくなる?かどうかはわかりませんが、被害届はゼロになるという仕組みです。

 逆転の発想ですよね!勿論現代ではうけいれられない方法ですが・・・・

 

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「リハビリの夜」を読む・・・!!!

2016年10月12日 | 映画・演劇・本

 雑誌「世界」10月号に相模原事件に関する考察文が3本あった。その中の一本が熊谷晋一郎「『語り』に耳を傾けて」だったが、それを読んで、心に迫ってくるものがあった。

 それは著者自身が障害者であることからくる感性や問題意識からだと思い、さらに彼自身について調べてみた。そしてこの本「リハビリの夜」と出会った。

 熊谷は東大医学部出で、小児科医・・・えっと驚いた。なぜなら彼は脳性マヒで車椅子生活者だったから。頭脳がずば抜けて優れていたとしても、医者になれるのだろうか?診察や治療をどうやって!?信じられなかった。

 私は教員時代、3年間脳性マヒの女の子K子さんを担任した。熊谷と同じで出生時の酸素不足がもとで脳性マヒとなったのだが、彼女は知的な面でも遅滞があり、マヒの程度もより重かった。だから彼女はごく簡単な受け答えは出来るが、自分の感情を言葉として出すことは苦手で、恐ければ体を硬直させて奇声を発し、嫌な時は目をそらし、興味がないときはうつむき、面白ければ笑った。

 移動も、食事も、排泄も、生活全般に介助が必要だったから、私は教師兼介助者であった。彼女は学校での時間割をただ黙って、唯々諾々と従ったと言っても良い位、とても素直な子どもだった。

 3年間で、K子さんはひらがなを全て覚えた。数を10までなら理解できるようになった。オルガンで簡単な曲なら弾けるようになった。フォークを使ってなんとか食事が出来るようになった・・・

 しかし、私は彼女が本当は何を考え、何をしたいか、ほとんどわからなかった

 「リハビリの夜」を読んで衝撃だったのは、私がよかれと思ってK子さんにしてきたことも、実は苦痛を与えたに過ぎなかったのではないかという事だ。

 この本を読んで、知的に高い人が、言うことを聞いてくれない体を持つとどんな心境になるのかがわかってとても興味深かった。身体内協応構造とか、折りたたみナイフ現象とか、初めて聞く言葉の連続でやや疲れる。しかし、それにもましてマヒした体を持つ当事者の分析が大変興味深いのだ。

 例えば便意を催したときの事がこう書かれている。秀逸だ!

 私たちならトイレに直行して用を済ませるのになんの問題もないが、マヒしている体を持つ人にとっては大問題だ!ましてや街中で一人でいるときにそれが起きたらどれだけ大変かが、克明に記されている。越えるべき山が数え切れないほどあるのだ。

 最初は便意をどうやってやり過ごすかが問題。彼はそれが起こるやいなや反射的に押さえ込もうとする習慣が身についているという。便意と押さえ込む意志とがけんかを始める・・・このあたりは誰でも経験があるのでは?私にはたびたびあったのでちょっと面白かった。 

 用を無事に果たせなかったら・・・・「失禁」だ。熊谷はそのことも隠さずにこう書いている。

 「失禁は,焦燥や不安が、悲しみや恥辱へ、ゆるゆると溶けていく過程だ。それは同時に,腹痛という生理的な苦痛からの解放でもある・・・・そしてこの緊張から弛緩への移行は、屈辱と同時に一抹の恍惚を伴うものだ」

 さらに失禁して「穢れた身体」になってしまった時に味わう意識がこう表現されている。

活気あふれる人の群れから離れていく疎外感や、排泄規範から脱線してしまった敗北感と同時に、力強くそこに存在し続ける地面や空気や太陽や内臓へと開かれていく開放感の混合。失禁には退廃的とも言える恍惚がある。」

 恍惚か!素晴らしい、その通りなんだろうなあと、私は同意した。K子さんも言葉にこそ出せないが、似たような感情を抱いていたのだろうか?と、気になった。

 だが、失禁のあとに来るのは「清拭」だ。昔は親がしてくれたが、18歳で自立してからは、これを他人の介助者に任せなければならない。当事者は、介助者の複雑な思いを理解しなければならない。(私も寝たきりの父親の排泄後の始末をしてきたが、これは身内だから我慢出来たが・・・)ここの文は長いので引用しないが、「誘い、一体となり、世界とつながる」という小見出しがつけられているので想像できると思う。

 この本は脳性マヒ当事者の書いた物であるが、いろんな意味で普遍的で、誰にでも適用される面も少なからずあり、とてもとても面白かった。

 熊谷の医者としての工夫などは絵入りで語られていて、そこも興味深い。私はこの本を早速K子さんのお母さんに勧めた。

 この本は「新潮ドキュメント賞」を受賞している。

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舫・・・もやい  連続講座第四回

2016年10月11日 | 社会

 今日は連続講座の4回目。「若者を取り巻く貧困の現実を克服するには」

 講師は自立生活サポートセンター「もやい」の大西連さん。まだ20代だが、湯浅誠さん、稲葉剛さんに次いで代表をつとめているだけあって、よく勉強している。

 「もやい」という名前の由来や、活動の様子について語ってから、本題の「貧困」問題について多方面から語ってくれた。私も貧困問題には以前から関心はあるので、その内容は特に目新しい物ではなかったが、彼は年間100回も講演していると言うだけあって、聞き手の気持ちをそらさない、巧みな話し手だった。

        

 

 でも、彼がホームレス問題を語る前に、「ホームレスの方と話したことがありますか?」と問われて、はいと応えられないのがちょっと残念だった。全国で約7000人いると言われているホームレス。

( 私もこれまで何度か見かけた。実はわりと最近、自分が暮らす新百合ヶ丘でも見かけた。彼女はスーパーの入り口でたたずんで、通行人を眺めていた。最初はホームレスと気づかなかったが、よく見ると裸足だった!私は気になりながらも、結局話しかける勇気を持てなかった。買い物を済ませて出てきたら、彼女は制服を着た男性二人によって連れ出されるところだった。誰かが通報したのかもしれない。)

 そして生活保護者の問題、非正規雇用の増加の問題、子どもの貧困問題等々この国の貧困問題は一朝一夕に解決しそうもない。憲法で最低限の健康で文化的な生活は保障しているはずだが・・・

 会のあとのお茶の時間に、大西さんが言った。「先ずは皆さんのお子さんに若い人にこの問題を伝えてください。」と。そうだなあ。若い人たちに関心を持って貰うことがまず始めの一歩かもしれない。

 さて、次回10月18日は定時制高校訪問です。この講座は今からでも申し込みOKなので、是非!

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疲れた、でも楽しかった!子文まつり

2016年10月07日 | ボランティア

 今日は王禅寺の「子ども文化センターまつり」。

 ゆりアンサンブルは、練習を王禅寺と白山の二箇所でやっています。その関係で、そこの行事にはお手伝いなどを頼まれるのですが、私は初めての参加でした。同じように他団体からも10人以上がお手伝いに来ていました。

 「こんなにたくさん、お手伝いが必要なのかしら・・・」と思っていたら・・・とんでもない、私達のグループは3名で「ひきくじ」と「ポップコーン」売りをを受け持ったのですが、他にもたくさんブースがあって、集まる子ども達もすごい数でした!親子連れもいっぱいで、賑やかなこと!

             

 右の写真が「ひきくじ」です。写真ではよくわからないと思いますが、子どものすきそうなグッズが色々揃えてあって、一つ一つがひもでぶら下がっています。それを引いて、上がってきたグッズが貰えるという仕組み。わあと喜ぶ子もいれば、ええっとがっかりする子もいて、約二時間、並ぶ子の列が絶えることはなく、目の回るような忙しさ!

 クリップが結構きつくて、次第に指が痛くなるし、山のようにあるグッズの種類の中からどれを補充しようか悩んだり、仕事量も多くて、一時間を過ぎた頃から疲れてきましたが、水を飲むのがやっと。休むヒマはまったくなく、他のブースも見て回りたかったのですがとんでもなくて・・・ トシを感じました!

でも、久しぶりに大勢の小学生や幼児と遊べて?楽しかったです。

     

 この二枚の写真はオープニングで披露された、ダンスハンドベル。どちらもなかなか上手で楽しかった!来年はお手伝い人数をもう少し増やしたいな。

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知ってますか?フードバンク

2016年10月05日 | 社会

 「フードバンク」というのを聞いたことありますか?

             「もったいない食品を必要な人に届ける」

          

 昨日の連続講座三回目は『フードバンクかわさき』の方を講師に迎えて、「飢餓と生活苦の自殺をなくすために」というテーマで、フードバンクについて学びました。

 私自身はこの講座以前に少しだけ知っていました。というのは、ボランティアをしていたステップハウス(DVシェルター)ではフードバンクの支援を受けていたし、同じくボランティアでお手伝いしている中野島のWEショップは売上金から、ここ『フードバンクかわさき』へ支援金を送っているからです。(現在、食料の寄付を受け付けるキャンペーン中!)

 フードバンク・・・という名前からは、ただ単に食糧支援と思ってしまいますが、貧困や虐待などの被害家族に「ひとりじゃないよ」と思ってもらえるように、困ったことがあれば相談できるようにという思いで活動されているようです。

 フードバンク活動は神奈川県ではまだ、ここ一箇所だそうです。また、食料を配達してくれる方を募集中ですので、運転できる方は協力をお願いします!

  フードバンクかわさき   電話 070-6643-1953 川崎市多摩区

  運営面で支援したい方も宜しく!個人会費 1口3000円です。

                

             

 連続講座4回目は 10月11日(火)「もやい」の大西連さんが来ます!

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H君、やってくる!

2016年10月01日 | その他

 里子のH君が、ちょっとした用があって我が家に来ました。

 いつもなら我が家の車で送迎するのですが、今日は「一人で」バスや電車を乗り継いでやってきました。施設の職員は一緒に来ようとしていましたが、私は高校生なんだから一人で大丈夫だと思うと言いました。

 先日のテレビで、養護施設の子ども達は18歳で社会に出たとき、いろいろ社会体験に乏しいので困っていることを報じていました。そのこともあって、私は今回のことは良い経験になると思いました。

 新百合ヶ丘の駅に着いたと電話があり、ほっとしました。そこから徒歩でやってきました。驚いたことにお土産を買ってきてくれました。

福袋だそうで、美味しそうなマドレーヌやクッキーがたくさん入ってました!こんなことは初めてです。成長したなあ!

 

             

  ランチにと張り切って栗入りの五目ご飯を作って待っていましたが・・・H君は栗はちょっと、と残しました。あらまあ!  娘もまじえて色々楽しくおしゃべりしたあと、帰って行きましたが、彼の成長ぶりが嬉しいひとときでした。

 その間に、息子の下の娘の運動会のメールが来ました。全種目一位とか!「これは絶対我が家の血ではないね!」と娘に言われ、激しく同意!!

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