お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

緊急お知らせ!

2016年09月30日 | テレビ

 緊急のお知らせです!

 8月27日の公開講座の講師、仁藤夢乃さんのことが明日土曜日23時からEテレの「ETV特集」で放映されます。

 この夏に開かれた、「私たちは『買われた』展」が放送の中心になるようです。

 私は見に行ったのですが、満員であきらめた展示会です。一時間の番組で、私たちには見えにくい少女たちの実態が詳しくわかると思うので、皆さん是非見てください

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どもの「育ち直し」を考える

2016年09月28日 | 教育

 9月27日の連続講座二回目、「子どもの『育ち直し』を考える」というテーマ。

 講師は広木克行先生でした。不登校を中心に、引きこもり、自傷行為、摂食障害などの子ども達の現状を研究してこられた、臨床心理学の専門家です。これまで1000人位の相談にのってこられたとか。

 約一時間半のお話で学んだこと。

 1,子どもの行動を、自分の価値観で、善悪是非で判断し評価する大人。子どもをありのまま見ようとしない。

 2,「困った子」というのは、つまり大人が「困っている」。そう見られている子どもこそ「困っている子」と、見方を変えること。豊かな対話はそこから始まる。

 3,「育て直し」ではない。それは、大人が子どもを変えようとすること。「育ち直し」をサポートすればいい。自分の気に入った子どもに育てるのではない。

 4,不登校の親へ。大事なのは子どもを学校へ戻すことではない。子どもが何で苦しんでいるのか理解すること。

 5,日本は「生活家族」から「教育家族」へ変質してしまった。家庭でも学校でも常に評価や指示にさらされる。

 6,幼児期から習い事、大人の目線。横の関係が重視されない。遊びこむ大切さが失われている。子ども達は、ないないづくし。友達も、時間も、場所もない。

 7,中学生は休み明けに自殺者が多い。抑鬱症状の中学生は4人に一人。中1鬱病は10%

 8,育つ道筋に気づく。親と子の「育ち合い」

          

 二人の子の親であり、元教師でもある私には耳が痛い話しの連続でした!特に2番、問題行動のある子どもたちをを「困った子」として見ていました。そういう子を「困っている子」として見てあげられなかった気がして、悔やまれました。

 今から私に出来ることは何だろうと考えながら、帰りました。

 次回は10月4日2時から。「フードバンクかわさき」のお話を聞きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

J24 ワールド チャンピオンシップ 観戦記

2016年09月25日 | その他

 2016  J/24  World  Championship が、和歌山マリーナで開催されるというので、

「応援に行きたい!」と言うと、選手である娘婿が全て手配してくれました。

 初めてのヨットレース観戦です。期待に胸は膨らむものの、レースを追いかける船が揺れたら、船酔いに苦しむのではと案じていましたが、ちゃんと強力な酔い止めが用意してありました!(おかげで、かなりの揺れにもかかわらず全く酔わずに済みました サンキュー)

 レースは41艇で行われました。海上で並んでスタートする姿は壮観です。この写真は半分しか映っていませんが・・・

               

 ヨットって、風を受けて走る・・・位は知ってましたが、勝つためには「風、潮目」を読み、「チームワーク」で力を合わせ、そして何より「頭脳」が必要だそうです。プラス、運もあるのかな?

 レースは5日間で10レース行うのが普通のようですが、今回は風が吹かない日もあり、8レースでした。私たちは最後の3レースを観戦しました。

 ヨットは向かい風を受けてスタートし、ブイで折り返すと、急いで幅広の帆に張り替え、風をいっぱい受けて戻ってきます。それを2往復か、2往復半して、1レースです。

 私たちはヨットに近づくことは出来ませんし、ヨットに向かって声をかけたり、手を振ったりするのも禁止ですが、ついつい「ガンバレー」と言いたくなって困りました。

 ずっとレースの様子を見ていると、風を上手に受けて走るのがいかに難しいかがわかる気がしました。僅かな位置のちがいで走りが変わっていましたから・・・

                

 私たちが乗せて貰ったクルーザーはこれです。京都在住のヨットマンHさんが丁寧にガイドしてくれて助かりました。走っているときはあまり揺れないのですが、停まるととたんに大揺れ!でも、Hさんは「ぼくは酔わないんです」とのこと。

                

 最終日の夜は表彰式&パーティー

  優勝はダントツの成績でドイツチーム!底抜けに明るい選手たちでした。

        

 右の写真は5位の女性だけのチーム。唯一の女性チームなのにこの素晴らしい成績で、やんやの喝采を浴びてました!殆どが男性のこの世界ですごいなあと思いました。力仕事が多いのに女性だけでこなすのですからね!

 娘婿の乗っているヨットは、国内でも海外でも良い成績を残しているのですが、今回は残念ながら・・・・11位でした (最終レースは4位でしたが)

 飛行機で往復し、レンタカーで走り回り、クルーザーでヨットを追いかけた、陸海空制覇?の三日間でした。

 楽しかった! (レースの様子はYouTubeで見られます)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

可愛い子どもたちと

2016年09月21日 | ボランティア

 9月21日水曜日

 今日は、午前中はカワサキキッズの会議。仁藤夢乃さんの講演会の反省と、次回の広木先生の講座の準備について。私が予想もしてなかった問題点がいろいろ出来して、運営上の困難を覚えます。

 でも、一旦乗りかかった船、最後まで何とかやり通したいです。連続講座の申し込み枠はまだまだ余裕がありますので、皆さん申し込んで下さい!

                                             

 午後からは「白山いこいの家」で、「ふれあい交流会」があり、普段練習場所として使用させて貰ってるわれわれ「アンサンブルゆり」と、オカリナのグループがお年寄り代表?として参加しました。

 子ども達は「子ども文化センター」に来ている子どもで、今日は25人くらいが参加。楽しいひとときを過ごしました。私たちからは演奏のプレゼント、子ども達からは歌、そして交流をはかる「じゃんけんゲーム」というプログラムでした。

 いこいの家からは、子ども達と我々に、小さなプレゼントが有り、また子ども達からはいこいの家に花かごとメッセージカードが渡されました。

 孫たちと同年齢くらいの子ども達。みんな可愛らしくて、心が和むひとときでした。

          

       

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

面白かった!

2016年09月19日 | 映画・演劇・本

 昨日、先日見た文楽「一谷嫩軍記」の後半を見てきました。

 午後4時から8時17分までという長さなので、お茶とおにぎりを買いました。

 最初は「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」・・・おめでたいときに演じられるモノだそうです。舞台に太夫と三味線の方々が二段になってずらりと並び賑やか!翁と千歳と三番叟の二人が舞います。

 そしていよいよ軍記の続きが始まりました!わくわくでした・・・が、しばらくすると眠気が・・・えっっ、前回はこんなことなかったのに!・・・ああ、友人たちとおしゃべりしながらランチをたっぷり食べたのがいけなかった

 それと、眠くなった要因は他にもあります。

 ①何もかも新鮮だった前回のような緊張感が欠如してたこと。

 ②最初の演目「寿式三番叟」が、私には興味がもてなかったこと

 ③今回の座席は8列目で、会場の中程。人形の様子はよくわかりましたが、字幕と舞台が一度に視界に入らないため首を上下していて疲れ、更に、太夫と三味線へも首を向けるので疲れてしまったこと。(前回は後方席だったので、それら全てが一度に視界に入った!)

 しかし、休憩のあと「熊谷桜の段」と最後の大団円「熊谷陣屋の段」になると、眠気はどこへやら、すっかり舞台の人形たち、浄瑠璃、三味線に心を奪われて、おしりの痛いのも気にならなくなり、じっと見入ってしまいました!さすがに有名な箇所ですね。

 感想は一言「面白かった!」

 12月の「仮名手本忠臣蔵」も見たくなりました。

( 前回は劇場前から出ているバスで新宿まで行き、あとは電車で帰りましたが、今回は半蔵門からメトロで帰り正解でした!)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下見に行く

2016年09月13日 | その他

 麻生市民館連続講座で訪れる場所の下見に行ってきました。

           

 ジャーン!ここです。 何の建物でしょう? この写真ではわかりづらいですが、7階建てです。

 ここは学校です。大通りに面していて、一見、何だろうと考えてしまうようなカタイ感じのする建物です。

 正式な学校名は「川崎市立川崎高等学校・付属中学校」です。川崎市初の中高一貫校です。しかし、私たちの目当ては、この中にあるもう一つの学校、「定時制」です。

 私などは、「定時制」と聞くと、夜間に授業をすると考えてしまいますが、今は昼間部もあって、子ども達の多様なニーズに応えられるようになっているそうです。

 私たちが訪れたのは2時頃でしたが、授業をやっていました。廊下で出会う子ども達はどの子も進んで「こんにちは」と気持ちの良い挨拶をしてくれました。まだピカピカの校舎と相まって、清々しい感じでした。

 ただ、あまりにすっきりとしすぎていて、学校と言うよりモデルルームみたいな感じがしましたが・・・

 受講者の皆さんもきっと近代的な明るい校舎に驚かれるのではないでしょうか? 定時制高校の今を知りたい方今からでも講座の申し込みは間に合うので、ぜひどうぞ。

   申込先  麻生市民館  044-951-1300

 当日〔1

 10月18日火曜日)は校舎内を見せていただくだけでなく、現役の先生に定時制高校の今についてたっぷりお話ししていただく予定です。

 <全講座の内容は8月1日のブログに載せてあります。>

 

 

 

 

        

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地球ドラマチック「レンガを運び続けて~バングラデシュの子どもたちは今~」

2016年09月12日 | テレビ

  昨日は貧困について書きましたが、今朝、録画しておいた、NHKの地球ドラマチック「レンガを運び続けて~バングラデシュの子どもたちは今~」(9月3日放送)を見て、こちらは正真正銘の『貧しさ』の問題だと思いました。

 学校にも通えず、幼いうちから家計を助けるために働く子ども達。その数350万人以上というのが驚きです!しかも、その労働のなんと過酷なことか・・・見ているだけでも涙が出てきます。 まだ10歳の男の子の額が、レンガの重みで老人のようにしわだらけになっているのを見たときは胸をつかれました

 レンガを頭に乗せてひたすら運び続ける少女。一日12時間、1000個のレンガを運んでも、その賃金は100円に満たないのです。日本とは物価が違うとは言え、あまりにも・・・

           

 また、鉄工所で働く13歳と14歳の兄弟の労働環境はさらにひどかった。鉄粉が舞う中で、いつ怪我をしても不思議ではない危険な作業に従事していて、見ているだけでもハラハラしました。二人は8歳の弟を学校に通わせるためと、体の弱い父親を助けるために働きます。

 本当は子ども達は学校に通って学びたいのです。しかし、あまりの貧しさ、子どもの労働がなければ一家が飢え死にしてしまう貧しさ・・・日本の貧しさとは違った『絶対的貧しさ』でした。

 ただ、子ども達はみな親や兄弟姉妹、友達に囲まれて過ごしていましたから、思ったよりも表情は明るかったです。関係性という点では日本よりも豊かな感じがしました。しかし勿論学校にも通えない状況の中で、明るい未来が見えるわけではなく、ただその日その日を食いつないで生きているだけ・・・

 私はワールドビジョンでモンゴルとベトナムのチャイルドを支援していますが、バングラデシュのように児童労働はさせられていません。支援先について迷いが・・・

 なお、この放送はYouTubeで見られますので、ぜひ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「教会と地域福祉」シンポジウムに参加して

2016年09月11日 | その他

 土曜日、霊南坂教会「教会と地域福祉」フォーラム21第6回シンポジウムがありました。

 今回のテーマ「今日の貧困と向き合う~宗教者の課題と可能性」に惹かれました。

 それと、ゲストに奥田知志さんがいたので・・・奥田さんの著書「もう、ひとりにさせない」を、数年前の読書会で取り上げ、こんなに底辺の人に尽くす牧師もいるんだなあと衝撃を受けてから、注目していました。(今では、息子の奥田愛基さんの方が有名かも?)

 でも、残念ながら奥田さんはネットでの参加でした。(ネットは構わないのですが、音声が明瞭でなく、聞きづらかったです)  他のゲストは、最近よくメディアに登場する藤田孝典さん、浄土宗副住職の吉水岳彦さんでした。

 三人それぞれ立場は違いますが、今の日本社会で虐げられている貧困の方々を支援する活動をしていて素晴らしいと思いました。

 ★シンポジウムで考えさせられたこと

 〇相模原で多くの重度障害者が元職員に殺された事件に関して。犯人は彼らは生きる意味がないから殺したのであり、自分は社会に貢献した、と思っている。・・・この考え方、「生産性が低い人は生きている意味がない」に対してどう反論するのか?・・・私なりの答えはある。でも、今はもっと考えたいと思いました。

 〇会場からの質問で、貧しい人や障害者に対して私たちは何をすべきかというのがありました。それに対して奥田さんは「今、目の前にいる人に出来ることをするしかないのでは・・・」と。私はこれを聞いて、少しほっとしました。ゲストの三人のように大きな働きは私には出来そうもなかったからです。小さなことでも、良いと思ったことは行動する・・・これなら私流で出来そうだと思いました。

 〇なるほどと思わされた言葉

  「ジャッジをしない」・・・その人を深く知らないのに、事実関係もよくわかってないのに、簡単に決めつけてジャッジをしてしまう。 最近のある有名な女優さんの息子がホテルで起こした強姦事件の時も、世間はものすごいジャッジの嵐でしたネ。あれは特別な事件でしたが、もっと日常的に簡単にジャッジしている自分を反省しました。

 「三つの『つ』」・・・「つながる」「つなげる」「つづける」・・・貧困と貧乏は違うそうです。貧困は経済的な問題にプラスして、関係性が欠如している状態。・・・自分を大切に思うように、隣人も。ということでしょうか?

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古文書の学び、再開

2016年09月08日 | 古文書

 郷土資料館での古文書の学び、後半がスタートしました。

 長い夏休みのあとだし、天候も良くないのに・・・もう何人もの方が来ていて熱心に予習中!みんなすごいなあ!

 今回は私達のグループにも発表の順番が回ってきそうなので、急いで解読を始めましたが、久しぶりなのでちょっとまごつきました。でも、私たちのグループには長老格のOさんがいます。この方は誠に頼りになる方で、私たちが迷っていると「それはこう読むと思いますよ」と、優しく教えて下さるので、本当に助かります。

 Oさんのテキストを横目でのぞくと、いつもびっしりと読み方が書かれています。辞書でしっかり調べてから会に来られるとか。この夏は暑くてさぼっていた私とは違いますネ!

 そして、案の定私達のグループの番が来ました。なぜか、私が読むことになり(といっても、わからないところは全部Oさんや、Sさんに教わったのですが)、解読すると、先生に「「ほとんどそれで良いと思います」と、褒められてしまいました。するとOさんが「古文書を初めて間がないのに良く読めますね」と。まあ、Oさんにまで褒められるなんてなんとも面映ゆい!

                        

 楽しい時間はあっという間に過ぎます。次回が楽しみです。予習して行きますね、Oさんのように・・・

                          

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文楽<その二>

2016年09月07日 | 映画・演劇・本

 今回鑑賞した文楽は「一谷嫩軍記」(いちのたにふたばぐんき)・・・簡単にいえば、「平家物語」の中の一の谷の戦いで、若くして命を落とした敦盛とその首を取った熊谷次郎直実の物語です。

 鑑賞して感じたあれこれ

① 日本の伝統芸能の素晴らしさに目が開かれました。

  私は演劇、映画、バレエ、パフォーマンスなど、これまで様々なものを鑑賞し,楽しんできましたが、伝統芸能は歌舞伎は2~3度見たくらい。しかし、古文書の世界に魅せられたように、文楽の世界の素晴らしさにたった一度の鑑賞で虜になってしまいました!

② 文楽、「三業」の調和が素晴らしい。

 三業というのは、「人形」と「太夫」と「三味線」のことです。そのどれもが、精進に精進を重ねた方々の芸で、それらが三位一体となって舞台を作り出すわけですから、素晴らしいのは当たり前ですね。

 席が後ろだったせいで、人形の顔や衣装の様子はよくわかりませんでしたが、一体の人形に三人がかりで操っている姿に感動しました

 更に、太夫の語りが迫力ありました!・・・年配の方が多いので、若いお姫様もしわがれた声でしたが、でもそんなことすぐに気にならなくなり、全身を振り絞って繰り出す義太夫の声音に魅入られました。

 そして、その太夫を支え、人形を支えるのが会場に響き渡り、ズシンとくる三味線の音です。三味線って、こんなにいろいろと語れるものなんですね!

③ 舞台の美しさ

 美しい舞台でした。場面が変わる度にがらりと印象が変わり、様々な工夫もあって楽しめました。また、太夫の言葉が舞台の両脇のスクリーンに映るので、聞き取れない言葉もよくわかり良かったです。でも、字幕無しでも太夫の言葉が理解できるようになりたいと思いました。

④ ストーリー展開が興味深い

 観る前のイメージでは、ゆったりした場面展開なのかなと・・・ところが、なかなか意表を突くストーリーで、飽きさせません。伏線を活かした進め方でした。 作者の創作で史実とは違っていると思いますが、時代の勉強になりました。

 

 また、見に行きたいと思います。帰りのバス〔劇場から出てます)の中で、お隣の方に「能は観ましたか?素晴らしいですよ!」と言われました・・・「能」も、一度は観たいです!・・・でも、今はまだ「文楽」をもう少し楽しみたいかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虜になりそう、文楽<その一>

2016年09月06日 | 映画・演劇・本

  5日、国立劇場(小劇場)で、初めて「文楽」に出会ってきました!

 前から気になってはいたものの、チケットがなかなか取れないと聞いてたので半ばあきらめていたのですが、なんとか入手出来たのです。 

 実は最近まで文楽のことは殆ど知りませんでしたし関心もなかったのですが、NHKドラマ「ちかえもん」と、三浦しをんの本「仏果を得ず」で突然文楽熱が高まったのです。 「一度は見たいと思ってるんだけど」と台湾人の知人に話したら、「ええっ、見てないの?私見たわよ。素晴らしいわよ」と驚かれて、外国人の彼女にもわかるならと余計見たくなっていました。

 ところがチケット見てびっくり。11時開演で終わるのが15時半!こんなに長いの? しかも、これは第一部で、二部は16時から20時まで。このチケット一枚で両方見られるのかなあ?それはどこにも書いてないのです。

 とにかく「長い」ことは確か!私、絶対眠っちゃうだろうなあ!・・・四時間半なんて!

 とにかく、いそいそとあこがれの国立劇場へ。私の座席は後ろから二番目という舞台から遠い席でしたが、今回はオペラグラスは持参しませんでした。人形や演者を見るよりも、舞台全体をじっくり見たいと思ったからです。写真のパンフレット〔600円)とイヤホンガイド(700円)は購入しました。この二つは必需品でした!!赤い本は義太夫さんの語りを書いた「床本集」

                    

     

 平日の昼間でしたが、客席はほぼ満員。周りはお友達と連れだって鑑賞を楽しむ常連さんばかり!私みたいにたった一人で来ている人は少ない感じでしたね。お隣の女性二人組に声をかけました。

 「あのう、私初めてなんですが、このチケットで二部まで見られるんですか?」

 「一部だけよ。二部はまた別に買わないといけないの。」

 「皆さん、一部と二部、どちらを見る人が多いのですかね?」

 「ええっ、ほぼ全員が一部も二部も見ますよ、当然でしょ!」

 「そうなんですか?ではお二人も夜の8時まで?」

 「そうしたかったけど、同じ日のチケットが取れなかったから、二部はまた別の日に来るのよ。チケットは取るの大変なの。朝一番で電話してもなかなか通じなくて、50分もかかったのよ!」(ちなみにお二人はあぜくら会の会員)

 「わあ~、大変なんですね。毎回そうなんですか?」

 「まあ、殆どそうね、すごく人気があるから。でも、大阪の文楽は空いてるわよ。あそこは上演回数が多いから。」

 「大阪まで行くんですか!・・・」

 さて、上演時刻が来て、いよいよ幕が開きました。このあと、私は驚くことばかりで、四時間半、眠ることなく舞台に釘付けになりました!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミューザ川崎で プラチナ音楽祭

2016年09月04日 | その他

 土曜日「プラチナ音楽祭」へ参加してきました。

 私たちのアンサンブルは二回目の参加です。

 慣れたせいか、広いミューザ川崎も、なぜか狭く感じました。この音楽祭は出場者が60歳以上と制限されているせいか、会場では係の人が至れり尽くせりでお世話してくれるので、私たちは言われるがままに動くだけ・・・年寄り扱いして・・・って、年寄りだから仕方ないけど。

 着替えて会場に入りちょっと驚いたのは、前回とちがい観客がたくさんいたこと! 前回は出演者が相互に見合う会という感じでしたが、この会も広く認知されるようになったのかしら?(まあ、大半は家族か友人でしょうけど)

 私たちはCグループの5番目。いよいよ出番が来て舞台へ。少しだけ緊張!(というのも、私は明らかに練習不足なので)でも、リコーダーは私一人ではないのでまだいいのですが、バイオリン、鍵盤ハーモニカ、木琴などは一人ずつですから大変だったようです。

 今回の演奏曲は「小さな世界」「美しく青きドナウ」「愛の挨拶」の三曲。私がミスしなかったのは小さな世界だけでした!演奏後、あちこちから、ミスしたという声が聞こえてきたので、ちょっとほっとしてしまいましたが、ピアノ伴奏と指導をして下さるYさんは「とても良かったわよ」と。 ???

 他のグループの演奏は、皆さんそれなりに聴かせてくれるものでした。その中で、私が一番感動したのは男性のアカペラコーラスでした。平均年齢が77歳!お体の不自由な方も混じっていましたし、声量もやや低めでしたが、ハーモニーが美しくて、いぶし銀?のような歌声でした。聞いてる間になぜか涙が出てきてしまいました。最初の歌「「小さな空」と三曲目の「乾杯」、もう一度聞きたいくらい良かったです。

           

                                   

 開演前と、終わって帰る前に全員で。  良い思い出が出来ました!皆さんに感謝!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

講演会報告 ②

2016年09月02日 | 社会

1,参加者について 

 企画委員による反省会を行いましたが,市民館側の担当者がお休みだったため、参加者等、具体的な数字がわかりません。、ざっと見た感じでは70~80名位でした。男女比では、やや男性が多かった気がします。

 年齢層は中高年が圧倒的で、若者(30代まで)は少なかったようです。夏休みだったので、駅頭などで学生相手にチラシ配布が出来なかったことが悔やまれます。

 私の知り合い関係は、約15名が参加してくれました。(久しぶりに会えた人もいて旧交を温めたりもしました)

2,講演内容について

 仁藤さんは約一時間の講演を、少しも休まず流れるように話し続けました!自分が『難民高校生』だった頃の話に始まり、今のコラボの代表としてどんな活動をしているかをパワーポイントを駆使しながら熱く語っていました。また、参加者にどんなことを支援して欲しいかも最後に語りました。

 休憩のあと、質問用紙に書かれた内容に従って、一つ一つ丁寧に答えていました。

3,参加者の反応

 私自身は仁藤さんの本を読んだり、YouTubeで講演の様子もかなり見ていたので驚きはありませんでしたが、参加者の大半の人にとっては初めて聞く、驚くべき内容だったようです! 皆さん、講演の間とても集中してじっと耳を傾けていらっしゃいました。

 感想用紙は25枚ありました。・・・それぞれ、いろいろなことが書いてありましたが、その中からいくつかご紹介します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆ 体験を含んだ活動報告は予期していた以上のものでした。時代遅れを実感させられました。女性ならではのきめ細かな配慮に、コラボに救われた人びとはラッキーです。格差社会による被害者が生まれた現状を苦慮するばかりです。講演の最後のまとめと、質問への回答は完璧だったと思います。( 女性:80代 )

★ 驚くことばかりのお話でした。家庭〔親)に愛されないだけでなく虐待され、居場所を失って、街をさまよう10代の子ども達がかくも多いのか?! 

 しかもそうした子ども達を性の商品化として売る大人、買う大人が多いことにも、そのあさましさに怒りを覚える。(メディアの誤った情報で誤解している人は多い!) 渋谷の街に深夜までたむろする少年少女にある種、偏見を抱いていた自分を恥じる。そうした子ども達を救おうとする仁藤さんを始めとするコラボの方々の活動は素晴らしい!

 いざ、そうした子どもに声をかけ、手をさしのべたいとは思うものの、いざとなるとその難しさに立ちすくむだろう、当たり前の日常を提供する大切さは痛感するが、簡単なことではなさそうだ。 ( 男性:70代 )

☆ 話を聞いていて、いかに家庭での親と子どもの関係が重要であるかを感じました。また、経済的に貧しい家庭では子どもに十分なことがしてやれなくて、愛情を与えるどころではない状況から、だんだん子どもは家に帰りたくなくなるのではないでしょうか。 子どもは家庭を選べない。貧しい家をなくすため国が動いていくことが必要。 ( 60代:男 )

★ 子ども達の深刻な状況、実に詳しく一人一人つかんでいることすごいですね。お話の中での「自分を大切にして」の言葉に追い詰められている子どももいるという話、強く印象に残りました。 押しつけでない支援を続けていければと思いました。( 男性:60代 )

☆ 自分の高校生時代を思い出しました。講演の中身と似たような生活でした。 そして今、私には四人の子どもがいます。全員、高校を卒業しました。 どうやってこれまで生きてこられたのか深く考えました。

 夜回りツアー、参加してみたいです。今、福祉の仕事をしていて,どの子も同じように育って欲しいと思っています。( 女性:50代 )

★ 女子高校生の娘がいます。公立高校を中退し、今は通信制高校に通っていますが、やはり帰りが遅かったり心配で口うるさく言ってしまいます。 金銭的に困ったりしていないのですが、今のお話を聞いて、接し方を考えたいと思いました。 ( 女性:40代 )

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

    

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする