昨夜、昔の知人から（１０数年ぶりかな）電話があって、「今、何してるの？」と聞かれました。
突然そう言われても、話題に共通項が少なくて答えようがありませんでした。しかたなく、相手も知っていると思われるT先生の近況を尋ねてみましたが、殆ど知らないようでした。
電話を切って、昔はT先生にあんなにお世話になったのに最近は不義理してるなあと反省
T先生は算数教育に熱心で、子ども目線の優れた実践を長年にわたってしてこられ、その著書も１０冊以上あったと思います。（出版すると必ず一冊下さいました！）退職されてからも地域の子ども達に教えていらっしゃいました。同じ学校に勤務していた時には、算数の指導ばかりでなく、誘われて一緒にいじめに関する本（「いじめを発達のバネに」）を書きましたし、それ以外にもどれだけお世話になったことか！
忘れてました！ 私が退職後「ほっとすぺーす麻生」を始めたときにも一度お祝いに駆けつけて下さいましたっけ・・・・
あの頃は先生のお住まいの近くにまで出かけては長い時間話し込んだこともありました。T先生は本当に私にとって大事な方でした。 しかしその後は年賀状などのやりとりのみになり、やがてそれも途切れがちになって、ここ数年は不通になっています。
昨晩九時頃、思い切って電話しました。直ぐにつながりましたが、電話口に出られたのは奥様でした！
「まあ、Fさんですか、お久しぶりです。」とお元気な声。（私はまだ一度もお会いしたことはないので、覚えていて下さったことに驚きました）
「主人は五時にはもう寝るんです」「えっ、何時ですって？」「五時です。四時に夕飯を食べて、五時に寝るんですよ。まあ、Fさんから電話があったなんて知ったらどんなにか喜ぶことでしょう！」「私のこと覚えていらっしゃるでしょうか？」「勿論ですよ。・・・」
そして、最近の先生の様子を詳細にわたって語って下さいました。今は歩くのも不自由になられ、家中に手すりをつけたとか、相変わらず読書が好きで、デイケアにも本を持参して一人で本を読んでいるとか、朝ご飯が美味しくてオレは幸せだとおっしゃっているとか・・・・
でも衝撃だったのは先生がお金をかなり好き勝手に使い、殆ど貯金が無い事が最近わかり、奥様はショックで体調を崩された話。「こんな事まで話したのは貴女が初めてなのよ」と言われて・・・わたしもちょっとショック。
でも、T先生はいろんな所に気前よく寄付したり、後輩におごったりしてたらしいので、さもありなんです。お二人長年共働きで、年金生活なのだから別にお困りではない様子にほっとしました。
T先生、今度は昼間にお電話しますね！！
記録的な猛暑、お見舞い申し上げます！
このたびの豪雨で被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
