お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

子ども食堂?

2016年11月27日 | 社会

 子どもの6人に一人が貧困という日本・・・子ども食堂が毎年増加の一途をたどっています。

 以前から誘われていたその一つに、土曜日行ってみました。横浜市あざみ野にある「スペースナナ」  私が以前やっていた「ほっとすぺーす麻生」とは違って、駅からも近いし、広い通りに面している上明るいガラス戸・・・これなら入りやすそうですね。

          

 12時半開始と聞いてほぼジャストに着いたのに、もう食べ終わって帰る人も・・・あれ?スタッフのWさんによると、みんなで一斉に食べるのではなくて、来た順に食べて帰るようです。 私は柿を持参したのでもう少し早く来れば良かったと思いました。

 食堂内を見渡すと、大人ばかりでした。大人は1食500円で、子どもは無料なのに子どもがゼロというのはちょっと淋しかったです。まだ、この食堂の存在が認知されてないのかな・・・

        

 野菜たっぷりのカレーと、豆乳プリン?と、黒いのがクッキー。私は紅茶(300円)も頼みました。

 この日は昔の知り合いが来ていて、いろいろな話しが弾み楽しかったです。特に意外だったのは、先日の箱根行きの話しをすると、彼女も同じ日に行っていて、同じ頃ロマンスカーに乗ってたようでびっくりしました。岡田美術館の若冲の絵が目的だったようです。

 スペースナナでは、食堂以外にもいろいろな活動をしているようで、ほっとを思い出しました!

 


Yさんのお宅で

2016年11月26日 | その他

 昨日は誘われて、Yさんのお宅へ。

 九条の会の(私は会員ではないのですが)メンバー5名とYさんの家族という小さな集まりでした。その日の目的は、昨年の3月18日に放送された「報道ステーション」を見て話し合おうというもの。

 ビデオを見る前に自己紹介をしあったのですが、これが結構長くて、ビデオを見るまでに30分以上かかりました。でも、話していくうちに、初めてお会いした方々ともどこかで接点がある事がわかって、親近感がわきました。

 さて、ビデオですが、これは古舘伊知朗が報ステを降板する直前に、古館自らがドイツへ渡り,ヒトラーが独裁のために悪用した「国家緊急権」がどんなものであったかを、当時の映像を交えながらレポートしたものでした。

 その意図はもちろん安倍首相と「国家緊急事態条項」とがいかに類似しているかを視聴者にアピールするもの。歯切れの良い彼の語り口は私のような者にも十分伝わりました。

 私も現役時代、ポーランドのアウシュビッツを訪れ、帰国後は学校の平和教育でその体験を写真などを通して子ども達に語ってきました。しかし、そのヒトラーの巧妙なやり方が今の日本でも行われないとは断言できなくなってきた昨今、改めて衝撃を受けました。

 昨日はドイツでの5年の生活を終えて帰国した、Yさんの娘さん親子も会に参加していました。早速ドイツの現状を聞いてみると、たくさんの移民を受け入れてきたドイツ、もう国中に移民が住んでいて、ドイツ人との軋轢もかなりなものだそうです。

 言葉や文化や宗教が全く違う人間同士が同じ空間で住むこと。しかも、その数が数百万人!ドイツは先の大戦で自国がおかした事の反省からたくさんの移民を受け入れてきたと思うのですが、反対する国民が多くなってこれからどうなるのかと思いました。

           

 会の後、Sさんの津軽三味線演奏を聴きました。(この三味線、音が太くてズシンときますが、実際の重量もかなりなものですね。)


最近の出来事から

2016年11月24日 | 社会

22日(火曜日)

 市民自主講座の最終回でした。

 8月の第一回の仁藤夢乃さんの講演会に始まって、様々な場所で、若者の生きづらさと闘っている講師のお話はとても有意義なものでした。企画委員としてのそれなりの苦労はありましたが、この企画に参加して学び得たことの方が大きかったと思います。

 最終回の講師は、第二回目と同じ広木克行先生(神戸大学名誉教授)でした。臨床心理学がご専門ですが、お話は今回も大変わかりやすく、興味深いものでした。

  「自分を語ろうとしない子ども達 & 子どもの話を聞こうとしない大人たち」

 日本では抑鬱気分を訴える子は先進国中で突出しており、なんと30%だそうです。(オランダは3%) 「自分の話を聞いて貰えた子は、親の忠告も聞くようになる」と言う言葉が身にしみました。、

 事例として話された、H県の管理教育のすさまじさには、開いた口がふさがりませんでした。本当なのかと信じがたいお話の数々でした。昔も校内暴力で荒れた学校を建て直すために管理が強化された時期がありました。しかし、今回の管理のやり口は「別室指導」という名の下に、学校のルールを守れない子を排除するというもの。

  「子どもの権利条約」なんてまさに絵に描いた餅です!また、家庭環境も以前と様変わりしていて親の長時間労働などで、家族団らんが奪われ、親も子も共に成長する機会が奪われており、不登校などの問題が起きても対処できないし、夫婦の関係までもこわされているそうです。

 今の子ども達をどうやったら守れるのでしょうか?課題は山積しています。

23日(水曜日)

 教会からの帰り、夜8時半頃、新宿から小田急線に乗りました。座席は空いてませんでしたが、混み具合はそれ程でもありませんでした。しかし、しばらくするとこんな車内アナウンスが聞こえてきてビックリ!(少し違うかもしれませんが)

 「ベビーカーをお持ちのお客様にお願いします。乗り降りの際は、他のお客様の迷惑にならないようにお気をつけ下さい」

 耳を疑いました!えっ、一般客がベビーカーに気をつけてあげて下さいじゃないの?と・・・赤ちゃん連れに冷たいなあと思いました。しかし、帰宅してネットで検索してみると、事情は私の思いとはかなり違っていました。

 最近のベビーカーを引いてる親たちが傍若無人というか、周囲に全く配慮のない態度をとる人が多いそうです。反面、ベビーカーの親たちにすれば混雑時に乗ると周囲の冷たい視線に身の縮む思いをしていると・・・う~ん、どっちもどっちなのかなあ!

 立場が違うと人間は相手の身になって考えられなくなる・・・昨日の話と通じるものを感じました。

24日(木曜日)

11月に、まさかの雪!夏は酷暑でしかも長かったのに・・・先日ある婦人がこんなこと言ってました「今年は秋が一日しかなかったわ、すぐ冬になった」と、それは極端かもしれませんが、確かに今までのような春夏秋冬ではないことは確かですね。

 話は変わりますが、今日の朝日新聞の11頁「論壇時評」小熊英二の「トランプ現象 合意より分断 悪循環生む」を読んでいたら、甥の松谷満の名前が出てきてびっくり!2012年の彼の論文「誰が橋下を支持しているのか」が引用されていました。

 小熊さんの文はいつも考えさせられます。皆さんも一読を!

 

 


箱根で紅葉狩り

2016年11月22日 | その他

 一泊二日で、箱根に行ってきました。

 紅葉を楽しむのに少し遅いかなと思ってましたが、真っ盛りを僅かに過ぎたかなという感じで、十分楽しめました!

 一日目は箱根美術館に、閉館の30分前にすべりこみました。もみじが鮮やかで歓声を上げてしまいました。肝心の美術館には入れず・・・

       

 宿は新宿区の保養所。妹は何度か来ているようですが私は初めて。大涌谷から引いているという温泉がなかなか良くて、ゆっくり浸かれました。

 翌朝、出かける前に宿のひろ~いお庭を散歩したのですが、誰もいない,私たちだけの貸し切り状態。そしてそのお庭がまた素晴らしくて予想外の喜びでした!「

              

                                   

  こんなに素敵な落ち葉のふかふか絨毯、滅多に見ません!                 

  

 翌日は、久しぶりにロープウエーに乗って大涌谷へ。おきまりのアツアツの黒タマゴも食べました。

     

 芦ノ湖では海賊船に乗りたいという妹と、面白くないし、時間がかかりすぎるという私で意見の相違はありましたが、湖のほとりでしばらくゆっくりすることで合意。

 その後、バスで箱根ガラスの森美術館へ。ここが一番のお目当てでした。私は二年ぶりくらいでしたが、妹は久しぶりと言うことで「こんなに素敵だったっけ!?」と、驚いてました。確かに、二年前と比べても洗練されてきた感じです。

          

 左は紅葉の小径から見た川沿いの風景。右の写真のチョコレートコスモスの花壇。どちらもとっても気に入りました!

                      

 レストランでカンツォーネを聴きながらのランチ・・・おきまりコース。

 ここのお土産は高いのですが、安くて可愛いブローチを買ってしまいました。

 妹との旅行も何年ぶりだったかしら・・・おしゃべりに夢中で電車を間違えてしまった一幕もありましたが、楽しい旅でした。


1センチでも・・・

2016年11月18日 | 健康

 最近とみに,心身共に「廊下」、じゃなかった「老化」を感じる私ですが、先日は予想以上に身体が硬くなっていたことに愕然としました。

 前屈したとき、おでこが膝につかないんです!やばい!・・・柔軟性だけが唯一の取り柄だったのに

 よし、毎日ストレッチを頑張ろう!と思い立ったのが一週間くらい前。

 それからは、テレビを見ながら、気づくと少しずつやっていました・・・すると、この年になっても身体はそれなりに応えてくれるんですね、いつの間にか柔らかさをましてきて、今では膝におでこどころか顔全体がペタリと着くようになりました!以前の身体に戻ったんです!

 開脚も、はじめは90度くらいしか開かなかったのですが、毎日1センチずつ外側へとずらしていたら、目分量ですが120度くらいにはなった気が・・・このままいけば180度かって?それは絶対無理!でも、どこまで開くか楽しみになってきました。

 また、右手を肩から、左手を下から伸ばして両手を背中で合わせる、というのもやってますが、これは右手が上の時はかろうじて出来ますが反対側は全くダメ・・・・ これは道通しですね

 また、柔軟性ではないけれどおなかの筋肉をつけたくて、このかたちから両足をまっすぐ伸ばして20秒数えるのも開始!ぽってりおなかをすっきりさせるべく奮闘中です! 「 継続は力 」を信じて・・・

 でも、飽きっぽい私、いつまで続くかな・・・


まだ続くことに、ほっ

2016年11月11日 | 古文書

 昨日は、古文書の学びの最終日でした。

 『まさか、今回で終わりにならないよね・・・』と案じていましたが、参加者の殆どが継続を希望したので、来年三月からの開始が決定!今回が4期目だったので、5期目になるわけです。良かった!

 私としてはすぐにでも始めて欲しかったのですが、講師の先生はやはり負担に感じていらっしゃったようで、次からは皆さんで学んだことのまとめをお願いしますと言われてしまいました。

 そうですよね、無料の講座なのに講師の先生に頼ってきてしまいましたから・・・

 

 午後からは市民自主講座。

 今回は現役の高校の先生から「主権者教育って・・・先生も悩んでいる」と題して、高校生と選挙、政治活動などについて具体的事例を通してその実態を教えていただきました。

 参院選での18歳投票率ですが、思ったより高かったのですね。川崎市全体の60.91に対して、講師の勤務する高校がある多摩区では63.16。有権者全体は56.11ですから、高いです。

 (ただ、高校生の投票率が高かったからって、県警はその理由を調べたそうです。これって、不当介入では?)

 主権者教育で問題になるのは「中立」・・・・教師は中立の立場をとるのは当然と言えば当然ですが、それでも教師の思いがにじみ出ます。どんな資料を提示するかによってもかなり違ってきますから・・・でもそれは当然ですよね。私たちは生きている限り本当の意味で「中立」はあり得ませんから。

 話はそれますが、その夜のNHK「クロ現」で、世界の若者たちが政治に声を上げてきているということを改めて知りました。トランプが大統領に選ばれた米国でも、若者たちが大きなデモをしていました。

 日本はシールズが解散して、若者のパワーが見えなくなっている気がしますが、高校で主権者教育に力を入れることで、社会の不正やおかしさに対して若者が立ち上がると良いなと思いました。

(今回は写真を撮るのを忘れました!カメラは持ってたのに・・・)

  次回は最終回。大人気の広木先生が再び登場!ご期待下さい。11月22日(火)14時~16時


泣いて,笑って・・・でも?

2016年11月07日 | 映画・演劇・本

 土曜日、市民館ホールで知り合いの方が踊るので、今年も見に行きました。

 すると思いがけず車椅子のK子さん母子が!まあ、しばらくとちょっとおしゃべりして・・・私は知り合いのを「博多どんたく」を見て失礼して、隣の菊花展を覗いてから、見たかった映画を見にアルテリオに。

 映画の題名は「湯を沸かすほどの熱い愛」・・・アルテリオにかかる映画は普通2週間から3週間くらいですが、これは力を入れてるのかかなり長いし、前評判もなかなか良いものだったので。  主演は宮沢りえ、オダギリジョー。 

 見ている間は泣いたり、クスッと笑ったり、驚いたりで、映画の醍醐味は味わえました!・・・・ただ、見終わって帰途につきながら思ったことは「この映画って、ほら泣いて、ハイ笑って、さあここで感動して、次はビックリさせるぞ・・・と、監督に次から次へと誘導されてしまったなあ」という感じ。私だけかしら?

 主役も脇役も子役も、そろいもそろって芸達者で、よけい作り物めいて・・・面白かったかと聞かれれば、面白かったです


「ハーブカフェららら」でほっこり!

2016年11月04日 | 社会

 「歌声喫茶 sing sing singをやるので来てね」とのお誘いを受けて、 久しぶりに「ハーブカフェららら」へ。

 「ハーブカフェららら」というのは、心がちょっと病んでしまった方々のための地域活動支援センター「があでん・ららら」の喫茶室です。

 歌声が始まるまでに間があったので、早速ハーブティーを注文。(ここでは軽いランチもいただけますが、昼食は済ましてきたので・・・)カモミールと紅茶をブレンドしたもので、美味しい!

 歌声に集まったのは10人程度。らららの当事者さんは一人か二人?聞くところによれば、今の時期は皆さん不安定なんだそうです。何年か前に私が講師となって石けんデコパージュをやったときは、たくさんの方が参加してくれたのですが・・・

 でも、ハーブなどの植物に囲まれて歌うのは、とても気持ちよかったです!

 なお、ここの喫茶室は金曜日と土曜日の(11:00~16:00)二日しか営業していませんので、お間違えなきように。 

 044-989-8323  柿生駅から市ヶ尾行きバスに乗り、麻生新町下車。

     

 帰りにハーブの苗を2鉢買いました。うまく育つと良いな!

 


連続講座7回目・・・良かった!!

2016年11月02日 | 社会

 正直言って、今回の講師は弁護士さんだし、テーマも「若者が生きる社会の仕組みを知り、権利を活かす」という堅そうなタイトルに、ちょっと引く思いがありました。

 でも、始まるととても興味深い内容で、タイムリーな事例もたくさん紹介 して下さり、あっというまの二時間でした!参加者が10名(我々入れて16名)と少なかったのが本当に残念で、若い人にも是非聞いて欲しかったです。

      

 若者の働く現場がいかに苛酷か、凡そのことは知ってましたが、改めて学び、なぜ良くならないのだろうと哀しくなりました。特に心を打たれたのは、過労死した方の息子さんの次の詩です。

     ぼくの夢

 大きくなったら ぼくは博士になりたい

 そしてドラエモンに出てくるような タイムマシンをつくる

 ぼくはタイムマシンにのって

 お父さんの死んでしまう前の日に行く

 そして

 「仕事に行ったらあかん」

 て いうんや

 の詩です

 「残業」はお金の問題ではなく「命」の問題・・・と、講師の穂積弁護士。労働基準法は一見労働者にとって良さそうに見えて、内実は?私たちはうわべの文言にだまされることなく、しっかり本意を見つめなくてはいけないと思いました。

 18歳に選挙権を与えたことの本意が憲法改正への布石、つまり国民投票だったこともしりました。単に若者の政治参加・・・ではなかったのですね。

 さらに興味深かったのは「主権者教育」の現状です。高校の教育現場に様々な圧力があるのは知ってましたが、まさか県警からもあったなんて!それも、「参院選挙での投票率が高かったのがおかしい。偏向教育をしたのだろう」と疑われたとか・・・開いた口がふさがりません!

 選挙権は与えても、デモ参加は届け出制にしたり、教師には「政治的中立」の名の下に現場を萎縮させたり、私が現役の頃より更にひどい状況に・・・

 また、日本人が「同調圧力」にいかに弱いかという話しがありました。例えば、四人いて、自分は答えがAだと思っても、他の三人がBだと言うと、その人もBに変えてしまう率が高いそうです。( 私はあまのじゃくだったので、あまりそういう経験はなく、子どもの頃先生に「北はどちらと思うか指さしてご覧」と言われて、ただ一人クラス全員と違う反対方向を指したのを覚えてます。結果は・・・私が正解。でも、大人になってからはなかなかそうは出来ませんでしたが!)

 アメリカのキャパニック選手が黒人差別に反対し、国家斉唱を一人だけ拒否して、殺害脅迫などさんざんバッシングを受けた事件がありましたネ。

 その後徐々に賛同者が増え、ついにはオバマ大統領まで動かしたという事例(日本では考えられない!)を紹介して、最後にこう言われました。

 「本当のことを見抜く力をつける。若者が困っていたら一人にさせない。自分がもう一人になって応援する」

 

 次回の講座は11月10日(木)です。いつもと曜日も部屋も違うのでお気をつけ下さい。

 「主権者教育」について現場の先生の立場から語っていただきます。