お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

「(株)貧困大国アメリカ」を読む

2014年11月27日 | 映画・演劇・本

 堤未果の「(株)貧困大国アメリカ」、いよいよ読書会で取り上げるのも次週が最後となりました。

 6月の第一回のリポートも私でしたが、最終回もまた私。皆さん忙しいらしくて、なかなか引き受け手が見つからないのです。でも、リポーターになるとそれだけ真剣に読むことになるので、まっ、いいか!

 というわけで、改めて5章「政治とマスコミも買ってしまえ」を読みました。1章から4章までも刺激的な内容でしたが、この5章も凄まじいというかなんというか、あまりのひどさに言葉を失います!

 内容を一言で言うなら、アメリカの政治を動かしているのは大企業(日本のタケダも入ってます)だということ。  そんなこと分かってるという方も多いでしょうが、選挙法律も、マスメディアさえすべてが企業のお金で動いている現実が事細かにあぶり出されていて、本当に愕然とします。

 この本のはじめからの主張は「1パーセントの金持ち(企業)が99パーセント(一般庶民・貧困層)を支配する」という構図が、民主主義のはずのアメリカで徹底して行われているということです。

 しかし、最後のエピローグを読むと、99パーセントからの反撃が様々な形で出てきているのに、ほんの少し希望の光が・・・・でも、このアメリカの1パーセントのやり方は、今や世界を標的にしているので、日本も取り込まれているんでしょうね。怖いです。

 今度の選挙、誰に投票すればいいのでしょうね?

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昨日、そして今日の出来事

2014年11月21日 | ほっとすぺーす

 木曜日 <午前>

 ほっとの常連さんのKさんが出品しているというので、和光大学ポプリホールへ行きました。Kさんは「石けんデコパージュ」をたくさん並べていて、壮観でした。

                      

 新しいペーパーが何種類もあって楽しめましたが、中でも子ども達のものが気に入りました。石けんだけでなくお花や小物も上手に飾ってあって、Kさんらしい気配りを感じました。

 他の方々の作品もみんな素敵でしたが、立派すぎて、私には手を出せない感じでした。でも、羊毛フェルトのわんちゃんや羊はそれそれは愛らしくて、欲しくなりました。

         

<午後>

 WEショップたまのボランティアに。この日から「ブランドバッグフェア」ということで、想像通りお客さんが多かったです。開店前から七人くらい並んでいたそうです。

 私から見ると、ブランド物って「腐っても鯛」というか、使用感がいっぱいの物でも安くならないのが不思議です。それだけ「需要」があると言うことなんでしょうネ。 本体がレースで出来ているとても小ぶりのバッグ、なんと15000円の値段がついてました!こんなのが!なぜ?・・・プラダだから。 普通に買えばその2~3倍するそうですが、どこをどう見ても私には2000円以上には見えませんでした!

 因みに私が買ったバッグは400円のブランドではないもの。まあ、私もブランドバッグは一つ持っているので他人をとやかくいう資格はありませんが、女はブランドに弱いのはなぜでしょう?

金曜日

 午後から、いよいよ「オレンジカフェ」オープンです。お客様は初めての方二人を入れて10人。地域包括センターの職員二人を加えて12人。私はさつまいものお菓子を作っていきましたが、12個作っていたのでほっとしました。

 最初にセンターの方が、ビデオなどを使って「認知症とは」のガイダンスをされました。私は物忘れなどが最近ひどいのですが、それを自覚している間は認知症ではないといわれて、少し安心しました。

 その後、手遊びをしたり、おやつを食べたりしながら歓談。私は、午前中にSさんという80代の男性から動物の版画を数十枚頂いていたのを思い出し、皆さんにお土産に持って行ってもらうことを思いつきました。動物の絵は大変ユニークな物だったので、大いに盛り上がりました。それで、皆さんに一枚選んでもらい、名前と選んだ理由を話してもらう事で自己紹介にしました。

                     

 一回目は、楽しく過ごせて成功だったかなと思います。でも、次回は新しい方にもう少し来て欲しいと思いました。

 

 

 

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美味しい紅茶を頂きました!

2014年11月19日 | その他

 ステップハウスのボラ仲間のNさんから、関西のお友達がデコパージュを始めるという話を聞きました。

 たくさんペーパーを抱え込んでいる私としては黙っていられなくて、「では、ペーパーを送ります」と申し出て、レターパックに入るだけ詰め込んで送りました。送るペーパーを選ぶ作業も楽しいモノでした!

 数日後、その方からレターパックが送られてきてビックリ。中には、お礼状と紅茶が入っていました。あれ、私が紅茶が好きなこと知っていたのかな?(知り合いの大半はコーヒー党で、紅茶党は肩身が狭い)

 それは、「1837 TWG TEA」という会社のもの。聞いたことありません。黄色い箱には「1837 BLACK TEA」とありました。黒茶?

 ティーバッグが普通の形状とは違って、コットンで丁寧に作られていたのでちょっと贅沢な感じです。どんな味なのかしら?

     

 早速頂いてみました。o(^-^)oワクワク

 う~ん、いい香り! 何かに似てるなあ、あ、フォションのアップルティーと似ているんだ!フルーティーな味で、ほっこりする紅茶でした。これを送ってくださった方も「知人から紹介してもらって、美味しかったので・・・」と書いていましたが、私も紅茶好きの友人に送りたいと思いました。

 RIさん、美味しい紅茶を教えてくださって有り難う!

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箱根ガラスの森美術館へ

2014年11月17日 | その他

 紅葉を見に箱根に行ってきました。

 ロマンスカーで箱根湯本に。そこから箱根登山バス「箱根ガラスの森美術館」へ。

 この美術館は、以前ほっとの仲間と一緒に箱根を回ったとき、私が一番気に入った場所です。とにかく、あじさいがきれいだった!というわけで、今回もお目当てはこの美術館でした。

 入り口を一歩入ると、もうそこは日常とはかけ離れた夢の世界!広くはありませんが、クラシックな建物もお庭も池も、散歩道もキラキラしていました。

 室内に展示されてる様々なガラスの美術品も素敵でしたが、今日はバイオリンとアコーディオンによる演奏会もあり、得した気分でした。さらに、レストランではちょっとリッチなランチを、イタリア人によるカンツォーネを聴きながら頂きました。窓越しに紅葉のきれいな大自然を見ながらという贅沢!

 紅葉は終わりかけていましたが、でも枯れ葉が積もっている小道もそれなりに風情があったし、大満足の一日でした。

 早く行って、早く帰ったので電車もバスも混まなくてゆったり出来ました。(朝、8時10分発のロマンスカーで行き、帰りは小田原14時23分のロマンスカーでした!)

 来年はやはりあじさいか、バラの季節に行きたいな。

        

             

                            

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バッハ 教会カンタータ鑑賞会

2014年11月16日 | 教育

 今日の午後、うちの東京恩寵教会で「バッハの教会カンタータ鑑賞会」が開かれました。

 講師はもちろん鈴木雅明さん(恩寵教会員)です! 、鈴木さんが率いるバッハコレギウムジャパンが18年にわたり演奏してきた「J.S.バッハ教会カンタータ全集」が完成し、そのすべてのCDが教会に寄付されたのを記念して・・・

 「カンタータ」とは、本来はイタリア起源の世俗的な歌のことでしたが、宗教改革以来、ルター派の礼拝の中で発展してきたそうで、聖歌隊の歌と器楽演奏が合わさったモノ、ということらしいです。

 前説明の後、賛美歌Ⅱ100番の「主は死につながれ」、カンタータでは第4番「キリストは死の呪縛につきたもうた」を、実際にCDを聞きながら、ドイツ語と日本語の本文から、いかにこの曲が聖書に忠実で、人々にわかりやすいように語られているかが語られ、音楽が果たす役割を知ることが出来ました。

 独唱者の澄みきった歌声も素晴らしく、聞き惚れてしまいました!(鑑賞会はこれからも続きます!)

 また、アンサンブルゆりの友人も来てくれて、楽しい午後になりました。

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19回目の訪問

2014年11月13日 | 東日本震災ボランティア関連

 11月10日~12日、19回目の訪問に行ってきました。

 10日は、東松島の響仮設です。今回は初めての方が2名加わって、久しぶりに賑やかな会となりました。

 初めてのサンドイッチの昼食会の後、「毛糸のコサージュ」を作りました。前にも一度作ったのですが、皆さん忘れてしまったようで・・・・毛糸は単色のものに加えて、グラデーションのものや、モヘアもあったので、ちょっと変わったコサージュが出来てなかなか面白かったです。

 この写真では小さすぎてよく分からないと思いますが・・・

       

 右の写真は、初参加の方の作品です。緑のグラデーションの糸を遣って、しかも糸を長めに切っているので表情豊かなコサージュになりました。  こんな風に、教わったことから「外れた」ものを作る方から学ぶ事って、往々にあるモノですね。私にとっても新発見でした!

 手芸を終えて、工事中のサクラハウスに行きました。

                         

 ここは震災後、一軒の被災したお宅を応急処置して、野蒜小の子ども達が学習に使ってきた場所ですが、本格的に改修工事をしています。11月完成の予定が伸びて来年1月か2月になりそうだということですが、ラーメンのお店も入るので近隣の方々は完成を心待ちにしていることでしょう。

 11日 Sさん宅で。

 この日は5人がコサージュ作りに取り組みました。

     

       

 Oさんは、遅刻して参加されました。理由を伺うと、小学校で「読み聞かせ」をしていらしたそうです。

                    

 本命の本を読み聞かせる前に、関連した写真集を用意したり、こどもの形をした切り絵を見せたり、工夫をしていらっしゃるのが素晴らしいと思いました。素敵なボランティアです。

  帰り、松島の駅に向かう前に近隣を見せていただきました。以前とは様変わりして、あちこちに土砂の山が出来ていました。防潮堤の建設のためです。

 Sさんが引き取って育てているY君の流された家のあった場所は買い取られ、土砂に埋もれていました。Y君はどんな気持ちなのかな?

 海岸沿いの防潮堤は・・・高さを上げるべく、測量の真っ最中でした。高さ7.2メートルに!海岸の景色もかなり変わりそう。防潮堤は全部で三つ作るそうで、野蒜駅前の川の土手も!地形がよく分かってない私にはなぜそこなのか理由がよく分かりませんでした。

       

 次回訪問は来年の五月に予定しました。少しずつ間をあけて、被災地への訪問を終える時期を探ろうと思っています

 夜、私が泊めていただいているY家に、新婚のK君とMちゃん夫婦が夕飯にやってきました。なんとフルコースの夕飯で、みんなおなかいっぱいになりました。お世辞抜きで、どれも美味しかったです!

                    

 

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またまたデコパージュ

2014年11月08日 | ボランティア

 5日(水) 

 近所のミニデイ(デイサービスの一つ前の段階の方々)に行き、石けんデコパージュを。今回はKさんのお手伝いとして参加しました。みなさん、お元気だけあって、呑み込みも早くお上手でした。

     

 昼食前のゴムのベルトを使った体操が良かった!筋肉が鍛えられそうなので、家でもやってみようと思いましたが(続くかな?)

8日(土)

 ステップハウスで。参加者は3名。こちらは初めての方が二人でしたが、若いので早い早い!

                         

 手前の三つがAさんの作品。「手作りはあまり得意じゃないけど、好き」というだけあって、石けんの次に、愛用中のめがねケースに挑戦。私なら考えつかない部分を切り取って貼って、素敵な作品に仕上げました。自分でも満足していました。

 じっくり型のAさんに比べて、Bさんは、ちゃっちゃっと早い!あっという間に石けん三個仕上げました。

                        

 写真でも分かる通り、妊娠中のBさん。話がすこぶる面白い人です。

「そんなにおなかが大きいと、電車の中でみんな席を譲ってくれるでしょ?」と私。

手を大きく振って「とんでもない、優先席だって誰も譲ってくれませんよ!みんな携帯のぞいたり、顔を背けちゃって・・・」

 「ひどいねえ」

 「だから私、つり革に両手でつかまって、おなかをドンと突き出してやるんですよ!」(一同爆笑)

大柄のBさんの迫力ある勇姿?が目に浮かぶようです。

 デコパージュ経験者のCさんはポーチに挑戦。お花の細い茎をぎりぎりの線まで切り抜いてるので、「それじゃあ、貼るときに切れてしまうわよ。2.3ミリ余分に外側を切らないと」と忠告すると、ちょっと深刻そうに「私ってずっとそうなんです。加減が分からなくて・・・」と、暗い顔。

 なんだか、彼女のしんどさに触れたことを言ってしまったようです。ごめんなさい。

 

 月曜からまた東北です。夜、義姉から「仙台はあまり寒くないわよ」と電話がありました。良かった。

 

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妖怪ウオッチ&筍お焼き

2014年11月07日 | その他

 神学校を後にして、京都木津川市の息子宅に。 大和路線のホームや車内には異様な身なりをした若者がいっぱい!・・・・ああ、ハロウィンか。

 夏休み以来の孫達との再会。二人が息の合った踊りを見せてくれました。それが「妖怪ウオッチ体操」とやらで、今、大流行だそうですが、その名前さえ知らずビックリしました。

 感心したのは、4歳の孫がとてもしっかり踊ったこと(お姉ちゃんの姿をちらちら見ながら合わせているところがカワイイ)。聞くと、保育園の運動会でも踊ったとか・・・まあ、そんなにはやってたの?ばあばは子どもの流行に疎かった!

                  

 土曜日は、地域のお祭り。そこでママがお焼きを売るというので出かけました。加茂駅から無料のシャトルバスで会場へ。小雨交じりの天候だったせいか人出はイマイチといった感じでした。

 あ、あった、ママが売り子の「加茂女」(かもめ)の屋台。赤い着物姿で売っていました。お客が少なそうなので、筍入りお焼きと、筍するめを購入。近く東北へ行くので、そこへのお土産も含めると一万円以上も買ってしまいました。

      

 でも、この筍お焼き(300円)はもっちりして、中の具材もとてもいいお味でした!筍するめ(800円)は山椒が効いて大人の味です。

 「筍するめはちょっと高いね」というと、ママ曰く「でも、この一袋筍一本分入っているんですよ。乾燥するのでこんなに少なくなるけど」とのこと。そう思うと、高くはないですね。

 この筍の製品は「NPO法人加茂女」が、荒れた竹林を整備するための活動をする中で生まれた物だそうです。原材料にこだわっているのでもうけはほとんどないとか・・・でも、お焼きは山城地区の食品コンクールで最優秀賞をとったそうなので、宣伝が巧くいけば売れるのにナアと思いました。ホントに美味しいんです。(通販もやっています)

 会場の片隅で、いろいろなグループによる踊りが披露されていましたが、4歳の孫は一番前の席でじいっとみつめて飽きることありませんでした。  好きなんだなあ!

                             

 今回の訪問では妖怪ウオッチと、カモメを初めて知りました。

 

                            

 

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神学校訪問記  <その二>

2014年11月05日 | 社会

 二日目は、早朝6時半からの朝祷会で始まりました。(無事に起きられてホッ)

 その後、自然の多い、学校の周囲の散歩を楽しんでから朝食。女子用キッチンでSさんがとても美味しい朝食を手早く作ってくれました。Sさんは料理上手で羨ましい!(写真は食事をした談話室で、キッチンの隣にあります。)

                                                   

 食事が終わる頃、女子神学生のチョンさんが入ってこられました。チョンさんは私の息子のお嫁さんがかつて所属していた教会の方なので、話が弾みました。話の流れで、私が東北に手芸を教えに行っている事を話すと、彼女から自分の教会に是非手芸を教えに来て欲しいと依頼されました。『大阪までか~、ちょっと遠いな~』と、躊躇しましたが彼女の熱心さに負けて、来春に行くことになりそうです・・・

 実はその朝は、私の教会から来ている神学生のOさんの奥さんから、「お茶に来て」と誘われていたので、急いで行きました。Oさん一家4人は、4階の家族寮に住んでいます。一時間ばかり、おしゃべりを楽しみました。

 Oさんの奥さんRちゃんは二人の小学生のお母さんです。彼女がまだ幼児の頃からの知り合いで、私の子ども達とも仲良しです。フランスで結婚し、韓国で暮らし、今は日本で学んで来年には牧師として赴任するわけです。才能豊かで、心優しく、信仰心の篤いご夫婦がどんな牧会をされるのか、とても楽しみです。  写真はチャペルでパイプオルガンを練習中のRちゃん。

                         

 10時からはチャペルで礼拝。メッセージはY学長でした。この日が宗教改革記念日だったので、それに関する内容でした。

 その後、Y学長の「古代史」を聴講しました。このときは教室がほぼ一杯の学生でうまりました。内容は興味深いものでしたが、私はそろそろ疲れてきました。それで、午後からの授業を聞くのはやめて、図書館に行くことにしました。

                         

 図書館は思ったより広く、蔵書は4万冊だそうです。古い神学書の背表紙を見て歩いていると、学ぶことがこんなにあるんだなあと気が遠くなりそうです。そこに司書のMさんから「お茶にどうぞ」と誘われました。

 事務所に行くと、そこにはこれまで神学校でされた講義録のようなものがあり、めくっていると知っている先生方のお名前が次々と発見されて興味深かったです。

 二時半頃、授業の終わったN君の運転で、駅まで送ってもらいました。今度はもうすこし易しい講義を聴きに来たいと思いつつ・・・・・

 

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神学校訪問記  <その一>

2014年11月04日 | その他

 10月30日、31日のたった二日間でしたが、兵庫県にある神学校を訪問してきました。

 きっかけは、古い友人のSさんが今年6月にこの神学校に入学し、見学に誘ってくださったからです。

 Sさんはそれまでも神学研修所で2年学んできた方です。 東北の被災地訪問にも一緒に行ったことがありますが、車内でも、宿でもヒマさえあれば本を開いて勉強している姿に、心底すごいなあと感心したものですが、まさか神学校まで入学してしまうとは!

 しかも、大学を卒業したばかりの末子のN君も一緒に入学。つまり、母子同時に神学生になったわけです。新幹線で新大阪、福知山線で三田駅へ行くと、Sさん母子が車で迎えに来てくれました。神学校はちょっと不便なところにあるようです。

 到着してみて・・・これが神学校?目立つ看板も、それとわかるような物もなく、ひっそりと大きなコンクリートの建物が二つ並んでいるだけでした。

                   

左側 チャペル、教室など     右側 食堂  神学生寮 など

               

 最初に寮の建物に・・・この写真は入ってすぐのロビーです。建物は外側ばかりか、内側もコンクリートの打ちっ放しで、薄暗く、「修道院」のような雰囲気です。

 この部屋の右手には明るい食堂が有り、学生も職員も一緒に食べます。私も三回ここでいただきました。(1食400円) 

 ゲストルームは二階で、ツインのベッド他、普通のホテルと同じような作りで快適でした。でも、ここのバスルームは使いませんでした。Sさんが近くの鹿の子温泉に連れて行ってくれたからです。

 Sさんは相手が誰であれ、会う人ごとに私を紹介するのでちょっと気恥ずかしかったのですが、皆さんとてもフレンドリーなので肩の力が抜けました。

 一日目は昼食後、教理学の授業を聴講しました。学生は私を入れて7人。

                        

 久しぶりに「講義」を受けて、私のさび付いた脳細胞は大いに活性化されました!三時間と聞いて、眠ってしまうのでは!と心配しましたが最前列に案内されたし、、先生は私にもテキストを読ませたり質問をされたりするので、眠るどころではありませんでした。

 先生は癖なのか、とても早口で話がどんどん進みます。内容は弁証家のユスティノスの生涯と思想についてでしたが、ユスティノスという名前さえ初めて聞いたし、ロゴスの種子だの、モナルキア主義だの分からない言葉のオンパレード!難しいっ・・・

 でも、三時間勉強しているうちに、これは決してただ昔の理論を学んでいるのではなくて、今の私たちが抱えている問題に光を与えてくれる物だと言うことは何となく感じられました。普段疑問に思いつつもどう表現して良いのか分からないものに、言葉を与えてくれたような・・・

 授業が終わると、一番後ろにいた筋ジスのY青年とお母さんが「お茶にどうぞ」と誘ってくださいました。青年は神学生ですが、両親と一緒に神学校の敷地内に一軒の家を借りて住んでいました。

 夕方、SさんとY家を訪問しました。青年のお父さんは私が学生時代に所属していたKGKのメンバーでした。それで、お父さんと昔話などで盛り上がってしまいました。

 青年が神学生になったことでご両親も学びの機会を得て、充実した生活のようです。

 夕食後は、学長のT先生と、SさんとYお父さんと4人で日頃感じていることの語り合いの時間も持てました。私が「少しだけ授業を受けただけですが、勉強することっていっぱいありますね。神学校の年限が三年半って、短くないですか?」とぶしつけな質問をしました。するとT先生は「その通りです。ボクは本当は6年くらい必要だと思ってます。特に新卒の学生には・・・」と。

 でも、考えてみれば人間は一生勉強が必要ですよね。誰にとっても・・・私も怠けてないで少し神学を学びたいなと思った夜でした。

                                                                    

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