お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

歌声喫茶で

2017年02月28日 | ボランティア

 今日は歌声喫茶の日

 先月はY先生の都合でお休みしたので、久しぶりの会でした。集まったのは11人。いつものように、童謡を中心に、季節の歌、つまり春の歌をたくさん歌いました。

 それにしても、昔の歌は『歌詞が素敵だねえ、日本語が綺麗だったねえ』という話に。メロディも歌いやすく、覚えやすく、心にしみる曲が多いですねえ・・・

 みんながリクエストしていく中で、私は島崎藤村の『惜別の歌』を・・・でも、誰も知らないということでキャンセルしました。ちょっとビックリです。同じ藤村の「まだあげ初めし前髪の、リンゴのもとに見えしとき・・・」で始まる『初恋』もいいんだけどなあ・・・美しい絵画を見るように初々しい少女と、男子学生の胸キュンな情景が浮かんできます。

 今日は富山在住のTさんも参加して下さいました。もうすぐ92歳ということですが、ほんとにしゃきっとして、美しく、素敵な方です。帰ってしまわれるのが残念でたまりません!友人のお母様ですが、私にはこんなに元気な親がいる友が羨ましくて・・・次回の参加ははまた寒くなる12月ですって・・・待ち遠しいです!

 ティータイム用に、初めて「いちご大福」を作りました。皆さんおいしいとおっしゃって下さって良かったです。(形は不出来でしたが)

 次回は3月31日10時からです。どなたでもご参加下さいね!

 

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読書会「沈黙」は、三月です!

2017年02月26日 | 映画・演劇・本

 今日は月一の読書会。

 「今日は遠藤周作の『沈黙』でしょ?」 「きょうはまだ今までの本『反知性主義』の6章ですよ」

 「なんだ、図書館で借りてきたのに・・・」と、Hさん。約50年前の単行本を手にしています。 「これ、面白いんだよ。当時の同時代の人たち、会田雄次や江藤淳らの批評もついてるんだ」

 それも興味ありますね。私も図書館で探してみようかな?

 「私、昨日見てきました,映画」「え、ぼくはまだ見てない」「早く観ないと終わっちゃいますよ」「どこでやってるんだろう」そのあと、内容に踏み込んだ感想も語り始めてワイワイガヤガヤ・・・

 「あのう、今日はまだ『反知性主義』なんですけど。」と、私のまとめたレジュメを示したのですが、「私ねえ、最後のここに疑問があるのよ」と、順番は無視の発言から始まって・・・今日は自由討論か!(最近はどうもこの傾向に流れる)

 私はもう少しムーディのことをしゃべりたかったんだけど、まっいいか。(ムーディについてた福音歌手アイラ・サンキーのことも調べてきてたのにしゃべる暇がなかった!)今日は最初5人で始まったが、3人増えて8人に。

 新しくAさん(男性)が参加してくれたので「私、この本2冊持っているから1冊あげましょうか?」というと、「いや、本は持ってます。でも、佐藤優がこの本は本当の意味での反知性主義について書いてないから読まない方が良いと言ったので・・・」と。へえ、そうなんだ・・・

 「改革派って、知性主義?反知性主義?」・・・「えっ、もちろん知性主義でしょ。」「そうかな、反知性主義じゃないかな」大学教授の口からそう言われると????私の中では、福音派、大衆相手の伝道に力を入れてきた人たちが権威に反発して行ってきたのが反知性主義だと理解してきたけど・・・

  今日は本の話とは別に、キリスト教主義の女子中高に勤務するSさんが「子ども達に罪意識がない、どうしたらいいだろうか」という悩みを聞かせてくれた。

 私は、自分の経験から言うと小学校高学年くらいから、もうあったと思う。今の子も口には出さなくてもあると思う。友達や家族に、というか、誰にも言わなかったけど、ずっとしこりのように胸の奥にひそんでいた。だからこそHi-B、Aに誘われて聖書の話を聞いたとき納得するものがあった。

 しかし、読書会、最近は本流はお構いなしに勝手に発言する形が定着してきているなあ~・・・面白いから、まっいいか!

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映画「沈黙」・・・その二

2017年02月20日 | 映画・演劇・本

 映画を見て、もっと知りたくなり、「沈黙」の原作を買って読みました。

 やはり、読んでみて初めてわかる事が色々ありました。(昔にも読んだはずですが・・・)一番は主人公ロドリゴの抱く信仰がどんなものだったのかということ。そして転んでから本当に変わってしまったのかということ・・・さらに、彼の師であるフェレイラの内面も、映画で語られることとは少し違って感じられました。

 更に、遠藤の晩年の傑作と言われる「深い河」もネットで探して購入。・・・こちらは「沈黙」よりも読みやすくて、二冊を並行して読んでいたのですが、先に読み終わりました。

 「深い河」も映画化されています。実は、この映画の現地撮影が終わった後、私はインドに旅行に行っていたのですが、私達のグループの案内人のインド人父娘が、ロケ時も通訳として同行していたようです。(娘さんの言葉によると、ヒロインが全然美人じゃないのでビックリしたとか秋吉久美子はインド美人から見ると、美人の範疇に入らないらしいですね) そのせいか、映画の存在を知りながら見損なって今日まで来てしまいました。(いま、探しても見当たりません!見たいです!)

 「沈黙」は史実に基づいた作品で、簡単に言えばカトリック司祭が転ぶ、つまり棄教し、日本人名を名乗り、死ぬまでの話です。

 ザビエルが伝えた後、たくさんの司祭がやってきて、日本人の信者は多いときで40万人もいたそうですが、この本では、彼ら日本人の神は、キリスト教の神ではなかった、日本人流に解釈された神に過ぎないと語られています。 日本人信者の口から、その信仰が語られることはないので、どんな神を信じているのかは確かに判然としません。極度の貧しさと、飢えと労働に虐げられ続けてきた民が、天国では幸せになれると信じて信仰の道に入った・・・のかもしれません。

 「沈黙」では、「日本人信者」として気持ちを語るのは、あの「キチジロー」だけです。踏み絵を踏み、仲間を裏切り、しかしどこまでも司祭を追い続ける男。潔さ等かけらもない男・・・でも、彼の弱さが私に一番近い気がしました。

 「深い河」・・・これを読むと、「沈黙」よりさらに深く信仰とは何か、人は何のために生きるのか、宗教に違いがあるのか、など、本当にいろんな事を考えさせられます。特に、神父であろうとしながらも、異端的に扱われて破門され、インドまで来て、ついには行き倒れの死体をガンジス河まで運ぶことを自らの勤めとする大津という男性はロドリゴと似た役割を果たしていて、興味深いです。遠藤は彼をはじめ、この物語に出てくる登場人物たちを自分の分身のように丁寧に描いています。最後まで、遠藤自身、「日本人とキリスト教」問題に揺れ動いていたのでしょうか・・・

 3月の読書会が楽しみです。

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市民自主企画事業とまぶね食堂

2017年02月18日 | 社会

 私たち「カワサキキッズ麻生」の活動も二年目に突入!

 今日は麻生市民館で提案会がありました。提案は4つ。二つは新規事業で、私たちが2年目、もう一つのグループが3年目でした。

 各グループの提案を聞いていると、どこも面白そうで、私も参加したくなりました。カワサキキッズは、昨年は子どもや若者をとりまく様々な問題点に多方面から光を当てた学びを提案しましたが、今年はもう少し焦点を絞って、深く追求すると同時に、参加者が来て良かったと思える講座にしたいと思い、「困った子」はいない、困っている子・親がいるだけ」をテーマに子育て中の親に的を絞って展開していく予定です。

 審査員の方々からは、このテーマは昔からある難しいテーマだが、取り組んで貰えるのは有り難いと・・・今日の段階では私たち企画委員にもその道筋の全てが把握できていませんが、今年度は有力なメンバー(子育て中)が一人委員に加わって下さったので、大いに期待しているところです。

 

 会の後、5人で近くのまぶね教会の「子ども食堂」に行きました。今日がオープンなので、そこを手伝っているWさんから誘われていました。午前中の提案会で「子ども食堂」の事に触れた方が「子ども食堂=貧困の子どもが行くところ」というイメージがあって、逆に参加しづらくなっているという話があったので、まぶね教会が「まぶね食堂」というネーミングにしたのは良かったと思いました。

 参加者は41人、そのうち子どもは8人で、大盛況でした!私も頼まれたら手伝いに行こうと思います。今日のメニューの、キーマカレーも,野菜サラダも美味しかったです。料金は大人300円、高校生以下は無料です。毎月第3土曜日12:00~14:00  皆さんお出かけ下さい。

        

 

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最近の出来事から・・・

2017年02月14日 | ボランティア

 2月8日(水)

  朝の祈祷会に向かう途中、遅刻しそうになったので足早に歩いていたら、気がついたら転んでました!・・・なぜ?道は平らだったし、乾いていたし、躓いてもいないのに・・・更に、歩きやすいウォーキングシューズを履いていたのになぜ?

 転んだ痛さより、「転んだ」という事実に驚いてしまいました。まあ、これが年を取ると言うことなんですね

 2月9日(木)

 Kさんを誘って映画を見に行きました。「この世界の片隅に」・・・ほとんど映画を見ないKさんですが、これならと。

 椅子から身を乗り出すようにして、始めから終わりまでじいっと見ていました。「良い映画だったね」と言ってくれて嬉しかったです。

 私はこうの史代さんのファンで原作を読んでいるのであまり驚きはなく、ちょっと眠かったけど、原作の雰囲気を残したいい映画でしたね。

 2月10日(金)

 友人のお母様は、普段は富山で一人暮らしですが、寒い冬の間は川崎の友人の家で過ごします。私はもう両親を亡くしているので、お目にかかるのが楽しみで、訪ねていきました。

 90歳になるとは思えないお元気さで、会話も失礼な言い方ですが「対等」です。つまり、社会のことに精通していらっしゃるので、友人に話すのと同じように何でも話題に出来るのです。好奇心が衰えないんでしょうね。

 お肌もつやつやで、しわもなくて若々しいお姿は、とてもお年には見えませんでした!

 2月11日(土)

 昔、教会学校で一緒に教師をしていたNさん。80歳代で今はお一人暮らしです。友人と二人で訪ねました。思ったよりお元気そうでほっとしました。昔話に花が咲きました!

 2月13日(月)

 年に二、三回訪問する小田原の友人宅を訪ねました。

 窓辺にお手製のえさ台が作ってあり、半分に切ったミカンが置いてありました。メジロが食べに来るそうです。晴天で、窓からは木立と白い富士山が綺麗に見える生活は、いつ行っても羨ましい!

 友人は私と同世代ですが、家の中が綺麗に片付いて、広々としていました。キッチンもシンプルで我が家とは大違い。本当に必要な物だけで暮らしている姿が清々しくて、羨ましかったです。(我が家はいつそうできるかしら?)

 テーブルには大型の文語訳聖書が置いてありました。今はそれを毎日読んでいるとか・・・

 

  今回、あちこち出かけて、出かけられる幸せを感じました。いつまで友人、知人をお訪ねできるかわかりませんが、これからも訪問したいと思いました。

 

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映画「沈黙」・・・その一

2017年02月03日 | 映画・演劇・本

 心に残った映画を見ると、たいてい翌日にブログに書いていたのですが「沈黙」については、一週間たってもまだ・・・

 私にとっては、かなり重い作品でした。

 遠藤周作の原作を読んだのは高校だったか、大学だったかはっきりしません?篠田監督の映画も見ました。・・・どちらも正直言って「恐かった」という印象のみ。 私だったら・・・踏み絵を踏んでしまうに違いない、と思うと・・・

 高校三年生で洗礼を受けた私は、遠藤の作品はかなり読んでいました。でも、好きなのはドストエフスキーの「白痴」に似た「おバカさん」という作品でした。彼のシリアスな作品はどれも恐かったのです。

 大学2年生くらいの時でしょうか、近くのK大学で遠藤の講演会があると知り、参加しました。大きな教室で、私は真ん中辺りに座っていました。男子学生たちの白いワイシャツ姿を覚えているので、夏だったのかしら・・・講演(テーマは忘れましたが、多分「沈黙」関連)のあと、質疑応答の時間になり、私は挙手しました。しかし、たくさんの人が次々と手を上げていたため、指名されることなくがっかりしていると・・・

 遠藤が突然!「さっきから、あそこの女子学生がずっと手を上げているよ、さしてあげて」と、私を見て司会者に言ったのです。「えっ、私?」と、驚いた私はなんだか上がってしまって、我ながらたいしたことない質問をしてしまいました!遠藤は応えてくれましたが、質問の内容にあまり興味を示したようには見えず、私は赤くなって、消え入りたい気持ちでした。最悪の出会いですね

 「沈黙」の感想はまたいずれ・・・

 

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