お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

心に残る言葉

2015年02月26日 | 社会

★朝日新聞2月26日「論壇時評」より★

   高橋源一郎・・・「人質問題」をめぐり、いくつかのことを考えた。一つは湯川遙菜さんについて語られることが少ないということだった。確かに、彼の行動の多くは、理解に苦しむものだった。だが、わたしたちはそうではない、彼は特殊なのだ、といえるだろうか。その人間的な弱さ(と見えるもの)も含めて、実は、彼は「ふつうの人」だったように思える。そのことが私にはとても悲しかった。

  

   私はこの文章を読んで、まさに自分の思いを指摘されているような気がしました。

   全然この問題とは関連ないのですが、私は数年前からある方と関わってきました。その方は私とは育った世界も境遇も違い、いわゆる不遇な人生を余儀なくされてきた方なので、私はできる限りの支援をしてきたつもりでした。

   しかし、関われば関わるほど、その方の行動に納得出来ない面が次々と現れてきて、理解に苦しむことが多々ありました。まさにその方は「特殊なんだ、普通じゃないんだ」と何度思ったことでしょう!

   でも気づきました。その方の困った面ばかり見ればそうなんだけれど、でも、自分も同じような境遇で育っていたら、同じようになっていたかもしれない。その方は弱さを持った「ふつうの人」なんだと・・・

   ==================================================

 酒井啓子・・・イスラム国問題について述べて「「命の値段には違いがある。テロリストが外国人を惨たらしい姿で殺害するのは、その命が「高い」とわかっているからだ。・・・イラクではIS侵攻以来、毎日100人弱が亡くなっている。だが、それでは世界は動かない。・・・国籍は違っても目の前の同じ命を救いたいと感じ、日本人として何かしなければと思う。・・・・遠く危険の及ばないところから行う支援は、施しに過ぎない。」

   私も東北支援から自宅に戻る帰途、時々考えます。自分は震災以前と変わらない安全な場所にいて、時々出かけていきボランティアしていると自己満足しているだけではないかと・・・ましてやIS問題には困ったものだと眉をひそめているだけ。

   でも、自分で出来ることしか出来ないのですよね・・・


最近のテレビ番組から

2015年02月23日 | テレビ

 今期、面白いテレビは・・・・

 デート」・・・脚本、設定、演じる俳優、どれをとっても面白い!毎回テレビの前でゲラゲラ笑ってます。主人公の30代ニート男性が、母親から妻に寄生先を替える話で、最初はありえな~いと思っていましたが、ドラマが進むウチに、「これってありかも」と思えるようになってきて・・・

 ダウントン・アビー2」・・・90年前くらいの英国の伯爵一家の物語です。三人の娘の恋物語も一筋縄ではいかないし、執事やメイド、料理人までみんなが重要な役割を持っているので群像劇ともいえます。1からずっと見てますが、2になって更に面白くなりました。

   ストーリーもなかなかのものですが、貴族の館に暮らす人々の服装や、調度品。そして生活の一つ一つも興味深く、まさに「古き良き?英国」を堪能できます。

 ダーウィンが来た!」・・・いつも面白いのですが、昨日の「密着 アリの空中城」には仰天させられました。アリ社会はどこも女王アリを中心に強固な社会を作り上げていますが、昨日の幼虫まで使うツムギアリの巣作りはまさに想定外!さらに、自分たちより何百倍も大きな獲物を仕留める狩の仕方にも唖然としました! いやはや、たかが虫とあなどれない知性を感じますよ

 再放送が土曜日夕方にありますので、見損なった方はぜひ!


「エクソダス  神と王」

2015年02月18日 | 映画・演劇・本

 昨日、映画「 エクソダス 神と王 」を五人で見てきました。旧約聖書の「出エジプト記」の映画化です。

  前半は眠くて、ウトウトしながら・・・後半やっと面白くなりましたが・・・・全体的に信仰よりも科学的な解釈を、特に次から次へと降りかかる災いに感じました。

 クライマックスの紅海が真っ二つに分かれる場面もなくて、引き潮だったから渡れたという感じです。でもそれだとエジプトの兵士が波に飲まれなくなるので、突如津波が襲ってくるという設定でした。

 神様もなぜか、皮肉屋の子どもの姿をしていて私には受け入れがたい内容。

 やはり、昔見たチャールトンヘストン「十戒」の印象が強くて、違和感ありまくり! 3Dで見たのですが見終わって「すごい」という感じがそれほどでもなかったです。3D慣れかしら?(一緒に行った人は面白かったと。)

 DVDでみた「ノア」もひどい解釈で、 ついこの前見た「サン・オブ・ゴッド」はまあまあでした。

 聖書の映画化って難しいものですね。

            


レストランで読書会

2015年02月16日 | その他

 教会の有志で毎月開いている読書会

 今回はマイケルサンデルの「それをお金で買いますか」の二回目。近くのレストランで開催。   男女7人で少ないが、語り合うにはちょうど良い人数かも・・・

 第1章は『行列に割り込む』ことの是非を問う。それにしても米国では普通の買い物に限らず、お金の力、つまり市場原理がまかり通る場所がこんなにも多いというのに驚く!

 空港で、道路で、医療現場で、議会の公聴券までも・・・・専門の行列代行会社まである。

 日本はここまでひどくはないと思うせいか、例としてあげられたのは海外での体験だった。私も昔、インドの空港でひどい目に遭った例を話した。。入国手続きで、長い行列に仲間と並んでいたら一人の男がやってきて「お金を出せば、並ばなくても良いところに連れて行く」という。我々は当然断って行列に並んで手続きをした。

 そして、預けた荷物が出てくるのを待つ場所に行った。しかし、仲間の一人の荷物がなかなか出てこない。最後の一つがなくなってもまだ出てこない。困って係官に話しても出てこない。・・・仕方なく出口で待っている現地の案内人に事情を話すと、彼が係官に話をつけにいき、間もなく荷物が出てきた。もう、真夜中になっていた!

 案内人はこともなげに言った「要求されたら少しくらい、出せば良かったのですよ」と。つまり、チップ感覚だったんでしょうけど、私たちはインドのやり方、考え方に一同ガーンとなった一幕だった。

 行列の割り込みも、遊園地とかチケットくらいならまだ許せるが、生死に関わる医療ではやはり公平にしてほしいというところに落ち着く。

 さて、いつものことだが話は原発の是非にまで跳んだ。行列の問題ではないが、市場のお金と効率という点では似た面があるからだ。福島原発事故があっても、世界は原発を手放さない人々が多数を占めるのはなぜかという話になった。

 この問題を、原発賛成派と反対派が論理的に冷静に話し合ってくれたらと思う(議論は平行線をたどるに違いないけれど)のは、私だけかな?

 

 


介護予防は大事ですね

2015年02月15日 | 社会

 土曜日、「柿生アルナ園ご近所ネットワーク全体会議」に参加してきました。

 ほっとすぺーすでオレンジカフェを開くようになって、認知症のことや介護のことが急に身近になり、関心も抱くようになってきました。この日は柿生アルナ園地域包括支援センターで、30名余の人が集いました。

 頂いた資料の説明を聞いて、驚きました!(参加者は医者、ケアマネ、施設、通所、自治会などの方々)

  ほっとすぺーすのある地域は高齢化率は高いけれど、介護認定率は比較的低いこと

 確かに団地内で見かけるのはお年寄りが多いのですが、団地が高台にあるせいか毎日坂道を上ったり降りたりすることで体が鍛えられてるからではないかとのこと。・・・ 私もほっとにはほとんど徒歩で往復しています!(約7000歩)・・・やはり、健康で自立していることは大事ですね。

  元気で長生きするためには・・・

  ①心身機能の向上、②生活行為全般を自分で行う活動、③いろいろなことに参加すること、だそうです。(女性は大丈夫な人が多いですね。問題は男性か!)

 ◎ これからの介護は、高齢者本人へのアプローチだけでなく、地域住民も まきこんで市町村が主体的に取り組むこと、だそうです。

 なぜなら、2025年には団塊の世代が高齢者になり、病院も施設も満杯で入れなくなり、病院では死ねない時代が 確実に来る。若い人は減り一人の若者が二人の高齢者を支えなくてはいけない時代になる。

 だから、これからは『予防』がとても大切になる。また、通所介護も、訪問介護も住民が主体となることが期待されている。

  介護保険料は川崎は5014円で全国と比べると高い方だが、2025年には8000円を超えるだろうということ。それでも財政が破綻するかもしれない・・・介護保険を使わないように元気でいられる仕組みを作らなければいけない・・・・そうです。

 

 まあ、なんとも暗いといえば暗い話が多かったです。

 でも、確かに介護難民が増える一方の時代がそこまで来てるんですよね。私もほっとすぺーすの代表と言うことで一言話してきましたが、これからはみんなが『自分の問題』として捉え、地域活動に協力していく時代なんだと思いを新たにした会議でした!

 

 

 

 

 

 

 


胃腸の不調が続く・・・

2015年02月09日 | 健康

 ここ10日あまり、ずっと胃腸が重苦しくいやな感じが続いている。

 昨夜は映画会「日本と原発」てくのかわさきに見に行く予定だったが、それも取りやめた。市販の飲み薬も効かない。ちょっと良い時に普通食に戻したのが良くなかった!

 昨日は昼はヨーグルトに蜂蜜をかけた物だけ。夕飯には少しの食事に大根おろしを食べた。汁も残さず飲んで・・・そのせいか、薬は飲まなかったのに就寝中にいつも感じていた重苦しさがほとんど無かった。

 やっぱり大根はいいね・・・というわけで、食べる量も減ってきているせいか、冷凍庫の中はパルシステムから届く食材でぎゅう詰め状態。早く治らないかなあ!

 体重も45キロをきりそうなくらいに、やせてきた。(これって喜んで良いのか、悲しんで良いのか・・・)

 

 先週金曜日のほっとの様子です。「みんなでお昼」は12人と盛況だった!私はあんかけ焼きそばを。

       

 午後の手作りは新聞コサージュだったのだが、なぜか写真が実物の色とはまるで違ってしまった。

       

 Sさんは二個、I さんは一個。なぜだか不思議なんだけど、いつもは器用な I さんが、これだけはかなり苦戦した。どうしても新聞紙にシワを寄せられないのだ。オカリナも、大正琴も達者なI さんなのに指先に力がない!・・・本人も不思議がっていた

  

 

 


2月、3月の予定表

2015年02月04日 | ほっとすぺーす

         ほっとすぺーす麻生予定表

2月

4日(水) ほっとカフェ 10:30~12:00  1:30~4:00

6日(金)  みんなでランチ 11:00~ 食事は12:00~   手作り&カフェ 1:30~4:00

11日(水 )祝日のためお休み

13日(金) 映画 「野ばら」10:30~   手作り&カフェ 1:30~4:00

18日(水) 愚痴ろう会 10:15~12:00 ほっとカフェ1:30~4:00

20日(金) 手作り&カフェ 10:30~12:00 オレンジほっとカフェ 1:30~3:30

21日(土) 聖書を学ぶ 2:00~4:00 (初めての方も歓迎です!)

22日(日) 楽しい色鉛筆画 1:00~4:00 (今回のみ)

25日(水) ほっとカフェ10:30~12:00  映画「菩提樹」1:30~3:10

27日(金)  映画「続・菩提樹」10:30~12:10  歌声喫茶 2:30~4:00 (とってもたのしいですよ!)

3月

4日(水) ほっとカフェ 10:30~4:00  ※この日の『ザ・世界仰天ニュース』を見てくださいね!

6日(金) みんなでランチ 11:00~ 食事は12:00~  手作り&カフェ 1:30~4:00

7日(土) 楽しい色鉛筆画 1:00~4:00

11日(水) ほっとカフェ 10:30~4:00  読書会 ※今回は本ではなく、認知症の母と娘の生活記録を当日読み合います。

13日(金) 手作り&カフェ 10:30~16:00 

14日(土) 楽しい色鉛筆画 1:00~4:00

18日(水) 愚痴ろう会 10:15~12:00 映画「野ばら」1:30~2:10

20日(金) 映画「菩提樹」10:30~12:10 オレンジほっとカフェ 1:30~3:30

21日(土) 聖書を学ぶ 2:00~4:00

25日(水) ほっとカフェ10:30~12:00 映画「サウンド・オブ・ミュージック」1:00~4:00

27日(金) 映画「続・菩提樹」10:30~12:10 歌声喫茶 2:00~4:00

 皆さんのおいでをお待ちしています!

オレンジカフェとというのは、11月から始まりました、認知症カフェのことです。当事者や、家族、その他どなたでも、認知症に関心のある方は、相談員もいますので気軽にお出かけください。

★ 2月3月の映画はミハエル・アンデの出演作特集みたいなものです。可愛くって、歌声がステキな少年に会えますよ!(サウンド・オブ・ミュージックには出ていません)


何にもしてないのに ツ・カ・レ マシタ

2015年02月03日 | ほっとすぺーす

 日本テレビ、ザ・世界仰天ニュース再現ドラマ撮影で、昨日は朝八時からほっとに行きました。

 土曜日に、ほっと内の荷物をあれこれ片付けて、とりあえず唯一使わない風呂場に山のように積み上げました!そして、すっきりさせて撮影隊を迎えましたが・・・(下の写真は撮影隊が来る前に撮りました)

     

  次々に若者たちがやってきて、ああだこうだ言いながら部屋を作り替えていきます。手伝う必要は全くないし、邪魔だと思い9時には外へ出ました。終わる予定時刻は20時頃とのこと。

                

 最近ほっとで暮らし始めたHさんと、付近を散歩スタッフのKさん宅が近いのでアポなしで訪問。部屋でお茶をごちそうになり、その後は寒風の中をリサイクルセンターに向けて歩きました。でも、欲しいタンスは置いてなくて、仕方なくまた歩きました。

 結局、生協で昼ご飯を買って我が家へ。でも、それから夜八時まで時間をつぶすのにもちょっと疲れました。やっと八時になったと思ったら、電話があり「撮影が終わらないので10時まで延長させてください」とのこと。Hさんは普段9時には寝ている人なのでちょっと苦笑してましたが、仕方なく承認。

 10時にほっとに行きましたが、まだ片付けの真っ最中!結局すべて終わったのは10時20分くらいでした。

 何をしたわけでもないのに、終わるのをひたすら待っていただけなのに・・・・ツカレマシタ!

 さて、この再現ドラマの放映は3月4日だそうです。どんなお話なのか、部屋がどんな風に変えられているのか、楽しみです。