お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

ビデオデッキが壊れて・・・

2019年11月17日 | テレビ

  先日長年使っていたビデオデッキが壊れたので、新しいのを買いました。それがどういうものか余り聞きもせずに購入したのですが、6チャンネルを自動で全て録画する物と、取り付けてから判明!!初めは驚いたのですが、これ実際に使ってみると選んで録画する必要が無いので、今のところストレスフリーです。

 

 さて、今期の番組で次回が待ち遠しい番組を挙げてみます。順位は大して意味ないですけど・・・

1位・・・「俺の話は長い」  一回目から欠かさず見てます。しかも同じ話を何度も。腹を抱えて笑っちゃいます。「透明なゆりかご」以来好きになった清原果耶ちゃんが出るから。ところが、その他の役者もみんな最高!脚本が良いですね!超オススメです。

2位・・・「奇跡の星」  もうこれは、見なきゃ損します。うーん、私たちの住む地球についてのお話ですが、映像が素晴らしすぎます。うちは4Kテレビじゃ無いけど十分堪能できます。

3位・・・「スカーレット」「ゲゲゲの女房」  朝ドラです。ゲゲゲは再放送なので、相撲やら、なんやかんやがあるとすぐお休みになるのでイライラしますが・・・

どちらのドラマも私の子どもの頃に近い時代設定なので、あるある感が強くて良いですねー   「ゲゲゲ…」は貸本屋が懐かしかった!

4位・・・「ソーイングビー」  たまたま見たのですが、アマチュアの人たちの縫い物コンクール。子供服とかシャツとか色々な物を縫い、チャンピオンを決めるのですが、一つ縫う度に厳しい審査で数人が落第させられる仕組みでハラハラします。現在は3人で決勝戦中。

5位・・・「おいしい給食」  学校給食が連続ドラマになるの?と最初は疑問でしたが、主演の俳優(市原隼人)のあまりに大げさな演技に引きつつも、とにかく献立が全部懐かしい物ばかりで、「ああ、これ私も好きだった!」という物が次々に登場するのでつい・・・1話目が「鯨の竜田揚げ」というのにやられました。私の大好物でしたから。

 和洋中が次々登場して、飽きさせないし、必ずミルクとパンもついて栄養バランスも良かった給食。私、小学校6年と、教師34年ですから40年も食べてきたんですねえ、私の健康は給食が支えてくれたと言っても過言では無い?・・・給食のドラマ、見過ごすわけには行きません。

 この他では「家事ヤロウ」の三人の独身男性の会話が面白く笑えます。・・・超簡単レシピが満載なので、見れば必ず作りたくなると思います。

 

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「事件の涙」に涙する・・・

2019年04月05日 | テレビ

 前回のブログから色々なことがあったが、3月26日に見たNHKテレビ「事件の涙 『そして、研究棟の一室で~九州大学  ある研究者の死~』 」を見てから、その衝撃に、他のことは書けなくなっていた。

 研究棟に火を付けて、亡くなったKさん、47歳。・・・・ なぜ彼は死なねばならなかったのか、なぜ真面目で優秀で、ドイツ語に堪能で、憲法を学ぶ研究者だった彼が死を選ばなければならなかったのか。

 三つの大学の非常勤講師をしながら、肉体労働のバイトの掛け持ちまでして働いても、重くのしかかった奨学金の返済!!同じような思いをしている研究者は多いと言っていた。

 運良く常勤の勤めを得た人と、Kさんのように非常勤で、いつ雇い止めになるかもしれず明日に希望を持てない研究者達・・・Kさんは学生に憲法を教えるのに生きがいを感じていたようだが、そのうちの一校から雇い止めになったことで、もう暮らしていけないと絶望したのだろう。通っていた整骨院の方から、新品の革靴をプレゼントして貰いながら、手紙と共に返していた。

 昔、私が勤務していた学校にも非常勤講師の方がいて、彼は何度も教員試験を受けては落ちていた。一次は受かっても二次で落ちるのを繰り返していた。教師にも児童にも評判は良かったのだが・・・彼のどこが悪くて採用されないのか分からなかった。もうあきらめて故郷に帰ろうかという矢先にやっと合格し学校中で喜んだのを今でも覚えている。

 このテレビを見て『明日はわが身』と思う人びとの思いが、政治家達に届くことを願う。 今、どこの社会でも「非正規」が増加し低賃金にあえぎ、「正規」は苛酷な労働にあえぐ・・・何とかしてほしい。

(この番組はYouTube『事件の涙』で見られます。是非見てください)

 

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NHK、Eテレにくぎづけ?

2018年12月08日 | テレビ

 最近はNHKやNHKEテレ番組ばかり見ている気がする。

 とにかく面白いもの、心をわしづかみにされるモノなどが目白押しで、録画するのも,見るのも大変なくらい。

◎ドラマ「昭和元禄落語心中」・・・とうとう来週が最終回になってしまった!毎週、これだけ次回が待たれる作品は久しぶりだ。前から「落語」は好きだけれど、もっと好きになってしまった。(直接見に行ったのは二回くらいしかなくて、殆どはYouTubeで就寝前に聞いている)

 役者たちがいい!岡田将生、山崎育三郎、竜星涼、男性陣がそれぞれの落語家役の中で息づいていて魅力的だ。どれだけ落語を練習したんだろうと思う。それにしても、一番落語がうまかった山崎助六をなぜ若い時に死なせてしまったのか、作者の意図がよくわからない。彼の落語をもっともっと聞きたかったなあ!

 実はこれはアニメにもなっていることに途中で気づいて、そちらも鑑賞済みだが、実写版に勝るとも劣らない出来でこれも良かった。NHKのこの時間帯のドラマは「透明なゆりかご」もそうだったが、実に見応えがある。

◎ハートネットTV  平成が残した宿題・・・これは第三回から見始めたのだが、1回目「セクシャルハラスメント」2回目「ジェンダー格差」をやったらしい。

 3回目は「ひきこもり」だった。どれも深刻な問題だが、これは私達カワサキキッズ麻生の取り上げてきた問題とも深く関わっているので、特に関心が強い。  ひきこもり当事者や支援者らの座談会だったが、ほんの少しだけ解決への糸口が見えた気がする。私は放送内容を紙におこして、企画委員に配布し、今後の活動に生かしたいと思った。

◎ダイアモンド博士の”ヒトの秘密”・・・彼の本「銃・病原菌・鉄」をだいぶ昔に読んで名前だけは知っていた。これも途中から見始めた。

 アメリカの若者と対話形式で授業を進めている。ヒトと動物の違いについての考察だが、前回は「大量虐殺はなぜ無くならないか」という問題で興味深かった。戦争との違い、動物の世界の大量虐殺との違いなど、考えてもみなかったことなどが遡上に上った。どうしたらなくせるのだろうか・・・アメリカの学生は、外見とは違ってよく考えていることに感心した。

 ☆その他の番組・・・「ダーウィンが来た」「地球ドラマチック」「NHKスペシャル」「サイエンス0」「ウワサの保護者会」「ドキュランドへようこそ」なども面白いです。

 あ、あと料理番組「今日の料理」もほぼ見てます。栗原はるみさんのファンです。

 

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ドラマ『透明なゆりかご」

2018年09月25日 | テレビ

 NHKドラマ『透明なゆりかご』  ついに終わってしまった・・・・

 全10話、どれもが命を扱う産婦人科の重い話しだったけれど、毎回テーマが違っていて毎週金曜日が来るのが楽しみだった。その理由は、

 第一に演じる人が良かった!特に、主人公アオイ、アルバイトで看護助手をしている女子高生を演じた清原果耶。彼女の澄んだ真っ直ぐな眼と、ぽつりぽつりと話す言葉が、何とも言えず可愛くて、見入ってしまった。一挙手一投足が初々しくて、この役にぴったりだった。

 また、院長役の瀬戸康史、「グレーテルのかまど」のちょっと甘ったるい彼しか知らなかったが、この真面目で人間味もある院長役は良かった。見直した。更に、ベテランの看護師長を演じた原田美枝子。私は実はこの方の演技があまり好きでは無かったのだけれど、この作品では、医院全体の要のような存在感が、顔つきや仕草からしっかりと出ていて、彼女が画面に登場するだけで、安心感が広がった!うまい。

 第二は音楽が素晴らしかった。一度見ただけではわからないときも、見返すと、本当にその時々にふさわしい音楽が、静かに静かに流れていた。歌が時折流れるのだけれど、もの悲しい、でもなにか訴えてくる歌だった。

 第三に、演出全体がとっても素晴らしかった。中絶された胎児のかけらにアオイが光の中で語りかけるシーン、田舎の中絶専門医?の所に行く女の子に付き添いを頼まれたアオイと少女(そばかすから、赤毛のアンを思い出した)が言い合いしながら歩くシーン、最終回で、産まれてすぐに亡くなった我が子に自分を責める母親に語るアオイの「親が出来るのは子どもをぎゅっと抱きしめること」というシーン、その他にも忘れられないシーンがいっぱい・・・作り手が、どんなにこの作品に心を込めて作っているかがわかって、それにも感激しました!

 これまで観てきたドラマで、一番良かったです

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感動の世界をありがとう

2018年06月02日 | テレビ

 娘と孫が退院して、我が家に来たのが木曜日。でも、赤ん坊中心の生活に振り回されて今日がまだ三日目なんて信じられないくらいです!赤ちゃんは王様だあ!!

 娘は産後の肥立ちがあまり良くなくて、毎日苦しんでいますが、わが子の世話はよく頑張っていると思います。

 私ももちろん巻き込まれて忙しくしている中、夜、赤ちゃんが寝てる間に、録画しておいたものを見ました。

それは、NHKのETV特集「静かでにぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~」です。

品川区にある明晴学園。冒頭から子供たちの生き生きした姿に、目が釘付けです。ろう学校だから、静かな環境で静かに勉強しているんだろうな~という先入観を完全にひっくり返されました!

 まあ、なんとにぎやかなこと!先生も生徒ももちろん手話で結構激しくやり取りします。どの子も思いのたけを全身で、表情も豊かに語る姿のなんと輝いていたことでしょう。

 国語の詩の授業は、私もかつて何度も経験した「春のうた」でしたが、その表現力に完全に「負けた!」と思いました。この詩の世界をこんなに生き生きと目の前に描き出すなんて・・・感動して涙が出そうなくらいの素晴らしさでした。

 クラス討論会も、なかなか面白かったし、何より素敵だったのは、ここの子供たちが学校が大好きということ。この「日本手話」を大切にしている学校に入りたくて遠く北海道から越してきた家族がいるのもの肯けました。

 いじめや不登校が増え続ける日本で、卒業して困難にあっても自分にはこの学校があると言い切っていた女の子。先生や仲間と素晴らしい信頼関係で結ばれています。

 再放送も終わってしまったようですが、オンデマンドなどでぜひ多くの人に見てほしい番組でした。

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葬儀は誰のために・・・

2018年02月05日 | テレビ

 NHKのドラマ「this  is  us36歳 これから」を初回から見ています。

 アメリカの日常生活や人間関係ってあまりにも自分とはかけ離れていて、時には見るのをやめようかなと思いつつ、とうとう最終回を残してずっと見てきました。

 三人の同い年36歳の兄妹が主人公で、うち一人は養子で黒人、一人は超肥満の女子、もう一人はややお調子者の役者。三人がそれぞれに問題を抱えているので話しはかなり入り組んでいます(更に三人の両親のことも昔に戻って頻繁に語られるので、多分途中からこのドラマを見始めた人は混乱して途中で見るのを辞めるんじゃないかしら)

 黒人の男性ランダルは一番優秀で、妻と二人の娘と幸せな家庭生活を過ごしていましたが、そこに肉親の父親ウイリアムが36年ぶりに現れます。彼は重い病に冒され、もう残された時間は少なく、ランダルは自分を捨てた父親でしたが葛藤の末受け入れます。

 そしてしばらくの間共に過ごした後、父親は亡くなります。短い時間でしたが、ランダル一家の悲しみは深く、家族ばかりか近所の人にも愛されていたことが判明し、ランダルは更に父親への愛を深めます。

 心に残ったのはウイリアムの葬儀です。家族親族が集まり、ランダルの家で内輪で行われました。計画を任されたのは小学生のランダルの娘たち。ウイリアムの意向を受けて、誕生会のように賑やかに飾り付けされた居間で、それぞれが思い出を語り合い、ウイリアム好きだったものを食べて、その後散歩が好きだったウイリアムを偲んでみんなで散歩します。

 これはいわゆる「葬儀」とは違って「偲ぶ会」とでもいうのでしょうが、良いなあと思いました。普通のいわゆる葬儀ではこうしてみんなで分かち合って、故人を偲んで語り合い、慰め合うって殆どないですものね・・・このお話を長い間見てきて、一番良かったシーンでした。残された遺族たちにとって、悲しみが癒やされる方法だと思いました。

 さて、最終回はどうなるのでしょうか・・・(もう放送されたので、録画を見るのみですが)

登場人物

ケヴィン・ピアソンケイト・ピアソンランダル・ピアソンウィリアム・ヒル
 


 

 
 
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「ひるおび」観覧

2017年11月15日 | テレビ

 TBSのお昼の番組、「ひるおび」を見に行ってきました。

 赤坂まで乗り換え無しで行けるので便利ですが、早目に家を出ました。ところが駅に来てハッと気づきました!

「身分証明書を忘れた!」

 番組を観覧するだけなのですが、結構セキュリティは厳しいようで、それがないと入れないと書いてありました!家に戻る時間はないので係に電話すると、今回だけはクレジットカードなどで良いとのこと。あ~あ、最近は本当に忘れっぽくてダメだなあ。

 たくさんの注意(腕や足を組まないで、声を出して反応して、飲み物はCMの時に、など)を受けて入場。お昼ご飯を食べながらよく見ている番組なので、興味津々。司会者やコメンテーターもお馴染みの人ばかりで、リラックスムードで観覧できました。

 でも、普段はテレビに映らない裏方さん(15人くらいいたかしら)の秒単位で動く姿や、番組を盛り上げようと必死に取り組む姿はすごいなと思いました。

 今日の話題は北朝鮮の脱北兵士が撃たれて重傷を負った事件と、日馬富士の暴力事件でした。

 面白かったのは、番組終了後すぐに終わらず、司会者二人とコメンテーター二人の四人が私たちの前に来て、今日の番組を振り返って、結構本音でトークしてくれたことです。毎日そうなのかもしれませんが、このサービス精神が嬉しかったですネ

 また行きたいか・・・・・というと、丸い椅子に座って約二時間過ごすのはちょっと辛かったので、もういいかな。

            

 写真:赤い服の女性の後ろが私で、その左隣が妹です。

       

 

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「ひよっこ」と東京オリンピックの歌

2017年04月22日 | テレビ

 NHKの朝ドラ「ひよっこ」・・・主人公の年齢が私とほぼ重なります

 東京オリンピック、懐かしいです。裸足のアベベの快走、東洋の魔女たちの金メダル、開閉会式の感動などなど。毎日テレビに釘付けでしたね。

 私は学校に来た割り当てチケットでホッケーが当たり、見に行きました。ルールもよくわからないし、頭にターバンを被った知らない国の試合だったし、全然面白くなかったのですが・・・でも、生で見られただけでもラッキーでした。

 ドラマで女子高生がブルマをはいていたのも懐かしい!でも腰の周りが膨らんでいるのがいやだったなあ!トレパンになったときは本当にほっとしました。

 弟妹たちが『ひょっこりひょうたん島」を見ているのも懐かしい。同時期かな「チロリン村とくるみの木」というぬいぐるみのお話もありましたよね。うちの近所の方がその人形たちの洋服を作っていると聞き、すごいなあ,自分の作った服を着た人形をテレビで見れるなんて羨ましいと思いながら見てました。

 そして、もうすぐまた東京オリンピックですね!先日、やっと作ったマイナンバーカードを受け取りに区役所に行ったとき、係の方から「あなたの有効期限は2021年、東京オリンピックの翌年と覚えて下さいね」と言われました。はあ、これからしばらくはオリンピックが基準になるんだと思い知らされました。(昔のあのワクワク感は全くないけど・・・)

    もう一つオリンピック関連で

 1964年の東京オリンピックの時に歌われた『この日のために』は、夫のおじの福井文彦が作曲しています!

 作詞 鈴木義夫 勝承夫 補作  歌っていたのは流行歌手の三浦洸一・安西愛子

 私も良く歌いました。  youtubedeで聞けます『東京オリンピックの歌』

   この日のために  磨いた技と

    この日のために  鍛えた身体

    聖火のもとに   悔いなく競う

    命かがやく   若人われら

    感激のほお紅(くれない)に   身は楽し

    東京オリンピック  オリンピック歌え

    

    この日のために   注いだ熱と

    この日のために   育てた力

    五輪の旗を    かざしてここに

    集うよろこび    若人われら

    堂々のまゆさわやかに   今たのし

    東京オリンピック  オリンピック歌え

 

    この日のために    高めた意気と

    この日のために   はげんだ心

    大地に水に    惜しまず示す

    栄えのすがたよ   若人われら

    待望の楽の音たかく   今たのし

    東京オリンピック  オリンピック歌え

 

    この日のために   重ねた夢と

    この日のために   つづけた誓い

    世界のよしみ    楽しく交わす

    のぞみあふれる   若人われら

    友情の菊香る日よ  今たのし

    東京オリンピック  オリンピック歌え

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ドラマ「東京裁判」・・・面白かった!

2016年12月16日 | テレビ

 NHKで「東京裁判」という番組があると知ったときは、まあ参考までに録画しておこう位にしか思わなかったのですが、一話目を見てすぐに引き込まれてしまいました!

 私のようなこれまで関心を持たなかった「素人」にも、NHKらしい解説や当時の映像を添えてくれていたのでとてもわかりやすかったし、更にドラマとしても作りが一流だったからです。

 今回は法廷での息詰まるようなやりとりはあまりなくて、戦勝国から選ばれた11人の判事たちの物語がメインでした。

 私が唯一知っていたのはインドのパル判事のこと。 以前靖国神社に行ったときに、顕彰プレートのようものが境内にあり、彼がこの神社で讃えられているのはなぜだろうと思いました。その理由はすぐわかりました。彼だけは最初から「全員無罪」を主張していたのです。

 戦争犯罪に三種類の罪があること、裁判は半年くらいの予定だったのが二年半もかかったこと、ニュルンベルグ裁判やパリの不戦条約などを踏まえての裁判だったことなど、初めて知ったことがたくさんありました。

 人は戦争犯罪を裁けるのか?・・・判事たちは資料を調べ、証言を聞き、話し合い、自問自答し、長い間苦悩します。判事同士も意見や信条のちがいで闘う様子は、昔見た「十二人の怒れる男」を彷彿とさせ、見応えが有りました。

 しかし、正直に言えば全4話というのは短くて、もう一つ裁判の全容が明らかではなかった気がします。11人の判事の中でオランダの判事が主役のような感じでしたが、彼のピアニストとのエピソードより、裁判そのものがもう少し見たかった気がしました。

 東条英機をはじめ7人が絞首刑を宣告されました。日本の侵略に対する報復ではなく、これからの戦争を阻止したいという思惑からだとは思いますが、その後の世界はそうはなっていませんよね。(日本が戦争をしなかったのは憲法のおかげ)

 この裁判の意義はどこにあったのでしょうか?色々と考えさせられたドラマでした。

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「自閉症の君が教えてくれたこと」を見て

2016年12月14日 | テレビ

 12月11日のNHKのドキュメンタリー「自閉症の君がおしえてくれたこと」を期待を持って見ました。

 自閉症者である東田直樹さん(24歳)が、2年前のドキュメンタリー「君がぼくの息子について教えてくれたこと」から、どんな風に成長?しているのか、とても関心があったからです。

 この番組ディレクターが前回の取材直後にガンと診断され、闘病生活を送っていましたが、治療を終えて復帰してから、自分もハンディキャップを負ってみて、東田さんの続編を作ろうと思ったそうです。

 2年ぶりに見た東田さん。見た目や特徴的な行動は殆ど変わっていませんでした。以前よりやや大人になったかな?という感じは受けましたが・・・しかし、彼の内面の成長ぶりは想像を遙かに超えていました

 彼の口から出てくる言葉の数々は、なんと言ったら良いのでしょうか、自閉症者として数々の苦しみを経ての今がある彼にしか語り得ない言葉、人は何のために生きるのか、障害を持った人にどう接すれば良いのか、等々の言葉が、私の胸に響きました。

 「リハビリの夜」を書いた熊谷晋一郎さんもそうでしたが、重いハンディを負ってもがき苦しんできた人に神様は特別な才能を授けられるんだなあと思い、涙すると共に、これまで私が出会ってきた自閉症の子ども、重度の障害をもった子ども達の顔が次々と浮かびました。彼らにも特別な才能が秘められていたのかもしれないのに、気づこうとしなかった・・・

  

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NHKスペシャル マネーワールド

2016年10月28日 | テレビ

 「NHKスペシャル マネーワールド資本主義の未来」(全3回)がすごかった!

 市民連続講座で、貧困問題も扱ってきたが、世界全体におけるマネーの現在の姿は私の想像を超えていた。

 一つのグローバルな会社が、一国全体の経済を根幹から揺るがしていたとは・・・そして陰り始めた資本主義はこれからどんな展開をみせるのか。

 超富裕層の62人の資産が、底辺層の35億人と等しい・・・という巨大格差も、見せつけられて唖然とするばかり!しかも、その中の一人は「貧しい人は努力が足りない」と言い放つし、「自分たちが富むことで、貧しい人にもおこぼれが回っていくのだ」と、自分たちを正当化していた。

 そうか、なぜ富裕層はこの巨大な格差を知りながら心が痛まないのかと不思議だったが、そうきたか!

 第三回目の終わりには、この状態を少しでも変えようという新しい動きもいくつか紹介されていて、僅かにほっとさせられたが、本当にこの世界全体の巨大な格差は何とかしないといけない。

 

 25日の連続講座は、一般参加者が僅か3名で、担当者の私はがっくり。

 しかし、企画委員5名と、市民館の講座担当者1名を加えて9名で白熱した話し合いが持てた。これまでの5回の講座を元にした話と、その他に分けて話して貰ったのだが、後半はそれらが一緒くたになってもう・・・・私は映画「太陽のめざめ」からみた「困っている子」に対する大人の対応ついてと、このマネーワールドの番組を紹介して世界の貧困と格差についての思いを語った。

 今回は参加者が少ないだけに各自が思いを十分語れたので、その点は良かったと言えるかもしれない。しかし担当者としてはやはり残念だった。

 次回11月1日の講座は弁護士の方から、「若者の権利」の視点から話していただきます。お出かけください!

 

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緊急お知らせ!

2016年09月30日 | テレビ

 緊急のお知らせです!

 8月27日の公開講座の講師、仁藤夢乃さんのことが明日土曜日23時からEテレの「ETV特集」で放映されます。

 この夏に開かれた、「私たちは『買われた』展」が放送の中心になるようです。

 私は見に行ったのですが、満員であきらめた展示会です。一時間の番組で、私たちには見えにくい少女たちの実態が詳しくわかると思うので、皆さん是非見てください

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地球ドラマチック「レンガを運び続けて~バングラデシュの子どもたちは今~」

2016年09月12日 | テレビ

  昨日は貧困について書きましたが、今朝、録画しておいた、NHKの地球ドラマチック「レンガを運び続けて~バングラデシュの子どもたちは今~」(9月3日放送)を見て、こちらは正真正銘の『貧しさ』の問題だと思いました。

 学校にも通えず、幼いうちから家計を助けるために働く子ども達。その数350万人以上というのが驚きです!しかも、その労働のなんと過酷なことか・・・見ているだけでも涙が出てきます。 まだ10歳の男の子の額が、レンガの重みで老人のようにしわだらけになっているのを見たときは胸をつかれました

 レンガを頭に乗せてひたすら運び続ける少女。一日12時間、1000個のレンガを運んでも、その賃金は100円に満たないのです。日本とは物価が違うとは言え、あまりにも・・・

           

 また、鉄工所で働く13歳と14歳の兄弟の労働環境はさらにひどかった。鉄粉が舞う中で、いつ怪我をしても不思議ではない危険な作業に従事していて、見ているだけでもハラハラしました。二人は8歳の弟を学校に通わせるためと、体の弱い父親を助けるために働きます。

 本当は子ども達は学校に通って学びたいのです。しかし、あまりの貧しさ、子どもの労働がなければ一家が飢え死にしてしまう貧しさ・・・日本の貧しさとは違った『絶対的貧しさ』でした。

 ただ、子ども達はみな親や兄弟姉妹、友達に囲まれて過ごしていましたから、思ったよりも表情は明るかったです。関係性という点では日本よりも豊かな感じがしました。しかし勿論学校にも通えない状況の中で、明るい未来が見えるわけではなく、ただその日その日を食いつないで生きているだけ・・・

 私はワールドビジョンでモンゴルとベトナムのチャイルドを支援していますが、バングラデシュのように児童労働はさせられていません。支援先について迷いが・・・

 なお、この放送はYouTubeで見られますので、ぜひ!

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「初めまして、愛しています」から目が離せない!

2016年08月05日 | テレビ

 昨夜はテレビ「初めまして、愛しています」の第四回め。

 第一話からずっと見ていますが、これは子どものいない夫婦が5歳の子どもが自宅の庭に逃げ込んできたのをきっかけに、特別養子縁組をして、「親」になろうと奮闘する物語です。

 コンクールに落ち続けているピアニストの妻と、ノーテンキで人の良いサラリーマンの夫。この二人の親兄弟が「世間一般」の養子に対する反応を代表しているかのようで、なかなか興味深い作品です。

 子役を含め、俳優達の演技も上手くて毎回引き込まれています。特に今回は子どもが初めて「おかあさん」「おとうさん」とつぶやく場面があり、涙があふれました!「おかあさん」の苦労ははんぱなかったですから・・・私だったらストレスでつぶれてましたね、確実に・・・

 でも、これで一安心ではなく、ここから本当の子育てが始まるというストーリーらしいので、それは普通の家庭の子育てと一緒ですね。

 我が家も7日から里子が来ます。彼の「育ち」「自立」も大いに気になる私たち家族です。

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見ているのが辛かった「海底の君へ」

2016年02月22日 | テレビ

 予備知識は全くないままに、NHKドラマ「海底の君へ」(2月20日)を見ました。

 冒頭から引き込まれて、そのまま見始めたのですが・・・・何とも辛くて、いじめのシーンでは思わず音を消して映像のみをチラチラと見るのがやっとでした。

 主人公の男性茂雄は29歳。中学生の時に同級生達からひどいいじめを受けました。暴力を受けたり、ミミズを食べさせられたり、海に投げ込まれたり・・・それが強いトラウマとなってその後の生活は何をやってもうまくいかず、家族も苦しみ、崩壊寸前、唯一の味方の妹の結婚話もこわれてしまいます。

 茂雄はいつも「普通」の人間になりたいともがき苦しむのですが、いじめのフラッシュバックが起こる度に食事も取れず、動けなくなります。こんなにも長く苦しむのかと、切なくなりました。カウンセリングも受けていたようですが・・・。そんなとき、中学校の同窓会の通知が届き、更に苦しみます。

 そして、自分をいじめたリーダー格の男性(弁護士)に意を決して会いに行き、いじめの理由を聞き出そうとしますが、彼にはいじめたという自覚が全くなく、あんなの遊びだったと言い、逆に、オレを脅迫するのかと開き直ります。この辺りはリアリティーがありました!

 茂雄は死を決意します。そして、自分をいじめた同級生達を巻き添えにするため爆薬を体に巻き付けて同窓会に乗り込みます。

 結末は・・・・茂雄の唯一の友に止められ、警察に逮捕され、5年の実刑を受けます。そして、5年後に出所すると妹と友とが迎えに来ているというものでした。

 俳優達の演技が真に迫っていて、途中までは内容も納得できて、すごいドラマだなあと思いました。でも、爆薬を製造する辺りから、こんな解決法しか無いのかと、ちょっと「いかにもドラマ」らしさを感じてしまいました。

 出所した茂雄が穏やかな表情をしていた理由は何も語られないままでしたし、友の弟で、やはりひどいいじめに遭って自殺未遂した子の現在も明かされないままで、ちょっと腑に落ちないところのあるドラマでした。

 茂雄は立ち直って「普通」の生活が出来るのかと、今も心配になる私です。

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