お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

「教会カフェ」を提案

2016年02月28日 | その他

 今日の読書会で、『教会カフェ』の提案をしました。

 これは、何年も前から温めていたことですが、なかなか表に出せませんでした。しかし、東北にボランティアに通いながら、被災地ではいろいろな試みをして皆さんに寄り添おうとしているのに、身近な地域では何もしていないのでは無いかという思いをついに『カフェ』という形で出してみました。

 カフェと言っても、皆さんに音楽の生演奏を聴いていただき、その後にお茶を飲んでゆっくりした時間を過ごすこと、教会という場所がどんなところか知っていただくことが当座の目的です。

 その引き金になったのは、読書会で『地域福祉と教会』について考えてきたこと、ほっとすぺーすを閉じたことで新しい事への意欲がわいてきたこと、教会のすぐ近くに『寺カフェ』が出来たことなどでしょうか・・・

 うちの教会は音楽家がとても多いので、私としては音楽を中心に据えたカフェを考えていました。が、読書会ではそれだけに絞らず、今はやりのアロマテラピーや、物作りなども取り入れてはどうかという考えも出されました。

 具体化するまではまだまだ道遙かですが、皆さんの協力を得て是非実現したいと願っているところです!

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ランチタイムコンサートと

2016年02月26日 | その他

 昨日は 「浜離宮ランチタイムコンサート」に。

 メゾソプラノの波多野睦美さんのリサイタルは20年ぶりくらいかしら・・・波多野さん、見かけはやはりそれなりに・・・でも、歌声は変わらず美しく、心地よい響きでした。

 ピアノ伴奏は、ウチの教会員でもある鈴木優人さん(年々ビッグになっています!)。彼の伴奏も素晴らしく、聴き応えがありました!即興で伴奏をつけた曲もありました。

 ビックリしたのは、プログラムに「かんぴょう」の曲があったこと。これは作詞が北原白秋で、作曲は親戚の福井文彦なんです。YouTubeで聞いたことはありましたが、生では初めてでした!コミカルなはずんだ曲です。

 大いに癒やされた演奏会の後、築地で買い物を楽しみ、私と友人は鰹節と豆類を購入しました。やはり、安いですね。平日でも人出が多かったです。

「すし大」という、友人お勧めの店でお寿司を頂きました。握りたてをいただき、新鮮で美味しかったです! そのお店に「クリオネ」が二匹いて、小さな瓶の中で泳いでいました。可愛い!

 夕方帰宅。夜、新聞を読んでいて、『地球24時』という欄に小さな「飛行機墜落」の記事を見つけ、心が痛みました。それは、ネパール23人乗りの航空機が山中に墜落したという内容でした。乗客20人(外国人2人)と、乗員3人全員が死亡したそうです。

 昔、ネパールに行ったとき、私も地元航空会社のこれとほぼ同型の飛行機に乗りました。通路を挟んで一列ずつの座席しかなく、客室乗務員は一人、操縦士は二人でした。操縦席と客席の隔ては無く、操縦士の一人がのんびりと新聞を読み、後方では客室係の女性が紙コップにジュースをパックから注いでいる姿も見え、とてものんびりした感じの機内でした。でも窓の下にはヒマラヤの険しい峰が連なっていて『大丈夫かなあ?この飛行機』と大型機に乗り慣れている私は心配で、目的地に着くまでヒヤヒヤだったのを思い出しました。

 

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見ているのが辛かった「海底の君へ」

2016年02月22日 | テレビ

 予備知識は全くないままに、NHKドラマ「海底の君へ」(2月20日)を見ました。

 冒頭から引き込まれて、そのまま見始めたのですが・・・・何とも辛くて、いじめのシーンでは思わず音を消して映像のみをチラチラと見るのがやっとでした。

 主人公の男性茂雄は29歳。中学生の時に同級生達からひどいいじめを受けました。暴力を受けたり、ミミズを食べさせられたり、海に投げ込まれたり・・・それが強いトラウマとなってその後の生活は何をやってもうまくいかず、家族も苦しみ、崩壊寸前、唯一の味方の妹の結婚話もこわれてしまいます。

 茂雄はいつも「普通」の人間になりたいともがき苦しむのですが、いじめのフラッシュバックが起こる度に食事も取れず、動けなくなります。こんなにも長く苦しむのかと、切なくなりました。カウンセリングも受けていたようですが・・・。そんなとき、中学校の同窓会の通知が届き、更に苦しみます。

 そして、自分をいじめたリーダー格の男性(弁護士)に意を決して会いに行き、いじめの理由を聞き出そうとしますが、彼にはいじめたという自覚が全くなく、あんなの遊びだったと言い、逆に、オレを脅迫するのかと開き直ります。この辺りはリアリティーがありました!

 茂雄は死を決意します。そして、自分をいじめた同級生達を巻き添えにするため爆薬を体に巻き付けて同窓会に乗り込みます。

 結末は・・・・茂雄の唯一の友に止められ、警察に逮捕され、5年の実刑を受けます。そして、5年後に出所すると妹と友とが迎えに来ているというものでした。

 俳優達の演技が真に迫っていて、途中までは内容も納得できて、すごいドラマだなあと思いました。でも、爆薬を製造する辺りから、こんな解決法しか無いのかと、ちょっと「いかにもドラマ」らしさを感じてしまいました。

 出所した茂雄が穏やかな表情をしていた理由は何も語られないままでしたし、友の弟で、やはりひどいいじめに遭って自殺未遂した子の現在も明かされないままで、ちょっと腑に落ちないところのあるドラマでした。

 茂雄は立ち直って「普通」の生活が出来るのかと、今も心配になる私です。

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市民自主学級・自主企画提案会

2016年02月20日 | 社会

 今日は忙しいけど、とても充実した一日でした。

 午前中は川崎市麻生市民館で行われた「自主学級・自主企画提案会」に参加」してきました。(ところが、開始時刻の9時半になっても、私達のグループの代表であるNさん(提案者)が来ません!メンバーのMさんが電話するとまだ自宅!!10時開始と間違えていたとか・・・ありゃりゃ)

 提案のグループは4つ。私達は3番目だったので、Nさんなんとかセーフ!

 どのグループの企画も面白そうでしたが、私的にはやはり自分たちの企画に最も興味が持てたので、メンバーに誘われたときは実は渋々でしたが、入って良かったなあと今は感じています

 私達の企画名は「ひとりで悩まないで~活き活きと生きるために~」で、事業内容は若者が抱えている問題の所在を理解し、共に解決(解消)に向け、歩み出すきっかけをつかむ、というものです。

 私は、ちょっと間口が広くて、どうやって具体化していくのか、参加者集めはどうするのか、問題は山積しているなあと思いましたが、選考委員の方々の反応は割と好感触だったので、認可されそうな気がします。選考に通ればお金も出ます!

 

 午後からは、我が家で初めての聖書を学ぶ会を持ちました。(今まではほっとすぺーす麻生でやっていました)

 あいにくの雨で、参加者は7人と少なめでしたが、いつも通りハイデルベルグと、マルコ福音書から学びました。「部屋が綺麗ね~」と褒められました!・・・まあ、それなりに片付けた甲斐があったかな?これから毎月一回は開く会。否応なく部屋を綺麗にしておく機会を貰ったと考えてガンバリマス!

 毎月、第三土曜日2時からですので、どなたでもご参加下さい。お待ちしています!!

 

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3163円!

2016年02月18日 | その他

 先日出した古本の値段が付きました!

 278冊分で、3163円!・・・もう少し値段が付くと思ったのですが・・・このうち、27冊はゼロ査定。値段が付いた本も、その殆どが1円か5円、よくて10円という有様でした。一番高い本でも150円でした

 まあ、古い本ですから仕方ないし、家まで取りに来てくれたことと、廃棄で無くどこかの誰かにまた読んでもらえるかもと思って納得するしかありません。

 でも、ちょっとがっかりでした。

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「書」を見に行く

2016年02月16日 | 古文書

                            

 14日の礼拝後、日比谷の出光美術館で開催されていた「書の流儀」を見に行きました。

 目的は書道ではなくて、古文書を読むことでした。「少しくらいは読めるようになってるかな」と思いまして・・・・とんでもなかったです!

 古文書の学習に出てくるものは、ほとんどが江戸時代の書。しかし、この展示会ではもっと古い時代の物もたくさんあったし、書体もいろいろあって、正直歯が立たないものばかりでした

 でも、なかなか興味深い書もたくさんありました。この日が最終日のためか、思ったより賑わってい、しかも若い男女が多かったのには驚きました。書道が人気なのでしょうか?

 有名人の書もあって、頼山陽、西行、紀貫之など・・・愉快だったのは徳川家康の[日課念仏」という書で、紙一杯に小さな文字で「南無阿弥陀仏」を何十と書き連ねているのですが(50回くらい?)、よく見ると、所々に「南無阿弥家康」と書いているんです。これって有名な話しなんでしょうか?あの家康がこんなに小さな文字を丁寧に書き連ねていたなんて信じられない気がしました。

 読めない字ばかりでがっかりしていた私ですが、さすがに「仮名文字」中心の和歌なら、いくらかは読めました。たどたどしくも小さな声で読んでいたところ、近くにいた女性が「へえ、これが読めるんですか!すごいですねえ」と・・・ちょっぴり嬉しかったです。

 

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芸人が語る「フクシマの今」

2016年02月14日 | 社会

 Kさん、土曜日の「おしどりマコ・ケン  トークライブ」に誘ってくれて有り難う!久しぶりの原発問題学習会で、ものすごく勉強になりました。

 最初はお笑い芸人が福島の何を語るの? ザ・ニュースペーパーのライブなら何度も行ったけど、マコ・ケンなんて聞いたことないな~ しかも夜なのであまり行きたくないな~なんて思ってたけど、WさんやSさんからも「来てね」と言われて重い腰をあげたというわけで・・・ごめん!

 でも、行ってホントに良かったです。マコ・ケンの二人(語りの殆どはマコさんでしたが)の熱い思いがビンビン伝わってきました。「フクシマの今」がどんなにひどい状態か様々な側面から、しかも平易な言葉で誰にもわかるように(笑いも取りながら)語ってくれましたね。

 現役の芸人ではあるけれど、熱心にこの問題に取り組んで来てること、素晴らしいと思いました。原発事故のために起こった放射能汚染の問題が、5年たった今も何一つ解決されていないし、解決の見通しさえたっていないこと(大気汚染、汚染水、汚染土、甲状腺がんなど)に寒気を覚えました。こんな状態なのになぜ政権や国民は原発再稼働を許してしまうのでしょうネ・・・それと東電や政府の発表のいい加減さにもあきれました。

 しかし、私自身もそんな国民の一人です。福島の苦しみから関心が少しずつ遠のいていたことは否めません・・・汚染土の入ったあの青いビニールの山を見てきたのに、浪江町視察にも参加してきたのに・・・

 マコ・ケンさんは、誰かから頼まれたわけではないのに、震災直後からずっと関心を抱き続け、現地に行って調べ、記者会見にも参加して、今では当局から圧力を受け、間接的に脅されながらも活動しているという「普通」の人たち。(学者や、活動家ではない)すごいなあと感動しました。

 Kさん、もちろんあなたやお仲間の活動にも頭が下がります。お疲れ様でした!

 

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部屋の片付け

2016年02月13日 | その他

 今年の目標の一つに「部屋の整理整頓」と書きました。

 今年になってから、いよいよ本格的にほっとすぺーす麻生をたたむことになり、家具や食器などの備品片付けに追われています。いやはや、一軒を綺麗に片付けるのって大変な時間と労力がかかりますね!

 それに加えて、我が家にほっとの物を運び込まねばならず、我が家の片付けも同時並行して進めています。先日は粗大ゴミでソファ、机と椅子、健康器具を処分しました。

 そして今日は古本をブックオフの宅本便で、段ボール6箱出しました。

 全部で何冊あったのか数えませんでした。これだけ出しても、まだ残っている本の方が多いです。というのも、バーコードの付いてない本は引き取ってもらえないので

 しかし、本ってこれまでなかなか処分できなかったのですが、必要に迫られると思い切れるものですね。これからはどんどん処分して、新しい物は本に限らず買わないようにしよう・・・と、決意したつもり

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友と語らう楽しさ

2016年02月12日 | その他

 昨日は久しぶりに友人と待ち合わせて新宿御苑に・・・

 何かを見たくてというより、散歩しながらただ語り合いたくて。でも、一応花や鳥も見ました・・・というか自然に目に入ってきますものね。写真は、満開の寒桜です。

 カメラマンが集まっていました。それと、枝が揺れるので不思議に思っていると、メジロが花に誘われたのか何羽も飛び交っていて可愛らしかったです。

                                   

 お互いのボランティアのこと、健康のこと、共通の関心事などいろいろおしゃべりを楽しみました。歩いている途中で私が「ヒマラヤスギを見つけるとすぐシダーローズを探しちゃうの」というとシダーローズを知らなかった友人。二人で杉の周囲を探しました。でも、ここには綺麗な形のローズはなくて、残念でした!

 帰宅して、今度は小田原の友人と電話で一時間くらいまた会話を楽しみました。彼女と話すと話題が次々と出てきて、いつも長時間しゃべってしまいます。 なのに、電話を切ったとたん、あっ、あのこと話し損ねた!といつも思うのです。気が合う友達って話が尽きることがないですね

 

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圧巻!  大竹しのぶのピアフ

2016年02月08日 | 映画・演劇・本

 シアタークリエ大竹しのぶのピアフを見てきました。

                      

 すごい女優ですね!その演技、歌唱の素晴らしさに圧倒されました。まるでエディット・ピアフが乗り移ったかのようでした。やはり今最高の人ですね!16曲だったかしら、曲によって、年齢によって歌い方がどんどん変わるんです。しかもどれも心にしみるような歌声でした。

 幕間に、隣と、さらにも一つ隣の女性とおしゃべりしました。彼女たちも私と同じ一人で来ていたのですが、二人とも大竹ピアフは二回目だそうです。そして口を揃えて、前回よりずっと良かったと・・・そうなんだ。進化したというか、円熟してきたのですね。

 奥の女性は80歳だそうで、もう都民劇場の会員となって10年になる方でした・・・「私は入会してまだ半年くらいなんですが、座席の場所がいつも端っこであまり良くないんですよ」とボヤくと、(今日もやはり端っこ!)その方は、「私は案内が来るとすぐに申し込みの葉書を送るせいか、それと年齢のこともあってなのか、わりといつも良い席ですよ」とおっしゃいました。会員は大勢いるのに、そんな丁寧な配慮をしているんでしょうかネ?  私も次回からまねしてみようかな。

 今日は端っこでも11列目だったせいか、舞台はよく見える席・・・・の筈だったのですが、運の悪いことに前列の女性が椅子の前方に座って見るので、その方の頭で舞台の半分くらいが遮られてしまいました!しかも髪の毛がボワボワと立っていて・・・俳優が動く度に見える位置に私も動かねばならず疲れました・・・ちゃんと背もたれに背中をつけて見て欲しいです!

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寺カフェでランチ

2016年02月07日 | その他

 今日は教会の礼拝の中で、長老と執事の任職式がありました。初めての女性長老が二人も誕生しました!改革派教会ではこれまで女性の役員は認められなかったので、画期的な出来事でした。他に男性長老一人と、男女一人ずつの執事、計5名の任職式でした。

 礼拝後、読書会のお仲間とランチに行きました。教会の2,3軒先に出来た『寺カフェ』へ。

 私は初めてでしたが、一人の男性はもう5回目くらいかなあと。 中は普通のレストラン風でしたが、見回すと仏像や仏教のパンフなどが置いてありましたし、食事中、袈裟姿の女性を見かけたりして、ああやっぱり寺カフェだと納得!私の頼んだプレートは、色とりどりのヘルシーな料理が少しずつ盛られていましたが、豚肉料理もあって、必ずしも精進料理ではありませんでした。わりと美味しかったです。

 もう一人の男性はワシントンで働いていたという方(奥様は今もワシントン)で、日本とアメリカの教会のちがいなどに話しの花が咲きました。

 「今度、ここで読書会しませんか?」「えっ、寺カフェで教会の勉強会?」・・・まあ、良いですよね。

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コウレイキンカン

2016年02月06日 | 社会

 昨日は今年初めてのWEショップでのボランティアでした。二ヶ月ぶりくらいなので、店内の様子も少し変わっていました。

 同じくボランティアのHさんが、手に物干し竿を短くしたような棒を持って現れました

 「どうしたんですか?それ」と聞くと、耳元で「コウレイキンカン」と、囁きました。「えっ???」何のことやら・・・『コウレイキンカン?・・・高齢金柑?・・・なわけないよなあ』と思っていたら「これに旗をつけるのよ」と。  

 ようやく「恒例金官」と言ったんだと思い至りました。つまり、恒例になっている原発再稼働反対の金曜日の官邸前の集会に行くということです。「すごいね、今も行ってるんだ!」「行ってるよ、ずっと。だから交通費が大変なのよ!」と。  交通費もでしょうけど、私と同年代なのに夜の集会に通い続けるというその熱意に脱帽した私でした。

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10年前に出会いたかった!

2016年02月05日 | 古文書

 最近ツボにはまっている古文書の学び。

 油井宏子さんの著書に出合ってから、ますます興味が深まって図書館に行ってもその名前を追ってしまいます。

 古文書を学ぶ目的は、最初はくずし字が読めるようになって、旅先で古文書に出会ったときすらすら読めたらいいなあという程度でした。   しかし、実際に学びを進めていくと、本や映像などで知るのと全く違う、、ダイレクトにその時代に飛び込んだかのような臨場感があって、強く引き込まれます。

 今日読み終えた「絵で学ぶ古文書講座  漂流民と異国船との出会い」は、特にそうでした。ペリーが黒船で浦賀に来る前の出来事です。 

  あらましを簡単に書くと、弘化二年(1845年)、阿波国(徳島県)の港からでた船が嵐に遭い苦しみながら漂流して、鳥島に流れ着きます。船は壊れ、無人の島で乗組員18人は協力して生き延びようと努力します。そこへアメリカの捕鯨船が偶然やってきて、彼らを助けます。そして、途中でもう一船(釜石)も助け、江戸まで漂流民を送り届けるという出来事です。

 大きな異国船に助けられ、最初は異国人の容姿、食べ物、着物、道具など全てに驚いていた漂流民たち。大柄で、しかも黒人もいて、どんなにか驚いたことでしょう!でも、彼らはとてもフレンドリーで、言葉が通じなくても身振り手振りで親切に世話をしてくれましたし、漂流民達も積極的に異国船になじもうと努力したようです。

 異国船が入港すると知った、時の政府は大騒ぎ。当時は長崎でしか受け入れていなかったからです。評定を行い、特例として受け入れるまでのいきさつはとてもスリリングです。そして無事に漂流民は上陸できました。異国船マンハッタン号は謝礼の薪水、食料をたっぷり貰って喜びます。そして、別れの時。互いに手を取り合って別れを悲しんだそうです。

 マンハッタン号が帰帆するときがすごいです!浦賀から須崎まで、なんと千艘もの小舟が整然と並んでマンハッタン号を引いて外海へと誘導したそうです。信じられないような光景ですね!想像するだけで涙が出てきました・・・

 これらの出来事を通して、昔の人はすごかったなあと日本人を見直した私です。

 また、古文書を学ぶのは、文字を学ぶことではないとつくづく思わされた一冊でした!もっと早く、少なくとも10年位前に古文書と出会いたかったなというのが今の正直な気持ちです。

 

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日記<その三>

2016年02月04日 | その他

日記の続きです

 3月3日・・・本店から、ひな祭りの日においでと電話が来た。私と姉と妹と三人で行った。孝子さんが「たかちゃん(弟)もつれてくればにぎやかになったのに」と言った。  お白酒はあまりおいしくなかった。お赤飯とハムが美味しかった。うちからもケーキを持っていった。みんなでトランプをした。

 (「本店」というのは父の兄の店のことで、この伯父が父を山口から呼び寄せたので、私達一家は上京して東京に住むことになりました。伯父の家には子ども、つまり従兄弟がたくさんいたのですが、女の子はこの孝子さん一人で、お茶の水を出て、東大卒の大蔵省官僚と結婚しました。そのため水道屋の従兄弟達は「話が合わないヨ」と言ってこの夫婦を敬遠していました。でも私達はやさしい孝子さんが大好きでした。)

 3月5日・・・今日、学校から帰ると妹がいなかった。母に聞くと映画に行ったというので私もおかしを持って行った。  上映したのは「風花」「むすめの中のむすめ」「とりもの道中」です。私はこの中で「とりもの道中」が一番おもしろかった。とくに中村かつおが自分の妹にどげざしているところが楽しかった

 (とっても気軽に子どもだけで映画館に行っていて、へんな家庭だなあと思われた方もあると思いますが、理由は二つあります。映画館が我が家から徒歩2分と近かったこと。それから、これが最大の理由ですが、店の前に映画のポスターを貼る場所を貸していたので、映画のチケットを毎回無料で貰っていたのです。ヒマさえあれば行ってましたね。

 この頃の映画はいつも三本立て。時代物や現代物を組み合わせていたのでどれか一本は面白いのに当たりました。私は時代物が好きで、中村錦之介のファンでした。中村かつおはその弟です。

 この映画館の他に、徒歩1分の所に洋画専門のモンブランという名の映画館がありました。最初に上映したのは「赤い山」ではなかったかしら・・・ここはあまり子ども向けでは無かったので、滅多に行きませんでした。)

 3月6日・・・きのうくつ下取りに行くのをわすれたので、今日取りに行った。母から50円もらった。私はせいぜい10円か15円くらいだと思っていたら48円とられた。おどろいた。20円しかもっていかなかったらはじをかくところだった。母に言ったら、母も驚いていた。もうたのむのよそうっと。

 (最初自分でも意味がわからない日記で・・・よく考えると、この頃多分、靴下かストッキングの伝線修理で素人の手に負えない物は、掛け接ぎやさんに頼んでいたのだと思います。でも、私はまだストッキングなんてはく年ではないので、自分のだとしたら靴下ですよね?でも、靴下の穴なら母が直してくれたはずなんですが・・・金銭感覚は今の10分の1位かしら。ケチですね)

 (アップしてから読み返して気づきました。この靴下はもしかしたら中学校用の黒いストッキングを注文していたのを取りに行ったのかもしれません。四月から私立中学校に通うことになっていたので・・・)

 3月13日・・・もう大相撲が始まってるのにウチのテレビはこわれて写らない。となりの悦ちゃんが「きのうの〇〇見た?」とか「〇〇山、負けたね」とか言う。でもあたしは見なかったというのはくやしいから「そうね」とことばを合わせて答えた。テレビやさん、早くこないかなあ。

 (この頃のテレビは大相撲とプロレスが大人気で、子どもも大人も夢中でした。我が家も例外ではありません。幕内力士もプロレスラーもその殆どを知っていました。・・・今は、全くといって良いくらい見ません。関心もありません。まあ、今回は琴奨菊フィーバーでちらっと見たくらいです。テレビの前に陣取って家族全員で大騒ぎしていたのは今は昔です!)

 

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感動しました 映画『サグラダ ファミリア』

2016年02月03日 | 映画・演劇・本

 前々から一度は行きたい、本物を間近で見たいと思っていたサグラダファミリア(聖家族教会)!  でも、そう簡単にスペイン、バルセロナまでは行けません。

 そうしたら、なんと近所の映画館にやってきたのです

 これは是非とも行かなければ・・・というわけで!『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』 昨日観てきました。素晴らしかったです。感動しました。内容は勿論、映像も音楽も。

 しかし、戦争で設計図など内部資料が焼失したり、資金難で建設が滞ったり、建設中止運動が起こったり、その歴史は大変困難だったのですね。

 ガウディはもちろん、サグラダファミリアに携わってきたたくさんの人びとの熱い思いが伝わってきました。中でも、日本人の外尾悦郎さんが彫刻師として素晴らしい仕事をしているのが改めてわかって、やはり実物を見たいという思いが前より募ってしまいました!

 2026年に完成予定だそうですが、私にはちょっと厳しいので元気なウチに行ってみたいなあ・・・

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