映画を見終わってパンフレットを買ったのはいつ以来かしら?
長時間の映画だったけど、あっという間に終わってしまった。ストーリー展開が早い上、映像がダイナミックで、俳優達の演技も歌も圧巻で、面白かった!!
実はミュージカル映画ってやや苦手なんだけど、これは素晴らしかった。ミュージカルだからこその感動があった。
昔、帝劇で 山口祐一郎主役の舞台を見たけど、それよりかは数倍良かった気がする。
ジャンバルジャンが司教の愛に触れて生まれ変わる場面や、自分を捕まえに来たジャベールを許す場面など、分かっていても感動してしまった。
しかし、一番心に残ったのはフォンティーヌが娘に寄せる愛情だった・・・歯を治療中の私、奥歯を僅かなお金のために売ってしまう場面は辛かった!それにしてもアン・ハサウェイってステキな女優さんだなぁ・・・最後に、ジャンを迎えに来る場面の彼女は天使のようだった。
恋人達の愛の場面も、若者達が革命を起こそうとし失敗する場面も心に残った。市民が立ち上がらず、挫折の中で闘いに敗れて死んでいく姿に、今の日本社会の姿を重ねてしまった。
原作をちゃんと読んでみたいと思った。