お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

もう一度ビリーに会いたくて・・・

2017年09月29日 | 映画・演劇・本

  感動のミュージカル「ビリー・エリオット」

 前回見たときは、しばらくの間舞台の興奮が忘れられなくて、英国版のビリーもDVDを購入してしまいました。でも、やはり生の舞台を今度こそ間近で見たくて、前から三列目のチケットを入手しました!

 9月21日。今度のビリーは未来和樹君。彼の特徴は歌がうまいことだとか・・・お父さんはまた吉田鋼太郎で同じ。先生は島田歌穂ではなくて柚木礼音

 この日も大入り満員。夏休みだった前回と違って殆どは中高年のお客さんでした。しかもリピーターが多い感じでした。

 さて、舞台ですが、ビリーと先生の配役が変わっただけで、雰囲気も変わって新たな発見があり、楽しめました。和樹君は歌も演技もうまいです。でも、中三なので、来年はもう声変わりして出られないでしょうから、今回見られて良かったです!

 しかし、正直言って前から三列目というのは余り良い席とは言えませんね。一人一人の表情がよくわかるし、セリフもしっかり聞き取れるし、ダンスも迫力ありましたが、全体像がつかみづらいのです。それと、座席が右端すぎて首が痛いこと!途中から身体全体を斜めにして見ましたが、それもちょっと疲れるんですよね。中央で、真ん中より少し前くらいだと最高でしょうね!

 開演の少し前、一つおいた左隣の席にどこかで見かけた男性が来ました。ああっっっっっっ、昔の同僚Sさんではありませんか!向こうも気づいて、お互いにビックリ。あの広い会場で出会うとは・・・Sさんは私より少し若い60代の独身の方です。

 「私、実は今日で二回目なんですよ。」というと、なんと!Sさんは「僕は5人のビリーをもう全て見ましたよ」ですって。わあ、すごい、じゃあ今日の舞台は何度目?上には上がいるんですね。でも彼は確かクラシックファンで、オペラを見に本場まで普通に出かけていたような人・・・ミュージカルも好きだったんですね。

 赤坂での舞台は10月1日で終わり。他の3人の舞台も見たかったけれど、贅沢ですよね。出演者の皆さん、感動を有り難う!

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昨日&今日のこと

2017年09月26日 | その他

 昨日は友人と、小田原のMさん宅を訪問。

 以前よりもお声は元気になって顔色も良くてほっとしました。、昼食を共にして、久しぶりの交わりのひとときを過ごせて、とても嬉しかったです。

 Mさんは私と同い年ですが、本や持ち物の片付けをしばらく前から始めています。昨日はお庭もとても綺麗にすっきりしていました。

 お茶を出して下さるのに、お湯を沸かすのは小さなお鍋だし、急須も使わないで茶こしで湯飲みに直接お湯を注ぐのには、ちょっとびっくりして笑ってしまいました。 でも、持ち物を少なくするのって、素敵ですネ!

 モノに溢れかえっている我が家の風通しの悪いことったら・・・本当に大切なモノだけに囲まれて過ごせるようになるのはいつのことかしら。少しずつでもMさんを見習いたいです。

  ★   ☆   ★   ☆    ★   ☆   ★   ☆    ★   ☆   ★   ☆    ★   ☆   ★   ☆

 今日は夏目漱石の読書会。「それから」の最終回でした。

 いつもながら小森先生の解説は,多岐にわたっている上、分析も細かく、ついていくのに精一杯でした。作品の背景となる歴史を聞いて、時代性と文学を結びつける漱石のすごさに改めて舌を巻きます。

 いつもは講義が終わるとすぐに退出なさるのですが、最終回のせいか質疑応答もすこしありました。でも、何を質問すれば良いのかも分からず・・・あとでメンバーのお一人から声をかけられました。その方はもう10年以上も通っていらっしゃるとかで驚くと、この会は20年も続いているのですよと。素晴らしい。

 午後からは「それから」の映画を鑑賞。松田優作、藤谷美和子(とっても綺麗で日本髪が似合う!)が主演で、脇役も有名な俳優ばかりでした。しっとりした明治時代の雰囲気は伝わってきましたが、2時間の映像では伝わってこない部分も多く、少し眠くなりました。(眠かったのは、寝不足のせいもありますが・・・)

 来月からは「門」です。

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ちょっといい話を

2017年09月18日 | その他

 台風一過!すっきりした青空に・・・夜半は窓ガラスがガタガタと強風にあおられてちょっと恐かったです。

 最近はあまり良いことを書いてないので、ちょっといい話を書きます。(今日の敬老の日の話題は気が滅入ることばかりなので省略!)

<その一>

 このブログを通じて知り合ったTさん。まだ30代の若い方ですが、今度里親になる決心をされて「登録しました」というメールを下さいました。とても嬉しかったです。初めての里親のお仲間です!

<その二>

 昨日は,うちの教会でバッハ・コレギウム・ジャパン総監督の鈴木雅明さんの音楽講演会があり、雨天にもかかわらず120名くらいの方が集まりました。鈴木さんの豊富な知識量とバッハの音楽に対する理解の深さにいつもながら驚きます。今回は、アンサンブルゆりのお仲間の男性が初めて来てくれて、それも嬉しかったです。(先週チラシを差し上げといて良かった!)

                                          

 また、関西の千里摂理教会では石川ヨナさんのコンサートがあり、息子も少し参加したようです。ヨナさんには昔、ほっとすぺーす麻生でアメージンググレイスなどの賛美指導をしてもらったこともありますがとても綺麗な声です。でも、元々はロック歌手で、息子とバンドを組んでいたこともありますが、彼女のロックの歌声はそれはビートがきいた、魂の奥底から歌い上げるような、独特の声です。

                                      

<その三>

 久しぶりに、音楽講演会に来た元教会員のT君と話す事が出来ました。彼は今47歳。38歳の時悪性脳腫瘍になり、それは苦しい闘病生活を経て、今は寛解状態にあるようです。

 彼が大学生の頃、教会学校で娘のクラスを担当していたので、家庭訪問で我が家に来てくれて、ピアノを弾いてくれたことも・・・今は、ショパンを練習してはいるけれど指が動かないと・・・その他高次機能障害が色々あって大変なんだと現状をありのまま詳しく教えてくれました。でも、会社勤めは出来ているし、お子さんたちは優秀だし、信仰も強められたしと、良いことをたくさん笑顔で語ってくれました。帰宅してから、彼と奥さんのブログを改めて読んで、痛みに耐えた日々を思い返しました。

 T君一家のこれからの生活が守られますように!

 <その4>

 土曜日は我が家の家庭集会でした。久しぶりに娘が参加(娘の夫はヨットの世界大会でカナダ遠征中)してくれました。

 私は、「さんび歌の話」のコーナーで「赤とんぼ」を作詞した三木露風の物語を話しました。(赤とんぼはさんび歌ではありませんが)彼はクリスチャンです。露風が5歳の時、父親の放蕩が原因で両親は離婚。母は幼い露風に心を残しながら仕方なく婚家を去りました。露風も、祖父の元で育てられましたが、生涯、母親を慕っていました。母が92歳で亡くなり、その通夜の夜に「是非、母と添い寝をさせて欲しい」と頼んだそうです。二人が白頭を並べて寝ている姿を想像するだけで涙が出てきます。

 実は、本当に語りたいのは露風の母「碧川かた」さんのことなんです。かたさんの事は全く知らなかったのですが色々調べていくうちに波乱に満ちた、でも素晴らしい人生を歩まれた方と分かりました。長くなりそうなので、それは来月に回します。

 

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何ともやりきれない思いです

2017年09月14日 | 社会

 昨日の夕刊を読んで、何ともやりきれない思いになりました。

 「児童養護施設の新設が、地元の反対で進まない例が各地で起きている。子どもに対する中傷まがいの言葉が投げられた例もあった」という記事です。

 少し前はうるさいからと保育園建設反対があちこちであったし、もっと昔をさかのぼればゴミ焼却場建設反対もありました。(だったらなぜ原発反対の声は小さいのか理解に苦しみますが・・・周囲への迷惑度の規模が違うでしょ!!)

  児童養護施設反対の理由は、「まわりのこどもたちに様々な影響を与える恐れ」だそうです。施設に入ってくる子は虐待やネグレクト、親の病気など様々なハンデを背負っているのに、守ってあげようと思うよりも、逆に可愛い我が子に悪影響を及ぼしかねない排除すべき存在として位置づけるんですね・・・本当に何ともやりきれません。

 アメリカでは裕福な階層の住民が、自分たちだけが住める特区を作り、貧しい人びとを排除しているそうですが、その発想とも相通じるところがありますよね。

 差別意識は相手を知り、理解することから解消されていくと思います。ましてや相手は子どもなんです。もっと近づいて理解しようとする大人が増えますように!

 

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風前のともし火?

2017年09月13日 | ボランティア

 私の所属する音楽グループ「アンサンブルゆり」は、毎週一回練習していますが、集まるメンバーが少しずつ減ってきているのが実情です。

 私自身も余り参加できていないけど、九月になってからは出るようにしています。ところが、先週は楽器リコーダーを忘れるし、昨日は楽譜全部を忘れるという体たらくで、自分に腹が立つったら・・・まあ、どちらも夫が車で届けてくれたので事なきを得ましたが、認知症予備軍ですね!

 昨日の参加者は、ピアノ1,木琴1,フルート3,オカリナ4,バイオリン1,リコーダー1計11人。お休みの方は5~6人でしたが、入院中の方もいるので増えてもあと3人くらいかな?

 ハーモニカは最近ゼロに。リコーダーも3人でやってたのに今は私だけ・・・淋しい

 帰りに、オカリナの女性が歩いているのをお見かけしたのですが、かなり足下がおぼつかないご様子なのでお声がけをすると、腰を痛めて手術し、両膝も人工関節で「整形外科に通いっぱなしなのよ」と自嘲気味に。

 「でも、車の運転は出来るから、通える間は来るつもり」と。お年を伺ってビックリ!83歳だそうです。私は同い年くらいかなと思っていましたが・・・実は、メンバーの年齢は殆どお互いに知りません。でも平均年齢は70を超えてることは確かです。ひょっとすると75超え?

 昨日は見学の方が一人見えました。割と若い方だったので入会して下さると嬉しいです!

 帰り道、会はあとどのくらい続けられるのかなあと思うと、ちょっと淋しくなりました。会員募集中ですので、音楽好きの方、どうぞ宜しくお願いします!

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子育てに悩む人は多い

2017年09月12日 | 社会

 土曜日の大日向雅美先生の講演会は100人を超える盛況ぶりでした。

 おいで下さった皆さん、有り難う!(写真左から、市民館入り口の看板、受付側から見た会場内、後方片隅に設けた親子席)

     

                        

 アンケートに70名の方が回答して下さり、これも昨年よりずっと多い数でした。

 講演内容についても68名の方、つまりほぼ全ての方が「とても良かった」と評価してくださり、主催者としては嬉しい限りです。 

 乳幼児を連れてこられた方が多いので、自由記述の感想欄はどうかなと思いましたが、これにもたくさんの方が悩みや講演の感想を書いていました。これを読むと、昔も今も子育ての悩みは変わらないなあと思います。

 「また、こういうのを企画して下さい」とか、「夫も連れてくれば良かった」等の記述には、励まされました。実現までは大変なことも色々ありましたが、参加者に喜んでいただけると、それだけで疲れが飛びますね。

 大日向先生は、ご自身の体験を踏まえたわかりやすいお話を一時間半、さらに質疑応答30分、計二時間立ちっぱなし、でもお疲れを見せずに生き生きと語って下さいまして、本当に有り難うございました!お疲れ様でした!

 優しい語り口調を聞くだけでも癒やされたという方が複数いらっしゃって、自分の話し方を反省しました!

 さて、今年の講座はこれだけでなくあと4回あります。連続講座ではないので一回ずつ申し込みできますので、ぜひどうぞ。

 工藤先生、広木先生も素晴らしい、ベテラン講師ですので期待して下さい!!

                 

   2回目  スクールカウンセラーから見た子どもたち    工藤幸子さん   9月30日(土)

   3回目  「子どものため」ってなんですか           広木克行さん   10月11日(水)

   4回目  やってみようストレス解消とリラクゼーション   工藤幸子さん   10月21日(土)

   5回目  悩み相談室 (グループカウンセリング)     広木克行さん   11月19日(日)

     ※ 時間は全て14時~16時  場所は麻生市民館 第一会議室

     ※ 申込先麻生市民館  044-951-1300

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ダウン症児を養子に

2017年09月07日 | 社会

 今日の朝刊(朝日)を読んで驚きました。

 30代の夫婦が、ダウン症の赤ちゃんと特別養子縁組(戸籍上の親子)をして、3歳の同じく養子縁組した男の子と二人を育てていると書いてありました。親子四人の笑顔の写真もそのまま載っていました。

 素晴らしいですね。この夫婦はダウン症の子を受け入れて「天使が舞い降りたみたい。人生がバラ色に変わった」とまでいっています。涙が出てきそう・・・

 20年近く前、インドに行った時マザーテレサが運営する「子どもの家」を訪問しました。

 そこで数時間のボランティアをしましたが、そこにはたくさんの障害児がいました。今も忘れられない子は、両手の指がほぼ全てない女の子。正直、ぎょっとしました!でも、その子はおやつのビスケットを両手で起用に挟んで、笑顔いっぱいでほおばっていましたっけ。

 職員の話を聞いて驚きました。「海外から、養子に引き取りたいという申し出はとても多いです。しかも、重度の障害を持った子から先に引き取り手が現れるんです」と・・・ワア、日本では考えられない!というか、私には出来ない、と思いました。

 それが日本でも、喜んで受け入れる方がいらっしゃるんですね、感動しました!

 インドでの体験や、実子がいるのに養子を引き取る欧米人たちを見て、私にも出来そうなこととして、ふるさと里親と、海外の子ども(現在はベトナムとバングラデッシュ)のスポンサーをやらせていただくようになりました。

 ダウン症児を家族に迎えた樋口さん夫婦と子ども達に幸多かりし事を祈ります。

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「踏切に消えたナオ」

2017年09月04日 | 映画・演劇・本

 3日。注文していた本が届き、真夜中一気読みしてしまった。途中で止めることが出来なかった・・・

「踏切に消えたナオ」・・・・著者はノンフィクション作家ではなくて、サニーサイドアップという会社の社長、次原悦子さん。

                       

 1992年。彼女は25歳の時、ひとりぼっちの3歳のナオと仕事で訪れた養護施設で出会う。そしてナオが小学生の頃まで、施設を訪問したりホストファミリーになったりしてナオと心を通わせていく。しかしその後はある事情から面会も禁じられ会えなくなる。

 中卒後、就職したもののすぐに失踪して行方が分からなくなったナオ。心配でたまらず彼をずっと探し続ける次原さん。個人情報の壁でなかなか見つけられない。10年ぶりにやっと見つけ出したナオは180センチの長身の男性になっていたが、体は垢だらけ、身も心もボロボロのホームレスになっていた。再会を喜んだのも束の間、死にたいと口走り続けたナオは僅か二ヶ月後に無残な姿に・・・。

「さよならを言うときが来た。アンティ(次原さんの愛称)・・・本当に有り難う」ということばを携帯で言い終わるや、遮断機をくぐり、迫ってくる中央線の電車の前に両手を挙げて立ちはだかったという。

 幼いときから乳児施設、児童養護施設と「施設」ばかりで過ごしてきたナオ。施設の職員の大半は親身に面倒を見てくれたようだが施設にも学校にも居場所はなく,新聞に載るほどの暴行にもあうナオ。生まれつきの身体の障害で力仕事はだめだし、人とのコミュニケーションもへたで仕事はどれも長続きしないという状況だった。 

 唯一の親友はいつもおなかを出してる同じく施設育ちのオガちゃん。その他にも神父さんや施設のスタッフがそれぞれ関わって助けてくれていた・・勿論、次原さんも超多忙な中懸命にナオをフォローする。しかし、ナオにはうまく伝わらなかった・・・

 私は読みながら、我が家の里子H君の事を重ね合わせずにはいられなかった。ナオと同じく乳児の頃から施設育ち。その間いじめにあっているのかいたのか、彼は一言も言わないので私たちには分からないが、長い集団生活は色々あったと思う。

 幸いH君は高校に通えているし、親身な施設の職員に助けられて会うときはいつも明るい。我が家での滞在を終えて施設に帰るときは必ずお土産を買っていく優しい少年だ。周囲の人にも好感を持たれているので、その点は安心しているが・・・・

 しかし、彼も一年半後高校を卒業すると独り立ちしなくてはならない・・・まだまだ本当に子どもなのに。 ナオ、H君に限らず、社会へ出てからの道は厳しい。オガちゃんはなんとか介護の仕事について一人で暮らしを立てているようだが、ナオのように生きる希望を失ってしまう子も少なからずいるのだろうと思うと辛い。

 子どもを捨てる、虐待する・・・・そういうニュースには事欠かないが、その子どもたちにどう関わるのか、施設を出た後どうなっていくのかをもう少し私たちは関心を持って考えていかなければならないと思う。

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