10日からの東松島行きで疲れていたのですが、友人に誘われて18日からは宮城県山元町と、初めて福島県相馬市の仮設に行ってきました。
山元町は昨年は何度も通いましたが、今年に入っては初めての訪問です。
「のぞみセンター」は、昨年に比べると、その働き方も多彩になっているし、地元の方々に認知され、大勢の方で賑わうようになってきていました!
18日は、3時頃からやってくる子ども達と遊びましたが、全員外でスケボーのような物に乗ったり、自転車を漕いだり活発で、私はまあおもり役しか出来ませんでした。
19日は友人と二人でセンターのイベントのチラシ配りをしました。これが思ったより大変でした。というのも、ほっとすぺーすは1000枚のチラシを二時間半くらいで配り終えますが、ここではその時間では100枚しか配れません。
一つは、戸建ての家と家との間隔が開いていること。大きな家が多く、100坪くらいの敷地があるお宅も珍しくありません。畑も多いし・・・
さらに、山元町の方は話しかけると、皆さん気さくに答えて下さるので、すぐ時間がたつのです。
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もう一つは、家はあっても住んでいる方がいないというお宅が多いこと。津波のあと建てられた家ですが、なぜまだ住んでいないのか・・・理由はよくわかりません。
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除塩をしている土地も見かけました。肥料のようなものをまいていたので、訊ねると、これに塩分を吸着させ、地下に沈めるとか。さらにこの上に新しい土を盛るようです。
20日は、いよいよ初めて福島県相馬市の仮設住宅に向かいました。
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私達が尋ねたのは、大野台第8応急仮設で、浪江町から避難してこられた方々が暮らしています。ここは最初の一年半ぐらい支援の手がなかなか届かなかった場所だそうです。
私達は「せっけんデコパージュ」を用意していきました。私は来る前に急いで作ったフィルムケース人形(手紙入り)を用意して・・・
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ところが、時間になってもどなたも集会場にいらっしゃいません!前からここで支援活動をしてこられた方々も首をかしげるばかり・・・この日は暑かったせいか、外に出ている方がゼロなので、声も掛けられません。もちろん、前もってチラシはまいてあったのです。
ただ一人顔を出して下さった男性は「こりゃ、女がやるもんだ」と、帰ってしまわれました。
とうとう参加者はゼロのまま、時間はどんどんたつばかりなので、ボランティアで来ていた方々に教えることになりました。男性3人、女性2人。
ところが、意外なことに女性はもちろん、男性軍がデコパージュにはまったんです!「これはいい、これは面白い、きれい!」「うちでもやりたい!」と・・・
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この方々は主に相馬市の教会の牧師さん達です。この方々が初めてデコパージュを体験されて、仮設の方々に今後教えて行かれると思うと、この日は決して無駄ではなかったということですね。
私は家に帰ると、早速K先生に注文されたケマージュ二瓶、専用筆10本、そして手持ちのナフキンペーパーを見繕って送りました!
お人形も皆さんに一つずつ差し上げました。