お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

「ガス室」はなかったのか?

2005年02月28日 | 映画・演劇・本
 図書館で偶然見つけた、西岡昌紀著「アウシュウィッツ『ガス室』の真実」は衝撃的な本でした。
 1995年のマルコポーロ事件の時は、変な人が特別な意図を持って「ガス室はなかった」なんて適当なことを書いてる位の認識でしたから、月刊誌マルコポーロが廃刊に追い込まれたと知っても「へえ、やっぱり」程度の気持ちでした。記事を書いた人の名前さえ知りませんでした。

 しかしあれから10年。そうとは知らずに本書を読み終わった今の私は、ガス室はなかったかもしれないと思うようになりました。

 私もアウシュビッツに行き、確かにこの目でガス室なるものは見てきました。そう説明もされたし、その前から「常識」としてガス室でユダヤ人が大量に虐殺されたことは知っていました。毒ガスを発生させたチクロンBの空き缶も見ました。

 ただ、今思えば、あのときこんなことを考えました。
 『ガス室って思ったより狭いし、チクロンBを投入したという穴も簡単なつくりだな。こんな所で毎日何千人も殺せたのかな。』と。

 しかし、小さな疑問を抱いても、ガス室で苦しんで死んでいったたくさんの人がいたのは紛れもない事実として今まで少しも疑ったことなどありませんでした。だって、これまでに出たたくさんの書物、それに写真、映画、どれをとってもユダヤ人絶滅計画を推進するためにガス室が使われたことを主張しています。周囲にそれが真実かどうかなどと疑問を挟む人も誰一人いませんでしたし・・・。

 何年か前に「ショアー」という収容所の生存者達の記録映画を見ました。ものすごく長い映画で見るのが疲れるほどでした。そこに出てくる複数の証人たちもガス室のことを証言していました。生き証人が戦後何年も経ってから証言しているのを誰が疑うでしょうか。

 でもこの本を読み終えた今、ユダヤ人絶滅計画も、ガス室の存在も私は疑わしいと思うようになりました。現在、この本の評価はどうなっているのでしょうか?
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法善寺横丁へ

2005年02月27日 | その他
 家族に慶事があり、みんなで大阪に行ってきました。

 法善寺横丁というところで夕食を頂きました。界隈は賑やかで大阪らしいところですね。昔はやった歌「ほうちょうい~いっぽん、さらしにまあい~ぃてえー・・・」という藤島恒夫の歌を思い出したと言ったら、歌に出てくる水掛不動さんにも案内してもらいました。

 よく人が飛び込むので有名な道頓堀にも行きましたが、ずいぶん高いプラスチックの柵のようなものがついていて飛び込めないようになっていました。ちょっと味気なかったです。
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教育ボランティアを入れたら?

2005年02月26日 | 教育
 今朝の新聞に「ゆとり教育」に対する見解がいくつか載っていました。

 私が共感できたのは、やはり現役の教師の意見でした。彼の意見はもっと学校現場を信頼して任せよというものでした。やり玉にあがっている総合学習も子どもの実情を一番知っている現場に任せてというのはその通りだと思いました。

 しかし、私の体験から言えば、現場の教師は任されることを必ずしも歓迎しません。与えられた枠内で行動することに慣れさせられているからです。総合もその趣旨から言って、毎年内容が変わってもいいはずなのに早いうちに年間カリキュラムを固定化したがります。そのほうがラクだからです。行動もいつも学年単位で教師個人の裁量で創意工夫して出来る部分は殆どありませんでした。もっとも、担任一人で動くとなると、かなり大変ではあります。

 そこで提案です。
 総合の学習を効果的にし、また普段の基礎学習を充実させるためにも、担任教師一人になんでも任せるのでなく、もっと学校現場にボランティアを入れたらいいとおもいます。子どもの荒れの問題にもきめ細かく対応できるのではないでしょうか・・・・
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どこにもいるのね 「忠犬ハチ公」

2005年02月25日 | その他
 今夜テレビを見ていたら、スペインのカネロという忠犬を紹介していました。

 ご主人が通っていた病院に毎日付いてきていたのですが、病院で亡くなった後も毎日玄関前でご主人を待っていたという犬です。死後はレリーフになり、歌が出来、カネロ通りというのまで出来て、みんなに愛されているとか・・・

 昨年イギリスに行ったときも、同じようにボビーという忠犬の銅像が立っていたのを思い出しました。(写真)絵本にもなっていたので姪へのお土産に買いました。

 犬というのはどこの国でも忠実なものなんですね。

 今日の夕刊にはスペシャルオリンピック冬季大会で、他人との意思疎通が苦手な選手たちの心のケアに五頭の犬が「セラピードッグ」として使われるという記事が出ていました。

 動物は人間以上に人の心を癒す働きをしてくれる場合が多いですね。
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ええっ、下北沢?

2005年02月24日 | その他
 昨日、蒲田に行こうと新百合ケ丘から小田急線に乗りました。登戸で南武線に乗り換え、川崎経由で行く予定でした。

 乗ってすぐ、本を出して読み始めました。駅に着きふと目を上げると「下北沢」なんです。もうびっくり!「登戸は!?」

 私の乗ったのは快速急行だったのです!つまり、新百合から下北沢までノンストップだったのです。途中、全く気づきませんでした。登戸までちょっと長いなという気はしましたが、本を読んでいると時間の感覚がなくなってしまいます。

 すぐに下り電車に乗り換えて登戸まで戻りましたが、30分はロスしました。
(よく考えたら、下北沢まで行ったのなら、品川に出て蒲田に行ったほうが早かった!)

 今日その話を知人にしたら、笑って「今日会合に遅刻してきた人がいたけど、理由はあなたと同じだった」と言われてしまいました。

 「快速」っていいような、悪いような・・・・・というか、単に注意力不足ですね。
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笑えませんでした

2005年02月23日 | 映画・演劇・本
 私の大好きな井上ひさし。彼の作品はかなり見ています。こまつ座の作品で面白くないものはないので大いに期待して紀伊国屋ホールに出かけました。

 「円生と志ん生」
 辻 萬長も角野卓造もこまつ座の常連で演技力は抜群ですから、うまいのは確か・・・でも、私には最後まで面白くなくて、とうとう一度も笑えませんでした。(他の観客はそこそこ笑っていましたが)

 どうも最近は期待ハズレのものが多くて、堪能できません。

 往復の電車の中で読んだ「国語元年」(井上ひさし作)の脚本の方がずっと面白かったなあ!

(紀伊国屋ホールは階段に補助椅子をびっしり並べていつも劇場を満杯にしてますが、防災上いいのでしょうか?ちょっと心配です。)
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三越で見つけた!組紐ネックレス

2005年02月22日 | その他
 今日は横浜のそごう美術館の「芹沢圭介展」に行きました。
 ところが、今日に限って午後二時開館です。仕方なく時間つぶしに三越デパートに行くと、平日とは思えない混雑です。今日から「閉館セール」が始まったからでした。すいてそうな所を探してぶらついていましたら、思いがけなく、組紐ネックレスを売っているのを見つけました。

 実は私は今、組紐ネックレス作りにはまっています!毎日、少しの時間を惜しんでせっせと作っています。そのため朗読ボランティアもちょっと小休止状態です。
 夢中になってる理由の一つは、今度立ち上げる「ほっとすぺーす麻生」の運転資金作りにしようと思っているからです。今までに30個位は作ったでしょうか。一個、800円から2000円位で売っています。今日までに3万円位売れました。
 
 制作を始めたきっかけは本を見てですが、最近は私なりに工夫して世界に一つしかないネックレスよと言って売っています。(買ってくれるのは友人ばかり)

 店では売ってないと思っていました。ところが、今日、自分で作って売っている人に出会ったわけです。その方は、この道30年だそうです。その作品はさすがにきれいな作りで、どうやって作ったのかよく見ても分からない凝ったものもたくさんありました。教室を開いてないか聞いたのですが、残念ながら現在は教えていないとか・・・

 その方の作品は安くても6000円位はして、高いものは数万円もしました。全て一人で作ったそうです。

 私もがんばろうっと!
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温暖化を防ぐ努力を

2005年02月21日 | 社会
 昨年の夏の暑さは耐え難いものでした。温暖化が進んできてるせいだとしたら、今年の夏はさらにひどいことになるのかしら。自分でできることを探して地道に・・・と思っていたら、今夜のNHKのクローズアップ現代を見て、ちょっと認識が変わりました。

 日本はCO2削減では世界のトップをいく技術を持っていて、今は国内で努力するより途上国のCO2を削減するのに力を貸す方がずっと効率的だし、費用もかからないで、世界全体の削減に効果があるんだそうですね。
 もちろん、個人も努力はしなくてはいけないでしょうが、国や企業の力が大きい問題なんですね。

 それにしても、今我々が排出しているCO2が50年後、もしかすると200年後にまで影響を与えると知って、私たちの責任の大きさを痛感しました。
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フィンランドの教育って

2005年02月20日 | 教育
 日本は今「ゆとり教育」の見直しで揺れています。
 その原因の一つは、世界的に比較して日本の子どもの学力は劣っているというデータが出たからでしょう。
 週五日制の導入で学習時間が短縮され、その上総合の時間が新設され、国語や算数など基礎基本の時間が減らされたせいだ。もう「ゆとり」なんて言ってる場合じゃないとばかりにあちこちで攻撃が始まりました。

 あーあ、短絡的だなあと思っていたら今朝の新聞に面白い記事が載っていました。それは、国際的な調査でトップだったフィンランドの教育についてのレポートでした。
 フィンランドが一位になって、日本の注目が集まり、数え切れないほどの視察があったそうです。どんなにすごい教育をやっているのかと、その秘訣を探りに行ったのでしょうね。
 ところが実際は、フィンランドの教育は「楽しんで学ぶ」がモットーで、日本より学習時間数も少ないし、競い合うということもないようです。
 最も皮肉だと思ったのは、今後、日本で言う「ゆとりの時間」を増やそうとしているという記事でした。笑っちゃいました。
 
 フィンランドでは一位になったことにも価値をおいていないようです。
 
 本当の学力とは何かを、もう一度考えさせられる記事でした。
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盛況でした! 長谷川恵コンサート

2005年02月19日 | その他
 今夜は故長谷川孝一先生の遺児、長谷川恵さんのライブコンサートでした。

 ホテルの一室の会場は長谷川先生、恵さんの友人を中心に約70名が集い盛況でした。久し振りに会う友人もいて、私も旧交を温めることも出来ました。

 あの事故から20年。恵さんは美しく、可愛らしい女性に成長していました。澄んだその歌声を聞きながら、集った人たちは涙しました。みんなの思いは一緒でしょう。「この姿を孝一さんに見せたかった!」と。

 もし孝一さんがこの場にいたら、なんといって娘を自慢したことでしょう。
「どうだ、きれいな娘だろう。歌も上手いだろう。うん、さすが俺の娘だ。」と、胸を張る姿が目に浮かぶようです。

 会場には、油絵が何点か飾られていました。もう一人の遺児、恵さんの弟拡君の絵です。
 恵さんの歌声のように、若者らしい素直に表現された絵でした。

 会場を飾った花をお土産にいただき、あったかい気持ちで家路に付きました。

 
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テレビの威力はすごい!

2005年02月18日 | その他
 昨日は生協、今日はスーパーに買いに行ったのですが、どちらも棚はからっぽ!!
 「寒天」の棚です。

 おとといのNHKテレビ「ためしてガッテン」で寒天を取り上げたせいでしょうね。私も番組を見て買いに行ったのですが、遅すぎたようです。
 
 本屋に行ったら寒天ダイエット、寒天料理レシピなどの本を売ってましたから以前から寒天が体にいいことは知られていたようです。でも、テレビなら一回の放送でこうなんですからすごい威力です。

 それだけに番組を作る人は真剣に、慎重に取り組んで「真実」を放送する義務があります。

 朝日新聞との対決が泥沼化していますが、もう一度放映してみんなで議論して欲しいものです。
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新築ラッシュのかげで

2005年02月17日 | その他
 最近、我が家(マンション)の前のたくさんの宅地は一戸建ての新築ラッシュです。

 越してきた当時(平成元年)は宅地化されてはいたものの、まだ広いひろーい空き地で、春になるとそこら中からヨモギやつくしが生えてくるので食べて楽しんだり、かわいいピンクのねじ花をつんでコップに挿したり、いろいろ楽しみました。

 いえ、ただ草いっぱいの緑の空き地があるだけで、なんだか心が広がり安らいだものです。

 クラスの子どもが遊びに来ると、庭代わりにみんなで鬼ごっこをして遊んだりもしました。最近では犬を飼う人たちの運動場兼社交場になっていたようで、夕方などたくさんの犬が集まっていました。

 宅地ですから、いつかは家が建ってしまうと覚悟はしていましたが、16年間空き地だったので、まだまだ建たないと思っていたらこの建築ラッシュです!あっというまに、草は刈られ、黒い地面だけの土地になってしまい、あちこちに立派な家が次々と建ちました。

 よもぎ、つくし、ねじ花、そして数多の雑草さん、さようなら!今までありがとう!

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右往左往する教育界

2005年02月16日 | 教育
 今朝の新聞の第一面は「ゆとり教育 秋までに全面見直し」の大きな見出し!

 結果よりも意欲関心を、知識より体験をと学校現場に意識改革、授業改革を要求し、教師たちに新たな、しかも学校独自のカリキュラム作りに多大な努力と膨大な時間を費やさせてきたもの。それがようやく軌道に乗りかけた「総合学習」なのです。

 それがもう「見直し」なんですから、現場の先生方のため息が聞こえてきそうです。
 
 生活科も総合も、最近では「心のノート」も新しい評価法も、導入するときは否応なしで、意味づけは後からつけるというのが文部科学省のやり方、というのが一般教員の受け止め方です。教師たちは内心は不満でもあきらめて従順にその方針に従います。もう、それが習い性になってしまっています。

 今回の方向転換、というか回帰に現場の反応はどうでしょうか?
 大変興味があります。

 
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担任へのうらみ?

2005年02月15日 | 教育
 昨日、また痛ましい事件がおきました。大阪、寝屋川市の少年の事件です。
 登校拒否、引きこもり、ゲーム好き、孤独・・・こう並べると「今」の時代を代表するかのような、どこにでもいそうな少年です。17歳を少年と呼ぶのに少しためらいを感じますが。

 まだ詳しい動機は分かっていませんが、自分の母校で事件を起こしたことに彼の意図したことは復讐だったのかと、恐ろしくなりました。

 私も30年以上教師をしてきて、たくさんの子どもたちと接してきましたが、いつもうまく行っていた訳ではありません。努力しても空回りして、ますます溝が深まったこともあります。そう言ってはいけないのですが、子どもとの相性もあります。

 今から15年以上前に担任したある暴力的な男子とは、とうとう卒業までいい関係を築けませんでした。初日から「くそばばあ」と呼ばれました。日常的に暴言を吐き、暴力を振るう彼に学級全体が振り回されていました。毎日、胃が痛くなるなる思いで教室に入りました。

 しかし、卒業後我が家を尋ねてきてくれたり、クラス会で「先生、おれ、そんなにワルじゃなかったよねえ」と甘えて来られて、寂しさの裏返しの暴力だったのかと何年も経ってから気づいたこともありました。
(今では結婚して一児の親になったそうです。)

 少年の元担任は朝刊によると「うらみを持たれる覚えは全く無い」と話したそうですが、私ならそう言い切ってしまえないだろうなと思いました。
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お茶を飲んでいたら

2005年02月14日 | その他
 私はお茶が大好きです。
 コーヒーは苦手ですが、お茶なら、緑茶、紅茶、ハーブティー、中国茶と何でも好きです。この前写真の「桜緑茶」というのを初めて買って飲みました。
 桜の香りがほのかにして、いかにも春らしい気分になるお茶です。

 今日も香りを楽しんでいたら、電話。昼間の電話は大抵何かの勧誘なので、またかと思っていたら十数年ぶりに大学時代の後輩からので、とても驚きました。名古屋にいた先輩が亡くなったと知らせてくれたのでした。癌だったそうです。

 私はその先輩とは卒業後数年は連絡を取ったりしてましたがあとは疎遠になっていました。でも、ご主人が書かれた本を書店で見かけたりして、うすうすその後の事は承知していましたが、ご主人も先輩も癌で闘病生活の末亡くなったとは、今日まで知りませんでした。

 先輩はとても積極的、行動的な半面、女性らしい優しい心遣いのできる方で、心から尊敬できる出来る方でした。後輩は先輩の病気を知っていて、お見舞いに行こうとしていた矢先に死を知らされたと悲しんでいました。

 先輩は癌の治療を受けていましたが、途中から抗がん剤を拒否したそうです。副作用でもうろうとして話がきちんと出来ないのがいやだったようです。それで、死期を早めたようです。

 後輩の話を聞いて、私だったらどうしただろうと考えてしまいました。延命治療を受けるか、拒否するか、、、、

 そうなってみないと分からない、、、というのが今現在の心境です。 
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