お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

感動したよ、Hちゃん!

2010年04月30日 | ほっとすぺーす
 今日はほっとに、教え子のHちゃんが来ました。

 約一年ぶりでしょうか?彼女のお祖母ちゃんが「和布ティッシュカバー作り」を教えに来て下さったのに、ついてきたのです。

 Hちゃん(もう、りっぱなレディだから「ちゃん」づけはいけないかな?)は、身体にハンディがあり、今は作業所でテープ起こしの仕事をするかたわら、週に一度は知的にハンディのある後輩の家庭教師ボランティアをしています。

 Hちゃんは、その子に国語と算数を教えているのですが、指導が難しく、いろいろなやり方を試みてもなかなかその成果が見えずとまどいを覚えているようです。指導法のあれこれについて熱く語る彼女の姿は、一人前の「先生」そのものでした。
 成長したね、立派だね、Hちゃん。

 その彼女がこんな事を言いました。
「私ね、○○ちゃんに教えながら、いつも先生のこと思い出しているんだよ。先生はこういう風に教えてくれたなあ、ああいうやりかたしたなあって・・・まるで、走馬燈のように思い出がいっぱいぐるぐる出てくるんだァ・・・」

 ワーオ!彼女にそんな風に言って貰えて、私は教師冥利に尽きるなあ・・・(しかも、10年以上も前で、私は何を言ったかも忘れちゃってるのに・・・)

「Hちゃん、あなたのがんばりに感動したよ~!」
 
 お祖母ちゃんの手作りの「タケノコとわかめの炊き合わせ」も大変美味しく、なんとも嬉しいひとときでした!
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フムスを作りました!

2010年04月30日 | その他
 イスラエル料理で一番美味しかった、と書いた「フムス」

 どこかで売っていないかと、あちこち探しましたが見あたりません。江古田にイスラエル料理店があるのがわかって、そこのメニューにも勿論ありましたがちょっと遠い・・・えい、自分で作ろう!と、張り切りました。

 張り切る必要はなかったです・・・・チョー簡単でした!

 材料はひよこ豆、またの名はガルバンゾ。
 これを水で戻して柔らかくゆでます。私は豆をゆでるとき、ガスに長時間かけるのはもったいないので、沸騰したらあくを取って、バスタオルでくるみ、保温箱(発泡スチロールの箱)に入れて、あとは数時間放っておきます。

 ゆでた豆をつぶし、オリーブオイル、にんにく、しょうが、レモン汁、塩などをいれて混ぜる・・・・これで終わり。

 豆も調味料もすべて適当に入れたのですが、味はまあまあでした。本場のとどこが一番違うかといえば、なめらかさでしょうか・・・私はミキサーで混ぜたせいか、つぶつぶ感が少し残りました。裏ごしでもすればいいのでしょうが、それでは面倒なのでやめました。

 どなたか、なめらかにするコツがあったら教えて下さい。

(写真は私の朝食。毎朝ほとんどパン食です。パンの上にのってるのがフムス。左の飲み物は最近はまっている紅茶豆乳にミルクを混ぜたモノです。)

 

 
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高蔵寺の花

2010年04月28日 | ほっとすぺーす

  昨日のブログで書いた高蔵寺の花の写真です。

 これはスタッフのFさんが携帯で撮りました。

(私も携帯で撮ったのですが、私の携帯からではパソコンにアップできないので、送ってもらいました。)

 Fさんは若い頃、写真を学んでいただけあって、私が撮った写真とはひと味違います。携帯のカメラでもこんなにきれいに撮れるのですね!

      

 <4月30日追記>

 私の携帯からもやっと送れるようになりました!以下は私の撮った花です。

         

 左がいかりそう、右はシャガです。下はシャクヤクですが、Fさんのと微妙に色合いが違いました。

       

   

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初ピザの味は?

2010年04月27日 | ほっとすぺーす
 昨日のほっとは「簡単ピザ作り」

 「があでんららら」でパン作りを指導しているFさんに教えて頂く・・・予定でした!
 ところが数日前に「事情で出来なくなった」との電話が入りました。・・・どうしよう?

 選択肢は三つ。1,中止する。2,他の講師を捜す。3,スタッフで何とかする。先ずは2を検討しましたが、「こんなに急に頼むのは悪いよね」と言うことで、3に決定。
 でも、スタッフは生地から作ったことはありません。大丈夫

 ネットでレシピを探して、土曜日に試しに作ってみました。・・・、なんだ意外と簡単じゃん!おいしいよ~、と勝手に自画自賛。

 でも一応参加者には事情を打ち明けて、スタッフが教えるのだけれど、それでよければと聞くと、いいとのこと。よし、と張り切る・・・これがまちがいの元。

 材料は私ともう一人のスタッフが買いそろえたのですが、トッピングの材料が多い!・・・ベーコン、えび、コーン、アスパラガス、なす、ピーマン、タマネギ、パプリカ、トマト、チーズなどなど

 生地の上は色とりどりの満艦飾状態。わあ、きれい!・・・確かに見た目はサイコウでした。
 さて、焼けました。
「熱いうちに食べよう!」と、早速ほおばりました。
「・・・美味しい・・・」
微妙な反応。

 確かに、美味しいかと聞かれれば美味しい。でも、あまりにたくさんのトッピングを載せすぎでした!・・・
 味がお互いに打ち消しあってしまって、本来の素材の味がほとんどしません。それに、具がてんこもりのため、生地がパリッとしない・・・

 でも、参加された方は「美味しかった、参考になりました!」と喜んで?帰って行かれたので良しとしましょう!

 午後からは、「いい天気だねえ、お花がきれいだろうねえ」なんて話しているうちに、「これから見に行こう」「そうしよう」で話がまとまり、近所の高蔵寺へ出かけました。

 カメラを忘れてきたのが痛恨のミス!・・・シャクナゲと,シャクヤクが最高に美しく咲いていました。他にもナルコ百合、まむし草、すみれなど珍しい草花がいろいろあって、本当に心が満たされるひとときでした。

 
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読書会 第一回

2010年04月26日 | 映画・演劇・本
 昨日、教会の片隅で初めての読書会をしました。

 他の集まりがいくつか重なって、若者はゼロ。(教会は毎週いろいろな集まりがぎっしり詰まっていて、新しい集まりを入れるのは至難の業!)

 男性ひとり、女性三人の小さな集まりでした。持ち寄り昼食をいただきながら2時間近く語り合いました。

 今回取り上げた本は、佐藤優の「神学部とは何か」「初めての宗教論 右巻」の二冊。

 言い出しっぺの私は2冊とも読みましたが、他の三人は?・・・まあ、お忙しいようですからネ。

 それぞれが、読んで「気になったこと」をあげたのですが、彼の本は気になるところ満載なので話題を絞るのは難しかったです。でも、話は弾みました(脱線もいっぱい!)

 彼はキリスト教徒と名乗っているけれど、かなり異色の人物なので、自分たちの信仰との相違点を考えたり、賛同するところをあげたりして終わってしまいました。

 彼の推奨する神学書がアリスターマクグラスの「キリスト教神学入門」だったので安心したという意見、でも北畠親房の「神皇正統記」に惹かれるってどうなんだろうという意見も出ました。

 で、来月も引き続き佐藤優で行こうと言うことになりました。(途中までしか読んでないと言ってたUさん、これからヨーロッパに仕事で行くので「機内で読むわ」とのこと。話し合った結果、もう一度読もうと思えたことは成果かな?)
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聖地旅行⑭・・・凍りつく

2010年04月25日 | その他
 聖地旅行報告は終わり・・・のつもりでしたが、Iさんから送られてきた大変詳細な旅行記をよんで、やはり書いておこうと思いました。

 それは、ユダヤ人の歴史とは切っても切れないホロコーストのこと。

 ヘブライ語で「ヤド・ヴァシェム」(記念と記憶の意味)という「ホロコースト記念館」は、まだ新しい、モダンな建物で、観光客や家族連れ、兵隊姿の若者などで賑わっていました。
 しかし、私は正直なところ、中に入りたくはありませんでした。また、あのアウシュヴィッツでの苦しい想いを再現しなくてはならないのですから・・・

 ポーランドでアウシュヴィッツを、オランダでアンネフランクの隠れ家を訪ねたのはもう15年くらい前だったでしょうか・・・ワルシャワ蜂起50年記念式典のあった年です。今話題の「カチンの森事件」の犠牲者のお墓にも行ったと思います。

 記念館はまさにミニアウシュヴィッツでした。やっぱり苦しかったです。・・・しかしその後に行った「子ども記念館」(写真)では、凍り付きました!

 私は写真を撮っていたので、みんなに遅れてひとりで中に入りました。・・・そこは暗闇でした。いいえ、よく見ると小さなあかりが、無数のあかりが静かに光っていました。そして、どこからか、子どもの名前を読み上げる声が静かに聞こえてきました・・・ゆっくり、しずかに、ひとりずつ・・・
 私は誰もいないその部屋で、幼くして犠牲になった子ども達の名前を聞いていました。

 いったい、何人、何千人,何万人、何十万人の名前を呼んだら終わるのだろう・・・凍り付きながら、ごめんね、ごめんねと心の中であやまりました。

 
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ステップが踏めない

2010年04月22日 | その他
 木曜日はシェイプ体操の日。

 運動らしきことは何もやってない私にとって、貴重な体を動かす時間です。でも、先週は脚を痛めた直後で、歩くのがやっとでしたから当然欠席しました。

 「今日はどうしようかな? もう殆ど治ってるけど跳んだりはねたりは無理だなあ。でも・・・」
 と、自問自答を繰り返した結果、結論!
 「そうだ、出来る運動だけやればいい!跳んだりはねたりはパスして・・・」

 毎回10時から11時までは運動。その後30分はストレッチするというのが決まったメニューです。

 指導者のKさんはパワフルで、美人で、スタイルが良い、素敵な方。実際の年齢は知りませんが、社会人のお嬢さんがいるようには見えない、若々しい方でみんなのあこがれの的です。

 この会に参加するようになって数年がたちますが、スタイルは一向に改善されません。でも、肩こりが治ったし、膝の痛みもいつのまにか忘れていますから、たとえ週に一度でも効果はあるようです。
 第一、終わった後の爽快感がたまりません!

 さて、今日は一番後ろで、こっそり動いていました。
 やはりまだ足踏みだけでも、かすかに痛みがでました。真上から踏みおろすときはまだいいのですが、斜めに足を出したりすると途端に痛みが強くなります。

 不思議だったのは、足の動きが悪いとどうしてか上半身の動きまで萎縮して、小さくしか動けなかったことです。
 痛むのは右足の甲の辺りだけなのに・・・

 みんなに「もう年なんだから、治るのに一ヶ月は覚悟したほうがいいよ」と言われて、まさか!と馬鹿にしてた私ですが、やっぱりこんな打撲でもその位かかるのかしら?



 
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帰り道で・・・

2010年04月21日 | ほっとすぺーす
 今日は久しぶりにいいお天気!

 ほっとの敷き布団をお日様に干しました。
 これも、久しぶり。
 午前中はリコーダー教室をやって、午後は猫ピンチ作り。どちらも楽しいです。

 夕方、帰り道で野蒜を発見。
「今、野菜が高いから・・・」というわけではないですが、春しか食べられないので引き抜きました。
 そこにSさんがお孫さんと通りかかったので、抜いてあげました。
 「どうやって食べるの?」「そのまま酢みそでも・・・」

 ピリリと辛い、春の味でした!
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すごい映画、見ちゃった!

2010年04月20日 | 映画・演劇・本
 昨日、ほっとのスタッフから映画「密約」(新宿 武蔵野館)に誘われたけど、苦手な歯医者の予約が取ってあったので断った。

 で、その代わり?あまり期待もしないで歯医者の近くの映画館で「第9地区」というSF映画を一人で見てきた。

 10分ぐらい前に入ったらガラガラ、4~5人程度・・・あまり人気がないのね。それでも、直前には数十人に。

 いざ、始まったら・・・一気に惹きつけられた!息つく暇がないストーリー展開と、度肝を抜かれるような映像の連続で、私の得意の「居眠り」は全く出る事はなかった。

 ハア・・・見終わって出るため息。

 こんなすごい映画、久しぶり。・・・内容は書かないけど、男性にはお勧め映画です!女性は嫌いな人もいるかも・・・

 私、これを予告編で見てたら、多分見に来ない!・・・でも、面白かった!!
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楽しいですよ!ステンドグラス

2010年04月19日 | ほっとすぺーす

 今月からほっとすぺーすで始まった「ステンドグラス作り」教室。  

 ステンドグラスと聞いて、一般的に抱いているイメージは教会の窓や、電気スタンドのきれいな傘などだと思うのですが、まさか初心者にあんなものは無理!

  第一回の今日は、「石けん入れ」でした。

 さまざまな色の、おはじき大のガラス玉をハンダでつけて出来上がり!・・・簡単といえば簡単です。でも、二時間くらいかかりました。

  作る工程は思ったよりも楽しく、るんるん気分!最初におはじきを選んで、一つずつ、周りに銅のテープをはりつけます。

           

 石けん入れなので、少しカーブをつけるため、スープ皿を利用しました。

          

 これは何をしているのでしょう?ガムの空き容器にガラス玉を入れて、シェイクしています。こうすると、貼り付けた銅テープがきれいに密着するのです。まるで、魔法みたいで、思わず歓声が上がりました!

             

 次に、ハンダ付けをします。時間がかかるけど、これが楽しいんです!コテの熱でとろっと溶けるハンダ。・・・でも、つけすぎるとボタッとした感じになるので、ときどき余計なのは落とします。

  裏側に三個の脚も着けて、完成!

     

 左は真上から見たところ。右は斜め横から見たところです。少しカーブしているでしょ?我ながら、良くできた!

 と思っていたらHさんがやってきて「これ、ハンダ付け下手だなあ、俺の方がうまいよ」と言うではありませんか。(昔、仕事でハンダ付けを良くやっていたとか・・・)

 「あら、そんなこと言うなら、5月もあるからやって見せて!」

 「分かった、予約しよう」(しめしめ!)

 さて、来月は17日月曜日10時半からです。みなさんもやってみませんか?今日の作品を、日の光にかざしたら、とってもきれいでうっとりでしたよ。ホント!

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興奮してしまいますね「ハーバード白熱教室」(NHK)

2010年04月18日 | 教育
 今夕、何気なくテレビをつけてこの番組に出くわしました!

 いやア、面白いですね。久しぶりにテレビで知的興奮を味わいました。今夜が三回目だそうで、しまったと思ったら、再放送があるようでほっとしました。

 ハーバード大学始まって以来の大人気講座だそうで、なんと履修している学生の数は1000人!・・・入りきれないからか、教室ではなく「劇場」で講義していました。

 いえ、講義という一方的なモノでなく、常に学生に問いかけ、考えさせ、答えさせ、さらにまた疑問をぶつけて、わざと前に出た結論をひっくり返すようなことも言う。

 今夕の課題は「富は誰のもの」・・・サンデル教授の巧みな仕掛けが学生達を動かしていく様子は、実に興味深い見物でした!

 全12回の放送が楽しみです。自分も学生になった気分で参加して、テレビの前でしゃべってしまいそうです。
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聖地旅行⑬・・・この旅行で学んだことなど

2010年04月17日 | その他
 今まで海外旅行は何度か行きましたが、やはり今回の旅行は別格で、いろいろなことを学ばせてもらいました。

<その一>
 事前勉強の大切さ・・・今回の参加者の皆さんは、かなり事前の下調べをされていましたが、私はほとんど白紙状態でした。
 「地球の歩き方」は買ったものの、それすら、まあ往きの機内で読めばいいか!といういい加減さ。

 でも、現地で遺跡や教会などを目にしたり、プロのガイドの話を聞いたりして、いかに自分がイスラエルの歴史や聖書の世界についていかに無知であったかを痛感しました!

 まあ、その分「驚き」は大きかったと思いますが・・・やはり、事前に学んでおくことは大切でした。
 今は本で「事後勉強中」です!

<その二>
 聖書の世界がリアルに・・・現地から帰ってから、説教を聞いても、聖書を読んでいても、聖書の世界が目の前に浮かんできて、とても身近に、そしてリアルに感じられるようになりました。
 特に行ったところの地名が出てくると、嬉しくなってしまいます。言い古された「百聞は一見に如かず」を実感です!

<その三>
 イスラエルに注目・・・新聞記事などで「イスラエル」という文字が飛び込んでくるようになりました。
 ついこの前もイースターに「園の墓」に何万もの大勢の人が集まったという記事が目に入りました。これまでだったら、とばしていた記事です。あの狭い所にギュウギュウ詰め状態だったろうなあ!と具体的に想像出来ました。

 しかし、イスラエルの政治的な問題は読んでも判断が難しいですね。

<その四>
 栗谷川福子さんのこと・・・添乗員さん、現地ガイドさん、共にヘブライ大学の出身と聞き、ひょっとしたら栗谷川福子さんを知っているかも、と思い二人に尋ねました。

 栗谷川さんというのは、以前うちの教会員だった人で、東大大学院を出て、、ヘブライ大学に留学して、帰国後「ありのままのイスラエル」「ヘブライ語辞典」?などの著書もある才媛です。1941年生まれ。

 とっても気さくな方、かつ、ちょっと変わった、浮世離れしたところのある先輩でした。いきなり「ちょっとあなた、聖書は暗唱しなきゃダメよ!」なんて言われてびっくりしたことも・・・「えっ、栗谷川さんは暗唱してるんですか?」「もちろんよ!」

 まさか、全巻ではないでしょうが、ひょっとすると新約聖書全文ならあり得ない話じゃないなあと思わせる人でした。
「栗谷川さん、もうイスラエルには行かないんですか?案内して貰えませんか?」「いいわよ、人数が揃えばね」・・・なんて会話をしたのは15年以上は前になるのかなあ!

 添乗員さん、ガイドさん共に栗谷川さんを知っていました。「有名人」だったのかしら?
「まあ、変わった人でしたね。下駄を履いてエルサレムを闊歩してましたから・・・私達は彼女を『ゲタさん』と呼んでましたよ。今は病気だと聞いていますが」

 病気!私は心配になって、帰国後、人に聞いたり、ネットで調べたりしましたが誰も居所を知りませんでした。お見舞いに行けません。(彼女は東大などでヘブライ語を教えていたようですが、今はどこでも教えていないようでした。)

 それが・・・今日、4月17日12時頃、彼女が亡くなったとの報が入りました!
 ショックの中で読んだ『ありのままのイスラエル』の中にこんな一文を見つけました。彼女が留学した1975年頃の中東情勢から、死を覚悟していたんですね。

「周囲の反対を押し切って決行したイスラエル行き。当然、責任はすべて自分にある。これを機会に自分の死体処理について考えさせられた私は、1982年夏、慶応義塾大学医学部解剖学教室に献体登録した。1991年11月には散骨が認可されたので、遺骨は散骨と決めた。天地創造の昔からあった海の潮に乗り、たゆたう波に揺れながら、生きていたときには行けなかった世界を自分の骨がゆーらるゆーらりしながら自然に帰ってゆく。なんて自由なんだろう。」

 栗谷川さん、あなたから、イスラエルの話を聞きたかった・・・
 

 
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ささやかな楽しみ

2010年04月17日 | ほっとすぺーす
 数ヶ月前から、ほっとすぺーすでミニリコーダーアンサンブルを楽しんでいます。

 メンバーは昨年秋からリコーダーを始めた私の唯一の生徒?のHさん(男性60代)、60代からリコーダーを始めたというAさん(女性。80代?お年はきちんと伺っていません)、そして私(60代)のロートル三人組です。

 月に一回程度の集まりです。
 Aさんは、スタッフが車で自宅までお迎えに行きます。Hさんは近所の方で、自分のとAさんの譜面台、2台を持ってやってきます。

 昨日はバッハの「ガボット」と、H.ワークの「大きな古時計~モーツアルト風」。どちらも軽快な曲ですが、ちょっと難しい・・・でも、この「ちょっと難しい」というところがみそです。やる気が出ますからネ。

 Aさんはソプラノ専門、Hさんはアルト専門です。私は一応どちらも吹きますから、ソプラノになったりアルトになったりして二人を応援します。

 何回かそうやって練習し、「では、私はアルト2を吹きますから、Aさんはソプラノ、Hさんはアルト1をやってね」と、三人でアンサンブル・・・

 これが難しい!一人がついてこなくなり、もう一人はつっかえ、後半はメチャメチャに。でも、そこがまた楽しいんです。何回かやってると、どうにか最後までたどりつけるのですから。(まだ、美しいハーモニーを楽しむまでには至っていません)

 途中でお茶の時間を挟んでやく一時間半。昨日は2曲で終わりにしました。

 Aさんは、毎回おっしゃいます。「私ね、ご迷惑かけてると思うけど、この時間が一番楽しみなの」と。「年だから、動作が遅くなって練習時間もなかなか取れなくて」と謙遜されますが、でも、少しずつ上達されています。

 「帰りは一人で帰れます」とおっしゃるAさん、あとからバス停に行ってみたら(私はAさんとは反対方向に帰るので違うバス停)、HさんがAさんと一緒にバスを待っているではありませんか!なかなかバスは来ないけど、何やら楽しそうにおしゃべりしながら待つ二人。Hさんのやさしさを改めて感じました。

 いつまで続けられるかわかりませんが、このささやかな会も私の楽しみです。

 
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痛む足を引きずって・・・

2010年04月15日 | 映画・演劇・本
 13日の朝、洗濯中転んで右足を痛めてしまった!

 最初、痛さの余りすぐには立ち上がれなかった。
 少しして友人から電話があったが、訳を話して今日はゆっくりしゃべれないと言うと、すぐ医者にと勧められた。湿布だけじゃあダメか・・・

 思い直してS整形外科に行く。レントゲンの結果は「骨折はしてませんネ。湿布しておきましょう」とのこと。安心して帰宅する。

 ところが、夜になって猛烈に痛み出した!右足のつま先が床につくだけで、飛び上がるほど痛い。じっとしているだけでもずきずきする!
「もしかしたら、ひびでも入ってるのかもしれない・・・」

 そう考えると、今後のことがいろいろ心配になってくる・・・
 もし骨折してたら、5月1日の甥の結婚式に出られない、6月の二人目の孫の出産の手伝いに行けない、シェイプやリコーダーや、ボランティアにも出かけられない・・・ああ!また松葉杖の生活が始まるのか・・・

 とにかく明日、大学病院に行ってもう一度診てもらおう、S外科は信用できないかも。この痛さは単なる打撲じゃない!・・・結局眠りについたのは3時過ぎだった。

 ところが、朝目覚めると、なんとか立てた。おそるおそる歩くと・・・歩けた!
 「えっ、なにこれ?」
 夜中にトイレに行ったときは痛いので、傘を松葉杖代わりにしてやっとの思いで行ったのに・・・

 そして今日。まだ痛むモノの、なんとか歩けるように。・・・で、かねて見たかった映画「牛の鈴音」を見にアルテリオに行く。

 私の足の痛さなど、この映画に出てくるおじいさんの足の痛みに比べたら恥ずかしくなるようなモノだった。

 牛と、自分の手足の力だけで昔ながらの農業スタイルをがんとして守るおじいさん。そんなおじいさんに文句たらたらのおばあさん。
 機械も農薬も使わない姿、重労働には頭が下がる。でも、文句を言うおばあさんの気持ちもよく分かる。

 それにしても、この牛もすごい。40年も毎日働きづめで、よぼよぼになりながらもまだ働く・・・牛の涙を見て、胸が熱くなる。(人間の涙とは違うとは思うけど)
 立てなくなった最後の姿を見ていたら、おじいさんの最後の姿まで浮かんできてしまった。

 苦労ばかりの人生・・・でも、どこか幸せそうでもある老夫婦の物語だった。

(S整形外科さん、診断を疑ってごめんなさい!)
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聖地旅行⑫・・・・イスラエルあちらこちら

2010年04月14日 | その他

  聖地旅行で訪問したけれど、紹介しきれなかったところをまとめて・・・  

      

 左の写真は「アブラハムの井戸」です。すごく深くて、誰かが石を投げ入れると、しばらくしてから音が聞こえてきました。

 右は、有名な「死海写本」が発見されたクムラン。遺跡を見る前に、短い映画を見たのですがなんと言ってるかちんぷんかんぷん・・・ちなみに英語です。

 周囲の人に「分かった?」と聞くと、カナダ在住20年の女性も「ほとんど分からなかった!」ですって。まあ、映像で想像ついたのは、昔、クムラン教団という非常に禁欲的な生活をした人々がここで暮らしていたって事ぐらいでした。

     

 左の美しい教会は、山上の垂訓教会です。ガリラヤ湖の近くの小高いところに建っています。しかし、庭も建物もきれいすぎて、イエスがここで「心の貧しい人は幸いです」なんて語られたと想像するのは難しい・・・ 

 右の写真はカペナウムを見学して、駐車場でバス(後ろの白いバス)に乗ろうと歩いていたら、「どこから来たの?」と左の女性に話しかけられ時のもの。このグループは陽気でワイワイと賑やかな人たちだったので覚えていました。

 日本からだというと、なんだかすごく喜んで「私はペルーから、マチュピチュの近くから来たのよ」と言うので、あんな遠くからとびっくり・・・でも、日本からとどっちが遠いのかしら?

            

 エルサレムで最初に行ったのはオリーブ山です。ここからの眺めは素晴らしい!旧市街の全体が見渡せます。中央左に見える金色のドームはエルサレムの象徴みたいなモノ。私は金ぴかで余り好きになれませんが、名前は「岩のドーム」です。ここはキリスト教徒は入れません。イスラム教徒のみです。

 写真の手前に広がっているのは・・・・墓地です!直方体の石で出来ています。、あの有名な「シンドラーのリスト」のシンドラーのお墓もここにあるそうですが、分かりませんでした!お墓の上には、小石がいくつも置いてありました。死体を荒らされないようにという意味があるらしいですね。

                  

               

 ここは、イエスがお祈りのため度々訪れたとされるゲッセマネの園です。永い年月を感じさせる、風格あるオリーブの木が何本もありました。幹の太さがものすごいです!

     

 左側の写真は、カイザリアにある導水橋。半円形劇場にも行く予定が自転車競技大会かなんかのため交通規制があって、遅くなって見られませんでした。

 右の写真の壁に埋まっているのは何だか分かりますか?名前は忘れましたが、これはあちらこちらにあり、私達のホテルの部屋の入り口にもありました。ユダヤ人は部屋にはいるときにこれに触ります。どうやら、神のみ言葉を忘れないためらしいです。・・・私向けでもあるなあと思って、土産物屋で探したらありました!でも、あまりに高いので買うのは止めました。 

               

 イスラエルを旅行していて、街路樹が日本とはだいぶ違うなあと思いました。なつめやしが多いのですが、このミモザも多かったです。エルサレムではハーブのローズマリーもたくさん植えられていました。雨が少なくても強いからでしょうか?

 今回初めて見た木がいくつかありましたが、印象的なのはアーモンドでした。あの実は青いうちはそのままぽりぽり食べられるんです。(普段食べてるのは実の中の種)

 今度行くときはもっとじっくりと一つ一つを見て歩きたいです。(そう、もう一度行きたいです!)

                     

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