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鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

洗足学園大学の近くに住んでいて、改めて音楽大学の偉大さを実感した。学生自身の作曲した曲を同じ大學の学生が演奏してくれることは大いなる喜びであろう、とも思った

2025-03-09 | Weblog

 7日は近くにある洗足学園の前田ホールで開催された學園生による作曲を同じ学園生のオーケストラが演奏する「ミュージック・デザイン・シンフォニック・オーケストラ2024」なる演奏会を観賞に赴いた。歩いて数分のところにある洗足学園には溝の口に住んで以来、度々足を運んでおり、年に数回は音楽を聴きに訪れていて、つい先日ネットで観賞を呼びかけるメールが到着し、観賞料無料というのに惹き付けられて足を運ぶこととなった。ただ、演奏の中身については全く分からなくて、入り口で係員に「プログラムをダウンロードしますか」と聞かれたても、ネットでコピーした資料があるからいいと断り、指定された席に着いた。

 ところが、演奏が始まって、指揮していた司会者が演壇を降りて、ステージに学園生の江間遼太郎を招き独自に作曲した演目のねらいなどをインタビューし、その後でその楽曲「Time Travel」を演奏したのを聴いて驚いた。今回のコンサートのテーマが時(Time)であることを告げ、続いて順次学園生6人招き、同じように作曲のねらいを聞いたうえで、当該曲を演奏した。作曲した学生は席に着いて、演奏を聴いた後で、演奏が終わるとステージに向かって感激のお礼を拍手で伝えていた。そうしたやり取りを会場の上部に取り付けられた照明でクローズアップして観客に見せるような形を取っており、重ねて拍手が送られていたのも印象的だった。

 続いて、の3曲は作曲者がオーケストラの演奏をバックに歌うという趣向で、会場全体に歌が響き渡るということもあったほか、これも学園生の3人の女性が映像にアニメに合わせて吹き替えのような美声を聞かせてくれるような場面もあって、観客を楽しませてくれた。その後は映像に合わせて作曲した曲を演奏する場面があったり、して、最後は最初と同じようにテーマに応じた曲を演奏して、楽しませてくれた。合計19人の学生が作曲した曲を順次演奏さてくれた。

 洗足学園にはここ30年近く溝の口に住んで以来、ずっと土日にはなにか音楽コンサートはないか、と洗足学園のページを開いてスケジュールを確認し、在校生によるジャズコンサートとか、卒業したOB,OGによる演奏会を見つけては顔を出し、音楽を聴いていた。しかし、最近は有料の公演が多くなってきていたので、足がやや遠のくこととなっていた。それでも卒業時期には結構興味を惹くイベントもあって、常連のように校庭内を歩き回ったりしていた。でも今回のようなコンサートを聴いたのは初めてのことで、それだけに大いに感激した。

 このイベントは毎年開かれているようで、今回のイベントをろくに知らないままコンサート会場に来て、音楽大学だからこそ実現できるのだ、と改めて感心した。考えてみれば、洗足学園の学生が作曲した曲を同じ洗足学園の生徒である団員が演奏するわけで、司会者によると、会場の照明から全体の構成についても学生が行っており、指揮した先生が「我々が在籍した昔はとてもこんなことはできなかった」と述懐していた。総合音楽大学だから実現できるわけで、そうした音楽大学の近くに住んでいるからこそ、より身近に感じることができ、だからこそこんなことが実現できるのだ、と実感した。そうした思いを持って、また機会があれば、洗足学園大の演奏会に足を運びたいものだ、と深く思った次第である。

 

 

 

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