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鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

レストランのガストに入って、ロボットが配膳する場面を初めて目にした。今後のレストラン経営のなかで、味が一番の決め手になる、と改めて思った

2025-04-05 | Weblog

 5日は珍しく晴れた感じだったので、かねて都心あたりで、花見をしたい、と思っていたので、久しぶりにかみさんとともに東京・千代田区の千鳥ヶ淵公園へ出かけることとした。多分10年ぶりくらいの訪問となるが、いつも千鳥ヶ淵公園へ行くときは靖国神社も訪れているので、メトロの九段下で下車して、まず靖国神社へ足を向けた。で、驚いたのは入ったすぐの参道が石畳といった感じに変わり、周りもすっかり様変わりしていたことだった。参拝者が休憩できるような施設も出来ていたし、今回初めて足を踏み入れた本殿裏の散策路をめぐって、池に大きな金色の鯉がいたことにも驚いた。もちろん、気象庁が発表する桜の開花宣言が行われた桜の木も拝見してきた。やはり台東区の上野公園と並んで東京の二大鑑賞地であるのはだれしもが認めるところであろう。

 ということで、すぐ隣の靖国神社のすぐそばには皇居端の千鳥ヶ淵公園にも足を向けた。こちらも予想通りの人の往来が激しく、堀端の道は行く人の数が多くて、車が通るいわゆる内堀通りは行って帰ってくる人の行列が延々と続いていた。千鳥ヶ淵寄りの道は桜を愛ずる人が列を成しており、なかには堀の上に咲く桜を背景にスナップ写真を撮る人もいたりして、いやがうえにも混雑の度合いを激しくする。すぐそこには菜の花や椿の花も咲いていて、春の訪れを告げてくれる。そんな道をのんびりと歩を進めるのも季節感が増してくる趣きがある。なかにはボートを借りて堀の中をめぐるひともいて、そんな姿を展望台から見て、写真に収める人もいて、桜の開花を楽しんでいる形は様々あることを物語ってもいる。

 こうした桜見物にこれこれ2時間ばかり費やしたので、どこかでランチでも食べようか、皇居堀近くのレストランを探したが、生憎土曜日だったせいか、適当なところが見つからず、30分以上歩いて、赤坂見附あたりまでやってきたが、目当ての赤坂東急ホテルが改装中なのか、営業しておらず、やむなくメトロの赤坂見附駅前のレストラン、すかいらーくチェーンのガストに腰を落ちつけた。入ってみて、驚いたのは注文をiPADで打ち込んで送信すると、15分くらいで、ロボットの配給卓が料理を運んできたことだ。つい数日前のテレビでレストラン経営の話をやっていて、司会者が「最近のレストランは配膳をロボットに任せていて、おかげで従業員の手間がすっかりかからなくなった」と話していたのを聞いていたことを思い出した。実際にロボットが配膳をしていて、経営改善に大いに役立っているのを目にしたのは初めてのことだった。

 このガストではお客は注文した食事を配膳ロボットが持ってきたのを受け取ると、伝票をもらい、食べた後には出口の横にある自動精算機に伝票を読み取らせたうえで、現金、もしくはカードで精算する仕組みとなっている。テーブルには番号がふってあるので、ロボットはその番号をしったうえで、配膳するので間違いなく届けられる。従業員はただ、お客が出た後で、食器などを片づけるくらいで、ほとんどお客と接することがなく、ストレスを感じることもまずなさそうで、働きやすさも感じることだろう。

 ランチの価格も1人1000円程度で収まり、味も良かったので、合格点がつけられるものだった。日本のレストランがこうして機械化が進んでくると、いよいよ味が勝負を決める要素となるわけで、レストラン経営で一番重要なところが問われる時代に入る、ということとなろう、改めて思った次第。

 

 

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