日経ビジネス7月22日号の特集で「リノミクスで正面突破」との記事で、中国の習近平政権発足100日の経済政策を取り上げていたが、その中で国家主席の習近平氏の文字の上に「シージンピン」、首相の李克強氏にも「リークァチャン」とそれぞれとふり仮名をふっていたのが目についた。中国の要人の名前については以前から中国国内では一体どんな発音がされているのか分からず、日本流の書き方、読み方が果たして中国人に通じているのか疑問だったので、初めて正式な中国式発音を目にした。
中国の初代国家主席の毛沢東氏は中国国内では「マオ・ツォートン」と言うが、日本では常に「モータクトー」と発音され、そんな発音では国家主席のことを言っているのか、少なくとも中国人には理解されないのに、日本のマスコミではずっとそれで通してきた。いまだに中国の要人の呼び方は相変わらず日本国内でしか通じない発音がまかり通っている。日本の新聞では習近平国歌主席、李克強首相と書くが、テレビでも発音は「シューキンペイ」、「リカツキョウ」と漢字の音読みで、中国での正式な発音には一向に改められていない。同じ漢字を文字として用いている国同士なので、文字はそのまま通じるので、発音についてはどうでもいい、とされているのだろうか。
しかし、ハングル文字を用いている韓国についてはたとえば前の首相、李明博氏はイ・ミョンバク、北朝鮮の金正日はキム・ジョンイルといった具合いに文字も発音も韓国、北朝鮮内で行われているように表記、発音をしている。英語圏内の要人についてはまず発音通りに表記しているので、一体だれのことを言っているのかわからないようなことはない。なのに、こと中国だけに対しては全く理解できないことが堂々と行われてきて、だれも改めようとはしないことは不思議なことである。
逆に日本の政治家なり、作家なりが中国国内で、日本とは全く違う発音でやりとりされていて、それが日中の公式の場で中国要人の口から発音されるようなことがあったら、日本の人は必ずしもいい気持ちはしないことだろう。お互いのコミュニケーションを図るうえで不都合なことも起こりかねないことになる。習近平国家主席の読み方が「シージンピン」であることを知っている日本人はそれほどいないことだろう。日本人で習近平主席と会って話をする人はまずいないだろうから、だからといって不都合なことはない、といってしまえばそれまでだろうが、国の在り方としておかしい、と思うべきだろう。
日本と中国との長い交流のなかで生まれてきたやり方なのかもしれないが、これだけお互いの人々が直接話し合う機会が増えてきたいま、お互いの国の中で行われている呼び方に双方が統一することがあってもいい、と思われる。
今後、日本のマスコミは中国の人の名前の表記のあとにカッコして、中国式の呼び方のカタカナを表記し、発音もそれに統一することを進めることにしてほしいものだ。依然として打開の糸口の見えない日中国交回復にこんな些細なことでも打ち出せば、少しは前進すのではなかろうか。
中国の初代国家主席の毛沢東氏は中国国内では「マオ・ツォートン」と言うが、日本では常に「モータクトー」と発音され、そんな発音では国家主席のことを言っているのか、少なくとも中国人には理解されないのに、日本のマスコミではずっとそれで通してきた。いまだに中国の要人の呼び方は相変わらず日本国内でしか通じない発音がまかり通っている。日本の新聞では習近平国歌主席、李克強首相と書くが、テレビでも発音は「シューキンペイ」、「リカツキョウ」と漢字の音読みで、中国での正式な発音には一向に改められていない。同じ漢字を文字として用いている国同士なので、文字はそのまま通じるので、発音についてはどうでもいい、とされているのだろうか。
しかし、ハングル文字を用いている韓国についてはたとえば前の首相、李明博氏はイ・ミョンバク、北朝鮮の金正日はキム・ジョンイルといった具合いに文字も発音も韓国、北朝鮮内で行われているように表記、発音をしている。英語圏内の要人についてはまず発音通りに表記しているので、一体だれのことを言っているのかわからないようなことはない。なのに、こと中国だけに対しては全く理解できないことが堂々と行われてきて、だれも改めようとはしないことは不思議なことである。
逆に日本の政治家なり、作家なりが中国国内で、日本とは全く違う発音でやりとりされていて、それが日中の公式の場で中国要人の口から発音されるようなことがあったら、日本の人は必ずしもいい気持ちはしないことだろう。お互いのコミュニケーションを図るうえで不都合なことも起こりかねないことになる。習近平国家主席の読み方が「シージンピン」であることを知っている日本人はそれほどいないことだろう。日本人で習近平主席と会って話をする人はまずいないだろうから、だからといって不都合なことはない、といってしまえばそれまでだろうが、国の在り方としておかしい、と思うべきだろう。
日本と中国との長い交流のなかで生まれてきたやり方なのかもしれないが、これだけお互いの人々が直接話し合う機会が増えてきたいま、お互いの国の中で行われている呼び方に双方が統一することがあってもいい、と思われる。
今後、日本のマスコミは中国の人の名前の表記のあとにカッコして、中国式の呼び方のカタカナを表記し、発音もそれに統一することを進めることにしてほしいものだ。依然として打開の糸口の見えない日中国交回復にこんな些細なことでも打ち出せば、少しは前進すのではなかろうか。
その国ごとの発音に味がある。要らぬ気遣い。
私、かの国と30年仕事してますからね。
ですので、そこを切り替えるのであればマスコミではなくて政府間で会話が必要に思います。
英語メディアに触れると本当に人名がわかりませんから、私もマスコミには現地語読みに寄せるか、せめて併記してほしいと思います。
たぶん、日本人にも中国人にも通じない結果になりますね。
たいてい外国に友達や知人がいないんだろうね。
日本式の読みと現地読み両方覚えるのは混乱するし
面倒。
メディア側がやりたいと思ったら政府無視で
読み方変えるはずですがね。
発音の勉強したくないし やる気が無い。
Machはドイツ人ですがマッハとは読まれずマックと読まれます。
Ampereはフランス人ですがア~ペーハではなくアンペアと読まれます。
綴りはそのままですが發音は変わります。でも通じます。
互いの言語を尊重し合っていて互いの読み方を知ってますから。
また、仮名に限らずtransliterationは悪しき風習でしょう。母語話者にも通じなくなりますから。
以前読んだ本でHashino Nakatomo なる人物の記述がありましたが誰なのか分かりませんでした。
別の本で中国の偉人の人物名が声調のない北方官話基準のラテン文字で表記されておりこれも誰なのか調べるのに苦労しました。
發音の統一ははっきり言って傲慢で知ったかぶりでリスペクトに欠けた主張だと思います。
印度人にはServantはセルヴァント、Theftはトゥェフトと
發音して話さないと通じないことがあります。
米国人は非英語母語話者に母語話者と同様の話し方をしますが英国人は非母語話者に合わせます。
非母語話者が母語話者に合わせる時代はとうに終わり、これからは母語話者側も非母語話者に対し理解を深め、互いに尊重し合う時代でしょう。
以上
そのような仮定法を使うまでもなく現実にそうなっていますよ。日本語には音読みと訓読みがありますが、そうした区別を全く考慮することなくすべて同じ音で発音されてしまいます。例えば志田未来(みらい)と朝倉未来(みくる)の区別もありません。何にも知らないで好き勝手なことを書いているんですね。
もはや何語?