鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

思い上がるな!小泉前首相

2006-12-08 | Weblog
 NHKニュースを見ていたら、結構上位に「小泉純一郎前首相3度目の北朝鮮訪問へ」をやっていた。山崎拓元幹事長がそのお膳立てをしてもいい、と言っているというが、無能な只の人とエロ拓が組んで一体、何をしようというのか、両人とも自らの力量を冷静に考えて、反省してほしいものだ。間違っても安倍首相の支持率が低下しているからといって、出番が来たなどとユメユメ思わないでほしい。
 小泉前首相が3度目の北朝鮮訪問なんてことをだれが考え付いたのか、知らないが外交というものをわかっているのか、と言いたくなる。当時支持率が低下して、巨額の裏金を用意して一種の賭けに出たのが、思いがけなく当たって、拉致被害者5人が生還した。それも当時の副官房長官の安倍首相がいて強力な姿勢を貫いたかrこそ実現したのだ。それを自らの功績と思い込んでいるところに凡人の凡人たる所以がある。首相を退いたいま、北朝鮮が以前と同じようにもてなしてくれる、と考えるのもちゃんちゃらおかしい。
 確かにこのところの安倍首相は復党問題ひとつとってもやることなすことチグハグで、就任当時の輝きは見られない。テレビで1日1回出てくるぶら下がり会見の表情もさえない。健康を損なっている、との説があるが、それだけではないだろう。首相補佐官を5人も任命するなど新機軸を打ち出したものの、思うように機能していない。もともと、北朝鮮の拉致家族の生還くらいしか実績のなかった人だけに期待する方が無理、との見方もある。だから、せいぜいもって来年の参院選までで、その跡は一部に小泉前首相の再登板、と言う向きもある。
 そんな無責任な声を聞いたのか、小泉前首相が北朝鮮へ行く気になっている、というのだから政治の世界は田舎役者ばかりだ。本人は乗せられてすっかりその気になっているようだ。だけどちょっと待て、と言いたい。首相を退いてからの小泉前首相は小泉チルドレンを前に「政治家は使い捨てだ」との発言に象徴されるように以前にも増して頓珍漢な言動ばかりだ。もともと政治家としての見識も力量もないのにたまたま首相になって異例なことをし続けてきた御仁なのだ。
 安倍首相の急場を救おう、そしてあわよくば再登板も、と考えているとしたら、とんでもない野郎事大な御仁だ。小泉前首相を担ぎ出そうとしている輩も頭を冷やして出直して来い、と言いたい。

追記 2週間後に某週刊誌が小泉北朝鮮訪問はエロ拓こと山崎拓元幹事長が小泉前首相に吹き込み、テレビに話したものと判明した。お粗末な一件であった。
コメント (1)
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