鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

メルマガ1日の制作費200万円

2006-12-09 | Weblog
 小泉前首相のメールマガジンが年間7億円余にものぼるべらぼうな経費を使ってのものだったことが社民党によって明らかとなった。タウンミーティングもそうだが、ここでも電通と自民党の結託による税金の無駄遣いが浮き彫りとなった。一体、小泉劇場というのは何だったのか、タウンミーティングでの無茶苦茶な経費の水増し、メールマガジンでの超バブリーな経費の請求、そして、末期の卒業旅行と称しての外遊とでたらめばかりだ。退いたとはいえ、相変わらず国会議員である小泉前首相に正当な経費を上回る分は返還請求すべき、と思うが、安倍首相は果たしてそういう声に答えてくれるのだろうか。
 インターネット時代でメールマガジンは有力な情報伝達メディアとなっていることは周知の事実である。しかし、単に活字情報だけを掲載しているメールマガジンの制作費が年間7億円を超える、となると、経費の水増しどころのことではない。1日当たりにすると、200万円弱にもなる。原稿の書き手はほとんどが政府関係者でまず謝礼の発生するようなものではない。原稿依頼から受け取って画面にアップする作業なんてほんの小1時間もあれば終了してしまう。よしんば、コーディネートする担当者を1人専任で張り付けるにしても、1カ月は1日分の経費を当てるだけでも過大な手当てになる。
 とすると、経費のほとんどが電通のふところに入ってしまっている。また、わけのわからない局長や部長の日当やら、会議費と称して何十、何百万円ものお金が請求されて、めくら判が押されて承認されているのだろう。会計監査院は一体、どういうチェックをしてこうした経費をすんなり通しているのだろうか。
 思うに家計を預かる立場に立って、1円の出費すら惜しむような姿勢で経費の支出に臨めば、こんな無駄遣いは起こり得ない。家計というには細かすぎるというのなら、せめて民間企業の立場に立てば、経費の無駄なんて出来っこない。税金となると、途端に甘くなるのはどういうわけなのか。
 鈍想愚感子はこのメールマガジンをスタート直後に薦めてくれる人がいて、1年くらいは登録して送ってもらっていたが、小泉前首相の嫌味なパーフォーマンスが鼻について送ってもらうのをやめてしまった。もちろん、こんな無駄遣いしているのをしらなかったが、知っていたらもっと早くやめていただろう。
 小泉前首相の功績が一枚一枚化けの皮が剥がれるように無くなっていく。というより実態が見えてくる。シャーシャーとしたり顔に政治家とは大きな顔をしてぶっている姿をテレビで見ると卵でもぶつけてやりたくなる。
 この際、自民党・政府と電通との癒着ぶりをあらいざらい調べて国民の目の前に」さらしてほしいものだ。
 そんな腐れ縁を断ち切らない限り自民党はますます国民の支持を失うことだろう。

追記 20日になって小泉メルマガの経費は5年間で8億円、という記事が掲載された。となると、1日200万円でなく、1日40万円ということになる。それでも高いことには変わりないだろう。返還請求を起こしてほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする