とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023五島つばきマラソンツアー:2日目

2023-02-26 21:48:35 | 観光
2日目もまるまる1日観光の予定だ。まず、最初に向かったのは、日本最古の「ルルド」がある井持浦教会。1897(明治30)年、フランス人宣教師ペルー神父によって建立。レンガ造りの聖堂で、五島で初めてのロマネスク様式を採用しているそうだ。


1987年(昭和62年)の台風被害により、翌年,煉瓦風タイル張の教会に改築された。


1899(明治32)年には、フランスのルルド(南フランスの町、洞窟に聖母マリアが姿を現し、奇跡を起こしたとされる洞窟のこと)を模して、日本で初めてのルルドが造られた。井持浦教会のルルドは、信者によって五島各地から集められた岩石や珍しい石を持ち寄って造ったとされ、内部にはフランスから持ち込んだ聖母マリアの像が安置されている。


霊水は本場の奇跡の泉から取り寄せたものを洞窟横の泉水に注ぎ入れたものだという。霊水を試しに飲んでみる。何か奇蹟が起きるのだろうか。


井持浦教会を出て、福江島の最西端に位置する大瀬埼灯台に向かう。駐車場から灯台までは遊歩道が整備されていて、行きは下り坂のため20分ほどかかるという。


遊歩道を下っていくと、島の先端に白亜の灯台が見えてきた。


どんどん下っていくと、灯台が一際大きくなってきた。


ジグザクに造られた遊歩道を下って行く。


下りきって横を見ると、断崖絶壁の岩肌に青い波しぶきが打ち寄せている。


灯台までは、数十段の階段を上り返す。朝ドラ「舞い上がれ」で、ヒロインと幼なじみの友だちがここを登っていくシーンが思い出された。


大瀬埼灯台に到着する。ここは、九州本土で最も遅い時間に夕陽が沈む場所だ。海に突き出た断崖絶壁の上に建つ白い灯台は、青い海とのコントラストが美しく、「日本の灯台50選」に選ばれている。また、映画『悪人』のロケ地としても有名だ。


当初は、夕方くらいに訪れて東シナ海に沈む夕陽を見たかったのだが、昼前くらいから雨になるとの天気予報だったので予定変更で午前中にしたのだ。ただ、あいにくの曇り空で海の色も今ひとつ。雨に降られずに来られただけで良かった。駐車場に戻ると、雨が振り出し、ギリギリセーフだった。


その後は、雨の中をドライブしながら観光スポットを回る。この荒川温泉は、古くから温泉郷として湯治客などでにぎわった五島で最も歴史のある温泉だ。足湯は、荒川温泉旧バス停の老朽化での改築に際し、温泉のイメージアップと癒しなどの目的でバス停と待合室を兼ねた足湯にリニューアルされた。


五島で一番美しい海とされる高浜海水浴場。遠浅の浜に波が打ち寄せる様子が素晴らしい。


その後は、3日目に走る五島つばきマラソンのコースの下見がてらのドライブにする。国道端で聖母像にむかえられて入ると、畑の向こうに白壁で木造の貝津教会がみえる。


この教会の最大の特徴は、ステンドグラスを通して差し込む赤や青、緑色の鮮やかな光の芸術が素朴なぬくもりのある空間を彩っている。


マラソンのスタート&ゴールとなる道の駅遣唐使ふるさと館を見ていく。すでにマラソンのゴールゲートは設置されていた。


五島のキャラクターであるバラモンちゃん、つばきねこ、ごとりんの顔出しパネルで記念写真。


五島列島・福江島の北西部、東シナ海に面した三井楽は、遣唐使船が大海原(東シナ海)に漕ぎ出す最後の陸地だったという。その遣唐使船を模したモニュメントに乗ってみて、遣唐使の思いにはせる。


最後に、福江城二の丸跡に立つ五島観光歴史資料館に閉館間際に立ち寄る。天守閣を模した館内の1階~3階に展示室があり、古代の暮らしや五島の遺跡、遣唐使と倭寇、キリシタン信仰、五島藩の形成、観光名所、民俗行事など五島の歴史文化が時代順に分かりやすく展示され、見ごたえがあった。


その後、ホテルに戻り、翌日のマラソンの準備をして眠りについた。

「2023五島つばきマラソンツアー:3日目マラソン」に続く。