とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

日本人が韓国でフリーハグ

2014-06-19 20:52:12 | いろいろ
Free Hugs for Korea-Japan Peace 2011 (日本人が韓国でフリーハグをしてみた)


Free Hugs for Korea-Japan Peace 2013 (日本人が韓国で再びフリーハグをしてみた 2013年版)


ラジオで、最近韓国でフリーハグをした青年の動画が話題になっていると言っていた。フリーハグというからには、見ず知らずの人と抱き合うという事だ。「韓国 フリーハグ 動画」で検索するとすぐに見つかった。

早速、動画を再生して見た。韓国の首都ソウルで、おずおずとプラカードを掲げた青年に、最初は誰も近寄ってこなかったが、やがて一人二人とハグをする人たちが出てきた。あっちに行けとばかりに、追い払おうとするオジサンも出てきたが、概ねの人は素直にハグしてくれていた。男も女も子供も関係なく、いろんな人とハグしている様子を見たら、何だか温かい気持ちになった。

青年の名は、桑原功一さんといい、東北大震災の際に多額の義援金を贈ってくれた台湾に「ありがとう」を伝えたくて、「台湾一周ありがとうの自転車旅」も行っている。政治的な問題により冷え切っている日韓関係だが、そんな日韓関係に対して、新しいアプローチで友好関係を取り戻そうと活動していることで注目されているそうだ。

素直に笑顔でハグするだけで、平和とか人の温もり、他人との繋がりや癒しといった言葉にできないたくさんの事を感じるようだ。これだけで、すぐに物事が変わるものではないだろうが、すごくいいものを見せてもらった気がする。

映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』

2014-06-18 22:43:54 | 映画


解説: 綾瀬はるかと松坂桃李が共演を果たし、松岡圭祐原作のベストセラーミステリー「万能鑑定士Q」シリーズを映画化した本格ミステリー。「万能鑑定士Qの事件簿IX」を基に、天才的な鑑定眼を持つヒロインが世界的傑作絵画モナ・リザに隠された謎に迫る姿を描く。『ノルウェイの森』『ミツコ感覚』などの初音映莉子や、『くじけないで』などの橋本じゅんらが共演。邦画初となるルーヴル美術館での撮影映像はもとより、衝撃の展開に圧倒される。(シネマトゥデイより)

あらすじ: 名画モナ・リザの40年ぶりとなる再来日が決定し、万能鑑定士Qの店主凜田莉子(綾瀬はるか)が臨時学芸員に抜てきされる。莉子は、彼女の密着取材を続行中の雑誌記者小笠原悠斗(松坂桃李)と共にパリへと赴き、ルーヴル美術館で実施された採用テストに無事パスする。莉子は同様にテストに受かった美沙(初音映莉子)と一緒に特別講義に出席するが……。(シネマトゥデイより)

あまり期待はしていなかったのだが、「万能鑑定士Q」シリーズの初映画化作品なので、一度は見ておかねばと思い、何とか時間を作って見てきた。結論から言えば、やはり今一つだったというしかない。一番の要因は、キャストのイメージがどうしても原作から入った者にとっては違和感がありすぎて馴染むことが出来なかったことだ。綾瀬はるかも松坂桃李も、旬の俳優であるかもしれないが、歳が20代後半の俳優さんでありトウが立ちすぎている。原作では、20歳前半の若い女の子が、抜群の記憶力と論理的な判断でいろんな物を鑑定していくというところに魅力を感じていたわけで、ミスキャストとしか思えない。

一番良かったのは、前半のパリロケのシーンである。凱旋門やオペラ座前、芸術橋、ポンヌフ橋などの美しい映像は、さすが芸術の都パリだと唸らせる。そして、圧巻なのはルーヴル美術館内部にもカメラが入り込み、その広さと収蔵されている美術品の展示状況には目を見張らされた。モナ・リザが展示されているのは、他の作品とは別の特別な場所にあるというのも、いかに特別扱いされている絵画であるというのが良く分かる。パリロケシーンを見て、ものすごくパリに行きたくなったのは事実だ。前からルーヴル美術館には行ってみたいと思っていたが、この映画を見てその思いは、かなり強くなったといえる。

この「モナ・リザの瞳」の件は、万能鑑定士Qシリーズでは9作目に当たり、凜田莉子と小笠原との関係は徐々に深まっていったわけで、本作で初めて出会ったわけではないのだ。映画では、二人が出会って一気にパリまで一緒に行くような展開になっているのが、如何にも唐突という感じが否めない。この作品を映画化するなら、何故高校までは万年学年最下位だった天然の美少女・凜田莉子が、抜群の記憶力と高度な「ロジカル・シンキング(論理的思考)」を駆使し、何でも鑑定できるようになったかといった辺りから映画化して欲しかったものだ。

ストーリーとしては、ほぼ原作通りだといっていいが、日本に戻ってから、モナ・リザが盗難にあって、犯人が捕まるまでの過程が、ちょっと雑であったような気がする。モナ・リザがいとも簡単に盗み出されるのも、どうかと思うし、高層ビルから煙が出ているのもどうかと思えるシーンだ。しかも、警察は莉子頼みで何だか頼りなく、後半はテレビドラマ並の仕上がりであった。また、パリのシーンは、思ったほど少なく物足らなくもあった。やはり、原作を超える映画化作品はめったにない。

2014上半期ヒット商品ランキング

2014-06-17 23:15:30 | いろいろ
日経トレンディによる2014年の上半期ヒット商品が発表された。それによると「エンタメ・施設」「デジタル・クルマ」「食品・飲料・外食」「ゲーム・玩具・文具」「日用品・ファッション」の5部門で分け5位まで紹介されている。

「エンタメ・施設」ランキング
1位 アナと雪の女王
2位 あべのハルカス
3位 ななつ星in九州
4位 四国霊場開創1200年
5位 マンガボックス
やはり「アナと雪の女王」のヒットは凄く、まだまだ映画館で公開中である。テーマソングを日本語で映画館の中で歌えるというのがヒットの最大要因のようだが、映像と歌が最もマッチした作品になったといえる。ななつ星は、生きている間に一度でも乗車できたらどんなにか素晴らしい事だろうと思わせるほどの夢の超豪華列車だ。

「デジタル・クルマ」ランキング
1位 楽天でんわ&LINE電話
2位 スマートドライ
3位 ウインドウズタブレット
4位 iPhone5S
5位 ミラカール
最近は、LINEで無料電話をする人が増えているらしい。でも、私にとっては「iPhone5S」の発売が嬉しい。

「食品・飲料・外食」
1位 伊右衛門特茶
2位 クロナッツ
3位 アサヒスーパードライプレミアム
4位 牛すき鍋膳
5位 カップヌードル トムヤンクンヌードル
「アサヒスーパードライプレミアム」はまだ飲んだことなのだが、「アサヒスパードライ」と比べてどうなんだろう?ちょっと買ってみようかな。

「ゲーム・玩具・文具」
1位 妖怪ウォッチ
2位 TSUM TSUM
3位 フリクションいろえんぴつ
4位 クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ
5位 ハコビジョン
「妖怪ウォッチ」が子供たちには人気のようだが、私としては「ハコビジョン」に興味がある。500円ちょっとで、「3Dプロジェクションマッピング」や「3Dホログラム」といった映像技術を、手のひらサイズで楽しめるというのは凄いことだ。

「日用品・ファッション」
1位 Ban 汗ブロックロールオン
2位 アリエール パワージェルボール
3位 CLEAR
4位 ルシードデオドラント
5位 Sawaday PINKPINK
このジャンルは、あまり興味がないので良く分からない。

因みに総合ベスト10ランキングは、以下の通りだ。
1位 アナと雪の女王
2位 妖怪ウォッチ
3位 伊左衛門 特茶
4位 Ban 汗ブロックロールオン
5位 あべのハルカス
6位 TSUM TSUM
7位 ななつ星 in 九州
8位 クロナッツ
9位 アサヒスーパードライプレミアム
10位 アリエールパワージェルボール

揖斐川マラソンエントリー完了

2014-06-16 21:03:08 | マラソン
今日の、午後8時から「揖斐川マラソン」のエントリー受付が始まった。
この大会は、もう10年以上前に参加して以来だったが、妻がどうしても出たいと言っていたので、
久しぶりに家族でエントリーしてみることにした。

最近の情報では凄い人気で、昨年は1時間で定員に達したと聞いていたので、
8時前からパソコンの前に陣取って受付開始を待った。
8時ちょうどにランネットに接続してみると、予想通り「たいへん込み合っています…」のお断りが出て、なかなか繋がらない。
30秒ごとに、自動更新してくれるので、テレビを見ながらパソコンの画面をちらちら眺める。
2回ほど、ランネットのエントリー画面が出たのだが、エントリーをクリックすると、
再び「たいへん込み合っています…」の画面が出て、元の木阿弥となる。

しかし、8時30分頃再びエントリー画面が現れ、3度目の正直でやっと入力が可能になった。
ここで、入れ間違いをしたらもう駄目だろうと思い、一文字一文字確認しながら必要事項を入力し、無事入力完了する。
エントリー代の入金も済ませ、無事エントリー完了だ。
ランナーズからも、エントリー完了のメールがしっかり届き一安心である。

その後、大会の公式ページを覗いたら、8時37分に定員に達したとでていた。
「揖斐川マラソン」の人気は、恐るべきものだ。
昨年以上のスピードで定員に達するとは、マラソン人気も過熱する一方であると感じさせられた。

2014千葉山トレイルマラニック

2014-06-15 21:13:42 | マラソン
今日は、ヒロボーさんの「千葉山トレイルマラニック」に参加する。
本当は、一杯写真も撮ってきたかったのだが、スタートから体が重く、まともに走れなかった。
やはり、一週間前の100キロの疲れが残っているのか、20キロ程度のトレイルだったがきつい一日だった。
その後の宴会で飲みすぎたので、今日のブログは手抜きでご勘弁を。


(島田駅前で、スタート前の記念写真)


(長谷川家長屋門)


(千葉山智満寺)


(千葉山山頂)

 
(智満寺の十本杉)


(柏原から大井川を望む)


映画「春を背負って」

2014-06-14 19:18:51 | 映画


(ストーリー)
長嶺亨(松山ケンイチ)のもとに、雄大な自然が広がる富山県立山連峰で山小屋『菫小屋』を営む父(小林薫)が亡くなったとの知らせが入る。亨は厳しい父から遠ざかるかのように東京で金融会社に勤めていた。帰郷すると、気丈に振る舞う母や沈痛な面持ちの山の仲間たちに交じって、一人見慣れない女性がいた。その女性は高澤愛(蒼井優)といって、遭難しかかっていたところを父に助けられたことがあった。父の思いを知り、亨は『菫小屋』を継ぐことを決心する。山での営業は想像以上に難しく四苦八苦していたところ、父の友人というゴロさん(豊川悦司)が現れる。世界を旅してきたゴロさんの自然に向かうスタンスや愛の屈託のない笑顔に触れながら、亨は自分の新たな道と向き合う……。


今日から公開の「春を背負って」を見に行ってきた。この映画は、笹本稜平の同名小説を、『劔岳 点の記』の木村大作が監督二作目に選んだ作品だ。原作では、奥秩父の山小屋が舞台であったが、木村監督は、自身がこだわりのある立山連峰に舞台を移し、撮影したという。この作品でも、主要キャストが60日間にわたり立山連峰での山岳ロケに挑んだということで、リアリティあふれる映像になっていた。

山小屋を経営する人たちの立場から描いた作品として、小屋番の苦労や厳しさ、大変さが良く分かる。しかし、それにも増して季節の移ろいとともに変わる美しい景観と、厳しい山の自然を肌で感じることが出来る。木村大作監督はカメラマン出身ということで、映像の拘りは素晴らしい。冒頭の菜の花畑や川沿いの桜が満開の映像は本当に美しい。小屋の近くには、とっておきの展望台の場所があるらしいが、一体何処になるのだろうか?舞台となった菫小屋は、大汝山の休憩所を山小屋に仕立てたそうだ。立山三山縦走した時に通ったはずだが、あまり良く覚えていなかった。もう一度、縦走する機会があれば、ロケ地巡りとして大汝山周辺をよく見てみたいものだ。

ストーリー的には、家族の愛や山を愛する人達の交流など、山小屋に泊まったことがある人には、共感するところが多く、自然体ですんなり見終わることができた。登場人物は、みんないい人すぎて、物足らないという人もいるかもしれないが、山の良さを伝えるといった点では、監督の思いれがうまく描かれていたのではと思う。

ただ、ラストの亨と愛のシーンは、それまでの自然に人間が溶け込んでいたような映像の拘りとは違う演出でビックリ。最後もシンプルにまとめたほうが良かったような気がしないでもない。もっとも、蒼井優扮する愛の笑顔は、やっぱり可愛い。


CASIOが本物かどうか確かめる方法

2014-06-13 20:18:06 | いろいろ


映画「万能鑑定士Q-モナリザの瞳」が、つい先日から公開されている。なかなか行く時間がなく、見に行ってないのだが、原作本のほうは、最新刊の「万能鑑定士Qの謎解き」を読んだばかりだ。

何でも鑑定できる女性の話なのだが、最新刊でもちょっと面白いネタがあったので紹介したい。巷では、いろんな偽物ブランドが出回っているのだが、CASIOの計算機もその例外ではない。本物のCASIOかどうかを見分ける方法は、数字キーの四隅の1、3,7,9とACの五つのキーを同時に押してみると、ディスプレィに“CASIO”の文字が出ると書かれていた。

へえ~!と驚いた。さっそく家にあるCASIOの計算機を出して、五つのキーを同時に押してみたところ確かに“CASIO”の文字が浮かび上がった。あ~!良かった。我が家の計算機は、本物のCASIOであることがわかった。

このシリーズは、こんなネタがいたるところにちりばめられているのが面白い。ところで、映画の出来はどうなのだろうか?なんとか公開中に見に行けるといいのだが…。

「絵を描くことは生きる事」画家 水村喜一郎さん 

2014-06-12 22:50:09 | 社会人大学

(柿)

今年初めての社会人大学の講師は、画家の水村喜一郎さんだ。9歳の時に高圧線で感電し両腕を肩から失うが、不自由さを伴いながらも、先生や友人たちの温かい応援を受けながら、手の代わりに口と足を使って生活の全てにわたり何事にも果敢に挑み、自助の精神を貫き通したという人である。

小さいころから画家を夢見て、事故後もすぐに口に筆をとり、14歳の時から油絵を描き始め、17歳の春に初めて公募展に入選する。入選を機会に油絵への情熱が高まり、創作活動に打ち込み、静寂と安らぎを宿す世界を独特の美しさで描き「描く詩人」と言われているという。

2013年5月に、長野県東御市に自身の作品を集めた「水村喜一郎美術館」を開設。同年8月には、天皇皇后両陛下が来館されたことでも話題になった。両陛下が水村さんと初めてお会いしたのが、昭和56年国際障害者年中央記念事業芸術祭で、水村さんの「柿」の絵の前で両陛下は15~20分立ち止まってご覧になったことが来館のきっかけだったそうだ。皇居・御所には、水村さんが漁港を描いた作品などが飾られているらしい。

講演では、皇后陛下と「柿」にまつわる話や、子供時代の話などを親しみのある口調で語られていた。ただ、社会人大学での講演は、初めてではないようで、怪我をして絵を描くようになった経緯や、画家としてどんな生活をしてきたかという話はあまりなく、初めて聞く私のような聴講者にとっては、少し物足らない内容だった。

宮城県・松島から塩竈を観光

2014-06-11 21:50:49 | 観光
いわて銀河チャレンジマラソンの翌日は、観光することになった。当初は、世界文化遺産である平泉の中尊寺などに行こうという話だったのだが、どういう訳か宮城県の松島に行こうという事になって、仙台から仙石線に乗り換え松島海岸駅で下車する。


松島といえば、奥の細道の松尾芭蕉で有名な場所だ。


駅を出てすぐの場所に、国宝瑞巌寺がある。臨済宗妙心寺派の寺で、正称は青竜山瑞巌円福禅寺。838年(承和5)開創と伝えられ、初めは天台宗だったが、鎌倉時代に北条時頼の手により臨済宗に改宗した。江戸時代には仙台藩主伊達氏の菩提寺として栄えた寺だという。




瑞巌寺には、鎌倉時代から江戸時代にかけて掘られた洞窟群がある。松島は、古来「浄土往生」を祈念する神聖な霊場で、納骨や供養のために洞窟の中や周囲には、五輪塔や笠付塔婆などの墓標が安置されたり壁面に彫りつけられており、静寂かつ厳粛な雰囲気が漂っていた。




松島湾を巡る遊覧船の出航時間まであまり時間がなかったので、瑞巌寺境内には入らず、近くにある五大堂に立ち寄る。807(大同2)年、坂上田村麻呂が東征のおり、毘沙門堂を建立したのが最初だが、後に、慈覚大師が延福寺(瑞巌寺の前身)を開いた際、大聖不動明王を中心に、左右降三世、軍荼利、大威徳、金剛夜叉の五大明王像を安置したことから、五大堂と呼ばれるようになった。現在の建物は1604(慶長9)年、伊達政宗が再建したもので、屋根下には十二支の細かい彫刻がなされている。






公園内には、日本三景の碑が建てられていた。日本三景とは、日本の名だたる3つの名勝地のことで、宮城県の松島、京都府の天橋立 、広島県の宮島の事を言う。松島は、松島湾内外にある大小260余りの変化に富んだ島々が点在している様子が、名勝地と呼ばれる所以だ。


船の出航時間となり、塩釜港までの遊覧を楽しむ。この辺りも2011年3月11日に発生した東日本大震災とその直後に襲来した大津波によって、島の文化財の一部が破損するなどの被害が発生したが、周辺の自治体と比較して被害は軽微で済んでいる。その理由は、津波は浅い海に入ると速度が落ちて急激にエネルギーを失う事と、松島湾内に点在する島々が緩衝材となり、津波の勢いを弱めたためといわれている。おかげで、今でも松島の景観を楽しめるという訳である。大小さまざまな島があり、洞窟やらウミネコの繁殖地、奇岩等見どころいっぱいの景色が続いた。








また、松島湾はカキやノリ、ワカメ等の養殖も盛んで、養殖筏がたくさん見られる。


塩竈港で遊覧船を下船し、近くの復興市場に立ち寄る。復興市場では、とれたてのカキやウニ、ホヤなどを食べる。ビールを飲みながら新鮮で高価な海産物を格安の値段で食べることが出来るので、内容的には贅沢な昼食となる。復興市場というだけに、折りたたみ椅子に座って、作業台の空きスペースをテーブルにしただけの簡単な食堂だが、こんなふうに食べるのもオツなものだ。




これは、塩竈に押し寄せた津波の高さを示すモニュメントだ。津波の高さは、2.3mとなっていた。因みに、市名は「塩竈」であるが、駅名は「塩釜」となっていて表記が違うが、どちらも読みは「しおがま」である。


塩釜駅から、再び仙石線に乗って仙台まで戻る。たまたまきた電車が、石ノ森章太郎のマンガキャラクターを配したラッピング電車だった。先頭のキャラクターは、仮面ライダーである。


そして、サイドはと見ると、サイボーグ009のメンバーがずらっと勢ぞろいだ。石ノ森章太郎のマンガで育った世代としては、なんとも嬉しいラッピング電車である。この電車はマンガッタンライナーといい、石ノ森章太郎ゆかりの地である石巻市が"マンガを活かした街づくり"を推進して地域活性化のためJRと石巻市が協力して実現されたものだという。地元の人は、もう慣れてしまっているようだったが、県外の我々は、楽しいものを見せてもらったということで写真を撮りまくっていた。




仙台駅には、サイボーグ009のコインロッカーもあった。


ところで、漫画とは関係ないが、JR仙石線のドアには開閉ボタンがついている。ドアは、自動で開かず、人が押して開閉するようになっているようだ。ふつう電車のドアは自動で開閉するものと思っていたが、この辺りではそうではないのだ。その理由は、乗降しないドアの開閉を減らして、暖房効率をあげているわけだという。雪国なので、冬場寒くならないようやたらにドアが開かないようにしているのである。地域によって状況が違い、自分の常識が通用しないという事が良く分かった。


仙台からは、新幹線で帰宅する。岩手、宮城などというと凄く遠いイメージがあったが、今では新幹線を使えば、本当に近いものだ。目覚めた時は盛岡だったが、夕方には浜松に着いていた。飛行機も早いが、新幹線網が整備され鉄道でも時間が有効に使える時代になったものである。

2014いわて銀河100kmチャレンジマラソン・当日

2014-06-10 23:04:26 | マラソン
マラソンのスタート時間は、午前4時なので前日午後8時過ぎに寝たのだが、4時間ちょっとしか寝ておらず、深夜0時40分頃起床する。眠い眼をこすって、おにぎりなどをお腹に押し込んで、駅前のシャトルバスでスタート会場に向かった。

次第に会場にはランナーが集まり、賑やかになってきた。GMCのベテラン仮装ランナーのツーショットを撮る。


午前4時ちょっと前、スタートゲート前で記念写真だ。


既に空は白みはじめ、灯りは必要ないくらいの明るさだ。東北のほうが、関東や中部地方より日が上がるのが早いということを実感させられる。


しばらくすると、雨がポツポツ降りはじめ、あまりいい天気ではない。大雨というほど強く降るわけでもなく、太陽が出て暑いよりはましだという感覚だった。


その後も、雨が降ったり止んだりで、あまり写真を撮るようなタイミングもなく40キロの花巻南温泉郷まで来てしまった。


50キロの豊沢湖付近を通過する。




ここから、だらだらと長くきつい登りが始っていく。ほとんどのランナーが歩いており、私も歩くしかなかった。


登り坂の間には続けて3つトンネルがあるが、最後の長いトンネル入り口に着いた。3つの中では最も長く1700m以上ある。標高があり、トンネルの中を風が抜けていくので最も寒い場所と聞いていたが、思ったほど寒くはなかった。だが、暗く長いトンネルを早く抜け出したかった。


最後のトンネルを抜けると下り坂となり、やっと走ることが出来る。ただ、それほどきつい下りでもなく、すぐに登りになったりしてじわじわとくるアップダウンのコースがつらくなってきていた。


エイドの飲み物は、水かスポーツドリンクしかなく、食べ物もバナナかおにぎりくらいで今一つ物足らなく、空腹と戦いながら走っていた。それなりに走っていたつもりだったが、やはり昔のようなペースでは走れていない。残り時間とペースを気にしながら走っていたが、86キロのエイドの関門に1分間に合わず、収容されてしまった。目の前で、止められてしまいガッカリ。結局、収容バスでゴールまで運ばれ、私の“いわて銀河”は終わってしまった。

他の仲間のメンバーは、全員完走し、全員そろったところで盛岡までのシャトルバスでホテルに帰った。このところ、14時間前後の制限時間の大会では、まともに完走できていない。まめに走りこんでいないから当然といえば当然だ。ただ、走りこみすぎて故障の再発になっても辛いので、やはり、マイペースで走るしかないのかなとも思う。

参考1:今回のコース(86キロまで)


参考2:高低図(86キロまで)