とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023礼文島トレイル:花と景色

2023-06-16 06:40:18 | いろいろ
日本最北の離島の礼文島には、夏になると最高点でも標高490mなのに約300種の高山植物が咲き乱れ、文字通り「花の浮島」と呼ばれる。礼文島に来たら花の事にふれないわけにいかない。今回のトレイルで出会った花たちを紹介してみよう。

レブンソウ。マメ科オヤマノエンドウ属の多年草で、礼文島の固有種だ。桃岩展望台や桃岩歩道などで見られる。


白いレブンシオガマ。普通は赤紫色だが、トド島展望台の近くに咲くレブンシオガマの花色は白色だ。


レブンキンバイソウ。礼文島固有種で、キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草。


レブンウスユキソウ。淡白色の葉を薄く積もった雪にたとえたもので、礼文町の「町花」に指定されている。アルプスのエーデルワイスと同じ仲間だ。ただ、この時は花の開花が遅く、葉も白くない。


レブンアツモリソウ。かつては礼文島内各地で咲き乱れていた花だが、盗掘に遭って数は激減し、現在では北鉄府地区の保護区「レブンアツモリソウ群生地」以外ではほとんど見られなくなっている。


レブンシオガマ(ヨツバシオガマの亜種)。礼文島に分布する。ふつうのヨツバシオガマは葉が4枚ずつ輪生するが、レブンシオガマは葉が5-6枚輪生する。


エゾノハナシノブ。ハナシノブの仲間で北海道に生えることからついたもの。ハナシノブは葉がシダのシノブに似ていて花が美しく咲くことからの命名。


ミヤマオダマキ。苧環(おだまき)という紡いだカラムシ(苧)や麻糸を丸く巻く道具が花の形に似ていて、深山に咲くことから付けられた。礼文島では民家の近くでも普通に自生している。


マイズルソウ。葉の形が、鶴が羽を広げて舞を踊っているように見えるので「舞鶴草」と呼ばれる。


ハマナス。別名、ハマナシとも呼ばれている。浜(海岸の砂地)に生え、熟した果実が甘酸っぱいので、ナシに例えて「ハマナシ(浜梨)」という名が付けられ、それが転訛したとされる。また、皇后雅子様のお印としてもつかわれている花だ。


ハクサンチドリ。チドリとはよく名付けたもので、花をよく見ると飛翔するチドリの姿が連想される。その姿は何度見ても美しい。


チシマフウロ。フウロソウ科フウロソウ属の多年草で、北海道~東北地方の亜高山帯~高山帯に分布する。


センダイハギ。和名の由来は、仙台に分布することと歌舞伎の「先代萩」にかけてつけられたものである。


サクラソウモドキ。花がサクラソウ属の仲間に似ているが、分類学的には異なる属に属するという。


サクラソウ。日本のサクラソウ類の代表となる花だ。


オオハナウド。セリ科ハナウド属の多年草。北海道、本州近畿地方以北に分布し、高山から山間地の湿った場所、北海道では海岸にも生育し、大群落となることがある。


エゾカンゾウ。花は午前中に咲いて夕方に閉じる一日花だ。和名の「萱草(カンゾウ)」は「忘れる草」と言う意味で、花言葉は「憂いを忘れる草」。本州で見られるものは「ニッコウキスゲ(日光黄萱)」と呼ばれている。


エゾイブキトラノオ。和名の「虎の尾」は、花穂を虎の尾に見立てたことから名付けられた。


ヒオウギアヤメ。やや湿った場所を好む背丈70cmほどのアヤメの仲間。礼文島では、川辺や湿地だけではなく、高山植物の草原でも花を咲かせる。


ローダンセ(ヒロハノハナカンザシ)。園芸種のようだが、久種湖畔のキャンプ場で見かけた。


アルメリア(ハマカンザシ)。球状の花がかんざしのように咲く多年草。民宿の前に植えられた園芸種。


セラスチウム。ナデシコ科ミミナグサ属の常緑性多年草。こちらも、民宿の前に植えられた園芸種。


野生ネコが群れている。知床地区では、なぜか猫がたくさんいる。


礼文島最後の日の朝。やっとガスが晴れ、青い海が広がっていた。




利尻山もはっきり見える。


北のカナリアパークから見る利尻山も絵になる風景だ。

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