とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2021東北紅葉登山ツアー:2日目須川高原温泉&栗駒山

2021-10-12 22:12:08 | 山登り
1日目が雨で登山できるような状況ではなかったので、2日目に栗駒山に登る事にした。ただ、雨は止んでいるものの山はガスで覆われ展望は全くない。次第に天気は回復傾向にあるので、慌てて山に登るより、折角泊まった須川高原温泉を楽しもうという事で、10時くらいまで大露天風呂と蒸し風呂に入って時間をつぶすことにした。

まず朝一で入ったのが、大露天風呂の「大日湯」だ。フロントのある建物からほど近い場所にある。30~50人ほど入れる大きさの浴槽に、濃厚な源泉がたっぷり。木塀を隔てて男女に分かれており、女湯の正面には、大迫力の奇石「大日岩」が鎮座している。夜はライトアップするそうだ。泉質は日本でもまれな強酸性のみょうばん緑ばん泉で、エメラルドグリーンの湯である。傷の治療や腰痛などの効果がかなりありそうな感じがした。


露天風呂の外にも、露天風呂から溢れた源泉が豪快に流れ出している。


朝食の後、須川高原温泉の隠れた名物の天然蒸気ふかし湯「おいらん風呂」に入る事にした。受付で、ゴザとビニルシートを借りて、宿の裏手から100メートルほど登った先にある小さな木造の小屋に向かう。


栗駒山への登山道の途中にある小屋が、隠れた名物の蒸し風呂こと「おいらん風呂」だ。なんで“おいらん”という名前が付くかは定かではない。


小屋は、4つの仕切りに分かれ、一度に4人入ることが可能だ。仕切りの真ん中には、レンガが置かれている。


レンガを取ると小さな穴があり、そこから蒸気が出てくる。ゴザの中心を穴に合わせて、人工芝の上にかぶせる。あとは、人体の中心であるヘソの裏側を湯口の上部に当て、膝を垂直に立てて全身をビニルシートで包み、蒸気を逃がさないように身体を温める。しばらくすると、全身が源泉の蒸気に包まれ、蒸し風呂状態になり、とても気持ちがよくなる。


須川高原温泉には、他に大浴場「須川の湯」や霊泉と呼ばれる45℃の高温浴を楽しめる風呂があり、いろんなタイプの湯を楽しむことが出来る。

10時過ぎ、そろそろ山に登ろうという事で、登山の服に着替え登山道に入る。登山口近くにも紅葉が降りてきており、黄色や赤が目立つ。


登山口でも十分紅葉が楽しめる。


名残ヶ原の木道を進む。


苔花台から見た登山道。この辺りは、黄色が主体だ。


白いガスに包まれてはいるが、十分見ごたえがある景色だ。


自然観察路分岐から産沼コースに向かう。須川コースは、昭和湖付近の火山ガス(硫化水素)濃度が高く危険であるため通行禁止になっている。しばらく進むと、三途の川に出る。


産沼に到着する。白いガスに包まれ幻想的な風景だ。


次第に赤やオレンジが目に付くようになってきた。


12:40。栗駒山1627mに到着する。展望は全く効かないが、山頂周辺は大勢の登山客で一杯だった。


山頂でランチ休憩をした後、元来た道を下山して行く。少しガスが晴れてきて、山肌の紅葉が良く見えてきた。


期待通り、素晴らしい紅葉の景色が広がっている。下山時の方が写真を撮るのに忙しい。




産沼まで下りてきた。行きの時よりガスがなくなり沼がすっきり見える。


苔花台近くまで来る。行きは気付かなかったが、目の前も素晴らしい景色だ。


苔花台を通過。


名残ヶ原まで来ると陽が射してきた。




目の前の岩山の斜面からは、所々から火山性ガスが噴出しているのが見える。


須川高原温泉の建物が見えてきた。左側に見える大きな岩山は、大露天風呂の前にある大日岩である。


源泉の川を越えれば登山口に到着だ。


無事、栗駒山から下山してレンタカーのある駐車場に戻る。この頃には、すでにいい天気になっていた。その後、焼石岳登山口近くにある宿に向かった

参考1.栗駒山の高低図&コースタイム


参考2.栗駒山のコースマップ


「2021東北紅葉登山ツアー:3日目五葉山」に続く。

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