2日目が、マラソン当日である。スタート会場である元町港は、民宿から歩いて数分だ。100キロと58キロのスタートは午前5時だが、我々はぎりぎりまで民宿にいた。民宿の前で集合写真を撮ってから、15分前くらいになったところで会場に向かった。
続々とランナーが集まりはじめていた。
仮装ランナーで有名な悪代官や黄門様と一緒にスタート前の写真を撮る。
午前5時に元気よく100キロと58キロのランナーがスタートした。
大島空港近くの浜まで行って折り返す。もう空は明るくなってきていた。
元町港を通り過ぎてしばらく進むと、土石流の生々しい傷跡が未だに残っているのが見える。
15キロ地点で、巨大バウムクーヘンの地層大切断面が見えてくる。この地層は、約2万年分の噴火の積み重ねだという。
悪代官も颯爽と走っていた。
5キロごとのエイドで、水分や食料を補給する。
まだ、比較的平坦な道が続く。
大島桜がランナーを見守っていてくれる。
20キロ地点。「ピンチはチャンス」だと看板に書かれている。微妙にアップダウンが続き頑張りどころだ。
都はるみの「アンコ椿は恋の花」で有名な波浮港の見晴台。
波浮港がこんな下に見えるほど高い場所に来たわけだ。
波浮港見晴台を下ってくると、筆島が見えてくる。筆のような形をした高さ30mほどの岩礁だ。そして、筆島から本格的な上り坂となってくる。
30キロ地点。「粘り強い走りが大島の活力に」の文字を見ると、頑張らねばと思ってしまう。
40キロ地点。「この経験が自分の可能性を高めてくれる」とは、含蓄のある言葉だ。ここまで上がって来るだけでもなかなかできない経験だ。そして、さらに上りが続く。
「チョー苦しい、何も言えねぇ」。全くその通りだ。
ふと海の向こうを見ると、富士山がうっすら見えていた。ホンのわずかな時間だったが、富士山が見えただけで嬉しくなる。
45キロ。「ウルトラの世界にようこそ」。フルマラソン以上の距離になり、ウルトラマラソンの世界に入った。
本コース最高地点の三原山歌の茶屋エイドに到着する。
ここのエイドでは、腰を据えてそばを頂く。あとは、一気に下って行くだけだ。
55キロ。「今より若い瞬間はない」とは、どんな意味だろう?ここまで走ってこれたということが若さを意味するのだろうか。
あとは一気に3キロ走り元町港にゴールする。アンコさんがゴールでお出迎えだ。
ゴール後、アンコさんと一緒に記念撮影。時間はまだお昼前だった。タイムは、6時間50分ほどで、きつかったけどまだ余力がある状態でゴールできた。100キロのランナーは、58キロのゴールを見ながら、さらに残り42キロのコースを1周しなければならない。昨年は100キロだったので、そのつらさは良く分かる。完走できたランナーは、まさに金メダル級のウルトラランナーと言っていいだろう。
その後は、近くの御神火温泉まで歩いて行って、ゆっくり温泉に浸かる。同行したラン友も全員無事ゴールしたので、温泉でゆっくり完走後の小宴会をする。そのまま、午後4時の高速ジェット船で帰る事もできたのだが、我々はもう一泊するので、あとはのんびり宿で休養する。それにしても、夕方から雲行きが怪しくなってきていた。翌日は、とんでもない事態になるとは思い知る由もなかった。
参考:今回のコースマップ
2014伊豆大島ウルトラマラソン「3日目」に続く。
続々とランナーが集まりはじめていた。
仮装ランナーで有名な悪代官や黄門様と一緒にスタート前の写真を撮る。
午前5時に元気よく100キロと58キロのランナーがスタートした。
大島空港近くの浜まで行って折り返す。もう空は明るくなってきていた。
元町港を通り過ぎてしばらく進むと、土石流の生々しい傷跡が未だに残っているのが見える。
15キロ地点で、巨大バウムクーヘンの地層大切断面が見えてくる。この地層は、約2万年分の噴火の積み重ねだという。
悪代官も颯爽と走っていた。
5キロごとのエイドで、水分や食料を補給する。
まだ、比較的平坦な道が続く。
大島桜がランナーを見守っていてくれる。
20キロ地点。「ピンチはチャンス」だと看板に書かれている。微妙にアップダウンが続き頑張りどころだ。
都はるみの「アンコ椿は恋の花」で有名な波浮港の見晴台。
波浮港がこんな下に見えるほど高い場所に来たわけだ。
波浮港見晴台を下ってくると、筆島が見えてくる。筆のような形をした高さ30mほどの岩礁だ。そして、筆島から本格的な上り坂となってくる。
30キロ地点。「粘り強い走りが大島の活力に」の文字を見ると、頑張らねばと思ってしまう。
40キロ地点。「この経験が自分の可能性を高めてくれる」とは、含蓄のある言葉だ。ここまで上がって来るだけでもなかなかできない経験だ。そして、さらに上りが続く。
「チョー苦しい、何も言えねぇ」。全くその通りだ。
ふと海の向こうを見ると、富士山がうっすら見えていた。ホンのわずかな時間だったが、富士山が見えただけで嬉しくなる。
45キロ。「ウルトラの世界にようこそ」。フルマラソン以上の距離になり、ウルトラマラソンの世界に入った。
本コース最高地点の三原山歌の茶屋エイドに到着する。
ここのエイドでは、腰を据えてそばを頂く。あとは、一気に下って行くだけだ。
55キロ。「今より若い瞬間はない」とは、どんな意味だろう?ここまで走ってこれたということが若さを意味するのだろうか。
あとは一気に3キロ走り元町港にゴールする。アンコさんがゴールでお出迎えだ。
ゴール後、アンコさんと一緒に記念撮影。時間はまだお昼前だった。タイムは、6時間50分ほどで、きつかったけどまだ余力がある状態でゴールできた。100キロのランナーは、58キロのゴールを見ながら、さらに残り42キロのコースを1周しなければならない。昨年は100キロだったので、そのつらさは良く分かる。完走できたランナーは、まさに金メダル級のウルトラランナーと言っていいだろう。
その後は、近くの御神火温泉まで歩いて行って、ゆっくり温泉に浸かる。同行したラン友も全員無事ゴールしたので、温泉でゆっくり完走後の小宴会をする。そのまま、午後4時の高速ジェット船で帰る事もできたのだが、我々はもう一泊するので、あとはのんびり宿で休養する。それにしても、夕方から雲行きが怪しくなってきていた。翌日は、とんでもない事態になるとは思い知る由もなかった。
参考:今回のコースマップ
2014伊豆大島ウルトラマラソン「3日目」に続く。
文字通り 山を一周して物凄い距離だのに 皆様よくがんばられましたね、
折々に励ましの言葉があって ランナーさん達も元気が出たことでしょう、
昨年見せていただいた おもしろい地形も懐かしいですね。
>今より若い瞬間はない
これ 読んで字のごとし
で そのままの意味だと思います。
いつだって たった今この瞬間が これからの人生で一番若いわけで
私は自分のこの先を思うとき よく そう考えます。
一昨日夜から 関東は雨になり、
夕べも物凄い風で一晩中吹き荒れていましたね、
大島もそうだったのでしょうか。
皆さんのおかげで仲間内では最後尾ながら完走でき、大変感謝しています。
それにしてもとっちーさんに会えたのはスタートと折り返しとゴール後の温泉場だけでした。
ますます背中が遠のくなー。
今までない経験、高速ジェット船全便欠航,それに荒れる海、風も強くて、帰れなかったらと、内心ひやひやでした
でもフェリーは就航するからってほんと心強いとっちーさん今回の走りも力強いので私ひやひやでしたまた機会があったら裏砂漠行ってみたいです、お疲れさまでした。
なるほど、見切り発車さんの解説で納得しました。
その時、その時の瞬間を大事にしなさいという事なんですね。
ありがとうございました。
仲間内で最後尾と仰っていますが、関門時間には十分余裕を持ったゴールでしたよ。
次の大会でも、ぼちぼち走りましょう。
横浜行きは、予想外の展開でしたが、海から横浜港を眺めることが出来たのは、とても良かったです。
それにしても、後半のうっちゃんの驚異的な粘りには感服しました。
うっちゃんを一時抜いたから、闘志に火を付けちゃったかも。
裏砂漠に行けなかったのが、心残りになってしまったようですね。
来年のチャレンジも考えないといけないかな。
ちょっと懐かしんでもらったようで良かったです。
島に行くという事は、船や飛行機が欠航するというリスクはつきものですね。
今までの島旅では、なんとか予定通りに日程を消化していましたが、島に取り残される時の事も考えておかねばと痛感しました。
しかも余力を残してのゴールヽ(´▽`)/
お疲れ様でした。
しかし・・・皆さんパワフルで素晴らしいです(*゜▽゜*)
これが100キロだったら、相当へばっていたでしょうね。
雪ん子さんの日頃の行動をお見受けすると、私よりずっとパワフルのように思えますね。